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投資に際して私が自分に課しているルール

投資に際して私が自分に課しているルール

2019/9/10

今日は私が投資するに際して自分に課しているルールを紹介します。

1iDeCoなどの「自分年金」ではマーケットタイミングを意識するな!

まずiDeCo(個人型確定拠出年金)のような遠い将来に向けてコツコツと積立する場合、マーケットタイミングは一切取りません。

なぜならこれらの年金は投資期間が20年とか30年の長期になるので、大抵の下げ相場は長期で均してみると問題にならないほど投資成果に影響を及ぼさないからです。

むしろこの手のコツコツ型の積立で恐ろしいのは「投資しないリスク」です。相場急変を恐れるあまり投資せずに居ると、気がついた時にはすっかり相場の上昇局面を取り逃していた! というようなことがしばしば起こります。

2通常の株式投資で心がけること

さて、iDeCoではなく、通常の株式投資では1年などの決められた期間でしっかりそれなりの成果を出す必要があります。そのような投資ではマーケットタイミングは無視できないでしょう。私の場合、タイミングを計るうえで長期トレンドラインを重視しています。

トレンドライン分析はテクニカル・チャートの分析の中でも「基礎の基礎」です。「テクニカル分析のバイブル」と呼ばれるジョン・J・マーフィーの『マーケットのテクニカル分析』でもトレンドライン分析の説明に大きな紙面が割かれています。

トレンドライン分析は、ある意味初歩的であり、テクニカル分析に凝っているトレーダーからは馬鹿にされることが多いです。でも著名な罫線(けいせん)家ほど基本に忠実に、きっちりとトレンドライン分析をします。

トレンドライン分析に際しては、少なくとも過去30年くらい遡った、超長期でのチャートを先ず見てください。そして最安値のポイントを探す事。そしてその最安値ポイントから、二番目に安い点を結んだ線がトレンドラインになります。

アメリカを代表する株価指数にS&P500指数がありますが現在の長期トレンドラインはリーマンショックの後、2009年を起点として引くことが出来ます。

いまのところ過去10年以上に渡るこの長期トレンドラインは堅持されています。

ひとつの考え方としてこの長期トレンドラインを割り込まない限り、相場から降りないという方針を立てることが出来るでしょう。私もその方針を堅持しています。

3短期トレーディング

さて、個別株の全てが30年くらいの歴史を持っているとは限りません。その一方で新規株式公開(IPO)された若い成長株の場合、キャピタルゲインの大部分が上場されてから数年以内に実現されてしまうことが多いです。(これはウイリアム・オニールが主張しています)

すると上場会社としての歴史が短すぎるので信頼できるトレンドライン(=それは超長期でのトレンドラインです!)を引くことが出来ない銘柄群も存在するのです。

その場合我々はトレンドラインに頼らない相場の張り方を研究する必要があります。

そのようなケースで私が励行しているルールは「良い決算を出し続けている銘柄だけをしっかりHOLDする」ということです。

ここでの良い決算とは四半期決算の発表に際し、次の3つの条件を全てクリアする決算を指します:

EPSがアナリストのコンセンサス予想を上回ること
売上高がアナリストのコンセンサス予想を上回ること
ガイダンスがアナリストのコンセンサス予想を上回ること

ここでガイダンスとは、来期、今年通年のEPSならびに売上高に関する会社側、すなわち財務部長の予想を指します。それらは@来期EPS、A来期売上高、B通年EPS、C通年売上高というカタチで示される場合が多いですが、それらの4つの数字が全てアナリストのコンセンサス予想を上回る必要があります。

なぜ良い決算にこだわるか? と言えば、今回良い決算を出した企業は、来期も、その次も良い決算を出し続ける確率が高いからです。「これでもか、これでもか!」と立て続けに良い決算を出し続ける株が、「テンバガー(10倍株)」になることが知られています。

逆に上に示した条件のひとつでもとりこぼした銘柄は、即、売却してください。迷いは禁物です。その理由はひとたび悪い決算を出した会社は、だらしなく次も、その次もしまりのない決算を出すリスクが極めて高いからです。

投資初心者ほどある銘柄の投資ストーリーに心酔し、悪い決算が出ているにもかかわらずその銘柄をガチホすることで大損します。

これに対してベテランの投資家ほどエキサイティングな投資ストーリーは「八分目」くらいに割り引いて聞き、むしろその企業がちゃんとした決算を出せているか? を精査します。

愚直に、良い決算を出し続ける銘柄はHOLDし続け、悪い決算を出した銘柄はサッサと売却するということを励行するだけで、あなたの投資成果は見違えるほど良くなります。

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著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

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