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2019-10-14 12:04:01

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“米国のM&Aが活況!! 米大手銀行への投資チャンス!?”

2015/6/10

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  M&A活況で米銀行に注目!!

米国企業のM&A(合併・買収)が活発です。企業が他の企業を合併・買収するM&Aにおいては通常、当事者それぞれに投資銀行がアドバイザーとして就き、財務や法務に関するアドバイスを行います。これにより、投資銀行には取扱金額に応じてアドバイス収入が発生します。また、M&Aに際して証券の発行、既存証券の売買、資金の貸付などが付随して発生することも多く、M&Aの活況は銀行の収益を押し上げると期待されます。

今回は、M&Aの増加が業績の上振れ要因になると期待できる米銀行をご紹介します。現在、米大手銀行の予想PERは10〜13倍にとどまっており、市場平均(S&P500指数)の17倍台を大きく下回っています。足もとの業績にポジティブな動きがあると予想PERの上方への水準訂正が入りやすい局面にあると見られます。

図表1: 米国のM&A増で注目できる銘柄

ティッカー

銘柄

株価(ドル)
(6/5)

予想PER
(倍)

実績PBR
(倍)

投資銀行
業務比率

予想収入
増加率
(%)

予想EPS
増加率
(%)

GS

210.45

10.9

1.20

18.7

3.3

15.1

MS

39.29

12.7

1.16

15.5

8.9

33.7

LAZ

56.38

15.9

15.02

51.5

7.1

10.7

JPM

67.42

11.5

1.17

6.7

0.8

0.8

BAC

17.19

12.7

0.79

7.3

0.5

3.6

  • 注:予想PERに対応する予想EPS、予想収入増加率、予想EPS増加率はいずれもコンセンサス予想によります。投資銀行業務比率は、14年実績。増収率、EPS増加率は15年予想です。
    ブルームバーグよりSBI証券作成

上記5行は、図表2のM&A取扱金額上位から米国の上場銀行6行に絞り、さらに投資銀行業務の収入構成比(図表3)およびその他の要素を考慮して選定しました。各行の選定理由は、以下の通りです。

大手銀行では、「投資銀行」として知られる、ゴールドマン サックス、モルガン スタンレーでも投資銀行業務の収入構成比は2割以下とさほど高くありません。ただ、上述したように他のビジネスへの波及もあるため、実態はこの数字が示すよりも高いと考えられます。大手行の中でこの2行については、M&Aの活況で業績が上振れてくる可能性に注目できるでしょう。ゴールドマン サックスは、業績好調で、予想PERが低いことがポイントです。モルガン スタンレーは、業績モメンタムが強いことに注目できます。

ラザードは時価総額73億ドル(6月4日)の中堅企業ですが、投資銀行業務の収入構成比が5割を超えるためストレートに恩恵が期待できるでしょう。残り半分を占めるのは、安定的な収益が期待できる資産運用事業です。

JPモルガン チェース、バンク オブ アメリカ、シティ グループなど商業銀行業務を兼営する銀行では投資銀行業務の構成比が小さく、M&Aの活況だけで業績が良くなると言うのはむずかしそうです。他の要素も合わせて判断する必要があります。その点、JPモルガン チェースは、GEの事業再編で主導的役割を果たすと目され、構成比は大きくなくとも投資銀行業務が大きく伸びる可能性が注目できます。バンク オブ アメリカは、投資指標でPBRが1.0を大きく割り込んでいることに注目できます。

図表2: 北米のM&A取扱金額ランキング(15年初来)

会社名

取扱金額(億ドル)

モルガンスタンレー

2,419

JPモルガン チェース

2,402

ゴールドマン サックス

2,206

センタービューパートナーズ

2,034

バンク オブ アメリカ

2,006

シティ グループ

1,897

クレディ スイス

1,599

ラザード

1,182

バークレイズ

1,158

グッゲンハイムキャピタル

1,061

  • 注:5月末時点。グレーの2社は非上場。
    ブルームバーグよりSBI証券作成

図表3: 投資銀行業務の収入構成比(14年)

  • ※ブルームバーグよりSBI証券作成
1

  月間M&Aは過去最高を更新、業種にも広がり

米国のM&Aの状況について確認しましょう。

図表4は、北米のM&A金額の四半期推移です。15年の2Q(4−6月期)は、4月、5月の2ヶ月で1-3月期を超えました。14年2Qはトレンドを外れて水準が高かったため、前年同期比でプラスとなるか微妙ですが、足もとは活況と言ってよいでしょう。実際、5月のM&A金額は2,430億ドルと、月間の過去最高記録を更新しています(ディールロジック社)。

図表5にあげた4月以降の大型案件を見ますと、ヘルスケア、資本財、メディア、半導体と業種に広がりがあることが確認できます。現在の米国のM&Aの活況は、特定産業の事情から発生しているというよりは、もっと幅広い背景から増えているのではないかと考えられます。

図表4: 北米のM&A金額の推移

  • 注:15年2Q(4-6月)は、4月、5月の2ヶ月分。
    ブルームバーグよりSBI証券作成

図表5: 4月以降のM&A大型案件

発表日

内容

4月17日

イスラエルのテバ・ファーマシューティカルズが米同業のマイランに349億ドルで買収提案

5月13日

資本財のダナハーが同業のポールを138億ドルで買収合意

5月26日

ケーブルTVのチャーター・コミュニケーションズがタイム・ワーナー・ケーブルと560億ドルで買収合意

5月28日

半導体のアバゴ・テクノロジーズが同業のブロードコムを370億ドルで買収合意

6月1日

半導体のインテルが同業のアルテラを167億ドルで買収合意

  • 各種報道よりSBI証券作成
1

  増加の背景は?今後も続く?

このM&Aの増加は今後も続くのでしょうか?

現在、米国でM&Aが増加している背景は、[1]売上成長が鈍化していること、[2]手元資金が潤沢であること、と考えられます。

図表5は、S&P500指数構成銘柄の売上高の前年比推移です。ドル高による海外売上の目減りに加え、足もとでは国内需要ももたついていることから、15年の予想は前年比マイナスに落ち込む見通しです。一方、EPSは同5%前後のプラスが見込まれていますが、売上が減る中で利益を増やすのは本来苦しいはずです。

このような環境下、株式市場から利益を増やす強いプレッシャーにさらされている米国の企業経営者が、M&Aで利益増の機会を模索しても不思議ではないでしょう。そして、M&Aの実行を考えるときに弾薬となる手元資金は、図表6の通り高水準となっています。

米国の経済成長見通しは下方修正傾向で推移しており、企業の売上が伸びにくい環境が続いています。このような背景を考えると、今後もM&Aの活況が続く可能性が高いと考えられます。M&Aの増加によって業績の上振れが期待できる米銀行は、投資対象として注目できるでしょう。

図表5: S&P500指数構成銘柄の売上高伸び率

図表6: S&P500指数構成銘柄の手元資金推移

  • 注:売上高、手元資金ともにブルームバーグ集計による1株当たりの数値。2015/6/5時点。
    ブルームバーグよりSBI証券作成
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  ピックアップした銘柄のポイント

銘柄コード GS 銘柄名
ポイント
  • 創業から140年以上の世界有数の投資銀行です。
    投資銀行業務のほか、法人・個人富裕層への金融サービス、株・債券のトレーディング業務などを世界30カ国以上で展開しています。
  • 15年1-3月期決算は、M&Aやトレーディングの好調により、収入が前年同期比14%増、純利益が同41%増となりました。
  • 同期のEPSは市場予想を42%上回り、これを受けて15年の予想EPS(コンセンサス)は過去3ヶ月で約13%上方修正されています。
  • 予想PERは10倍台と割安感があります。
銘柄コード MS 銘柄名
ポイント
  • 世界有数の金融持ち株会社で、投資銀行、証券、資産運用、富裕層向け金融サービス等を提供しています。
  • 三菱UFJFGが株式の22%を保有する筆頭株主で、日本の証券業務では、合弁で事業展開しています。
  • 15年1-3月期決算は、トレーディングが牽引して収益が前年同期比10%増、純利益が同59%増と好調でした。15年12月期も、9%増収、34%純益増が予想されており、モメンタムの強さが目立っています。
銘柄コード LAZ 銘柄名
ポイント
  • 金融アドバイスと資産運用を2本柱として、世界27カ国に事業所を展開する名門投資銀行です。
  • 金融アドバイスは収益では51%、利益では41%を占めます(14年)。
  • 15年1-3月期決算は、収入が前年同期比8%増(金融アドバイスが同9%増、資産運用が同3%増)、純利益が同27%増と好調です。
  • 予想PERは大手銀行との比較で突出して高くなっていますが、配当利回りが比較的高く(特別配当を除いたベースでも)、今後の成長に対する期待が反映されていると見られます。
銘柄コード JPM 銘柄名
ポイント
  • 米国内で最大の資産規模を誇る金融持ち株会社です。商業銀行のほか、投資銀行業務、資産管理業務、プライベートバンクなどの事業をグローバルに展開しています。
  • GEによる2,750億ドル(約33兆円)にのぼるGEキャピタルの資産売却で、中心的な役割を担うと見られる点に注目できます。投資銀行業務の構成は高くありませんが、この要因で大きく伸びる可能性が高くなっています。
  • 15年1-3月期決算は、収入が前年同期比4%増、純利益が同+12%増で、いずれも市場予想を上回り堅調でした。
  • 予想PERは中庸な水準ですが、配当利回りが高くなっています。
銘柄コード BAK 銘柄名
ポイント
  • 世界最大級の金融機関で、銀行部門では全米第2位です。銀行業務、投資業務、資産運用業務など幅広い金融サービスを提供しています。
  • 15年1-3月期決算は、純金利収入と債券トレーディング収入の減少で、収入は前年同期比6%減、純利益は法務費用の減少で黒字転換となりました。
  • 業績のモメンタムは他行に比べて見劣りしますが、PBRが1.0を大きく割り込んでいる点に注目できるでしょう。

*株価日足チャートは、2015/6/5時点のものです。

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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