SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-12-04 14:39:47

マーケット > レポート > 広瀬の外国株式・海外ETFデビュー講座 > 米地銀三行が相次いで破綻 利上げ打ち止めが近い

米地銀三行が相次いで破綻 利上げ打ち止めが近い

米地銀三行が相次いで破綻 利上げ打ち止めが近い

2023/3/16

1 米地銀三行が相次いで破綻

先週米地銀三行が相次いで破綻しました。いずれも小さい規模の銀行です。これらの銀行は暗号通貨に手を出す、シリコンバレーのスタートアップ企業に無謀な融資を行うなど、日頃から派手な立ち回りが目立っていました。経営危機が伝えられると杜撰な経営内容を知っている得意先企業ほど我先に預金を引き出し、それが引き金となって破綻したのです。

米国の地銀がどこも同じように経営されているわけではありません。従って取り付け騒ぎがどんどん広がる危険は無いと思います。

1 世界は変わった

それを断った上で先週と今週では世界はガラッと変わったと言って良いと思います。なぜなら一週間に地銀が三行も逝ったわけですから米国連邦準備制度理事会(FRB)は何もなかったというような素振りは見せられないからです。

庶民は(必要ならば生活防衛のために預金をすぐ降ろさねば)とソワソワしています。こういう風に預金がぐらつきはじめると銀行は安心して融資や投資業務が出来なくなります。リスクに備えて今後の融資を抑制するなどの動きも出てくるはずです。それは貸し渋りに他ならずFRBが普段から気にしている金融コンディションはタイト化すると思われます。言い換えれば金詰り感が出るということです。

FRBはこれまでインフレを退治するために利上げを繰り返してきましたが、銀行破綻で金融コンディションが自然にタイト化してしまえば、もうFRBが先陣を切って引締めをする理由はなくなります。

むしろ過去の経験則では今回のような事件はFRBが引締めの手を休めるキッカケとなる場合が多かったです。次に我々が予期すべきニュースは「利上げ完了!」ということでしょう。

3既に去年1年相場は調整してきた

いよいよリセッション(景気後退)突入が濃厚になっているわけですが相場は先見性があり将来のニュースをどんどん先取りして織り込む習性があります。だからリセッションの可能性に関しても既に去年から何度も投資家の間で話題に上り株価に織り込まれています。

一例としてリセッションをいちはやく予見する指標として知られる10年債利回り−2年債利回りは去年の7月6日にマイナス圏に下がりました。

つまり8ヶ月が経過しているのです。

その前に長短金利差がゼロになったのは2019年8月下旬であり2020年2月にリセッションが到来しました。「長短金利差ゼロ→リセッション到来」の法則は、このときにもちゃんと当てはまったということです。

リセッションが来た時には、すでに株価はそれを織り込んでいるのでマーケットは逆にほどなく底入れします。実際2020年のケースでも3月を大底にそこから力強い強気相場が始まりました。

つまり我々は「不況到来!」の声に萎縮するのではなく「相場は知ったら、しまい」という悪材料出尽くしのシナリオにも気を付ける必要があるということです。

いまはFRBから聞こえてくるメッセージに良く耳を傾け、利上げ打ち止めがいつ宣言されるかに注目してください。

外国株式口座開設外国株式お取引

著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

免責事項・注意事項

  • 本レポートは、コンテクスチュアル・インベストメンツLLC社(以下、「CI」と称します)により作成されたものです。
  • 本レポートは、CI が信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、CIはその正確性、完全性を保証するものではありません。
  • ここに示したすべての内容は、CIで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。
  • CIは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
  • 本レポートは、お客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買あるいは特定の金融商品取引の勧誘を目的としたものではありません。
    また、本レポートによる情報提供は、投資等に関するアドバイスを含んでおりません。
  • 本レポートにおいて言及されている投資やサービスは、個々のお客様の特定の投資目的、財務状況、もしくは要望を考慮したものではありませんので、個々のお客様に適切なものであるとは限りません。
  • 本レポートで直接あるいは間接に取り上げられている金融商品は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより投資元本を割り込むリスクがありますが、CIは一切その責任を負いません。
  • CIは、レポートを提供している証券会社との契約に基づき対価を得ております。
  • CIは、本レポートの論旨と一致しないレポートを発行している場合があり、また今後そのようなレポートを発行する場合もあります。
  • CIは、本レポートに記載された金融商品について、ポジションを保有している場合があります。
  • 本レポートでインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、CI自身のアドレスが記載されている場合を除き、ウェブサイトの内容についてCI は一切責任を負いません。
  • 本レポートの利用に際しては、お客様ご自身でリスク等についてご判断くださいますようお願い申し上げます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

ゼロ革命1周年!はじめての株取引応援キャンペーン
お客さまサポート

よくあるお問合せ
・口座開設の流れ
・NISA関連のお問合せ
・パスワード関連のお問合せ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 国内信用デビュープログラム 年末年始大感謝祭 期間限定で最大20万円キャッシュバック!

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、
一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.