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2020-02-18 06:18:54

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寝具業界に旋風起こしたキャスパー スリープがIPOへ

2020/2/6
投資情報部 榮 聡

IPOの注目点

(1)睡眠関連市場の成長を捉えようとする新興成長企業

(2)旧態依然とした寝具業界に新しい技術、考え方で挑む

(3)東アジアを中心とする海外展開も楽しみ

図表1:IPOの概要

企業名(コード)

キャスパー スリープ(CSPR)

上場市場

NYSE

公表日

1/10(金)

上場日(予定)

2/6(木)

公募価格(ドル)

12.0

募集・売出し株数(百万株)

8.35

公募規模(百万ドル)

100

時価総額概算(億ドル)

4.7

  • 注:公募規模は、「募集・売り出し株数×公募価格」で計算しています。時価総額概算は「IPO後の発行済株式数(オーバーアロットメントを含まない)×公募価格」で計算しています。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成※SBI証券では米国株式のIPOの申込み等の受付は行っておりません。当社では上場後に取扱銘柄へ追加を予定しております。

業界の成長ストーリー

睡眠は人間の1日のうち、とても長い時間を割く行為であり、起きている時間の満足感も睡眠の質に大きな影響を受けることは私たちが日々経験するところです。

所得が上昇するにつれて人は「生活の質向上」にお金をかけるようになり、これまでもウェルネス(健康増進)市場で「フィットネス」や「ニュートリション(栄養)」の分野が消費者向けの重要市場に転換しました。

先行した上記2分野で起きたような市場の変化が「睡眠」の分野でも起きようとしており、キャスパー・スリープは、同分野のリーダー企業になることによる成長を目指しています。

調査会社Frost&Sullivan Assessmentの調査によると、世界の睡眠関連市場は2019年に4,230億ドル(約46兆円)の規模があり、主な内訳は寝室の家具1,060億ドル、ベッド980億ドル、マットレス810億ドル、パジャマ320億ドル、枕150億ドルなどからなります。同社の予想によると2024年に向けて5,850億ドルへ年平均成長率6.3%での拡大が見込まれる成長市場と考えられています。

同社の戦略

睡眠に関わる幅広い製品やサービスを一つのブランドで提供していくことで、従来は製品や地域ごとに細分化されていた市場で同社ブランドの認知を高め、旧態依然とした業界に新たな技術、新たな考え方で市場を獲得する「スリープ・エコノミー」のパイオニアになろうとしています。

同社が提供を考えているものは、実際に提供しているマットレス、シーツ類、寝室家具、照明などのほか、音響、香り、温度、湿度をコントロールする製品、医療機器、サプリメント、睡眠プログラム、コンサルティングなどを含むとしています。

同社の強みとして、「寝具の購入は非常にパーソナルで時間がかかるものだという「顧客行動」を理解した上で、長期的な関係構築に的を絞って販売を行っていること」があります。

創業から19年9月までに、対面販売で購入した顧客の16%が再度購入しており、購入頻度が比較的低い寝具業界では高い比率で、販売戦略は成功しているとしています。

競合企業としては、マットレスの分野でテンピュール シーリー インターナショナル(TPX)スリープ ナンバー(SNBR)、サータ・シモンズ・ベディング(非上場)、寝具類ではパープル イノベーション A(PRPL)や百貨店・スーパーの寝具部門、ベッドでは、ポッテリー・バーン(ウィリアムズ ソノマ(WSM)の子会社)、ウエスト・エルム(非上場)などがあります。

会社概要と業績推移

ウェルネス市場では「睡眠」が最も重要との意見で一致した5名の創業者によって2014年にニューヨークで誕生した会社です。最初の製品として「キャスパー・マットレス」を投入、その後、枕、シーツ、「ウェーブ・マットレス」「ハイブリッド・マットレス」「グローライト」などを順次発売して業績を拡大してきました。創業からの累計顧客数は140万人に達しています。

同社の主力商品「キャスパー・マットレス」は、「コンシューマー・レポート」誌から18年10月には「アメリカのNo.1マットレス」、19年12月には「過去10年で最も影響力の大きい製品」の一つに選ばれています。

また、人の概日リズム(いわゆる体内時計)に合わせて調節される「グロー・ライト」はタイム誌の「ベスト・イノベーション2019」の一つに選ばれ、同社製品は業界で高く評価されているようです。

現在、米国、カナダで60店舗を展開するほか、通販サイトでの販売や18の事業パートナーとの提携より7ヵ国(米国、カナダ、英国、ドイツ、オーストリア、スイス、フランス)で事業展開しています。米国、カナダでの小売店舗は200店へ増やす意向で、海外展開では東アジアを中心に20ヵ国に拡大していく計画です。

19年12月の業績は、会社ガイダンス中央値で前年比23%拡大の見込みです。依然として純利益は赤字であるものの、粗利率が18年12月期から上昇する一方、営業費用の売上高に対する比率は横ばい圏と収益性は改善の方向にあると想定されています。

図表2:世界の「スリープ・エコノミー」市場予想

  • 注:調査会社Frost&Sullivan Assessmentによる予想
  • ※会社資料をもとにSBI証券が作成

図表3:業績推移

17年

18年

19年1-9月

19年見込み

売上高(百万ドル) 251 358 312 437〜441
 粗利益 117 158 155 -
 営業費用 188 250 220 -
営業利益 -71 -92 -65 -
純利益(百万ドル) -73 -92 -67 -96〜-91
粗利益/売上高(%) 46.6 44.1 49.6 -
営業費用/売上高(%) 75.0 69.8 70.5 -
  • ※会社資料をもとにSBI証券が作成

図表4:類似の上場企業

売上高
(百万ドル)

純利益
(百万ドル)

時価総額
(億ドル)

テンピュール シーリー インターナショナル(TPX) 2,703 101 49.8
スリープ ナンバー(SNBR) 1,531 70 15.0
パープル イノベーション A(PRPL) 286 -2 8.4
ウィリアムズ ソノマ(WSM) 5,671 346 54.4
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

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