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2019-09-21 19:53:13

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アリババグループホールディング(BABA / NY証券取引所)上場特集

米国IPOレポート: アリババ・グループ(BABA/NY証券取引所)規模・注目度は史上最大級、成長期待高く人気化か

2014/9/12
提供:モーニングスター社 モーニングスター

IPOの動向

アリババは9月5日に米証券取引委員会に提出した書類で、公募・売り出し株式の公開価格の仮条件を1株60〜66ドルへ設定した。公募株式数は1億2,307万株、売り出し株数は1億9,703万株(最大で2億4,505万株)となり、仮条件で算出した調達額は最大で243億ドル(約2兆6,000億円)となる見通し。上場後の発行済株式数は24億6,501万株で、仮条件の上限で算出した時価総額は1,630億ドル(約17兆円)だ。08年IPOのクレジットカード大手のビザ(調達金額は200億ドル)、12年のSNS大手フェイスブック(同160億ドル)を上回り、米国で史上最大規模のIPOとなる見通し。足元の好業績に加え、地盤とする中国市場の電子商取引事業の長期的な成長期待が大きい。さらに、その話題性、規模から市場からの注目度は高く、IPOはこれまでにない活況が予想される。上場予定日は9月18日、もしくは19日の予定。

圧倒的事業規模

アリババの強みは、その圧倒的な事業規模。同社主力のタオバオ、天猫Tmall、ジュファサンを含んだ13年のGMV(総取引額)は1.5兆元(約26兆円)と中国電子商取引市場の84%を占める。これは、電子商取引大手の米アマゾンと米イーベイの総取引額を合計した数値よりも大きい。13年のアリババ・グループのサイトで商取引を行ったアクティブバイヤー(稼働購入者)数は2億3,100万人と中国全人口の17%に上り、その後も順調に増加している。

中国中間所得者層の拡大が追い風

中国の中間所得者層拡大が中国電子商取引市場の成長をけん引する。中国人事社会保障省によれば、2003年から2013年までの中国の平均賃金が年率13.8%伸びた。当局は11年から15年まで最低賃金は年平均で少なくとも13%伸びると計画しており、モーニングスターでは今後数年は年率2ケタの伸びが続くと想定している。さらに、中間所得者層(年収が1万ドルから6万ドル)の人口は現在約3億人いるが、中国政府は2020年までにこの層を6億人までに引き上げる方針。また、中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)は、電子商取引に参加している56.4%が20〜29歳と可処分所得が低い層としており、今後増加が予想される中間層はこうした若年層が中心になると予想される。

中国はC2CからB2Cへのシフト

アリババ・グループが持つ一般消費者を対象としたサービスを分類するとオークション形式をとるタオバオがC2C(消費者と消費者)、ブランド販売の天猫Tmallや共同購入サイトのジュファサンはB2C(企業と消費者)に分類される。先進国ではアマゾンなどB2Cの事業形態が主力だが、中国の電子商取引はこれまでC2Cを中心に発展を遂げており、13年時点では6割超(GMVベース)の取引がC2C。ただ、B2Cは今後中国での拡大が見込まれており、中国大手インターネット調査会社iResearchによれば2017年にはB2CがC2Cを上回る見通し。アリババは両ビジネスモデルの基盤をすでに保有しており、市場の変化にも柔軟に対応できるポジションを築いている。さらに、電子商取引のプラットフォームに加え、決済、ロジスティクスと一貫したサービスを提供していることも同社の中国における競争優位性を高める。

アクティブバイヤー(稼働購入者)数の推移
アクティブバイヤー(稼働購入者)数の推移
  • 出所:会社資料、モーニングスター
中国ネット商取引の推移(B2C VS C2C)
中国ネット商取引の推移(B2C VS C2C)
  • 出所:iResearch、モーニングスター

4〜6月期業績は引き続き好調、モバイル利用者拡大が寄与

直近の15年3月期第1四半期(14年4〜6月)決算は、前年同期比46.3%増の158億元(2,681億円)、営業利益は同26.3%増の68.4億元(1,163億円)と大幅増収増益で着地した。売上高の伸びは前期(14年3月期第4四半期)の38.7%増を上回った。スマートフォンなどモバイル端末からの取引量増加や広告が伸長。ネット通販サイトの全取引高に占める割合のモバイル比率は4〜6月期で32.8%と前期の27.4%から5.4ポイント上昇(前期の伸びは7.7ポイント)している。取引参加者は前期比9.4%増の2億7,900万人だった。営業利益率は43.4%と前年同期の50.3%から6.9ポイント低下したものの、商品開発へ大幅に投資を増やし、売上高に占める割合が12.4%(前年同期は9.4%)となったことが要因。もっとも営業利益率は依然として40%台を優に超えていることや、コスト部分も商品開発という前向きな投資と見られネガティブな材料とまでは言えない。IPO直前の好決算なだけに、株価にはプラス材料となりそうだ。
中・長期的な成長期待も大きい。14年3月期売上高は前期比52.1%増、営業利益は73.2%増と大幅増収増益で着地しているが、モーニングスターでは今後5年間の年平均売上高成長率を33%増と想定、営業利益率は14年3月期の47.5%から19年3月期の49.4%まで上昇すると予想している。

業績・財務指標

単位:百万人民元

  13年3月期
(実績)
14年3月期
(実績)
15年3月期
(MS予想)
16年3月期
(MS予想)
17年3月期
(MS予想)
18年3月期
(MS予想)
19年3月期
(MS予想)
売上高 34,517 52,504 76,838 108,547 144,287 181,256 216,560
営業利益 14,413 24,964 35,133 50,628 68,554 88,011 106,947
純利益 8,532 23,315 29,482 43,426 59,758 77,664 95,337
EPS(人民元) 3.5 9.5 12 17.6 24.2 31.5 38.7
【成長性(前年比)】
売上高 72.40% 52.10% 46.30% 41.30% 32.90% 25.60% 19.50%
営業利益 179.90% 73.20% 40.70% 44.10% 35.40% 28.40% 21.50%
純利益 101.80% 173.30% 26.50% 47.30% 37.60% 30.00% 22.80%
【収益性】
営業利益率 41.80% 47.50% 45.70% 46.60% 47.50% 48.60% 49.40%
純利益率 24.70% 44.40% 38.40% 40.00% 41.40% 42.80% 44.00%
ROE 40.60% 92.80% 54.10% 47.80% 41.90% 36.80% 32.00%
【財務・キャッシュフロー】
債務/資本 71.10% 44.50% 31.50% 22.00% 15.60% 11.30% 8.40%
債務/EBITDA 2.1 1.1 0.8 0.6 0.4 0.3 0.3
フリーキャッシュフロー 15,003 -6,321 32,815 47,697 64,026 79,589 94,189

単位:億円(1人民元=17円)

  13年3月期
(実績)
14年3月期
(実績)
15年3月期
(MS予想)
16年3月期
(MS予想)
17年3月期
(MS予想)
18年3月期
(MS予想)
19年3月期
(MS予想)
売上高 5,868 8,926 13,062 18,453 24,529 30,814 36,815
営業利益 2,450 4,244 5,973 8,607 11,654 14,962 18,181
純利益 1,450 3,964 5,012 7,382 10,159 13,203 16,207
EPS(円) 58.8 160.8 203.3 299.5 412.1 535.6 657.5
  • ※出所:会社資料、モーニングスター、15年3月期以降はモーニングスター予想

会社概要

1999年創業で、中国電子商取引サイトの運営を中心に、決済、ロジスティクスの他、クラウドコンピューティングサービスを手掛ける。同社の電子商取引事業は大きく分けてC2C(消費者と消費者)、B2C(企業と消費者)、B2B(企業と企業)に大別される。一般消費者向けにはネットオークションを展開するC2Cの「タオバオ(淘宝網)」、B2Cではブランド品やショッピング・モールを展開する「天猫Tmall」や共同購入サイトの「ジュファサン(Juhuasuan)」がある。B2Bの電子商取引では、アリババドットコム(中国国内は1688.com)を展開する。収益の大半(全売上高の81.6%)が一般消費者をターゲットとしたタオバオ、天猫Tmall、ジュファサンといったリテール部門が占める(14年3月期実績)。主要株主はソフトバンク(34.1%→IPO後は32.4%)、米ヤフー(22.4%→IPO後は16.3%)

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