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2019-10-20 09:24:24

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米市場、「次の有望株探し」で注目すべきはコレ!?

2018/9/19
投資情報部 榮 聡

米国株式市場は巨大IT企業が牽引して上昇してきましたが、これら企業の一部事業では大きくなり過ぎたことが今後の成長制約となる懸念も生じつつあり、市場では次の有望株を探す動きもあるようです。そこで今回はその一環として、グロース株投信の株式保有状況から浮上した「デジタル革命」と「先進医療」の注目銘柄をご紹介いたします。

図表1:注目銘柄

銘柄 株価(9/18) 52週高値 52週安値
アドビ システムズ(ADBE) 270.79ドル 277.61ドル 143.95ドル
セールスフォース ドットコム(CRM) 156.00ドル 158.79ドル 92.11ドル
インチュイト(INTU) 228.18ドル 229.86ドル 140.21ドル
インテューイティブ サージカル(ISRG) 564.82ドル 572.96ドル 337.80ドル
アビオメッド(ABMD) 376.56ドル 450.93ドル 155.57ドル
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
1

米国市場、「次の有望株探し」が活発化?

9/7(金)の日本経済新聞に「米市場、次の有望株探し」という興味深い記事が掲載されていました。

米国株はアマゾン・ドット・コムなど「GAFA」と呼ばれる巨大IT(情報技術)企業が牽引して史上最高値圏で推移する一方、「その裏で、限られた銘柄に対する資金集中を警戒し、次の有望株を探す動きもある」としています。

筆者のファンドマネージャーとしての経験から言うと、時価総額最大のアップルでもS&P500指数に占める割合は4%程度ですので、「資金の集中」が運用の支障になるレベルではないと思われます。

ただ、気になるのはアルファベットやフェイスブックがネット検索やSNSの特定分野でシェアが高くなり過ぎて、国によっては規制が強化される懸念が高まっている点です。一部の事業については、成長が制約される可能性も出てきているようです。

日経新聞の記事では、GAFA以外で成長期待の高い企業の顔ぶれをグロース(成長)株ファンドの保有銘柄から探るという企画で、グロース株ファンドの保有比率が発行済み株式数の30%以上を占める銘柄が抽出されていました。このリストを作成するのは容易でなく、米国株に関する貴重な投資資料と思われます。

20銘柄の全体像については、日経新聞の記事を見ていただくとして、今回はその中でも注目の投資テーマとして浮かび上がった「デジタル変革」と「先進医療」に関連する銘柄をリストアップしてご紹介いたします(図表2)。

「デジタル変革」は、通信の高速化、クラウドの普及、消費者へのスマホの普及などが背景となって、世の中がますますデジタル化していく中で、この波に乗って成長している企業群が注目されます。「先進医療」が投資テーマとなるのは、先進国で進む高齢化が背景となっているのでしょう。

これらの投資テーマは、現在の株式市場で大きな懸念材料となっている貿易摩擦から比較的遠い分野であり、市場の物色動向にマッチする銘柄群と言えるでしょう。

図表2:米国のグロース株ファンドが選好する「デジタル変革」と「先進医療」関連の銘柄群

分野

コード

銘柄名

事業内容

株価
(9/17)
(ドル)

アナリスト
目標株価
(ドル)

保有比率
(%)

時価
総額
(億ドル)

IT

ADBE

アドビシステムズ

文書・画像処理ソフトウェア

268.22

290.9

31.4

1,313

CRM

セールスフォース・ドットコム

顧客管理ソフトウェア

158.18

169.9

35.3

1,197

INTU

インテュイット

会計ソフトウェア

225.58

212.8

37.9

584

NTAP

ネットアップ

データ管理ソフトウェア

85.50

84.6

36.3

222

医療

ISRG

インテュイティブサージカル

手術支援ロボット

558.54

556.6

34.3

635

ABMD

アビオメッド

心臓補助機器

368.78

449.1

31.1

165

NKTR

ネクター・セラピューティクス*

バイオ医薬品

58.35

83.8

44.7

101

  • 注:「保有比率」は9/7(金)の日経新聞記事に掲載された、グロース株ファンドによる株式保有比率です。ネクター・セラピューティクスは当社の取扱いがありません。
  • ※日経新聞記事、BloombergデータをもとにSBI証券が作成
2

注目できる5銘柄はコレ!?

業種:ソフトウェア

決算期

売上高(百万ドル)

(前年比)

純利益(百万ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.11

7,302

25%

1,687.7

44%

3.37

18.11予

8,994

23%

3,389.1

101%

6.82

19.11予

10,733

19%

3,839.2

13%

7.84

株価(9/17):268.22ドル

予想PER(19.11期):34.2倍

【世の中のデジタル化のインフラとなる事業で成長】
  • 画像処理・文書編集システムの世界的企業で、「PDF」や「FLASH」、画像加工の「Photoshop」、作画の「Illustrator」、DTP処理の「InDesign」など世界標準ソフトを多数擁します。インターネットの普及や通信速度の上昇を背景とする表現の多様化で、同社サービスの利用が増えており、デジタル化のインフラを支える事業と言えるでしょう。
  • 昨年秋に開催された投資家説明会では、20年までに同社の対象可能市場が830億ドルに広がるとの調査が披露され、まだまだ成長余地が大きいとしています。最近では、EC構築パッケージソフトのトップ企業「Magento」の買収を18年5月に発表、また、BtoBマーケテイングシステムの「Marketo」の買収を検討していると言われ、マーケティング分野への展開加速が注目されます。
  • 9/13(木)発表の6-8月期決算は、売上が前年同期比24%増、EPSが同57%増で、いずれも市場予想を上回って好調でした。売上の70%を占めるデジタルメディア部門が前年同期比27%増、デジタルエクスペリアンス部門が同21%増、パブリッシング部門が同8%増です。9-11月期の売上ガイダンスは242億ドルで、市場予想の241億ドルを上回りました。

業種:ソフトウェア

決算期

売上高(百万ドル)

(前年比)

純利益(百万ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

18.1

10,480

25%

128

-24%

0.17

19.1予

13,185

26%

1,938

1415%

2.51

20.1予

15,880

20%

2,197

13%

2.73

株価(9/17):158.18ドル

予想PER(19.1期):63.0倍

【クラウドアプリケーション市場で先行者利益を確保】
  • 企業向けに販売支援(顧客関係管理)、顧客サービス支援、マーケティング支援、社内コミュニティなどのソフトウェアをクラウドで提供する企業で、顧客関係管理ソフトウェアでは世界最大です。企業のクラウド採用拡大を受けて高成長が続いています。
  • クラウド・アプリケーション市場で他社に先行したことで得た優位性を保持する可能性が高く、今後数年も年率15〜20%のオーガニック成長が期待されます。海外での売上拡大と既存顧客の深掘りが主な成長要因となり、さらに企業買収が加わると考えられます。
  • 8/29(水)発表の5-7月期決算は、売上が前年同期比28%増、EPSが同115%増と好調です。米国企業は法人税減税による恩恵の一部をIT投資の拡大に向けると見込まれ、良好な事業環境が続きそうです。また、貿易摩擦から遠い分野であるため、市場の物色意欲も強まっていると見られます。

業種:ソフトウェア

決算期

売上高(百万ドル)

(前年比)

純利益(百万ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

18.7

5,964

15%

1,245

28%

4.77

19.7予

6,600

11%

1,693

36%

6.49

20.7予

7,279

10%

1,890

12%

7.29

株価(9/17):225.58ドル

予想PER(19.7期):34.8倍

【中小企業・個人向け会計ソフトウェアのトップ企業】
  • 中小企業、消費者、会計専門家、金融機関に事業・財務管理ソリューションを提供する米国企業です。事業・財務管理「クイックブックス」、消費者用「ターボタックス」、会計専門家用「プロシリーズ」と「Lacerte」、ウェブベースの「インテュイット・タックス・オンライン」、財務管理「クイッケン」と「ミント」などのソフトウエアを提供しています。
  • 売上の7割以上がオンライン経由に移行しており、デジタル化の波に乗っている企業と言えます。顧客別の売上は約5割が中小企業・自営業者、42%が一般の消費者、残りが会計士となっています。同社は中小企業・自営業者の顧客ベースを倍増させると宣言して、積極的な拡大策をとっています。
  • 所得税申告の期限である4月15日を含む2-4月期の売上比重が高く、利益もこの四半期の出来で決まります。18年7月期決算は、中小企業・自営業者向け売上が前年比18%増、個人向けが同14%増と伸びが加速、全体の売上は前年比15%増、営業利益は同7%増と好調でした。

業種:医療機器

決算期

売上高(百万ドル)

(前年比)

純利益(百万ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12

3,129

16%

965

32%

8.29

18.12予

3,702

18%

1,287

33%

10.81

19.12予

4,187

13%

1,454

13%

12.29

株価(9/17):558.54ドル

予想PER(18.12期):51.7倍

【手術支援ロボットの世界市場をほぼ独占】
  • 手術支援ロボット「ダ・ビンチ・サージカル・システム」のメーカーです。同システムは18年3月末時点で4,528台が設置され、手術支援ロボットの世界市場をほぼ独占していると言えます。
  • 17年には、システム販売が前年比27%増、システムの累計設置台数が同13%増、同システムを使った手術件数が同16%増と順調に拡大しています。また、17年のシステム売上を除く経常的な売上(消耗品、アクセサリー、サービスの売上合計)は71%に達し、業績も安定感を増しています。
  • 18年4-6月期は、売上が前年同期比20%増、EPSが同10%増、システム販売台数が220台で同32%増、ダ・ビンチを使用した手術件数が同18%増と順調な増加です。18年4月には日本で同システムを使う12の手術への保険適用が決まり、利用が増えると期待されます。TBSの人気医療ドラマ「ブラックペアン」には「ダ・ビンチ」がモデルの手術支援ロボットも登場し、日本でも身近なものになりつつあると言えるでしょう。

業種:医療機器

決算期

売上高(百万ドル)

(前年比)

純利益(百万ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

18.3

594

33%

90

63%

1.97

19.3予

771

30%

185

105%

3.85

20.3予

988

28%

225

22%

4.77

株価(9/17):368.78ドル

予想PER(18.12期):95.8倍

【心臓を補助するポンプカテーテルで成長】
  • 人工心臓の開発を目的に1981年に設立された会社ですが、2008年頃より心臓の機能を補助する機器に方向転換し、現在は「IMPELLA」という循環補助用心内留置型ポンプカテーテルが主力事業になっています。2015年にカテーテルによる冠動脈形成術(PCI)の際に心臓の働きを補助するものとして使用が承認され、それ以降使用が認められた手術の種類が増えていることから、売上が急拡大しています。
  • 中期的にも同社の機器に対する需要はまだまだ増えていくと考えられます。心疾患は米国人の死因の第一位(日本ではがんに次ぐ2位)で、アメリカ心臓協会の予想によると2035年までに米人口の約45%に当たる131百万人が心疾患による問題を抱えるとしています。24百万人が冠状動脈性心臓病にかかり、9百万人が虚血性心不全にかかると予想されています。
  • また、現在は売上高の9割を米国が占めていますが、ドイツと日本が最優先の市場と位置づけて世界展開を図っています。日本では16年9月に医療機器の製造販売承認を得て、17年9月から販売が始まっています。日本との関連性も高い銘柄と言えそうです。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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