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2019-09-21 20:10:07

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海外経済の波乱に強い米国株はコレ!?

2015/8/26

世界同時株安を受けて米国市場も大荒れとなっています。S&P500指数の20日から25日にかけての下落率は8.3%に達しました。しかし、この下落によってS&P500指数の予想PERは17倍台後半から15倍台に低下しています。値ごろ感も出てきているため、さらに大きく下げる可能性は小さいと考えられます。物色については海外経済動向に対する警戒は根強いものがあり、外需の比率が高い銘柄へは当面目が向きにくいと見られます。一方、米国経済自体は堅調が見込まれています。今回は米国の内需中心の銘柄から、住宅関連に焦点を当てて銘柄をピックアップしています。

銘柄 株価(8/25) 52週高値 52週安値
DR ホートン(DHI) 28.28ドル 32.37ドル 19.29ドル
レナー(LEN) 48.18ドル 56.04ドル 37.50ドル
モホーク インダストリーズ(MHK) 189.18ドル 212.16ドル 120.37ドル
ホーム デポ(HD) 110.97ドル 123.80ドル 86.35ドル
ウィリアムズ ソノマ(WSM) 81.07ドル 89.38ドル 62.35ドル
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海外経済の波乱に強い米国株とは?

世界同時株安の中、米国株式市場も大荒れとなっています。中国経済への懸念と上海総合指数の下落を受けて米国市場は8/21から大幅な下落となってもみ合いのレンジを下へ放れました。20日から25日にかけての下落率はS&P500指数で8.3%に達しています。

通常このような場合、従来のもみ合いの下限が上値抵抗ラインとなることが多く、今回はもみ合いの期間が半年以上と長かったため、強い上値抵抗になると見られます。S&P500指数で2,050ポイント程度を上値としたもみ合い相場に移行する可能性が高いと見られます。

下値についてはS&P500指数ベースで予想PERが15倍台まで低下しています。値ごろ感が出ていると見られ、ここからさらに大きく下げる可能性は小さいと考えられます。中国をはじめとする新興国経済は減速が懸念されるものの、世界のGDPの5割超を占める米欧日の経済が堅調であり、世界経済が大幅に悪化するとか、米企業の業績が大幅に悪化するようなことが見込まれているわけではないからです。

一方、物色について考えると、調整のきっかけとなった中国をはじめとする新興国経済の減速の影響が懸念される企業には当面目が向きにくいと見られます。一方、米国経済自体は雇用の改善を背景に堅調な推移が見込まれています。米国経済は個人消費が7割を占める経済で、海外経済減速の影響を受けにくい構造と考えられます。そこで今回は、海外経済の波乱に強い米国株のリストアップを試みています。

S&P500指数採用銘柄で米国売上比率の高い企業を拾っていくと業種・サブセクターのかたまりとして、以下が浮上します。ここから最近の月次指標で改善傾向が目立っている住宅建設関連と米国を中心に展開する小売関連について検討しています。ヘルスケアサービス、通信サービス、地方銀行もしっかりした国内景気を受けて堅調ですが、ここに来て新たに注目できる動きがあるわけではないためです。


・住宅建設・建材
・小売(米国中心の)
・ヘルスケアサービス
・通信サービス
・地方銀行

図表1:S&P500指数はもみ合いレンジを下放れ

  • ※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成
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回復が鮮明となってきた米住宅建設市場

米国の住宅建設市場の回復が鮮明となっています。寒波の影響もあって年初に落ち込んだ新築住宅着工件数は4月〜7月にかけて改善、今後についても米国経済のけん引役のひとつとして期待されています(図表2)。中古住宅販売件数も7月は559万戸で前年比10%と好調です。

また、米小売統計でも「家具・調度品」の分野は改善の兆しが見える小売売上全体を上回る推移となっています。住宅に関連する分野の好調が確認できます(図表3)。

このような動きを背景に株式市場においても住宅関連銘柄への注目は高まっているようです。代表的な住宅建設5社の株価は14年10月頃よりアウトパフォーム傾向が続いています。直近の株価下落局面では市場全般と同様の下落となっていますが、上昇トレンドが壊れるところまでは至っていません。

図表2:住宅着工件数は15年春より回復が強まる

  • ※ブルームバーグ、全米不動産協会のデータをもとにSBI証券が作成

図表3:小売統計でも「家具・調度品」は全体を上回る動き

  • ※ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成

図表4:住宅建設5社の株価はアウトパフォーム傾向

  • 注:直近値は8/24
  • ※ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成
3

住宅建設市場の伸びしろは?

住宅建設市場は足元で回復していますが、今後の回復の安定性や伸びしろについて考えてみます。

その上で参考となるのが、図表5の世帯形成の動向です。リーマン・ショック以降低迷していた同指標は昨年10月以降上方シフトしています。雇用の持続的回復が親世帯からの独立が遅れていた20歳〜30歳代の経済的見通しに対する自信を深め、世帯の形成を促していると見られます。

ハーバード大学の調査によると、従来の慣行に比べてより多く親と同居している20歳〜30歳代は240万人にのぼるとされます。仮に半分の120万人が新たに住宅を求める場合、新築住宅販売で2年分以上のペントアップ需要が溜まっていることになります。このため住宅建設市場は安定した回復が期待できそうです。

また、足元の新築住宅着工件数は、06年1月のピーク227万戸に対して53%の水準にとどまっています。小売売上がリーマンショック前のピークに対して111%に回復しているのに対して大きく出遅れています。今後の回復余地は大きいと言えるでしょう。

さらに、最近の長期金利の低下は住宅市場には”棚ぼた”と言えそうです。世界経済の減速や原油価格の下落によって低下した長期金利は、住宅ローン金利を抑えるためです。住宅市場の回復の確度をさらに高めると言えるでしょう。

図表5:米国の世帯形成が上方シフト

  • ※ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成
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住宅建設関連銘柄をリストアップ

図表6は住宅建設に関連する銘柄を住宅建設、建材、住宅用品小売の業界からリストアップしています。

住宅建設は全国展開している大手5社、建材は事業内容を分散して各分野の大手企業、住宅用品小売はブルームバーグの同業種分類から時価総額が大きい5社です。

住宅建設では、各社の予想PER水準に大きな差がないため、時価総額が大きく業績モメンタムが強いDR ホートン、レナーを選んでいます。

建材では、比較的PERが低く、業績動向が堅調とみられる床材料の世界最大手のモホーク インダストリーズを選んでいます。

住宅用品小売では、住宅建設の回復から直接の恩恵が大きいホームセンター最大手のホーム デポ、キッチン用品・家具を扱うウィリアムズ ソノマを選んでいます。

関連分野 銘柄 事業内容 時価
総額
(億ドル)
株価
(8/24)
予想
PER
(倍)
予想売上
成長率
(%)
予想EPS
成長率
(%)
営業
利益率
(%)
住宅建設 DRホートン(DHI) 住宅建設 108 29.53 14.5 32.9 35.6 9.9
レナー(LEN) 100 50.08 15.5 19.8 13.5 11.9
パルト グループ(PHM) 69 19.62 14.9 4.0 18.8 12.3
トール ブラザーズ(TOL) 67 38.06 18.0 7.8 10.6 10.2
KBホーム(KBH) 13 14.01 15.7 29.0 -5.8 5.2
建材 シャーウィン ウィリアムズ(SHW) 塗料 237 254.32 23.3 3.9 24.4 11.7
モホーク インダストリーズ(MHK) 床材料 141 190.33 18.9 5.6 23.8 9.9
マーチンマリエッタマテリアルズ(MLM) 骨材 104 154.82 30.8 16.8 34.3 10.6
マスコ コーポレーション 各種建材 87 25.29 22.1 -13.0 12.1 9.2
USG(USG) 石膏ボード
など
43 29.61 16.1 5.0 54.7 4.4
住宅用品
小売
ホーム デポ(HD) ホーム
センター
1445 112.54 21.0 5.4 16.7 12.6
ロウズ カンパニーズ(LOW) 637 68.31 20.8 4.7 21.3 8.5
トラクターサプライ(TSCO) 114 83.58 27.1 10.8 15.9 10.3
ベッド バス&ビヨンド(BBBY) 家庭用品 102 59.93 11.5 3.2 3.0 13.1
ウィリアムズ ソノマ(WSM) キッチン用品・
家具
74 80.81 23.2 6.7 8.9 10.7
  • ※ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成
5

注目銘柄のポイント

銘柄名 株価
(8/24)
29.53ドル 予想PER
(倍)
14.5
ポイント
  • 住宅建設の最大手です。米国の27州及び78の都市圏市場で住宅の建設・販売を行っています。
  • 米国の住宅建設市場は、雇用の改善を背景とした世帯形成の回復から複数年にわたり好調が見込まれます。
  • 15年4-6月期は、受注が前年同期比25%増、売上が同37%増、純利益が同96%と好調です。市場予想も売上で6%、EPSで25%上回りました。
銘柄名 株価
(8/24)
50.08ドル 予想PER
(倍)
15.5
ポイント
  • 大手住宅建設企業の一角で、マンション建設も手がけていることが特徴です。住宅販売部門の地域別売上構成は、東部31%、西部30%、中部14%、南部18%などとなっています。
  • 米国の住宅建設市場は、雇用の改善を背景とした世帯形成の回復から複数年にわたり好調が見込まれます。
  • 15年3-5月期決算は、売上が前年同期比32%増、純利益が同34%増、受注高が同28%増と好調でした。
銘柄名 株価
(8/24)
190.33ドル 予想PER
(倍)
18.9
ポイント
  • 床材メーカーで世界最大の企業です。(1)米国の住宅建設市場の回復から恩恵が期待されること、(2)足元で原材料安メリットを受けて利益率が改善していることに注目できます。
  • (1)について、同社売上の70%が北米向け(ほかは欧州が20%など)で、用途別では住宅向けが80%を占めるため、住宅建設の回復から恩恵を受けると期待されます。(2)については、4-6月期決算で原材料安により粗利率が前年同期のの28.4%から31.0%に改善しています。同期の売上は前年同期比横ばい(ドル高の影響を除くベースでは同7%増)に止まりましたが、利益率の改善により調整後営業利益は同21%増となっています。
銘柄名 株価
(8/24)
112.54ドル 予想PER
(倍)
21.0
ポイント
  • ホームセンター業界の最大手です。米国の住宅建設市場の回復から恩恵を受けており、来年に向けても堅調な業績が続くと見込まれます。
  • 8/18発表の15年5-7月期決算は、売上が前年同期比4%増、営業利益が同6%増、EPSが同14%増と堅調で、ほぼ市場予想と一致しました。15年のガイダンスは、売上・既存店売上の伸び率とも引き上げられ、EPSは5.31〜5.36ドルへ約2%上方修正されています。
銘柄名 株価
(8/24)
80.81ドル 予想PER
(倍)
23.2
ポイント
  • 高級キッチン用品を中心に家具なども取り扱う専門小売業者で、米国を中心に約600店舗を展開しています。
  • 商品を主にアジアで調達して米国を中心に販売するため、ドル高・アジア通貨安はメリットです。ネット販売が5割を占めることが特徴で、アマゾンの脅威も小さいと言えます。
  • 年前半は西海岸の港湾ストの影響を受けましたが、年末にかけて改善が見込まれています。8/27に5-7月期決算発表予定です。

※株価日足チャートは、2015/8/25時点のものです。

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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