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2019-06-18 23:46:24

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“もみ合い相場の中でも上昇トレンドを維持する銘柄群!!背景にあるのは?”

2015/7/22

米国株式市場は、比較的高いPER、足元のEPSの伸び悩みを背景に過去半年にわたりもみ合いを続けています。今回、そのような相場の中でも上昇トレンドを維持する銘柄群を株価騰落率のスクリーニングで抽出してみました。リストアップされた銘柄には、米国を代表するような高成長企業が多く含まれていました。市場全体の利益成長が停滞する中、「安定的に高い利益成長を遂げている企業」の魅力が相対的に高まってきた結果と解釈できそうです。このような銘柄群から、今後も上昇トレンドが継続しそうな5銘柄をピックアップしています。

銘柄

株価(7/17)

52週高値

52週安値

69.29ドル

70.42ドル

47.54ドル

18.10ドル

18.21ドル

14.84ドル

672.93ドル

674.46ドル

486.22ドル

118.86ドル

119.15ドル

78.54ドル

70.88ドル

70.96ドル

48.79ドル

1

  米株式市場はレンジ内でのもみ合いが続く

S&P500指数は、年初来狭いレンジでの保ち合い相場が続いています(図表1)。上昇トレンドを維持している個別株を見る前に、市場全体がどのような状況にあるか確認しておきましょう。

株価は、EPS(企業が1株当りいくら稼いでいるか)とPER(EPSの何倍まで評価するか)に分解できますので、それぞれの状況を見てみましょう。

株価 = EPS × PER

まず、PERからです。図表2の通り、2000年のIT相場期前後を除いた過去レンジの上限である18倍近くまで上昇してきました。投資環境や技術革新などに大きな変化がなければ、これ以上、上がりにくい水準まできていると言えそうです。

一方、EPSは図表3の通り、14年7-9月期をピークに2四半期連続で減少しました。現在発表が進んでいる15年4-6月期決算も停滞となる見込みですが、コンセンサスでは、15年4-6月期を底に年末に向け回復すると予想されています。

PERが比較的高い水準にあることから、株式市場は決して企業の先行きに悲観的ではなく積極的に評価しようというスタンスにあると言えるでしょう。ただ、足元のEPSが伸び悩んでいるために、これ以上買い進みにくく、結果として保ち合い相場になっているようです。現状は、将来のEPS回復に対してより確信が持てるような証拠を探しながら、EPSの上昇を待っている状況と言えそうです。

図表1: S&P500指数のチャート

  • 注:2015/7/15時点
  • ※各種報道よりSBI証券が作成

図表2: S&P500指数の予想PER推移

  • ※ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成

図表3: S&P500指数四半期EPS(白抜きは予想を示します)

  • ※ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成
1

  保ち合い相場の中でも上昇トレンドを維持する銘柄群

経済成長や企業業績の足踏みを背景とした保ち合い相場の中でも、個別には株価の上昇基調を維持している銘柄も多くあります。今回はこのような銘柄をスクリーニングで探し、背景にどのようなことがあるのかを確認した上で、投資の可否を検討しています。

当社WEBサイトの「米国株スクリーナー」を使って、株価が上昇基調にある銘柄をスクリーニングしました。継続的に上昇している銘柄を抽出するため、以下の条件を満たすものとしました。

【1】過去6ヵ月の値上り率が10%以上(同期間のS&P500指数の値上り率は、5.8%でした)
【2】過去3ヵ月の値上り率が5%以上(同期間のS&P500指数の値上り率は、0.0%でした)
【3】過去20日間の値上り率が0%以上(同期間のS&P500指数の値上り率は、0.5%でした)
【4】S&P500採用銘柄で時価総額500億ドル以上(スクリーニング時点で95銘柄でした)

スクリーニングの結果が図表4で、株価が上昇基調にある背景と考えられる点についてコメントを付けました。尚、スクリーニングを実施した時点(7/15の株価)から、決算発表等で株価が大きく動いたものも含まれますので、ご注意ください。

業種別に見ると、景気動向への感応度が低く安定成長が期待される医薬品・ヘルスケア、金利上昇が恩恵になると期待される金融、ネット関連、メディア、電子決済などがまとまって抽出されました。

全体を見渡して気がつくのは、銀行・保険の銘柄を除いて予想PERの高いものが多く含まれていることです。米国の代表的な高成長企業群が多く入っています。(1)で見たように市場全体のEPSが伸び悩む中で、予想PERが高い、つまり、EPSの成長率が高い銘柄の魅力が相対的に高まり、さらに高く評価されたものと解釈できます。

市場全体のEPSが伸び悩む状況が続くと、このような傾向が続く可能性がありそうです。その場合、PERの絶対水準が高いものでも、業績のモメンタムが強まれば、さらに高く買い進まれる可能性があると言えそうです。

ここにリストアップされた銘柄から、株価の上昇トレンドが継続すると期待されるものを5銘柄ピックアップして、ポイントをコメントします。

図表4:株価が上昇基調にある銘柄群(株価上昇率によるスクリーニング)

業種

銘柄名(コード)

事業

現在値
(7/15)

予想PER
(倍)

値上り率
6ヶ月前(%)

値上り率
3ヶ月前(%)

値上り率
20営業日前(%)

医薬品

バイオ医薬品
69.8

18.0

10.9

12.5
4.5

C型肝炎治療薬ヴィキラへの期待

バイオ医薬品
131.4

35.5

11.1

11.1
18.3

バイオ医薬品のレセプトス社買収(7/15発表)による収益拡大期待

医薬品
49.3

24.0

12.2

5.3
1.7

個別に特に目立った材料は見当たらず、医薬品への全般的な物色か

医薬品
69.3

46.8

12.4

9.2
5.0

がん免疫治療薬オプジーボが肺がん治療への適応拡大(3/4発表)

医薬品
320.1

39.5

21.4

7.1
7.4

積極的な買収戦略が評価される

医薬品
86.4

36.3

23.9

17.2
1.9

個別に特に目立った材料は見当たらず、医薬品への全般的な物色か

医薬品
543.4

128.1

36.8

19.7
8.3

個別に特に目立った材料は見当たらず、医薬品への全般的な物色か

ヘルスケア

ドラッグストア
109.9

22.4

13.1

8.0
6.5

大手量販店ターゲット社店舗内薬局の買収(6/15発表)による収益貢献期待

ヘルスケア
125.9

20.0

20.5

7.3
3.6

オバマケアによる医療保険加入者増から恩恵

銀行

銀行
57.8

13.8

13.9

5.4
1.0

金利上昇による利鞘拡大に対する期待、新築住宅市場回復による住宅ローン組成の増加

銀行
17.7

12.8

16.3

13.0
0.7

金利上昇による利鞘拡大に対する期待、新築住宅市場回復による住宅ローン組成の増加

銀行
69.2

11.9

25.8

7.8
1.2

金利上昇による利鞘拡大に対する期待、ゼネラル・エレクトリック事業売却での案件獲得期待

保険

保険
57.5

9.4

19.8

13.0
2.0

金利上昇による資産運用環境の改善期待

保険
64.0

11.7

27.0

9.9
3.3

金利上昇による資産運用環境の改善期待

ネット関連

ネット広告
584.0

25.8

15.9

7.9
7.2

ネット調査会社のレポートで、同社が検索件数シェアをYahoo!/Bingから奪い返したと発表(7/9)

ネット通販
63.4

28.3

19.7

11.3
4.8

高成長が期待される電子決済部門ペイパルの分離上場(ペイパルは7/20上場)

SNS
89.8

88.5

21.2

8.5
10.7

1-3月期決算の好調、ネット広告市場でのシェア拡大傾向

ネット通販
461.2

927.1

60.7

20.3
7.9

1-3月期決算で開示したアマゾン・ウェブ・サービス事業に対する評価、月次売上堅調

メディア

ケーブルTV
63.8

19.0

13.8

6.4
8.3

「ジュラシック・ワールド」等映画の大ヒット、1-3月期決算堅調、買収断念による不透明感払拭

メディア
118.3

23.3

25.4

10.6
6.5

上海ディズニーランド開業(16年春)およびスターウォーズ最新作公開(15年12月)への期待

ケーブルTV
186

25.2

29.7

17.0
4.9

米ケーブルTVのチャーター社による買収提案(5/20)

電子決済

決済ネットワーク
70.0

27.3

10.7

6.6
1.5

中国の電子決済市場開放(6月から実施)による中期的成長見通しの上方修正

決済ネットワーク
95.2

27.8

15.8

6.7
1.2

中国の電子決済市場開放(6月から実施)による中期的成長見通しの上方修正

消費関連

アパレル
111.9

27.1

20.6

12.1
7.0

新製品によるシェア拡大などで市場予想を大きく上回る3-5月期決算(6/25)

レストラン
55.3

31.7

39.1

15.0
4.5

1-3月期決算の好調、来店前に注文できるモバイルオーダーの3,400店への拡大(6/16発表)

食品

食品
41.3

26.5

13.1

10.1
1.5

ハインツ社によるクラフト社買収(3/25)がパッケージ食品業界のバリュエーションを刺激

ITサービス

コンサルティング
100.0

21.3

13.4

6.2
3.4

14年12-15年2月期決算、15年3-5月期決算(6/25発表)ともに好調

  • ※当社WEBサイト、各種報道に基づいてSBI証券が作成
1

  注目銘柄のポイント

銘柄名 株価
(7/17)
69.29ドル 予想PER
(倍)
45.2
ポイント
  • がん免疫治療薬開発の先頭に立っていることが注目されています。小野薬品工業と共同開発していた米メダレックスを2009年に買収、日本・韓国・台湾以外のがん免疫治療薬オプジーボ(物質名:ニボルマブ)の開発・商業化に関する権利を取得しています。
  • がんの免疫治療薬とは、がん細胞が免疫機能にブレーキをかけているタンパク質(PD-L1)の作用を阻害して、本来の免疫機能でがん細胞を攻撃できるようにするものです。これまでのがん治療薬にない画期的な作用メカニズムであることから期待が高まっています。
  • オプジーボは、米国では14年12月に悪性黒色腫の治療薬として承認されました。15年1-3月期の売上は4,000万ドル(売上構成比約1%)に過ぎませんが、現在20種類以上のがんに対する適応拡大を目指して臨床試験が進められています。
銘柄名 株価
(7/17)
18.10ドル 予想PER
(倍)
12.8
ポイント
  • 7/15発表の15年4-6月期決算は、ネット金利収入や住宅ローン手数料の増加によって増収を確保、純利益は主に法務費用の減少(40億ドル→2億ドル)で、前年同期比2.3倍の53億ドルに増加しました。非金利費用は、法務費用を除いても前年同期比6%減で、費用削減による利益改善基調が続いています。
  • ネット金利収入の増加は、ローン残高の増加によるもので、利鞘は引き続き低下しましたが、今後は金利上昇による利鞘の拡大が期待されます。住宅ローンの組成は192億ドルで、前年同期の137億ドルから4割増加しています。
  • 市場予想に対して、収益は4%、EPSは22%上回り、好調な決算でした。
銘柄名 株価
(7/17)
672.93ドル 予想PER
(倍)
30.5
ポイント
  • 16日(木)引け後の決算発表を受けて、議決権のないC株は17日(金)に16%上昇して上場来高値を大幅に更新しました。4-6月期決算は、売上が前年同期比13%増、EPSが15%増で、市場予想をそれぞれ0.5%、4.0%上回りました。EPSが市場予想を上回るのは1年ぶりでした。
  • 株価の反応が大きくなった理由として、(1)コスト管理を強める方針が打ち出され、4-6月期決算でも費用の売上比率や設備投資額の減少で確認できたこと、(2)YouTubeの視聴時間やグーグルプレイ(オンラインショップ)の販売の伸びが好調であること、(3)株主還元の可能性が選択肢に入っていることが明らかになったことがあると見られます。
  • 株価上昇でバリュエーションの割安感は縮小しましたが、依然評価の余地がありそうです。尚、上記のPERはGAAP(一般的に認められた会計基準)のEPSによるもので、株式報酬等を除いた調整後EPSでは、23倍程度になります。
銘柄名 株価
(7/17)
118.86ドル 予想PER
(倍)
23.5
ポイント
  • 主力のメディア・ネットワークスでは、スポーツチャンネルのESPNがスポーツ放映権高騰の影響を受けて収益が伸び悩んでいますが、その他事業が好調です。
  • パーク・アンド・リゾーツでは、13年までに米国内の増強投資を終え、回収期に入っています。さらに、16年春に上海ディズニーリゾートの開業を控えています。スタジオ・エンタテイメントでは、昨年の「アナと雪の女王」に続いて、今年も5月1日公開の「アベンジャーズ2」とヒットが続いています。年末には12年に買収したルーカスフィルムによる初のメジャータイトル「スターウォーズ(エピソード7)/フォースの覚醒」が公開予定です。
  • 株価上昇によりPERが上昇していますが、今後もメジャーな材料が控えているため維持可能と考えられます。15年4-6月期決算発表は8/4の予定です。
銘柄名 株価
(7/17)
70.88ドル 予想PER
(倍)
27.5
ポイント
  • クレジット・デビットカードの決済システムをグローバルに提供している会社です。同社のシステムを使って決済された金額に対して、平均で約0.2%を手数料等として徴収しています。(1)マスターカードとともにグローバル市場で寡占を形成していることに加え、装置産業であることから参入障壁が非常に高く、(2)現金使用に対するクレジット・デビットカード使用の浸透が世界的に進んでいることから、安定した利益成長が期待されています。
  • 15年6月から、これまで「銀聯」が独占していた中国市場への参入機会が与えられたことで、中期的な成長見通しが拡大しました。
  • 15年4-6月期決算発表は、7/23の予定です。

※株価日足チャートは、2015/7/17時点のものです。

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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