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フェラーリ(RACE/NYSE)上場間近(予定)!!

フェラーリ(RACE/NY証券取引所)上場特集  あのフェラーリが上場!!フェラーリの株主になるチャンス!!

2015/10/20

イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリが21日(水)にニューヨーク市場に上場します。著名ブランドであるため世界的に個人投資家の興味が高く、その特異な事業内容から機関投資家も注目している新規上場案件と考えられます。当IPO最大の注目点は、株式市場でどのように評価されるか、つまり、どのようなPERがつくのかということでしょう。3,000万円を超える「ぜいたく品」を個人に販売するという特異な事業のため、世界の株式市場を見渡しても類似企業が見当たらないためです。そこで今回はフェラーリ上場特集として、同社の株価評価に関する考え方を中心に、高級パフォーマンスカー市場の動向、事業内容についてご紹介いたします。

フェラーリ車のオーナーにはなかなかなれませんが、フェラーリの株主になれるチャンスはできました!ご検討してみてはいかがでしょうか。

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  高級ブランドとして評価されるフェラーリ

フェラーリは1台3,000万円を超える高級スポーツカーを個人に販売する特異な事業のため、世界的にも類似する上場企業は見当たりません。このため、同社株式がどのようなPERで評価されるのか注目されます。

まず、フェラーリが既存の上場自動車メーカーといかに違うかを確認しておきましょう。図表1は欧州の代表的な自動車メーカーと主要な指標について比較したものです。売上規模、販売台数、販売単価のいずれを見てもかけ離れていることがわかります。

販売単価では比較的高いポルシェに対しても3倍高くなっています。同社に最も近い自動車メーカーはライバルとされるランボルギーニですが、フォルクスワーゲングループのアウディ傘下にあり、単独では上場していません。

現在会社が売り出し価格として提示している実績PERの30-33倍は自動車メーカーとしては異常に高い水準ですが、事業の性質は大きく異なっていると見られ、既存自動車メーカーとの比較で同社を評価するのは難しいと言えそうです。

これに対して同社CEO(最高経営責任者)は、フェラーリは自動車メーカーではなく高級ブランドとして評価されるべきだと言っています。会社側が提示した実績PER30〜33倍に相当する売り出し価格(48ドル〜52ドル)はこの考え方に沿って出てきたものと思われます。そこで、欧米の高級ブランド品企業と比較したものが図表2です。

これを見ると、高級ブランドのコングロマリットであるLVMHやケリングはPERが20倍超となっています。この水準は欧州市場平均(汎欧州指数のユーロストックス)の18倍より高いものの、フェラーリの30倍超とは開きがあります。

一方、売上規模が小さく単品製造に近い靴のトッズやダウンジャケットのモンクレールなどはPERが20倍台後半です。フェラーリの事業は、どちらかと言えばこれら企業に近く、現在提示されている株価評価はこの辺りがベースになっていると見られます。

さらにプレミアムがついていますが、同社の顧客層は高級ブランドの中でも超富裕層からなるため、安定性の高さが評価されるとの期待があるためと考えられるでしょう。

図表1:自動車メーカーとの比較

自動車メーカー 売上高
(億ユーロ)
営業利益率
(%)
時価総額
(億ドル)
自動車販売台数
(千台)
自動車平均単価
(万円)
PER
(実績)
フェラーリ 28 14.0 91-98 7 3,617 30-33
ポルシェ 172 15.8 - 187 1,242 -
ダイムラー クライスラー 1,299 7.3 871 1,631 587 9.6
BMW 804 11.3 631 2,118 380 9.7
フォルクスワーゲン 2,025 6.3 606 10,217 268 5.5
  • 注:売上高、営業利益率、自動車販売台数、自動車平均単価は前期実績です。時価総額とPERは、10/15時点です。ポルシェは、現在フォルクスワーゲンの大株主で、「ポルシェ」事業を反映した時価総額となっていないためPERも表示していません。
  • ※ブルームバーグデータおよび会社資料をもとにSBI証券が作成

図表2:高級ブランド品企業との比較

高級ブランド品企業 事業内容 売上高
(億ユーロ)
営業利益率
(%)
時価総額
(億ドル)
PER
(実績)
フェラーリ 伊・高級スポーツカーメーカー 27.6 14.0 91-98 30-33
トッズ 伊・高級靴メーカー 9.7 15.6 27 26.4
モンクレール 伊・高級ダウンジャケットメーカー 6.9 29.8 40 26.8
サルバトーレ・フェラガモ 伊・高級靴・バッグメーカー 13.3 18.4 46 24.3
エルメス 仏・高級ファッションブランド 41.2 32.1 396 37.2
プラダ 伊・高級ファッションブランド 35.5 19.8 102 22.9
ティファニー 米・宝飾品小売 37.4 21.0 102 20.1
LVMH 仏・高級ブランドコングロマリット 306.4 18.6 908 21.4
ケリング 仏・高級ブランドコングロマリット 100.4 16.6 215 20.8
  • 注:売上高、営業利益率は前期実績です。時価総額とPERは、10/15時点です。
  • ※ブルームバーグデータおよび会社資料をもとにSBI証券が作成
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 GDPを上回って成長する高級ブランド品市場

フェラーリが高級ブランドの会社として評価されるとして、その市場はどのような特性をもっているでしょうか?

フェラーリ資料から高級ブランド品市場の動向を示したグラフを抜粋したものが図表3です。世界の高級ブランド品市場は、リーマンショックを受けて縮小したものの、その後徐々に改善、11年から14年にかけてはGDPの成長率を上回る成長にまで回復しています。新興国や米国での富裕層の増加が市場拡大の背景にあると見られます。

図表4は同社が定義する「高級パフォーマンスカー市場」と同社の販売台数の推移を見たものです。フェラーリの販売台数の変動は小さく、同市場のなかでも景気変動の影響を受けにくく安定していると言えそうです。

フェラーリは、この変動の小ささは同社が需要に対して意図的に供給を絞って需要超過の状態を維持しているからだと説明しています。また、フェラーリを買うような超富裕層になると、財産の蓄積も大きく景気変動による影響を受けにくいことが背景にあると考えられるでしょう。

フェラーリの事業は高級ブランド品の中でも相対的に安定度が高いと言えそうです。(1)で欧州の既存ラグジュアリー企業に対してプレミアムの評価であることを見ましたが、需要の安定性を考慮すると妥当であると考えられるでしょう。一般に変動性の大きい利益と安定した利益では、後者に対して付与されるPERが高くなるためです。

図表3:高級ブランド品の市場

  • ※フェラーリ資料をもとにSBI証券が作成

図表4:高級パフォーマンスカー市場とフェラーリの販売台数

  • 注:「高級パフォーマンスカー」は、フェラーリの定義によるもので、アストン・マーチン、アウディ、ベントレー、フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、ロールス・ロイスが販売する、2ドアで500馬力以上、小売価格15万ユーロ(付加価値税含む、約2,000万円)以上の車を指します。
  • ※フェラーリ資料をもとにSBI証券が作成
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 フェラーリの事業概要と上場スキーム

フェラーリは高級スポーツカーのメーカーで、現在8モデルを販売中で14年には7,255台を販売しています。

業績は図表5の通り、緩やかに拡大しています。ブランドの「希少性」「高級感」を維持することが戦略で、上場後も少量生産が維持されます。生産台数は19年に9,000台まで引き上げる計画で、年率4%で成長する計算です。

売上構成は図表6のとおり、自動車・同部品のほか、エンジン製造(フィアット クライスラー傘下のマセラッティ向け)や様々なグッズに対するブランドのライセンスを行っています。13年に自動車販売台数が落ち込むなか増収となっているのは、これら自動車以外の事業があるためです。

販売推進は、世界で年間4.3億人が視聴するF1レースによります。同社のF1チーム「スクーデリア フェラーリ」は、222のグランプリタイトル、16のコントラクターズタイトル、15のドライバーズタイトルを獲得したF1史上最も成功したチームで、ブランド価値の創造・維持に成功していると言えるでしょう。

今回の新規上場は、フィアット クライスラー社(FCA)がフェラーリを分離するプロセスの一部です。FCAの株式保有比率は上場前の90%から、上場直後に80%に減り、16年初めにはフェラーリ株式をFCA株主に譲渡することで、完全に分離する予定です。完全分離後の株主構成は、一般株主66%、Exor S.p.A.(FCAの最大株主)24%、ピエロ・フェラーリ氏(フェラーリ創業者の子)10%となる見込みです。フィアット クライスラーは、分離で得た資金を他事業の拡大投資に使用する予定です。

図表5:フェラーリの業績推移

  • ※会社資料をもとにSBI証券が作成

図表6:品目別売上構成比(14年)

品目別売上構成比(14年)

※会社資料をもとにSBI証券が作成

図表7:地域別自動車販売構成比(台数ベース、14年)

地域別自動車販売構成比(台数ベース、14年)

※会社資料をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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