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株価10倍銘柄、「テンバガー」を探せ!!

2016/12/07
投資調査部 榮 聡

今回は株価10倍銘柄、いわゆる「テンバガー(Ten-Bagger)」について考えてみました。過去5年間の株価騰落率を調べたところ、当社取扱の1,300社で2銘柄が該当しました(銘柄は本文をご参照ください)。さらに、今後の株価10倍銘柄を求めて、長期安定的に株価が上昇している銘柄から注目できるものをピックアップ、株価上昇の背景を確認して今後に期待できそうなものを探っています。

図表1:注目銘柄リスト

銘柄 株価 (12/6) 52週高値 52週安値
エヌビディア(NVDA) 93.39ドル 95.24ドル 24.75ドル
ドミノ ピザ(DPZ) 169.09ドル 172.62ドル 101.01ドル
アルタ サロン コスメ & フレグランス(ULTA) 254.22ドル 278.62ドル 146.77ドル
ケマーズ(CC) 26.05ドル 26.00ドル 3.06ドル
エリー メイ(ELLI) 83.78ドル 109.98ドル 57.88ドル
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
1

過去5年、3年、年初来の株価動向から注目できる銘柄は?

株価が10倍になった銘柄のことを英語で「テンバガー(Ten-Bagger)」と呼びます。70〜80年代に活躍した伝説のファンド・マネージャー、ピーター・リンチ氏が使って広まったと言われています。野球のベースのことを口語で「Bag」と言うことがあり、元をたどると「10塁打」という意味だったようです。

株式投資をしている方にとって10倍株に出会うのは夢ですし、キャリアの長い方は既に何度も巡りあったという方もいらっしゃるかもしれません。今回は米国株でそのような可能性のある銘柄を探してみました。

まず、過去5年間で株価10倍株があったかどうかを調べてみました。当社取り扱いの米国株1,300社で検証したところ、過去5年間(11年末から16年12月2日までの約4年11ヵ月)で、14.2倍のエリーメイ(ELLI)と11.8倍のネットフリックス(NFLX)の2銘柄が該当しました。

エリーメイ(ELLI)は住宅ローンの組成や審査事務作業を効率化できるソフトウェアを提供している企業で、ネットフリックス(NFLX)はインターネットで映画・ドラマなどの映像コンテンツをオンデマンドで配信する事業をグローバルに展開しています。

既に株価が10倍になっていますが、両社ともまだまだ成長は継続しているため、引き続き注目できるでしょう。ネットフリックスは有名ですがエリーメイは知られていないと思われるため、今回注目銘柄としてもご紹介しています。

では、今後株価が10倍になる銘柄を探すにはどうしたらよいでしょうか?

たまたま調べた銘柄の事業内容が凄かったという幸運な場合を除くと、
(1)長期で安定して株価が上昇基調にある銘柄を見つけて、
(2)その上昇トレンドの背景を探り、それが今後も続きそうか検討してみる、
というのが最もオーソドックスな方法でしょう。

そこで、過去5年の株価騰落率上位20社を図表2にリストアップしています。また、同様に過去3年、年初来の株価騰落率ランキングから、過去5年のリストに入っていないもので、株価が安定的に上昇していると判断した銘柄も加えています。

赤字でハイライトしたものが、株価動向から注目できると筆者が判断した銘柄です。これら銘柄の事業内容と株価上昇の背景と考えられる要因を図表3に示しています。これらの銘柄は、個々の事業内容にあたって調べてみる価値のある会社と思われます。

尚、図表3にピックアップしなかった銘柄には、ここ1年余り株価トレンドが不調の医薬品セクターの銘柄が多く含まれます。世界的な医薬品価格抑制の動きが影響していると見られますが、マクロ要因をはねのけるような強いトレンドを持っている企業もあると見られ、中身をチェックする価値は大いにあると考えられます。これは、また、次の機会にしたいと思います。

今回はピックアップした銘柄から注目銘柄として、人工知能(AI)関連の大本命と目されているエヌビディア(NVDA)、グローバル市場で着実な成長を遂げているドミノピザ(DPZ)、米国小売セクターの代表的な成長企業と目されているアルタ サロン コスメ & フレグランス(ULTA)、 15年7月にデュポンから分離した化学メーカーで規制対象物質となった「代替フロン」の代替が成長要因となるケマーズ(CC)、過去5年で「テンバガー」となり、当社取り扱い米国株で最も上昇率が大きかったエリー メイ(ELLI)をご紹介いたします。

図表2:株価騰落率の上位(5年、3年、年初来)

  • 注:16年末は12/2です。過去5年は11年末〜16/12/2、過去3年は13年末〜16/12/2、年初来は15年末〜16/12/2によります。NXPセミコンダクターズは、買収提案があったため、ハイライトから除いています。上記の株価騰落率等のデータは過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表3:株価好調企業の事業内容と株価上昇要因

  • ※各種資料をもとにSBI証券が作成
2

注目銘柄のご紹介

業種:半導体

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.1予

68.1

36%

17.1

119%

2.82

18.1予

77.8

14%

18.0

5%

3.08

株価(12/6): 93.39ドル

予想PER(18.1期): 30.3倍

  • 画像処理に使われるGPU(グラフィックプロセッサ)を得意とする半導体メーカーです。同社は米国株で「テンバガー」となる可能性を感じさせる、大きな成長市場を捉え、かつ、その市場で高い参入障壁を築けていると考えられます。
  • 注目点は、人工知能(AI)関連の大本命と目されていることです。AIを動かすには、「大量の数値計算を並列的に処理する」能力が必要ですが、これが得意なGPUで圧倒的な世界トップであるためです。GPUを画像処理でなく汎用的な数値計算に使うためのソフトウェア群「CUDA」を提供して、早くからGPGPU(General-purpose computing on graphics processing units:GPUによる汎用計算)に取り組んできたため、現在唯一と言ってよいほどの「AIのインフラ」になっています。
  • 11/10発表の8-10月期決算はゲーム、プロ向け画像処理、データセンター、自動車の主力4分野とも好調で、売上は54%増、EPSは104%増と大幅に伸びています。16ナノメートルの新アーキテクチャ(基本仕様)「Pascal」によるGPUの新製品群を各分野で今年初めから順次投入してきた効果が表れています。また、低調となっていたOEM・IP向けも任天堂「スイッチ」(17年3月発売予定)にTegraプロセッサーが採用され、伸長が期待されます。

業種:レストラン

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

24.4

10%

2.12

8%

4.25

17.12予

26.7

10%

2.48

17%

5.15

株価(12/6): 169.09ドル

予想PER(17.12期): 32.8倍

  • ヤムブランズ(YUM)傘下のピザハットに次ぐピザレストランチェーンで世界2位の会社です。米国内に384店を自社運営するほか、フランチャイズ店が4,186店あり、海外はすべてフランチャイズにより80ヵ国以上で7,330店を展開しています(15年末)。営業利益は、自社運営店舗が14%、フランチャイズ先へのピザ生地や厨房機器などの供給が22%、フランチャイズ先からのロイヤルティ収入などが64%を占めています(15年12月期)。主要なフランチャイジーとして、オーストラリア市場に上場するドミノ・ピザ・エンタープライゼス社があり、日本事業は同社が運営しています。
  • 同社の強みとして、国際的によく知られたブランド、独自開発のネット注文システム、費用効率の高い店舗フォーマットなどが挙げられます。4-6月期は売上・営業利益とも前年同期比12%増、既存店売上は米国店舗が9.7%増、海外店舗が7.1%増と好調です。米国の既存店売上のプラスは21四半期連続、海外は90四半期連続です。
  • PERは比較的高水準にありますが、質の高い成長を長期に遂げていることが反映されてのことと考えられます。

業種:小売

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

17.1予

48.1

23%

4.03

25%

6.41

18.1予

57.0

18%

4.97

23%

7.99

株価(12/6): 254.22ドル

予想PER(18.1期): 31.8

  • ビューティケア製品販売店をチェーン展開している会社です。 ロードサイドの独立店舗で、マス向けの美容商品(ドラッグストアで扱っているようなもの)、高級な美容商品(百貨店で扱っているようなもの)、美容サロンのサービスをワンストップショップできる便利さが受けて拡大しています。1万平米の広い店舗で2万品目を超える豊富な品揃えができることも強みとなっています。
  • 12/1(木)発表の8-10月期決算は、既存店売上が16.7%増(5-7月期は14.4%増)、売上が24.2%増(同21.9%増)、営業利益は26.1%増(同13.5%増)と5-7月期から加速して、市場予想も上回る好調でした。通期ガイダンスは、既存店売上が11-13%増から13-15%増へ、売上は10%台後半から20%台前半の伸びに引き上げられています。
  • 日本でも小売セクターでは店舗のフォーマットが市場のツボにはまると異様な成長を遂げる会社がありますが、同社は正にそのような局面にあると見られます。

業種:化学

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

53.4

-7%

2.21

52%

1.21

17.12予

53.6

0%

3.46

57%

1.81

株価(12/6): 26.05ドル

予想PER(17.12期): 14.4倍

  • デュポンから15年7月に分離した化学品メーカーです。フッ素樹脂の「テフロン」は同社の商品名です。部門売上は、チタンテクノロジー42%、フッ素製品39%、ケミカルソリューション19%に分かれます。高品質の二酸化チタン、フッ素樹脂、フッ素化合物による冷媒で世界トップシェアをもち、金・銀の生産に使われるシアン化物の生産では米国最大です。
  • 同社はこれまでフッ素化学のイノベーションで常に中心となってきた企業です。オゾン層保護のためにフロンに替えて普及した代替フロンですが、地球温暖化効果があることが問題となり、徐々に使用が制限される見通しです。これに代わる冷媒としてHFO(次亜フッ素酸)が有望と見られており、同社は「Opteon」の商品名で商業生産を開始、同社の今後の成長を牽引すると期待されています。
  • チタンテクノロジーで主力製品の二酸化チタンは白色の顔料やコーティング材料などに使用され景気動向に左右されやすい事業ですが、足もとではトランプ次期大統領が打ち出したインフラ投資拡大から恩恵を受けると期待されます。

業種:ソフトウェア

決算期

売上高(百万ドル)

(前年比)

純利益(百万ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

354

39%

72.1

219%

2.19

17.12予

436

23%

86.7

20%

2.39

株価(12/6): 83.78ドル

予想PER(17.12期): 35.1倍

  • 97年創業の住宅ローン関連のソフトウェアに特化した企業です。主力の「Encompass」を住宅ローンを組成する金融機関に対して、SaaS(サース、Software as a Service)の形で提供します。サブプライムローン問題を経験した米国では、様々な規制でローン組成にかかる費用は2倍(07年の3,416ドルから16年4-6月期に7,120ドルへ)になったと言われ、コスト削減を可能にするシステムを提供しているのが同社です。
  • 米国の住宅ローン組成の約25%で同社のソフトウェアが使われていますが、まだ普及の余地があると考えられています。また、同社システムの機能をフルに使用した場合はローン組成1件当たり約400ドルの収入が見込まれるのに対して、現状は130ドルにとどまっていることから、既存顧客の使用範囲拡大からも収入増が期待されています。
  • トランプ氏の勝利が決まってから同社の株価は100ドル台から80ドル台に下落しました。長期金利の上昇により住宅ローンの組成減少が懸念されたと見られます。住宅ローンの組成がどの程度影響を受けるか、当面不透明感はあるものの、(1)景気浮揚によって住宅購入意欲にはプラスの面もある、(2)同社の中長期の成長シナリオに影響を与えるものではない、ことから徐々に見直し買いが入ると期待されるでしょう。
  • ※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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