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2019-09-21 14:32:07

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底入れが見えてきた米4-6月期決算!注目銘柄はコレ!?

2016/07/27
投資調査部 榮 聡

4-6月期決算発表が始まって約2週間、市場予想を上回る企業が多く、米国の企業業績は1-3月期に底入れの形が見えてきたと言えそうです。今後は予想EPSの上方修正がどの程度になるか、年後半の米株式相場を占う上で注目されます。個別には市場予想を大きく上回る好調銘柄も数多く出ています。その中から特に注目できる5銘柄を選んでご紹介いたします。

図表1:注目銘柄リスト

銘柄 株価 (7/25) 52週高値 52週安値
クアルコム(QCOM) 60.73ドル 64.95ドル 42.24ドル
テキサス インスツルメンツ(TXN) 66.22ドル 65.68ドル 43.49ドル
ニューモント マイニング(NEM) 40.13ドル 41.68ドル 15.39ドル
ジョンソン & ジョンソン(JNJ) 124.89ドル 126.07ドル 81.79ドル
バンク オブ アメリカ(BAC) 14.37ドル 18.29ドル 10.99ドル
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
1

業績底入れが見えてきた米4-6月期決算

4-6月期の米国企業決算はS&P500指数採用企業500社のうち7/25時点で133社が発表を終えたところですが、1-3月期が業績の底になる可能性が強まってきたと見られます。

133社の合計での売上は前年同期比2.5%増、EPSは同1.4%減です。今週末にエクソン モービル、シェブロンなど大幅な減収・減益企業の決算発表を控えているため、前年同期比の水準は現在よりも低くなると見込まれますが、全企業の決算が終わった時点で1-3月期よりも改善するのはほぼ確実と見込まれます。

市場予想との比較でも、売上は6割の企業が予想を上回り合計では1.3%上方乖離、EPSは8割の企業が予想を上回り5.7%上方乖離となっています。

業績改善の主な背景として、ドル高による売上・利益の目減りの緩和があげられます。図表3はドル指数の前年同期比上昇率を示していますが、15年央をピークに低下してきたことがわかります。

新興国通貨の比重が高いFRBのドル指数では、まだ前年同期比で5%程度ドル高ですが、先進国通貨中心のICEのドル指数では4-6月期には前年同期比マイナスまで低下しています。

このため、新興国の売上が大きい米企業ではドル高(および新興国通貨安)の影響が残るものの、欧州や日本など先進国中心に売り上げている米企業ではドル高による影響はほぼ解消したというところも出てきています。

S&P500指数の予想EPSは14年半ばから118ポイント前後で停滞した状態が続いてきましたが、業績底入れが確認できそうな今回の決算発表を受けてどの程度の上方修正となるか注目されます。これは本年後半の相場展開にも重要なポイントとなりそうです。

図表2:米国の企業業績は底入れの可能性が高まってきた

  • 注:16年2Qは7/25までの133社の集計です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表3:ドル指数の前年比上昇率は徐々に低下

  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
2

市場予想を上回る好決算の銘柄は?

個別には市場予想を大きく上回る銘柄も数多く出ています。

7/25までに4-6月期決算発表を終えた133銘柄から、以下のスクリーニング条件で好決算銘柄をピックアップしています。

【スクリーニング条件】
(1)4-6月期売上が市場予想を2%以上上回った
(2)4-6月期EPSが市場予想を3%以上上回った
(3)来期の予想EPS増加率が5%以上
(4)時価総額200億ドル以上

抽出された銘柄を見渡しますと、業種のまとまりとして大手金融機関から4行がピックアップされたのが目立っています。1-3月期の業績落ち込みが大きかったために市場の期待が低下していたことが今回予想を上回った要因と見られます。

その他では、テクノロジーの銘柄も抽出されていますが、業種要因というより個別要因のほうが重要のようです。また、上方乖離はそれほど大幅ではないものの、日用品やヘルスケアの銘柄では着実な改善を遂げているものも含まれているようです。

これらの銘柄から株価のバリュエーション、株価動向などを総合的に考慮して注目銘柄として5銘柄(表中、赤字でハイライト)を選んでご紹介いたします。

中国事業の正常化で成長軌道に戻りつつあるクアルコム(QCOM)、自動車向け半導体が好調で「モノのインターネット(IoT)」関連としても注目が高まるテキサス インスツルメンツ(TXN)、金の生産増加、販売価格上昇、産金コスト削減で業績の回復が著しいニューモント マイニング(NEM)、業績改善の動きに安定感が増しつつあるジョンソン&ジョンソン(JNJ)、米国の利上げ気運が高まる局面で注目されそうなバンク オブ アメリカ(BAC)です。

図表4:4-6月期決算が市場予想を上回った銘柄群

銘柄名

ティッ
カー

株価
(7/25)
(ドル)

予想
PER
(倍)

予想
EPS
(今期)

予想
EPS
(来期)

4-6月期
売上高
増加率

4-6月期
EPS
増加率

4-6月期
売上高
乖離率

4-6月期
EPS
乖離率

ニューモント・マイニング

NEM

40.13

24.4

1.64

1.85

6.8%

69.2%

6.7%

52.7%

モルガン・スタンレー

MS

29.13

11.8

2.47

2.94

-6.8%

-5.1%

7.2%

25.4%

ゴールドマン・サックス・グループ

GS

160.51

11.6

13.84

17.14

-12.5%

-17.2%

5.1%

21.9%

クアルコム

QCOM

60.73

14.2

4.27

4.71

3.4%

17.2%

7.9%

19.1%

マイクロソフト

MSFT

56.73

19.7

2.89

3.20

2.1%

11.3%

2.3%

18.6%

インテューイティブ・サージカル

ISRG

686.37

32.3

21.25

24.29

14.3%

23.0%

4.6%

12.8%

バンク・オブ・アメリカ

BAC

14.37

11.3

1.27

1.54

-6.6%

-15.5%

2.0%

12.5%

ゼネラル・エレクトリック

GE

31.64

21.0

1.51

1.73

2.3%

82.1%

5.1%

11.8%

テキサス・インスツルメンツ・インコーポレーテッド

TXN

66.22

20.9

3.17

3.45

1.3%

16.9%

2.1%

4.8%

JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー

JPM

63.87

11.4

5.62

6.21

3.6%

0.1%

3.7%

4.7%

BB&T

BBT

36.79

13.1

2.81

3.08

17.7%

2.9%

2.2%

4.4%

ユナイテッドヘルス・グループ

UNH

141.73

17.9

7.92

9.09

28.2%

19.5%

3.2%

3.9%

ムーディーズ

MCO

105.7

23.2

4.56

5.12

1.2%

1.6%

2.7%

3.8%

ジョンソン・エンド・ジョンソン

JNJ

124.89

18.7

6.69

7.10

3.9%

1.8%

2.8%

3.5%

  • 注:表中の「乖離率」は、4-6月期実績の市場予想からの乖離を示しています。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
2

注目企業のご紹介

業種:半導体

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.9予

232

-8%

63.5

1%

4.27

17.9予

238

3%

68.2

7%

4.71

株価(7/25): 60.73ドル

予想PER(17.9期): 12.9倍

  • スマホのアプリケーションプロセッサ(パソコンのCPUにあたる半導体)で約4割のシェアを保有し(15年)、3G・4Gの通信規格の特許で世界トップシェアをもつ通信用半導体の企業です。
  • 携帯電話やスマホの普及に加えて自動車など様々な機器が無線通信で繋がる好環境を受けて高成長していましたが、13年末に中国で独占禁止法違反に問われて以降、業績は停滞が続いていました。しかし、15年2月に罰金支払いを終え、16年1-3月期には中国のスマホメーカーと新たな契約締結にこぎつけ、業績は正常化に向かいつつあります。
  • 4-6月期決算は市場予想を大きく上回りましたが、7-9月期のガイダンスはさらに業績モメンタムが加速する見通しです。同社CEOは決算後のインタビューで「まだこれは始まりにすぎない」としています。17年9月期ベースの予想PERは12.9倍と低く、まだまだ買い余地は大きいと考えられます。

業種:半導体

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

130

0%

32.4

4%

3.15

17.12予

135

4%

34.8

7%

3.42

株価(7/25): 66.22ドル

予想PER(16.12期): 21.0倍

  • 米国の半導体大手です。アナログ半導体で世界シェア1位のほか、マイコン、コネクティビティ半導体も手がけます。
  • 自動車向けが引き続き好調で、業績の足を引っ張っていた産業向けおよび通信インフラ向けがプラス成長に戻りつつあり、業績モメンタムが改善基調にあります。4−6月期はアナログ半導体(売上構成比は64%)が前年同期比フラット、組み込みプロセッシング(同21%)は9%増まで改善しています。
  • センサーが捉えた信号を処理するアナログ半導体やマイコンの売上構成比が高く、幅広い電子機器メーカーと取引関係があることから、「モノのインターネット(IoT)」との関連性が高く中期的な成長が期待されます。グローバルでIoT関連の本命銘柄はARMホールディングスでしたがソフトバンクに買収されたため、同社への注目はさらに高まると見込まれます。

業種:素材

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

79.4

3%

8.4

65%

1.64

17.12予

78.3

-1%

9.9

19%

1.85

株価(7/25): 40.13ドル

予想PER(16.12期): 24.5倍

  • バリック ゴールドとともに世界的な産金大手です。4−6月期決算は売上が前年同期比7%増、EPSが69%増で、それぞれ市場予想を7%、53%と大幅に上回りました。
  • 4-6月期は主力の金の生産が7%増、金の販売価格が7%増で金の売上は15%増加しました。さらに金の生産コストが4%低下(909ドル/oz→876ドル/oz)したため、大幅な増益となっています。通年の金生産コスト見通しも880-940ドル/ozから870-930ドル/ozへ引き下げられています。
  • 株価は金価格の動向に強い影響を受けますが、大きな流れとして世界経済の成長鈍化、政治情勢の不透明感、治安情勢の悪化など金が買われやすい環境にあると見られ、引き続き注目できるでしょう。

業種:日用品

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

721

3%

185

11%

6.69

17.12予

755

5%

195

6%

7.10

株価(7/25): 124.89ドル

予想PER(16.12期): 18.7倍

  • 4-6月期も業績の改善基調が続いています。基調売上が1-3月期の3.9%増から5.3%に改善、ドル高による目減りの影響も1-3月期の3.3%ポイントから1.4%ポイントまで縮小しています。為替の影響に加えて事業売却等の影響を除いたベースの売上は、8%増(米国9%増、海外7%増)と好調です。
  • 1-3月期まで基調売上の改善を牽引していたのは、関節リウマチ治療薬「レミケード」や乾癬(かんせん)治療薬「ステラーラ」などが牽引する医薬品部門でしたが、4-6月期は改善の動きが消費者部門(オーラルケア、スキンケアが改善)、医療機器部門にも広がっていることがポジティブです。業績好調を受けて売上ガイダンスはレンジ中央値で0.4%、EPSは同じく1.1%引き上げられました。
  • 世界経済の成長が停滞する中、ディフェンシブな事業の企業を物色する流れに乗っていると見られます。ディフェンシブ銘柄にはバリュエーションの上昇が懸念される銘柄も増えていますが、同社のPER18.7倍はまだ許容範囲にあると考えられます。

業種:銀行

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

246

2%

139

-13%

1.27

17.12予

288

17%

164

18%

1.54

株価(7/25): 14.37ドル

予想PER(16.12期): 11.3倍

  • 4-6月期決算のヘッドラインは収入が7%減、EPSが16%減と比較的大きな減収・減益となりましたが、市場変動による金利収入の調整や資産売却の影響が大きく、事業部門の利益は前年同期比16%増で基調は堅調でした。純金利収入はGAAPベースでは前年同期比12%減ですが、市場変動による調整を除いたベースでは同4%増でした。
  • 部門別の純利益は、コンシューマー・バンキングは信用コストの増加を営業費用の削減でカバーして3%増、グローバル・マーケッツは市場関係収入増加による8%の増収が効いて41%増、グローバル・ウェルス&インベストメント・マネジメントは手数料収入の減少をコスト削減でカバーして8%増、グローバル・バンキングは純金利収入・非金利収入とも増加して21%増といずれも増益を達成しています。
  • 金融セクターは長期金利の低下傾向が続き、大統領選挙で規制強化が取りざたされるなど、投資環境は必ずしも良いとは言えません。ただ、米国内需が改善しつつあることから再度利上げ期待が高まる局面では物色されそうです。同セクターの中で業績モメンタムが強く、注目できるでしょう。
  • ※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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