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2019-06-20 00:54:00

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米IPO銘柄のパフォーマンスが好調!!LINEの上場環境も良好!?

2016/07/06
投資調査部 榮 聡

LINEの上場が来週に迫っていますが、同社は東京市場とともにニューヨーク市場にも上場の予定です。上場はニューヨークが7/14(木)、東京が7/15(金)ですので、ニューヨーク市場で先にデビューすることになります。米国の新規株式公開(IPO)市場がどうなっているのか、また、その中でLINEがどのような位置付けでデビューしようとしているか探ってみましょう。

1

投資家サイドから見た米IPO市場は良好

米国の新規株式公開(IPO)による資金調達額は、16年1-6月に111億ドル(約1兆1,400億円)と、金融危機で落ち込んだ2009年以来の低調となっています(図表1)。

図表2で月次の推移を見ると、昨年8月の株価急落を受けて9月から変調を来したことが分かります。16年に入っても年初に再度急落して先行きの不透明感が強まったことから、米国の新規公開は低迷してきました。

一方、IPO銘柄の株価パフォーマンスは最近にかけて大幅に改善しています。図表2の下はIPO銘柄の公募価格から7/1(金)までの株価騰落率を、IPOの公表日を基準に各月毎に集計したものです。

昨年9月までにIPOを公表した銘柄は平均でマイナスのパフォーマンスにとどまっていますが、その後に上場した銘柄は大幅に改善して、5月、6月分は5割を超える上昇率となっています。

このような推移となった背景は、以下のように考えられます。

まず、昨年のように新規公開した銘柄の株価が低迷すると、その後のIPOで付与される株価バリュエーションが低下する傾向があります。

そうすると、株式公開を考えている企業やそこに投資しているベンチャーキャピタルは低いバリュエーションを嫌って公開を控える(より良いタイミングを待つ)ようになります。そのために昨年後半からIPOの件数が減ってきたと考えられます。

一方、そのような中でも公開してくる企業は、
(1)割安なバリュエーションで公開してくる可能性が高い
(2)IPOの件数が減るために株式需給が改善する
などで公開後の株価パフォーマンスが向上しやすくなると考えられます。

このため、LINEが上場してくる現在の米国のIPO市場は“投資家サイドから見れば”良好な環境と言えそうです。

図表1:IPOによる資金調達は2009年来の低調推移

  • 注:2016年は7/1(金)までの集計によります。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表2:米国のIPOは減少したが、株価パフォーマンスは大幅改善

  • 注:新規公開の公表日を基準に各月に集計しています。株価パフォーマンスは、公募価格から7/1(金)までの騰落率です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
2

時価総額が大きい銘柄のパフォーマンスが好調

では次に個別企業の動向について見てみましょう。

図表3は過去1年(15年7月〜16年6月)、米国に新規上場した時価総額が10億ドル以上の銘柄をリストにしています。

まず、表(右端)の時価総額を見ると最大のファーストデータが100億ドル、2番手が57億ドル、3番手が52億ドルとなっています。LINEの時価総額は、7/4(月)に引き上げられた仮条件の2,900〜3,300円で6,000億円(1ドル102円換算なら59億ドル弱)台となる計算です。米国のIPO市場でも「時価総額が大きい新規銘柄が上場してくる」と捉えられ、注目を集めそうです。

次に、株価騰落率の欄を見ると大半の企業がプラスで、ここにリストアップした銘柄の平均は25.4%です。一方、時価総額1億ドル以上10億ドル未満の銘柄では7.9%となっていて、時価総額が大きい銘柄のほうが上昇率が高くなっています。大型IPOとなるLINEにも期待が高まりそうです。

尚、リスト中で3割を超えるマイナスとなっているファーストデータやピュアストレージのIPO公表日は昨年7月と8月で、バリュエーションがピークに達していたことが要因として考えられるでしょう。

さらに、パフォーマンスが突出して良い3社、126.9%のTwilio、98.5%のペナンプラ、78.6%のAcacia Communicationsはいずれもテクノロジー系の企業です。この面からも、LINEの上場環境は良好と言えそうです。

尚、表中オレンジ色でハイライトしているのは、当社の取扱銘柄です。この機会にご紹介いたします。

図表3:過去1年の主要新規上場銘柄

IPO
公表日

ティッ
カー

銘柄名

事業内容

公募価格
(ドル)

株価(7/1)
(ドル)

株価騰
落率(%)

時価総額
(億ドル)

2015/07/20

FDC

ファースト データ

カード決済システムの加盟店管理業務

16.00

11.03

-31.1

100.1

2016/03/22

MGP

MGM Growth Properties LLC

カジノリゾート施設の保有

21.00

26.43

25.9

57.0

2016/02/09

USFD

US Foods Holding Corp

食品卸

23.00

24.48

6.4

52.3

2015/10/16

MTCH

マッチ

出会い・婚活サイト運営

12.00

15.54

29.5

38.7

2015/10/14

SQ

スクエア

カード決済の仲介

9.00

9.27

3.0

31.4

2016/05/26

TWLO

Twilio Inc

クラウド・コミュニケーション・プラットフォーム

15.00

34.03

126.9

28.0

2015/10/13

RRR

レッド・ロック・リゾーツ

カジノリゾートの運営

19.50

22.05

13.1

25.6

2015/12/16

BATS

Bats Global Markets Inc

証券取引所の運営

19.00

25.81

35.8

24.9

2015/08/12

PSTG

ピュア ストレージ

企業データの保管プラットフォーム

17.00

10.93

-35.7

21.2

2016/04/05

COTV

Cotiviti Holdings Inc

支払の精確を確保するためのソリューション

19.00

21.32

12.2

19.1

2015/08/14

PEN

ペナンブラ

医療機器メーカー

30.00

59.56

98.5

18.3

2016/05/06

NH

NantHealth Inc

ヘルスケア向けITサービスの提供

14.00

12.87

-8.1

15.5

2015/12/21

ACIA

Acacia Communications Inc

通信ネットワーク製品メーカー

23.00

41.08

78.6

14.9

2015/07/10

HLI

フーリハン ローキー

独立系投資銀行

21.00

21.94

4.5

14.7

2015/08/18

SITE

SiteOne Landscape Supply Inc

造園・園芸用品流通サービス企業

21.00

35.17

67.5

13.9

2015/12/17

SCWX

セキュアワークス

サイバー・セキュリティのソリューション

14.00

14.00

0.0

11.3

2016/03/04

ATKR

Atkore International Group I

電線管、導管関連製品の製造

16.00

16.85

5.3

10.5

  • 注:株価騰落率は、公募価格から7/1(金)までの騰落率です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
2

当社取扱銘柄のご紹介

業種:電子決済

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

119

4%

11.9

黒転

0.49

17.12予

124

4%

14.1

18%

0.91

株価(7/1): 11.03ドル

予想PER(16.12期): 22.5倍

  • カード決済システムの中で、加盟店管理業務(アクワイアラー)を主力事業とする情報技術企業です。34カ国に展開、620万の加盟店にサービスを提供しています。また、カード発行銀行の情報処理を請け負うほか、アメリカ最大のATMネットワークである「STAR」を所有しています。
  • 典型的なクレジットカードの取引例では、カード利用者が100ドルのものを買うとき、カード支払いを受け入れた加盟販売店は2ドルの手数料を負担します。その2ドルはカード発行会社に1.50ドル、加盟店管理会社に0.40ドル、決済ネットワークに0.10ドルに配分され、この0.40ドルが同社の主な収入となっています。
  • 16年1-3月期の決算は前年同期比2%増収(為替の影響を除いて5%増)、調整後EBITDA(利払い・税・償却前利益)は同13%増と堅調です。

業種:インターネットサービス

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

12.3

21%

1.97

74%

0.78

17.12予

14.1

14%

2.54

29%

0.99

株価(7/1): 15.54ドル

予想PER(16.12期): 16.3倍

  • 恋愛相手や結婚相手を探す交際サービスを提供する企業です。「Match」「OkCupid」「PlentyOfFish」「Tinder」「Meetic」など45のブランドを保有、38ヵ国語、190ヵ国でサイトを運営しています。
  • 売上の大半は会員からの会費が占めています。会費を支払っている会員数は北米が322万人、国際が186万人(16年3月末)です。
  • 16年1-3月期決算は、買収した「PlentyOfFish」を調整したベースで、有料会員数が前年同期比13%増、売上が同14%増、調整後EBITDA(利払い・税・償却前利益)が51%増と好調です。

業種:電子決済

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

6.44

42%

-1.62

赤字縮小

-0.16

17.12予

8.42

31%

-0.69

赤字縮小

0.01

株価(7/1): 9.27ドル

予想PER(16.12期): - 倍

  • スマートフォンに差し込んでカード決済を可能にするカードリーダーとソフトウェアを提供して、利用する事業者から決済額に応じた手数料を得ている企業です。15年には、カード支払い件数7.1億件(前年比58%増)、決済額356億ドル(同50%増)の決済を扱っています。米国中心ですが、カナダと日本でもサービス展開しています。
  • カードによる支払いを受け付けたくても難しかった(通常のカードリーダー端末の購入や加盟店管理会社との契約が割に合わない)、タクシードライバー、法律家、個人事業主、各種小売店など零細事業者を主な顧客としています。決済大手のビザ、マスターカードとは、カードの使用場面を広げるという意味で協力関係にあります。
  • 16年1-3月期は、決済額が前年同期比45%増、売上(調整後)は前年同期比64%増と順調に伸びています。

業種:ITハードウェア

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

7.1

61%

-1.35

赤字縮小

-0.69

17.12予

10.1

42%

-0.91

赤字縮小

-0.44

株価(7/1): 10.93ドル

予想PER(16.12期): - 倍

  • 09年にカリフォルニアで創業した企業向けデータ・ストレージ(データ記憶装置)の会社です。データ記憶にハードディスクに替えてフラッシュメモリーを使う記憶装置(オールフラッシュ・ストレージ・システム)の製造、販売を行っています。ストレージのパフォーマンスを上げ、煩雑さやコストを下げ最適化を図ることができます。
  • 16年第1四半期に300社の新規顧客を獲得、顧客ベースを1,950社に広げています。新規顧客には、ソフトバンク、メルボルン大学、世界銀行、GMOクラウド(日本最大のインターネットホスティングサービス)などが含まれています。
  • 16年1-3月期決算は、売上が140百万ドルで前年同期比89%増、64百万ドルの営業損失でした。第2四半期の売上は153-157百万ドルが見込まれています。

業種:ソフトウェア

決算期

売上高(億ドル)

(前年比)

純利益(億ドル)

(前年比)

EPS(ドル)

16.12予

4.23

25%

-0.31

赤字縮小

-0.66

17.12予

5.08

20%

-0.12

赤字縮小

-0.42

株価(7/1): 14.00ドル

予想PER(16.12期): - 倍

  • サイバーセキュリティのソリューションを提供する会社です。99年の創業で11年2月にデルに買収されましたが、16年4月に株式公開しました。
  • 脅威対策プラットフォーム(Counter Threat Platform)を中心にネットワーク監視、コンサルティング、インシデント対応など幅広いセキュリティソリューションを提供、59ヵ国に4,200社の顧客を保有します(16年1月末)。
  • 16年1月期の売上は339百万ドルで前年比30%増、純損失は72百万ドル(前年は38百万ドルの損失)でした。
  • ※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

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