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業績加速を確認した10-12月期決算!注目できるのはコレ!?

2017/02/15
投資調査部 榮 聡

米国の10-12月期決算は、増収・増益に転じた7-9月期から増収率、増益率ともさらに高まり、企業業績は順調に回復していることが確認されました。業種別では、金融、情報技術の利益モメンタムが良好で、注目できるでしょう。決算後のアナリストの予想EPSと目標株価の修正動向から、以下の注目銘柄を選んでご紹介いたします。

図表1:10-12月期決算の注目銘柄

銘柄 株価 (2/14) 52週高値 52週安値
アルファベット C(GOOG) 820.45ドル 841.95ドル 663.28ドル
フェイスブック A(FB) 133.85ドル 135.49ドル 100.24ドル
ビザ A(V) 86.85ドル 86.97ドル 69.58ドル
ハリバートン(HAL) 56.05ドル 58.78ドル 29.26ドル
ダウ ケミカル(DOW) 61.72ドル 61.85ドル 45.99ドル
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
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業績の加速を確認した米国の10-12月期決算

米国企業の10-12月期決算は2/10(金)までにS&P500指数採用企業のうち、約7割にあたる357社が発表済みとなっています。米国株は連日の最高値更新と好調ですが、これを裏付けるものとなっているか確認してみましょう。

図表2は、S&P500指数採用企業の四半期売上およびEPSの前年同期比伸び率の推移です。

16年3Q(7-9月期)は数四半期ぶりに減収・減益から増収・増益に転じましたが、発表が続く16年4Q(10-12月期)はさらに伸び率が高まり、業績モメンタムは順調に回復していると言えるでしょう。

ドル高による売上・EPSの目減りの影響は残っていますが、原油価格の回復によるエネルギーセクターの改善(足を引っ張る度合の低下)や米国を含む世界的な景気改善が背景と見られます。

17年の1Q(1-3月期)は前年同期の16年1-3月期が落ち込んでいたこともあり、さらに伸び率は高くなる見込みです。その後、伸び率は高原状態となりますが、EPSの伸びは10%前後と堅調な推移が見込まれています。

さらに、ここにトランプ政権による経済政策の効果が加わります。

FactSet社の2/10付「Earnings Insight」によれば、2/8(水)までに決算発表したS&P500指数採用企業317社の決算説明会のトランスクリプト(口述記録)を分析したところ、52%にあたる165社が「トランプ」および「政権」に言及し、85社が「税制」、63社が「規制」、58社が「通商政策」について議論したとしています。

トランプ政権の政策が米国の企業業績に大きな影響を与えようとしていることが窺えます。17年12月期の予想EPSは現在130ポイントですが、トランプ大統領の政策が徐々に明らかとなる中で、今後どこまで上方修正されるか注目されます。

図表2:S&P500指数採用企業の四半期売上・EPSの推移

  • 注:17年1Q(1-3月期)以降はBloomberg集計によるコンセンサス予想です。16年4Q(10-12月期)は357社の集計結果です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
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業種では、「金融」、「情報技術」が注目できる

企業全体で回復モメンタムが強まっていることが確認できましたが、業種では何が注目できるでしょうか?

業種別のEPS動向を事前予想からの乖離率、前年同期の増加率に分けて見たのが、図表3です。「金融」、「情報技術」が、プラス乖離が大きく、かつ、前年同期比の増加率も大きい業種として注目できるでしょう。さらに、この2業種についてサブセクターの動向まで確認したのが、図表4です。

「金融」は、長期金利が上昇に転じていることが収益にプラスで、サブセクターの「銀行」、「各種金融」(投資銀行など)、「保険」ともに好調です。特に「保険」の好調が目立ちますが、オールステート(ALL)、プログレッシブ コープ(PGR)など損害保険大手が損害率の低下で大幅に利益を伸ばしています。

「情報技術」では、フェイスブック(FB)、アルファベット(GOOG)などネットの高成長企業を含む「ソフトウェア・サービス」が好調を持続しているのに加え、「半導体・半導体製造装置」「テクノロジー・ハードウェアおよび機器」もシクリカルな回復局面を迎えていることから、全体が押し上げられています。

「半導体・半導体製造装置」の好調が目立っていますが、IoT、AI、VRなど半導体を多用する新技術が台頭しつつあり、引き続き注目できるでしょう。「テクノロジー・ハードウェアおよび機器」は、利益額が突出して大きいアップル(AAPL)が小幅増益であるために抑制されていますが、多くの銘柄がより高い増加率を記録しています。

その他の業種については、「一般消費財・サービス」の前年同期比減益が目立ちますが、サブセクターで「自動車」のフォード(F)、ゼネラル モーターズ(GM)の減益が影響しており、「小売」や「耐久財」などは増益が維持されています。

また、「資本財・サービス」も前年同期比マイナスですが、サブセクターで「運輸」に含まれる航空各社の大幅減益が影響しています。「資本財」については、前年同期比トントンまで改善しています。「公益事業」の大幅増益は、合併などの影響が大きく出ています。

図表3:業種別のEPS予想乖離率と前年同期比増加率

  • 注:予想はBloomberg集計によるコンセンサス予想です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表4:「金融」と「情報技術」のサブセクターの状況

  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
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決算後のアナリストの反応から注目銘柄を選ぶ

10-12月期決算を受けて個別で注目できる銘柄について、今回はアナリストの予想EPSおよび目標株価の修正動向に着目して検討しています。

【スクリーニング条件】
[1] 過去4週間の予想EPSの修正率が0.5%以上・・・アナリストによる予想EPS平均の過去4週間の修正率です。このタイミングですと、10-12月期決算を受けての修正が多いと見られます。

[2] 過去4週間の目標株価の修正率が1%以上・・・アナリストによる目標株価平均の過去4週間の修正率です。予想EPSの修正が目標株価の修正につながるケースばかりではないため、この条件を加えています。予想EPSの変化が将来にわたると判断される場合には、目標株価も上方修正されるケースが多いと考えられます。

米国の主要企業と言えるS&P100指数採用企業について以上の条件を満たす銘柄を、図表5に現在の株価と目標株価の乖離率が大きい順に並べています。上位の企業から当面の事業環境に不透明感が少ないと目される5銘柄を選んで、注目銘柄としてご紹介いたします

図表5:アナリストによる予想EPSと目標株価の修正に着目したスクリーニング結果(S&P100指数採用銘柄)

  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

銘柄名

株価(2/13)

819.24ドル

予想PER(倍)

19.7

ポイント

  • 10-12月期の売上高(トラフィック獲得費用を除くベース)は前年同期比23%増と、13年以来の高い伸びとなりました。同社のネット広告事業はモバイル検索とYouTube事業の好調が牽引して順調に拡大していることが確認されました。
  • 一方、EPSは8%増にとどまり、市場予想も3%ポイント下回りましたが、新しいハードウェア製品の投入に関係する費用が拡大したためで一時的要因と考えられます。実際、上表の通り決算後に予想EPSは0.8%、目標株価も1.0%上方修正されています。「その他の賭け」部門の営業損失は10.8億ドルと前年同期の12.1億ドルから縮小して、コントロールが効いていることが確認されました。
  • PERには割安感があると考えられます。欧州で独禁法違反の警告を受けているため罰金支払いがリスク要因ですが、一過性のものになると考えられます。

銘柄名

株価(2/13)

134.05ドル

予想PER(倍)

24.9

ポイント

  • 17年は投資の年になるとして、総費用(Non-GAAPベース)が前年比47-57%増加するとのガイダンスを発表したことから、アナリストによる予想EPSの修正動向が注目されました。しかし、上記のように過去4週間で予想EPSは3.3%、目標株価は3.9%と比較的大きく上方修正されています。
  • 費用増よりも今回同時に表明された「インスタグラム」(月間アクティブユーザー数は6億人に達する)の収益化推進の効果のほうが大きいと判断されたようです。「インスタグラム」の広告主は現在50万社で、フェイスブックの200万社に比べてまだ小さく、今後の収益拡大余地が大きいと考えられます。また、「フェイスブック」のサービスではユーザーを不快にさせないで掲載できる広告数に限りが出ていますが、ビデオはYouTube と同様のビジネスモデルによって拡大が期待されます。
  • 成長の度合に比べて予想PERの水準は低いと考えられ、評価の余地があるのではないでしょうか。

銘柄名

株価(2/13)

86.44ドル

予想PER(倍)

26.0

ポイント

  • 同社の10-12月期決算は、16年7-9月期よりビザ・ヨーロッパを統合した効果で売上・EPSとも前年比25%の大幅増となりましたが、市場予想に対してもそれぞれ4%、10%上回って好調でした。これを受けて、予想EPSは1.1%、目標株価は4.0%引き上げられています。
  • 17年9月期のガイダンスは、売上が16-18%増、EPSは1桁台の半ばの伸びで前回から維持されましたが、保守的となっている可能性がありそうです。CEOはリリースで、「第1四半期は、カード購入額が世界のほぼすべての地域で加速してすばらしいスタートを切った。今後についても、国内の数量増、新興国での電子決済の普及、先進国でのeコマースのさらなる加速から良いモメンタムの継続を見込んでいる。」としています。
  • 株価は決算を受けて最高値を更新しましたが、その後はもみ合いとなっています。同社のPERは恒常的に高水準ですが、グローバルの電子決済市場(中国を除く)をマスターカードと二分しているため、参入障壁が非常に高いと考えられることが背景にあります。高すぎるということはないと考えられます。

銘柄名

株価(2/13)

56.32ドル

予想PER(倍)

48.6

ポイント

  • シュルンベルジェ、ゼネラルエレクトリックの石油部門とともに石油サービスの世界的大手です。16年の売上は北米が43%、中東・欧州・南米などの海外が57%を占めています。
  • 10-12月期決算は、売上が前年同期比21%減、調整後営業利益が同46%減と厳しい状況が続いていますが、調整後営業利益は市場予想を28%上回りました。これを受けてEPSは7.8%上方修正されています。同社CEOは「北米は底入れしたように見えるが、海外の低下サイクルはまだ続きそうだ」と慎重ですが、原油価格の回復が期待される中、海外部門も改善が期待されます。
  • コンセンサスのEPS予想は、17年12月期1.16ドル、18年12月期2.82ドル、19年12月期3.83ドルへの改善が見込まれています。足もとのPERは高いものの、中長期の業績回復から見てバリューがあると見られます。また、原油価格の上昇局面で物色されると期待できます。

銘柄名

株価(2/13)

61.56ドル

予想PER(倍)

15.1

ポイント

  • 世界的な化学大手で、現在デュポンとの合併について当局の許可待ちです。10-12月期決算は、売上が14%増(買収したシリコン事業を除いて3%増)、EPSが6%増で、それぞれ市場予想を5%ポイント、13%ポイント上回って好調でした。
  • 買収事業を除いた数量増が3%で、3%の売上増加は数量効果によることがポジティブに評価できます。会社ではコンシューマーソリューション部門(自動車・電子機器向け部品など)、農業科学部門(種子・農薬など)、パフォーマンスプラスチック部門(パッケージ材料など)において、事業ポートフォリオを成長している最終市場に近い分野にシフトしていることが奏功していると分析しています。
  • 事業の見通しについてCEOは、(1)世界的にポジティブな経済の兆しが見られる、(2)事業ポートフォリオは健全で、特にパッケージング、インフラ、コンシューマー・ケア、自動車、農業の分野が良好だ、(3)安定的な利益成長を遂げられる体制にある、と自信を示しています。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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