SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-27 00:35:53

マーケット > レポート > 広瀬の外国株式・海外ETFデビュー講座 > 投資戦略の再点検

投資戦略の再点検

投資戦略の再点検

2023/4/12

1利上げ打ち止めが近い

5月3日の連邦公開市場委員会(FOMC)で今回の利上げ局面最後となる0.25%の利上げが発表され米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レートは5.00〜5.25%になることが予想されています。つまりいよいよ「利上げ打ち止め」というメッセージが打ち出されることが予想されるわけです。

■利上げ終了は株式に良いニュース
利上げの終了は「もうこれ以上金利面で締め付けが厳しくならない」という意味においてホッと一息つけるニュースです。

■インフレの根絶までは高金利が維持される
ただし政策金利は現行の比較的高い水準が当分の間維持されると思うので苦しいことには変わりはありません。

政策金利を高く据え置く狙いはインフレの息の根を止めることにあります。

インフレの退治が最優先事項、景気への配慮は後回しという順番ですから今後は(いつ景気が暗転する?)という不安と背中合わせの投資ということになります。

ただ景気後退はいままでに何度も経験してきたことなので、実際にそれが襲ってもどう対処すれば良いかはよくわかっています。もっとざっくばらんな言い方をすれば「その時は利下げすればいい」というだけのことです。

幸い今は政策金利が5%なのでじゅうぶんな利下げ余地があります。メリハリの効いた金利政策を打ち出して行ける立場だということです。リーマンショック以降、ゼロ金利時代が長く続いたので今このような裁量の余地がある事自体、とても贅沢なことだと思います。ムダに景気後退を恐れるには及ばないということです。

2債券市場は楽観しすぎ

ところで債券市場は今年の夏にもFRBが利下げに転じ、その後、どんどん政策金利を下げてゆくという風に織り込んでいます。

言い直せば債券は買われているということです。

ただ景気の足腰はそこまで弱くありません。いまはチョッと気を抜くとインフレが再燃するリスクが大きいです。

このことから、ただちに、一本調子で政策金利が下げに転じるというのは、落胆させられるリスクが大きいです。

3インフレ高止まりに備えた投資戦略

つまりインフレはFRBがターゲットにしている2%にすぐに到達するのではなく、しばらく時間を経た後、やっとのことで2%の水準まで下がると予想したほうが無難だということです。

このところの株式市場は市中金利の低下シナリオをサッサと織り込み、金利低下時に恩恵をこうむる一握りの大型グロース株が買い進まれました。

しかしハイテク企業の業績は今とても悪いです。

すぐに利下げとなり、バリュエーション面での援軍が金利の面からもたらされない限り、気の早いそのようなトレードは落胆させられるリスクをはらんでいます。

むしろ今はとても割安な水準まで下げてきたエネルギー株、バリュー株、欧州株に妙味があるのではないでしょうか?

まとめると利上げの打ち止めは株式市場にプラスだけれど、金利低下期待は虫の良いシナリオ過ぎるので過剰な期待もほどほどにする必要があるということです。

外国株式口座開設外国株式お取引

著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

免責事項・注意事項

  • 本レポートは、コンテクスチュアル・インベストメンツLLC社(以下、「CI」と称します)により作成されたものです。
  • 本レポートは、CI が信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、CIはその正確性、完全性を保証するものではありません。
  • ここに示したすべての内容は、CIで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。
  • CIは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
  • 本レポートは、お客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買あるいは特定の金融商品取引の勧誘を目的としたものではありません。
    また、本レポートによる情報提供は、投資等に関するアドバイスを含んでおりません。
  • 本レポートにおいて言及されている投資やサービスは、個々のお客様の特定の投資目的、財務状況、もしくは要望を考慮したものではありませんので、個々のお客様に適切なものであるとは限りません。
  • 本レポートで直接あるいは間接に取り上げられている金融商品は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより投資元本を割り込むリスクがありますが、CIは一切その責任を負いません。
  • CIは、レポートを提供している証券会社との契約に基づき対価を得ております。
  • CIは、本レポートの論旨と一致しないレポートを発行している場合があり、また今後そのようなレポートを発行する場合もあります。
  • CIは、本レポートに記載された金融商品について、ポジションを保有している場合があります。
  • 本レポートでインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、CI自身のアドレスが記載されている場合を除き、ウェブサイトの内容についてCI は一切責任を負いません。
  • 本レポートの利用に際しては、お客様ご自身でリスク等についてご判断くださいますようお願い申し上げます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

【FXデビュープログラム】FX口座の新規開設&お取引で最大700,000円キャッシュバック!

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 米株デビューコンテンツ(GWも取引できる!)

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.