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2019-06-26 15:08:57

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7-9月期決算前半戦終了!!ここから相場を牽引するのはコレ!?

2015/10/28

米国企業の7-9月期決算発表が佳境を迎えています。S&P500指数採用企業のEPSは前年同期比3%減とやや低調ですが、16年に向けて企業業績は回復が見込まれています。PERの算定対象となるEPSは15年基準から16年基準に切り替わることでPERの割高感が払拭され、来年に向けてS&P500指数は今年の高値を更新していくことが期待されます。15年に株価がよく騰がったのはアマゾン、スターバックス、ナイキなど米国の代表的な高成長企業でしたが、市場全体の業績が回復するなかでは物色傾向も変化することが見込まれます。そこで今回は、7-9月期決算の実績が市場予想を上回った銘柄から、今後の相場を牽引する候補と期待されるものをピックアップしました。

図表1:注目銘柄リスト

銘柄 株価(10/26) 52週高値 52週安値
ゼネラル モーターズ(GM) 35.67ドル 38.99ドル 24.62ドル
ボーイング(BA) 146.70ドル 158.83ドル 115.14ドル
マクドナルド(MCD) 112.18ドル 112.87ドル 87.50ドル
インテル(INTC) 34.59ドル 37.90ドル 24.87ドル
マイクロソフト(MSFT) 54.25ドル 54.07ドル 39.72ドル

※ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成

1

 予想EPSの16年基準への切り替わりでS&P500指数は高値更新へ!?

米国企業の7-9月期決算発表がたけなわです。10/26(月)までにS&P500指数採用企業の185社(37%相当)が発表を終え、ここまでの集計では売上・EPSとも前年同期比約3%減とやや低調です(図表2)。

ただ、株式市場は8月末の株価急落で目線が一旦下がったと見られ、EPSが市場予想を上回るものについては素直に株価が上昇する傾向が見られ、物色意欲は旺盛な印象です。

業績が低調ななかで株価が戻ってきているため、売りを考える向きもあるかと思いますが、注意が必要だと思えるのは、PERを測る対象のEPSが15年予想から16年予想に切り替わる時期であることです。図表2の通りドル高の影響一巡により16年1-3月期から米企業業績は増収・増益に転じることが見込まれており、現在の市場コンセンサスでは15年EPSの118ポイントに対して、16年は129ポイント(9%増加)への増加が予想されています。

このため15年EPSで見るとPERは再度高くなっていますが、16年基準ではさほどでもありません。15年予想EPSを118ポイント、16年EPSを129ポイントに固定して、S&P500指数の予想PERの動きをシミュレーションしたものが図表3です。15年基準では、18倍から16倍まで下がって17.5倍まで戻ってきたところです。一方、16年基準では、16.5倍から14.5倍に下がり、16倍まで戻ってきたところです。

16年を基準としたPER16倍は、過去の推移(過去25年のレンジはITバブル期を除いて12倍〜18倍)から見て割高でも割安でもない中庸な水準と考えられます。15年のPERの推移を参考にすると、市場のセンチメントが良いときには18倍近くまで上昇しており、これを適用すると高値の目処として2,322ポイント(129ポイント×18倍)が計算できます。

15年のS&P500指数の高値は2,134.28(5/21)で、これから16年にかけて、この高値を抜けていくことが期待できるでしょう。これまでのところ7-9月期決算発表はやや低調ですが、16年の増益シナリオが崩れない程度であれば特に大きな問題ではないと考えられます。

図表2:S&P500指数採用企業の業績動向(前年同期比)

  • 注:予想はブルームバーグ集計によるコンセンサス予想です。15年3Qは発表済み185社の集計です。
  • ※ブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成

図表3:S&P500指数のPERシミュレーション

  • 注:S&P500指数の予想EPSを足元の数字(15年予想EPSを118ポイント、16年予想EPSを129ポイント)に固定して、予想PERの推移をシミュレーションしたものです。
  • ※ブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成
2

 今後の相場を牽引する銘柄は?

さて、これから16年にかけてS&P500指数が15年の高値を更新して上昇していくと考える場合、どんな銘柄を持っておけばよいでしょうか?これを考える前に、まず年初来の相場を振り返ってみましょう。

以下は、主要企業に絞るためS&P100指数の構成銘柄について年初来株価騰落率(10/23まで)の上位を見たものです。

1 アマゾン ドットコム 93.0%
2 スターバックス 52.6%
3 ナイキ 35.8%
4 アルファベット(旧グーグル) 33.7%
5 フェイスブック 31.0%
S&P500指数 0.8%
S&P100指数 1.9%

日本人の誰もが知る米国の代表的な成長企業が並んでいます。これら銘柄が上位を占めた大きな理由は、世界の経済成長率見通しが継続的に下方修正され、市場全体の企業業績が低調であったことと考えられます。

例えば、為替の影響について考えてみると、売上の基調が3%増えている企業でドル高により5%の売上押し下げを受けると売上は2%マイナスになってしまいます。しかし、売上の基調が20%増えている企業では、5%ポイントのドル高の影響を受けてもプラス15%の売上成長が残ります。業界や個別要因で“地”の成長率が高い企業の魅力が高まった結果と考えられます。

一方、今後の相場を考えてみると、(1)で見たように市場全体の業績回復が予想されています。このような場合には、ここにあげたような銘柄の相対的な魅力度はこれまでに比べて低下すると考えられます。

もちろんいずれも優良企業ですから、市場平均をアンダーパフォームするようなことはないと思います。ただ、半年後、1年後を振り返ったときに騰落率上位にあるかというと、そうでない可能性のほうが高いと考えられます。

では、今後の相場を牽引する銘柄群とはどのようなものでしょうか?これを考えるために、10/23までに7-9月期決算発表を行ったS&P100指数採用銘柄49社について、発表された売上とEPSがともに市場予想を上回った21銘柄を図表4に抽出しました。

水色でハイライトしているのは、さきほど確認した年初来株価騰落率が上位にある銘柄群です(スターバックスは10/29、フェイスブックは11/4決算発表予定です)。これらを除いて、比較的EPSの予想との乖離率が高いものから5銘柄を選んで今後の相場を牽引する可能性が高い銘柄の候補としてご紹介いたします。

ドル高による業績の下押しや新興国経済へのエクスポージャーが懸念されて、株価騰落率上位銘柄ほどには冴えなかった企業が多く含まれています。これらの下押しや懸念が緩和することで、今後6ヵ月・1年を考えた場合に市場を牽引していることが期待されると考えます。

図表4:7-9月期決算が市場予想を上回った企業(10/26発表まで)

銘柄 成長率 乖離率 株価
(10/23)
予想PER
(倍)
6ヵ月
騰落率(%)
売上 EPS 売上 EPS
アマゾン ドットコム 23.2% 黒字転換 1.9% - 599.03 109.5 93.0
ゼネラル モーターズ -1.1% 54.6% 1.2% 26.3% 35.95 7.6 3.0
バイオジェン 10.6% 17.9% 5.3% 19.0% 276.99 17.0 -18.4
ボーイング 8.7% 17.8% 4.8% 14.6% 146.7 17.9 12.9
マイクロソフト -6.6% 3.1% 3.2% 14.1% 52.87 19.4 13.8
テキサス インスツルメンツ -2.1% 0.0% 4.6% 12.8% 58.98 20.0 10.3
ナイキ 5.4% 22.9% 2.4% 12.5% 130.53 30.4 35.8
フィリップモーリスインターナショナル -11.8% -10.8% 2.0% 10.5% 89.63 20.3 10.0
マクドナルド -5.3% 3.7% 3.3% 9.8% 112.59 23.3 20.2
インテル -0.6% -3.0% 1.8% 9.4% 34.9 15.3 -3.8
キャピタル ワン ファイナンシャル 4.6% 8.3% 0.6% 8.4% 81.12 11.2 -1.7
バンク オブ アメリカ -3.0% -13.8% 0.6% 5.8% 16.52 11.6 -7.7
ペプシコ -5.2% -0.7% 1.2% 3.7% 102.43 22.5 8.3
アクセンチュア 1.4% 6.5% 2.7% 2.7% 107.99 20.7 20.9
レイセオン 5.6% -10.9% 0.4% 2.7% 117.77 17.7 8.9
アルファベット 14.7% 15.8% 0.5% 2.1% 719.33 24.9 35.6
ロッキード マーチン 3.1% 0.4% 3.0% 2.0% 219.32 19.3 13.9
ベライゾン コミュニケーションズ 5.0% 16.9% 0.8% 1.8% 46.16 11.7 -1.3
アボットラボラトリーズ -8.4% -12.9% 0.3% 1.1% 43.6 20.2 -3.2
ウェルズ ファーゴ 3.3% 2.9% 1.6% 0.8% 54.75 13.2 -0.1
ユナイテッドヘルス グループ 26.7% 1.2% 3.1% 0.6% 115.92 18.4 14.7
  • 注:ナイキは6-8月期決算です。「成長率」は15年7-9月期実績の14年7-9月期実績に対する増加率です。「乖離率」は15年7-9月期実績と事前の市場予想との乖離率を計算したものです。アマゾンのEPS乖離率は、赤字予想に対して黒字の実績が出ています。
  • ※ブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成
5

 注目銘柄

銘柄名 業種 自動車
ポイント
  • 米国最大の自動車メーカーで、キャデラック、ビュイック、シボレー、オペル、GMCなどのブランドを展開しています。
  • 7-9月期の世界販売台数は南米の落ち込みを受けて前年同期比3%減となりましたが、調整後営業利益は23億ドルから31億ドルへ35%の増加となりました。部門利益構成比で98%を占める北米が、ガソリン安を受けて大型車やSUVなど利益率の高い車の販売が好調なためです。
  • 中国(上海汽車との合弁事業)の販売台数は4%減少しましたが、SUVなどの販売好調で利益率は上昇しています。中国を含む国際事業の調整後営業利益は前年同期の水準を維持しています。
  • 株価は中国および南米へのエクスポージャーを懸念して年央にかけて下げましたが、これまでのところ利益には大きな影響を及ぼしていません。北米市場の好調を背景に見直される可能性が高いとみられます。

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

15.12予
152,352
(-2%)
7,674
(11%)
4.74
16.12予
150,059
(-2%)
8,304
(8%)
5.32
 ・株価(10/26):35.67ドル  ・予想PER(15.12期):7.5倍
銘柄名 業種 航空機
ポイント
  • 7-9月期決算は、売上・利益とも市場予想を大きく上回る好決算でした。民間航空機の引渡し数は上期の前年同期比9%増から同7%増に鈍化したものの、防衛・宇宙・セキュリティ部門の売上が軍用機の売上増で上期の同7%減から同6%増に改善しました。
  • 業績好調を受けて15年通期の中核EPSガイダンスを7.70-7.90ドルから7.95-8.15ドルに引き上げています。年間の民間航空機の引渡しは、750-755機から755-760機に引き上げられました。
  • 民間航空機の需要は、世界的な中間層の増加による航空機利用増から長期的に成長が見込まれています。足元の新興国経済の減速は航空機需要にマイナスですが、受注残は4,260億ドル、5,700機相当(15年引渡しの7.5年分)を確保しているため、業績に直に影響が出るわけではありません。一方で、原油安が航空会社の収益を押し上げていることはポジティブに効きそうです。

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

15.12予
95,819
(6%)
5,708
(5%)
8.18
16.12予
97,701
(2%)
6,172
(8%)
9.38
 ・株価(10/26):146.70ドル  ・予想PER(15.12期):17.9倍
銘柄名 業種 レストラン
ポイント
  • 15年3月に就任したイースターブルックCEOが進める再建計画が奏功していると見られます。グローバル既存店売上の前年同期比が4-6月期の0.7%減から7-9月期は4.0%増へ改善、売上高の前年同期比も10%減から5%減に改善しました。為替の影響を除いた売上は前年同期比7%増です。
  • 主力市場の米国では、サンドイッチの新商品や朝食メニューが貢献して既存店売上は2.0%減から0.9%増へ2年ぶりのプラスに改善しました。会社側では、既存店売上の上昇基調は10-12月期も継続する見込みとしています。今月6日から「オールデイ・ブレックファスト」を導入したほか、抗生物質を投与された鶏肉の使用を中止していく計画を発表しています。
  • 米レストラン業界では、スターバックスの業績好調が続いていますが、マクドナルドの復活にも注目したいと思います。株価は12年から4年近く続いた90ドルから105ドルでのもみ合いを上抜けているため、相当の上値が期待できると考えられます。

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

15.12予
25,306
(-8%)
4,560
(-4%)
4.84
16.12予
24,530
(-3%)
4,791
(5%)
5.27
 ・株価(10/26):112.18ドル  ・予想PER(15.12期):23.2倍
銘柄名 業種 半導体
ポイント
  • 7-9月期決算は、減収減益でしたが、市場予想を上回りました。前四半期との比較では、売上の落ち込みが4-6月期の前年同期比4%減から1%減へ改善しました。要因はクライアントコンピューティンググループ(パソコン等用CPU)の売上が4-6月期の前年同期比14%減から7%減に減少率が縮小したことです。
  • データセンターグループ(サーバー用CPU)では通年売上見通しが前年比15%増から10%台前半の増加に下方修正されましたが、7-9月期は前年同期比12%で4-6月期の同10%増から加速していますので、大きな心配はいらないでしょう。10-12月期の全社売上見通しは市場予想並みの148億ドルですが、前年同期比では4-6月期の4%減、7-9月期の1%減から、1%増へ改善が続く見込みです。
  • 最大部門のクライアントコンピューティンググループ(売上構成59%、15年7-9月期)の売上改善(落ち込み率の縮小)を確認したため、ポジティブな決算と言えるでしょう。

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

15.12予
55,244
(-1%)
11,189
(-4%)
2.28
16.12予
57,431
(4%)
11,428
(2%)
2.35
 ・株価(10/26):34.59ドル  ・予想PER(15.12期):15.2倍
銘柄名 業種 ソフトウェア
ポイント
  • パソコン販売の落ち込みが縮小見込みであること、クラウドへのシフトが順調であること、16年1-3月期からWindows10の収益貢献が始まることから、16年に向けて収益改善が注目できます。
  • 7-9月期の減収率は4-6月期を上回りましたが、携帯電話やゲーム機など利益には重要でない分野によるもので、営業利益の前年同期比は4-6月期の3%減から1%増へ改善しています。PCメーカー向けの「ウィンドウズ」販売は6%減で、4-6月期の22%減から減少率が大幅に縮小しました。クラウドでは、クラウドプラットフォームの「Azure」の売上が2倍強、オフィスのクラウド版である「オフィス365」は売上が70%伸びています。
  • 15年10-12月期の売上ガイダンスは市場予想の251億ドルに対して248-254億ドルでした。同社は保守的なガイダンスを出す傾向があることから、アップサイドへの期待が高まっています。

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

16.6予
92,068
(-2%)
21,937
(5%)
2.75
17.6予
98,785
(7%)
24,221
(10%)
3.10
 ・株価(10/26):54.25ドル  ・予想PER(16.6期):19.7倍

※注目銘柄(5銘柄)の株価週足チャートは、当社のチャートツールを用いて作成(2015/10/26時点)

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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