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2017-12-14 09:10:46

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米国の4-6月期決算から次のスター銘柄を探る

2017/08/09
投資調査部 榮 聡

米国の4-6月期決算発表は最終局面に差し掛かり、企業業績の好調が確認されています。主要企業の決算動向については、これまでもご報告してきましたので、今回は主要企業を除く企業群を対象に好決算を発表した銘柄をチェックして、次のスター銘柄の候補を探ってみました。

図表1:注目銘柄

銘柄 株価 (8/8) 52週高値 52週安値
アライン テクノロジー(ALGN) 173.62ドル 176.84ドル 83.27ドル
アンフェノール A(APH) 77.97ドル 78.39ドル 59.58ドル
アクティビジョン ブリザード(ATVI) 61.33ドル 64.06ドル 35.12ドル
イルミナ(ILMN) 197.61ドル 199.95ドル 119.37ドル
アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD) 13.11ドル 15.65ドル 5.66ドル
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
1

4-6月期決算が好調の2番手銘柄とは?

米国の4-6月期決算は、8/7(月)時点でS&P500指数採用企業のうち426社が発表を終え、売上高は前年同期比5.5%増、EPSは10.2%増と好調です。市場予想との比較でも、売上高は0.9%、EPSは4.8%上回っています。

主要企業の4-6月期決算については、「アメリカNOW! 今週の5銘柄」および「アメリカNOW! フラッシュ」、外国株式特集レポートの「米企業業績は4-6月期も好調、注目できるのはコレ!?」などでご報告してきました。

そこで今回は、主要企業(S&P100指数に採用されている銘柄)を除く企業を対象に、4-6月期決算が良好な銘柄をチェックしています。

具体的には、S&P500指数採用銘柄のうち、S&P100指数採用を除く400銘柄について、(1)4-6月期売上高の市場予想からの乖離率が3%以上、(2)4-6月期EPSの市場予想からの乖離率が10%以上、の銘柄を抽出し、図表2に並べました。尚、グローバルな材料をもつ企業を探したいため、電力など公益事業セクターの銘柄はリストから除きました。

この中からテクノロジーをもつ企業を中心に事業内容等を考慮して、以下の5銘柄(表中では赤字でハイライト)を選んでご紹介いたします。

新しい歯列矯正システムがグローバルに広がりつつあるアラインテクノロジー(ALGN)、電子コネクターで世界的大手のアンフェノール(APH)、ゲームソフトウェアの世界的大手で、eスポーツへの取り組みも注目されるアクティビジョン ブリザード(ATVI)、遺伝子解析装置で世界シェアトップのイルミナ(ILMN)、久々にインテル互換CPU新製品への期待が高まるアドバンストマイクロデバイシズ(AMD)です。

図表2:4-6月期決算が好調の2番手銘柄

コード

銘柄

業種

売上高
乖離率
(%)

EPS
乖離率
(%)

売上高
増加率
(%)

EPS
増加率
(%)

ALGN

アライン・テクノロジー

ヘルスケア機器・用品

3.8

16.8

32.3

37.1

ILMN

イルミナ

ライフサイエンス・ツール

3.0

19.2

10.3

-4.7

ATVI

アクティビジョン・ブリザード

ソフトウェア

15.7

41.5

-

-

APH

アンフェノール

電子装置・機器・部品

3.3

12.4

7.6

24.6

AMD

アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)

半導体・半導体製造装置

5.5

23倍

19.0

黒字化

ALXN

アレクシオン・ファーマシューティカルズ

バイオテクノロジー

7.7

24.3

21.1

24.8

REGN

リジェネロン・ファーマシューティカルズ

バイオテクノロジー

8.6

31.6

21.2

47.9

VRTX

バーテックス・ファーマシューティカルズ

バイオテクノロジー

6.2

10.6

19.8

62.5

CF

CFインダストリーズ・ホールディングス

化学

5.6

黒字転換

-0.9

-69.7

LEN

レナー

家庭用耐久財

12.4

17.0

18.8

-3.2

NEM

ニューモント・マイニング

金属・鉱業

5.9

76.9

-8.0

4.6

MCO

ムーディーズ

資本市場

3.9

12.8

7.7

16.2

ZION

ザイオンズ・バンコープ

銀行

3.5

17.7

11.8

52.1

CINF

シンシナティ・ファイナンシャル

保険

5.1

29.3

5.3

12.3

HIG

ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズ

保険

7.9

10.3

2.0

235.5

  • 注:S&P500指数採用銘柄のうち、S&P100指数採用銘柄を除く400銘柄をスクリーニング対象としています。売上高、EPSの「乖離率」は、4-6月期実績の市場予想からの乖離率、売上高、EPSの「増加率」は、4-6月期実績の前年同期からの増加率です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
2

注目銘柄のご紹介

市場:米国(NASDAQ)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12予

14.0

29%

2.8

47%

3.41

18.12予

16.9

21%

3.3

19%

4.08

株価(8/7):174.01ドル

予想PER(17.12期):51.0倍

  • 透明で目立ちにくく、取り外し可能なマウスピース型の歯列矯正システムを提供している米国企業です。同社の「インビザライン・システム」は従来の歯列矯正(ブラケットとワイヤーによる治療)に比べて目立ちにくく、飲食や歯磨きのときに取り外しができることがメリットです。世界80ヵ国で5万4,000名(16年12月期)の歯科医によって提供されています。同システムの売上が89%を占めるほか、スキャナーおよびサービスの売上が11%を占めます(16年12月期)。
  • 矯正装置の出荷個数は、4-6月期に63%を占める北米が28%増、37%を占める海外が37%増と拡大しています。また、同社システムの研修を受けた医師は4,875名(北米が1,620名、海外が3,255名)で69%増となって、事業基盤の拡張も順調です。
  • 歯列矯正は先進国を中心に年間約1,000万人が治療を行っており、このうち比較的マイルドな不正咬合である500万人が同社システムの対象市場です。16年12月期の矯正装置出荷個数は70万個ですが、患者一人に対して治療ステージに応じて複数個が提供されるため、売上拡大の余地は大きいと見られます。

市場:米国(NYSE)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12予

66.8

6%

9.74

14%

3.09

18.12予

70.3

5%

10.19

5%

3.27

株価(8/7):77.98ドル

予想PER(17.12期):25.2倍

  • 米国のコネクターメーカーです。電気コネクター、電子コネクター、光ファイバー・コネクター、相互接続システム、同軸ケーブル、フラット リボン・ケーブルなどを設計、製造、販売します。製品は電話、無線、データ通信システム、ケーブルテレビ・システム、商用・軍用・航空宇宙用電子機器などに使用されます。
  • 電子コネクター市場では、スイスの世界的電子部品メーカー、TEコネクティビティ(TEL)(米国市場上場で、当社での取り扱いがあります)に次ぐグローバル2位で、売上高は日本のヒロセ電機(6806)の6倍に達します。4-6月期は、携帯端末向けが低調だったものの、自動車、軍需、IT、データ通信向けなどが好調で、会社ガイダンスを上回る業績となりました。
  • テクノロジー市場の拡大に沿った成長が期待されます。また、4-6月期にはイギリス、ドイツ、米国でセンサーなど3つの事業買収を行って、IoT(モノのインターネット)市場の拡大に向けてポジションを強化していると見られ、今後の成長が期待されます。

市場:米国(NASDAQ)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12予

67.5

2%

16.18

53%

2.10

18.12予

72.6

7%

19.54

21%

2.51

株価(8/7):62.51ドル

予想PER(17.12期):29.8倍

  • 米国のゲームソフトウェアの制作会社で、ソフトウェアの専業企業としては、エレクトロニックアーツ(EA)とともに、世界的大手です。「コールオブデューティ」「ギターヒーロー」「ワールドオブウォークラフト」「キャンディクラッシュ」などが主力のゲームタイトルです。
  • 同社は16年2月に「キャンディクラッシュ」を擁するキング・デジタル社を買収してモバイルゲームに進出、また、パッケージ販売からオンライン販売への移行をうまく乗り切って、利益率を改善しています。4-6月期は、売上高が前年同期比4%増、EPSが同22%増で、会社のガイダンスを大きく上回りました(図表2の前年同期比は、会社が業績数字を再定義しているため、空欄にしています)。通期ガイダンスでは、売上を64億ドル、EPSを1.94ドルに引き上げられましたが、市場は保守的と見ており2.10ドルのEPSを予想しています。
  • 中期的には、eスポーツへの取り組みに注目できます。eスポーツは複数のプレーヤーで対戦するビデオゲームをスポーツ・競技として捉えるもので、世界の競技人口は5,500万人以上と言われます。同社は、16年5月にリリースされたチームプレイのゲーム「Overwatch」について、昨年プロリーグの「Overwatch League」を立ち上げています。

市場:米国(NASDAQ)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12予

26.8

12%

5.32

20%

3.65

18.12予

30.4

14%

6.43

21%

4.41

株価(8/7):199.58ドル

予想PER(17.12期):54.7倍

  • 1998年創業の遺伝子解析装置(シーケンサ)の開発・製造・販売を主力事業とする米国企業です。世界中のさまざまな学術機関、政府機関、製薬企業、バイオテクノロジー企業などを顧客とし、シーケンサの世界シェアは7割に達すると言われます。売上構成比は、消耗品が64%、サービスその他が15%を占め、変動が大きい機器は21%まで低下しています(16年12月期)。血液検査でガンの発見を目指す「Grail」、DNA情報の消費者利用を促進する「Helix」など、新規事業の立ち上げにも取り組んでいます。
  • 4-6月期の業績が市場予想を上回ったのは、消耗品とマイクロアレイ(DNAチップ)の売上が想定以上に伸びたためです。一方、取得した無形資産の償却によって研究開発費と販売管理費が増加して、営業利益は前年同期比10%減、EPSは同5%減でした。
  • 17年1月に投入したシーケンサの新製品「NovaSeq」の販売動向が注目されていますが、4-6月期の販売は80台と市場予想の50台を上回りました。これを受けて通期のガイダンスは売上が10-12%増から12%増へ引き上げられています。調整後EPSは3.60-3.70ドルで維持されました。

市場:米国(NASDAQ)

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.12予

50.3

18%

0.98

黒字転換

0.10

18.12予

56.6

12%

3.65

272%

0.32

株価(8/7):13.43ドル

予想PER(17.12期):134.3倍

  • PC、サーバー向けのインテル互換CPU、グラフィック・プロセッサ(GPU)、ゲームコンソール(プレイステーションとXbox)向けのシステムオンチップなどを手掛ける半導体メーカーです。売上構成は、エンタープライズ・組み込み・セミカスタム部門が54%、コンピューティング&グラフィックス部門が46%を占めます(16年12月期)。
  • 14年から16年まで営業赤字に落ち込んできましたが、足もとでゲーム用PC向けGPU市場が伸びているほか、17年1-3月期からPC、データセンター、ノートブック向けに順次投入を予定するCPUの新製品への期待が高く、17年は黒字化が予想されています。
  • 4-6月期決算は、PC向けCPUの「Ryzen」の伸びなどでコンピューティング&グラフィックス部門の営業利益が黒字転換する一方、エンタープライズ・組み込み・セミカスタム部門は、ゲーム向けセミカスタムの売上減少と研究開発費の増加により営業利益が半減しました。このため、全体の営業利益は0.08億ドルの赤字から0.25億ドルの黒字へ小幅な改善にとどまっています。引き続き新製品の市場での受容動向が注目されます。
  • ※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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