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2019-12-16 16:40:24

マーケット > レポート > 特集レポート > 米国株、年初来の株価好調業種は?一番上がった銘柄は?

米国株、年初来の株価好調業種は?一番上がった銘柄は?

2017/11/01
投資調査部 榮 聡

今年も残り2ヵ月となったところで、年初来および過去3ヵ月の株価好調業種、株価好調銘柄を確認してみました。業種では、ソフトウェア・サービス、半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器などが好調、個別銘柄では、歯列矯正システムのアラインテクノロジーが年初来の上昇率トップでした。両期間ともにパフォーマンス上位で、物色が継続しているとみられる銘柄をご紹介いたします。

図表1:注目銘柄

銘柄 株価(10/31) 52週高値 52週安値
アライン テクノロジー(ALGN) 238.98ドル 243.27ドル 83.77ドル
ペイパル ホールディングス(PYPL) 72.56ドル 72.74ドル 38.06ドル
アドビ システムズ(ADBE) 175.16ドル 177.58ドル 98.00ドル
ケイデンス デザイン システムズ(CDNS) 43.16ドル 43.23ドル 24.15ドル
FMC(FMC) 92.86ドル 95.08ドル 45.91ドル
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
1

年初来、過去3ヵ月の株価好調業種は?

年初来、米国株式は15%上昇と好調ですが、どんな業種が牽引しているでしょうか?年初来および過去3ヵ月の業種指数騰落率を確認してみましょう(図表2)。

大きな傾向としては、テクノロジー関連の企業が好調と言えるでしょう。年初に期待が高まったトランプ政権の経済政策の実現が遅れたことから、独自に成長要因をもつ企業が評価されたと言えそうです。

また、年初来と過去3ヵ月を比べると、年初来で好調な業種は過去3ヵ月でも好調な傾向があり、物色傾向は大きくは変わっていないと言えそうです。好調業種について、状況をコメントしています。

〇年初来、過去3ヵ月とも上昇が目立つ業種

ソフトウェア・サービス(時価総額上位銘柄:アルファベット、マイクロソフト、フェイスブック)
世界経済の成長率が低水準となる中でも(リーマンショック以前に比べて)、インターネット市場は高成長が続いていることから、ソフトウェア・サービスの株価好調が続いています。マイクロソフトは、クラウドやソフトウェアの「オフィス」売上が好調の一方、携帯電話などこれまで業績の足を引っ張っていた事業がなくなって、株価は上昇基調が続いています。フェイスブックは今年売上成長が減速する見込みですが、四半期決算は市場予想を上回る推移が続いて株価は順調に上昇しています。一方、アルファベットについては、欧州で独禁法違反の罰金を受けて、さらに調査が継続していることから、物色はやや抑制されているとみられます。

半導体・同製造装置(時価総額上位銘柄:インテル、エヌビディア、ブロードコム)
AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータ、インターネットTVなど新しい技術の波が到来していますが、いずれも半導体の需要を拡大するものと考えられ、半導体の需要サイクルは通常のサイクルを超えて成長する「スーパーサイクル」に入っている可能性が高いとみられます。さらに、9/27(水)にマイクロンテクノロジーが「18年は健全なメモリー市場を想定している」、アプライドマテリアルズは「20年の半導体製造装置市場も大きな落ち込みを想定していない」と述べたことから、業種全体に物色が広がっています。また、これまで株価の出遅れが目立っていたインテルの株価が動意付いている点に注目できるでしょう。

テクノロジー・ハード・機器(時価総額上位銘柄:アップル、シスコ システムズ、HP インク)
時価総額が圧倒的に大きく指数に影響が大きいアップルは売上が大きく伸びた「iPhone6」の反動減を抜けて増収増益に転じてきたことから、年前半は安定的に上昇しました。一方、新型iPhoneへの思惑で夏場は株価が不安定となる場面がありました。9/22(金)に発売したiPhone8の販売が低調の一方、11/3(金)に発売予定のiPhoneX(テン)の人気は非常に高いものの生産が遅れているとの報道もあり、11/2(木)の7-9月期決算発表が注目されています。HPはPCとプリンターのサプライが堅調で、株価は安定的な上昇が続いています。一方、シスコシステムズは、主力のスイッチ、ルーターなどの減収が続いており、株価は横ばい圏となっています。

〇過去3ヵ月で上昇が目立つ業種

自動車・自動車部品(時価総額上位銘柄:ゼネラル モーターズ、フォード モーター、デルファイ オートモーティブ)
年初からの米自動車販売の減速を受けて自動車メーカーの株価は低調に推移していましたが、8月末のハリケーン被害による買い替え需要によって過剰在庫が一掃されるとの期待で株価が動き始めました。その後発表された7-9月期決算はゼネラルモーターズ、フォードモーターとも市場予想を上回ったことから、株価は一段高となっています。一方、自動車部品のデルファイオートモーティブは、その事業内容から自動車の情報化、電気自動車へのシフトへの対応力が高いと考えられ、年初来上昇基調が続いています。

銀行(時価総額上位銘柄:JPモルガン チェース、バンク オブ アメリカ、ウェルズ ファーゴ)
トランプ政権の経済政策への期待が後退したことを主因に米長期金利が低下基調となったために、8月まではパフォーマンスは比較的低調でした。しかし、9月に税制改革案への期待が高まり米長期金利が上昇に転じたことを受けて、銀行セクターの株価も上昇に転じています。銀行は消費者の預金で資金を調達して、これを企業に貸し付けることで収益をあげています。貸付金利は長期金利に連動することから、長期金利の上昇は銀行収益の改善に繋がります。

図表2:米国24業種の業種指数騰落率(年初来、過去3ヵ月)

  • 注:S&P500指数の業種指数(24業種)で、10/27(金)時点です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
2

年初来、過去3ヵ月の株価好調銘柄は?

S&P500指数採用銘柄について、年初来の株価上昇率、過去3ヵ月の株価上昇率のランキングを、それぞれ、図表3と図表4に示しています。

年初来の上昇率トップは、歯列矯正システムを提供しているアラインテクノロジーです。年初来で2.4倍になっている上、過去3ヵ月でも2位となる36%上昇しています。

また、同様に年初来の上昇率が高く、かつ、過去3ヵ月でも2桁増以上の上昇率となっているものについては、物色の動きが年初来継続していると考えられ、特に注目できるでしょう。

今回はこの中からテクノロジーをもつ企業を中心に、5銘柄を注目銘柄として次節でご紹介いたします。

図表3:年初来騰落率上位20(S&P500指数採用)

コード

銘柄名

年初来
(%)

過去
3ヵ月
(%)

株価
10/27
(ドル)

事業概要/株価上昇要因

ALGN

アライン・テクノロジー

145.4

36.3

235.94

透明で目立ちにくいマウスピース型の歯列矯正システムを提供する企業で、世界的に採用が広がっている。

NRG

NRGエナジー

106.7

0.7

25.34

電力企業。7月12日に発表した、最大40億ドルにおよぶ資産売却と債務削減計画が好感されて株価が上昇した。

VRTX

バーテックス・ファーマシューティカルズ

103.8

-2.6

150.11

医薬品メーカー。欧米白人に多い嚢胞性線維症の治療薬の「Orkambi」と「Kalydeco」で成長している。

LRCX

ラムリサーチ

96.7

28.7

208.00

半導体製造装置で大手の一角。AI、IoTなどを支える半導体市場の拡大から、製造装置への需要が拡大している。

NVDA

エヌビディア

89.1

22.8

201.86

GPUを主力とする半導体メーカー。人工知能、自動運転用システム向けに中期的な需要拡大が期待されている。

MU

マイクロン・テクノロジー

86.4

39.5

40.85

DRAMを中心にフラッシュメモリーも手掛ける半導体メモリー専業。爆発的なデータ量拡大を背景に需要が拡大している。

PYPL

ペイパル・ホールディングス

80.0

20.0

71.06

全般的な電子決済市場の拡大に加え、個人間送金のスマホアプリ「Venmo」が成長を牽引している。

ATVI

アクティビジョン・ブリザード

77.6

4.4

64.14

ゲームメーカーで、米国で進展するゲームの「eスポーツ」化から恩恵を受けているとみられる。

ISRG

インテューイティブ・サージカル

76.8

19.1

373.78

手術支援ロボットの「ダヴィンチ」を展開している企業で、同社製品への需要が世界的に拡大している。

AMAT

アプライド・マテリアルズ

75.7

25.3

56.69

世界最大の半導体製造装置メーカー。AI、IoTなどを支える半導体市場の拡大から、製造装置への需要が拡大している。

RHT

レッド・ハット

73.3

22.6

120.77

LinuxOSなどオープンソースソフトウェアを展開、アマゾン、IBMなど大手クラウドサービスプロバイダとの提携で業績を伸ばしている。

ADBE

アドビシステムズ

72.2

20.9

177.33

画像処理・文書編集システムの世界的企業。インターネットの広がり、コンテンツの高度化から、同社製品への需要拡大が続いている。

CDNS

ケイデンス・デザイン・システムズ

70.8

16.4

43.08

電子機器や半導体の設計ツールを提供する企業。半導体業界の盛り上がりを受けて成長が高まっているとみられる。

CNC

センティーン

67.1

14.2

94.41

メディケイド(米国の公的医療保険制度)とメディケイド関連プラグラムを提供する企業で、展開地域の拡大によって成長している。

ADSK

オートデスク

67.0

10.8

123.58

CAD(コンピュータ支援設計)のメーカー。世界的な景気回復によって製品への需要が拡大しているとみられる。

WYNN

ウィン・リゾーツ

65.5

11.3

143.15

ラスベガスとマカオでカジノリゾートを運営する。マカオで昨年オープンした「Wynn Palace」が成長を牽引する。

BA

ボーイング

64.7

6.3

256.46

17年12月期は生産性改善によって利益が回復、ユーロ安の修正により、欧州のエアバスに対する競争力低下懸念も後退。

ILMN

イルミナ

64.0

20.1

210.04

遺伝子の解析を行う機械であるシーケンサーのメーカー。17年4-6月期決算が市場予想を上回り、業績成長が回復しつつある。

PHM

パルトグループ

63.6

23.5

30.07

住宅建設大手の一角。住宅建設市場が堅調に推移する中、低いPERに修正の動きがあるとみられる。

FMC

FMC

63.6

20.7

92.51

化学メーカーで、EVシフトで需要拡大のリチウムイオン電池に使用されるリチウムを生産している。

  • 注:S&P500指数採用企業で、10/27(金)時点です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表4:過去3ヵ月騰落率上位20(S&P500指数採用)

コード

銘柄名

過去
3ヵ月
(%)

年初来
(%)

株価
10/27
(ドル)

事業概要/株価上昇要因

MU

マイクロン・テクノロジー

39.5

86.4

40.85

DRAMを中心にフラッシュメモリーも手掛ける半導体メモリー専業。爆発的なデータ量拡大を背景に需要が拡大している。

ALGN

アライン・テクノロジー

36.3

145.4

235.94

透明で目立ちにくいマウスピース型の歯列矯正システムを提供する企業で、世界的に採用が広がっている。

KORS

マイケル・コース

34.1

14.1

49.02

米国のファッションブランド。既存店売上は減少ながら、4-6月期の実績、7-9月期ガイダンスとも予想を上回った。

ABBV

アッウ゛ィ

30.5

46.8

91.93

研究開発型バイオ医薬品企業。業界随一と言われる新薬パイプラインの充実への評価が高まっているとみられる。

DLTR

ダラー・ツリー

29.8

20.8

93.21

日用品を扱うディスカウントストアチェーン。17年5-7月期決算が市場予想を上回ったことから、株価の回復が続いている。

FLIR

フリアーシステムズ

29.2

30.3

47.17

赤外線カメラなどのセンサーシステム・メーカー。セキュリティ、監視需要の拡大により製品への需要が増加しているとみられる。

LRCX

ラムリサーチ

28.7

96.7

208.00

半導体製造装置で大手の一角。AI、IoTなどを支える半導体市場の拡大から、製造装置への需要が拡大している。

CF

CFインダストリーズ

28.0

17.9

37.11

肥料製造の企業。農産物価格の低迷から肥料業界の業況は思わしくないものの、17年4-6月期決算は市場予想を上回った。

INTC

インテル

25.7

22.4

44.40

半導体の世界最大手。PC販売の低調から売上の伸びは鈍いが利益は伸ばせており、割安の見直しが進みつつあるとみられる。

AMAT

アプライド・マテリアルズ

25.3

75.7

56.69

世界最大の半導体製造装置メーカー。AI、IoTなどを支える半導体市場の拡大から、製造装置への需要が拡大している。

GM

ゼネラル・モーターズ

24.8

28.1

44.64

米国最大の自動車メーカー。米自動車販売の減速を受けて減収減益ながら、市場予想を上回る業績を達成している。

DHI

DRホートン

23.6

62.1

44.30

住宅建設大手の一角。住宅建設市場が堅調に推移する中、低いPERに修正の動きがあるとみられる。

PHM

パルトグループ

23.5

63.6

30.07

住宅建設大手の一角。住宅建設市場が堅調に推移する中、低いPERに修正の動きがあるとみられる。

NVDA

エヌビディア

22.8

89.1

201.86

GPUを主力とする半導体メーカー。人工知能、自動運転用システム向けに中期的な需要拡大が期待されている。

RHT

レッド・ハット

22.6

73.3

120.77

LinuxOSなどオープンソースソフトウェアを展開、アマゾン、IBMなど大手クラウドサービスプロバイダとの提携で業績を伸ばしている。

CHRW

C・H・ロビンソン・ワールドワイド

22.3

9.0

79.82

複合輸送サービスの会社で、世界的な景気回復から今後恩恵を享受すると期待されている。

URI

ユナイテッド・レンタルズ

21.9

38.2

145.94

米国最大の建機レンタル企業。ハリケーン被害の復興で需要が拡大しているほか、米国のインフラ投資が動き出すと恩恵が期待される。

JBHT

JBハント・トランスポート・サービシズ

21.3

12.9

109.61

物流サービス企業で、米国の景気改善から恩恵を受けることが期待されている。

RL

ラルフローレン

21.1

0.9

91.09

アパレルメーカー。長らく業績不振が続いているが、17年5-7月期決算は業績見通しの上方修正につながった。

GWW

WWグレンジャー

20.9

-14.0

199.76

工具など間接材の通販事業者。米国の景気回復、米国への製造業回帰から恩恵が期待される。

  • 注:S&P500指数採用企業で、10/27(金)時点です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
2

注目銘柄のご紹介

市場:米国(NASDAQ)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12予

14.4

34%

2.98

57%

3.66

18.12予

17.8

23%

3.56

19%

4.35

株価(10/30):235.57ドル

予想PER(18.12期):54.2倍

  • 透明で目立ちにくく、取り外し可能なマウスピース型の歯列矯正システムを提供している米国企業です。同社の新しいウィンドウで開きます。「インビザライン・システム」は従来の歯列矯正(ブラケットとワイヤーによる治療)に比べて目立ちにくく、飲食や歯磨きのときに取り外しができることがメリットです。世界80ヵ国で5万4,000名(16年12月期)の歯科医によって提供されています。同システムの売上が89%を占めるほか、スキャナーおよびサービスの売上が11%を占めます(16年12月期)。
  • 歯列矯正は先進国を中心に年間約1,000万人が治療を行っており、このうち比較的マイルドな不正咬合である500万人が同社システムの対象市場です。16年12月期の矯正装置出荷個数は70万個ですが、患者一人に対して治療ステージに応じて複数個が提供されるため、売上拡大の余地は大きいと見られます。
  • 10/26(木)発表の7-9月期売上は前年同期比38%増、EPSは同60%増と好調です。矯正装置の出荷個数は、海外が牽引して前年同期比33%増へ4-6月期の同31%増から伸び率が拡大、また、同社システムの研修を受けた医師は4,280名で、前年同期比64%増となって、事業基盤の拡張も順調です。株価のPERは高いものの、独自システムのため普及が軌道に乗ると同社を独占できることが背景と考えられます。

市場:米国(NASDAQ)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12予

130

20%

22.8

63%

1.87

18.12予

155

20%

27.6

21%

2.27

株価(10/30):71.15ドル

予想PER(18.12期):31.3倍

  • 15年7月にイーベイから分離した電子決済サービスの会社です。インターネット上で個人や零細事業者などが利用できる送金サービスが主力で、ネットでのクレジットカード取引をまとめるサービス(カード情報をペイパルに登録し、個々の事業者にはカード情報を送らずに決済できるサービス)も提供しています。16年の取引件数61億件、口座数1億9,700万件などリーダーの地位を維持しています。
  • 7-9月期決算は、売上・EPSとも市場予想を上回る好決算でした。口座数純増は8.2百万件で前年同期比88%増、決済件数は19億件で前年同期比26%増、過去12ヵ月の口座当たりの決済件数は32.8件で同9%増と利用頻度も上昇しています。同社の成長を牽引している個人間送金アプリの「Venmo」の7-9月期決済額は90億ドル、前年同期比93%増と急増しています。「Venmo」を含む個人間の決済額は、全体の決済額1,140億ドルの21%を占める240億ドルに達しています。
  • イーベイから独立したことで事業展開の制約がなくなり、成長が加速しつつあります。また、足もとでは「Venmo」の成長に注目が集まっています。

市場:米国(NASDAQ)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.11予

71.5

22%

20.9

79%

4.22

18.11予

87.1

22%

27.0

29%

5.47

株価(10/30):176.03ドル

予想PER(18.11期):32.2倍

  • 画像処理・文書編集システムの世界的企業です。PDFやFLASH、画像加工のPhotoshop、作画のIllustrator、DTP処理のInDesignなど世界標準ソフトを多数擁します。インターネットの普及や通信速度の上昇を背景とする表現の多様化で、同社サービスの利用が増えています。
  • 10/18(水)に投資家説明会を開いて、20年までに同社の対象可能市場が830億ドルに広がるとの調査結果を披露して、市場から好感されました。18年11月期のガイダンスとして売上は前年比約20%増の87億ドル(市場予想は86億ドル)、調整後EPSは前年比30%増に相当する5.40ドル(市場予想は5.20ドル)としています。
  • 通期ガイダンスから計算される9-11月期の売上は前年同期比21%増で、過去2四半期の平均である同26%増からは低下の見通しで、一部契約のクロージングが遅れる影響があると見られます。アナリストの目標株価は179.21ドルとほぼ現値に近づいていますが、業績モメンタムが良好な銘柄として引き続き注目できるでしょう。

市場:米国(NASDAQ)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12予

19.4

7%

3.91

68%

1.40

18.12予

20.4

5%

4.27

9%

1.52

株価(10/30):42.90ドル

予想PER(18.12期):28.2倍

  • 電子設計自動化(EDA)ソリューションを提供する企業です。EDAは、電子機器、半導体など電子系の設計作業を自動化し支援するためのソフトウェア、ハードウェアおよび手法の総称です。16年12月期の地域別売上構成比は、米州48%、アジア25%、欧州・中東・アフリカ19%、日本9%とグローバルに展開しています。1988年創業で、本社はカリフォルニアのサンノゼです。
  • AI、IoTなど新しい技術の波が押し寄せる中で、電子機器や半導体の設計に対する需要も増大していくと考えられます。競合は、シノプシス(SNPS)や16年12月に独シーメンスが買収したメンターグラフィックスなどで、16年度の売上は、ケイデンスが18億ドルに対して、シノプシスが24億ドル(16年10月期)、メンターグラフィックス13億ドル(17年1月期)です。シノプシスの株価も年初来47%上昇しており、業界全体に成長見通しが高まっていると見られます。また、メンターグラフィックスが買収されたたために、独立系の大手が2社となり、競合状況が緩和するとの期待もあるようです。
  • 10/26(木)に発表された7-9月期決算は、幅広い分野で同社製品への需要が拡大して、売上が前年同期比9%増、EPSが同26%増でした。10-12月期ガイダンスは、売上が4.9〜5.0億ドルで前年同期比4〜7%増、EPSは0.38〜0.40ドルで同12〜18%増と業績好調が持続する見通しです。

市場:米国(NYSE)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12予

27.0

-18%

3.20

-11%

2.43

18.12予

42.8

59%

6.77

111%

5.01

株価(10/30):92.35ドル

予想PER(18.12期):18.4倍

  • 米国の総合化学メーカーです。16年12月期の売上構成比(営業利益構成比)は、除草剤、殺虫剤、殺菌剤などを扱う「農業ソリューション部門」が69%(61%)、オメガスリーなどの栄養補助食品や医薬品添加物などを扱う「ヘルス&ニュートリション部門」が23%(29%)、「リチウム部門」が8%(11%)となっています。尚、17年3月にデュポン社との事業交換に合意、デュポン社から農薬事業の一部を買収、同社の「ヘルス&ニュートリション部門」の大部分を売却の予定です。
  • リチウム部門では、16年に中国の上海に水酸化リチウムの工場を建設して、同製品の生産能力を年間1万トンから17年半ばに1.8万トン、19年までに3万トンに引き上げる計画で、同部門の比重は高まると見込まれます。また、同社は有機リチウム化合物のブチルリチウムでは、世界最大の供給者です。
  • 17年4-6月期は、農業ソリューション部門の税前利益が前年同期比5%減、リチウム部門は価格上昇を受けて同47%増で、全社では同2%増でした。通期ガイダンスでは、農業ソリューションがガイダンス中央値で8%の増益に転じ、リチウム部門は同じく70%超の増益になるとしています。
  • ※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

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