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2019-10-16 17:15:07

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反対意見に耳を傾ける練習をしよう!

反対意見に耳を傾ける練習をしよう!

2018/9/26

今日は「反対意見に耳を傾ける練習をしよう!」ということについて書きます。

1 反対意見にはイライラさせられる

皆さんがある銘柄を保有している場合、その株に悪口を言う人がいたら、気分が悪いですよね?

自分と反対の意見を聞くとイライラしてしまうのは人情です。

また自分と反対の意見を持つ人たちが常に正しいとは限らないので、彼らのアドバイスを常に聞き入れる必要も無いと思います。

<いつか反対意見に従わなければいけない日が来る>

ただ皆さんに覚えておいて頂きたいことは「いつか反対意見に従わなければいけない日が必ず来る」ということです。

これは反対意見が正しいからではなくて、あなたの取った行動が、次のアクションを規定してしまうことによります。

言い直せば「買った株はいつか売らなければいけないし、空売りした株はいつか買い戻さないといけない」ということです。

実際、空売り専門にしているヘッジファンドが「この会社は倒産する!」と判断し、大量の空売りを仕掛けるケースを考えて見ます。

その会社が不渡りを出し、実際に倒産するとなった場合、株価は当然限りなくゼロに近づきますが、本当にゼロになることは稀です。

そのひとつの理由はその空売りを仕掛けたヘッジファンドが、その株が上場廃止になる直前に買戻しをかけるからです。

なぜ「この会社は倒産する!」と的確に状況を読み、しかも不渡りが出て倒産が確定したその株を、この空売り専門ヘッジファンドは安値で買い戻しているのでしょうか?

それは、そもそも空売りをするためには借株をしなくてはならず、借りた株は耳を揃えて返す必要があるからです。

この現象を「このファンドがとったアクション」という見地からみれば、空売りのポジションを建てた時点で「次の一手は買い以外にない」ということが確定してしまっていることに気付くと思います。

2 ウォール街最強のトレーダーの至言

現在、アメリカの財務長官を務めている人は元ゴールドマン・サックスのスティーブン・ムニューシンという人です。彼のお父様はゴールドマン・サックスで株式トレーディング部長を務めたボブ・ムニューシンという人です。

ボブ・ムニューシンはゴールドマン・サックスの株式トレーディング部をウォール街最強のチームに仕立て上げた功労者であり伝説的トレーダーです。その彼の口癖は「最高のポジションはノー・ポジションだ(The best position is no position.)」でした。

なぜ「買い」でも「売り」でもなく「フラット」、すなわち何もポジションを建ててない状態が理想だと彼は言ったのでしょうか?

その理由は冒頭に言った「買ったものはいつか手仕舞い売りする他ないし、空売りしたものはいつかショートの買戻しをする他ない」という理屈によります。つまりボブ・ムニューシンはポジションを持つことで「次の一手」の選択肢が狭まってしまうことに警鐘を鳴らしたのです。

ゼロ・ポジションなら「買い」、「売り」という二つの選択肢があります。でもロング、つまり買い持ちにしている状態、ないしショート、つまり売り持ちにしている状態ではそれを手仕舞いすることだけしか出来ないのです。
v これはとりもなおさず、あなたが反対意見にイライラする、しないにかかわらず、あなたは将来、その意見に従わざると得ないことが運命づけられていることを示唆します。

<IFではなくWHEN>

繰り返して言うと、あなたは反対意見に従うかどうか(IF)に関してはもう裁量権を持っていません。なぜならそれに従うことはポジションが決定するから。

ただ何時(WHEN)?という事に関しては、未だあなたに裁量の余地があります。

このことを理解すれば、あなたに反対意見を持つ人の見解を(ちょっと聞いてみようかな?)という気持ちが起こると思います。つまりオープン・マインドということです。

そこでお勧めしたいことは、反対意見を今すぐ採り入れるかはこの際別として、少なくとも反対意見を持つ人たちの言い分なり根拠なりがどういうものであるか? ということに耳を傾け、その意見をノートに書きとめておいてください。

2 WHENの決め手

これはどうしてかといえば、あなたが一番株を売るべきタイミングの時に限って、それを勧めてくれるアドバイスが皆無になるからです。

ある銘柄が高値を更新し、どんどん騰がってゆくと、それに対して反対意見を言うのがとても難しくなります。だから高値ではその銘柄に対する賛美の声ばかりが聞こえてきて、ネガティブな意見はゼロになります。

しかしキケンな瞬間とは、そういう瞬間に他なりません。

有名な相場の格言に:

万人が万人ながら強気なら、たわけになりて米を売るべし (『三猿金泉秘録』)

というのがあります。これは江戸時代に米相場で成功した滋雲斎牛田権三郎の言葉です。

これは相場の天井では全員が強気になってしまい、誰もあなたにWHENをアドバイスしてくれないということを言っています。

肝心なときに、誰もあなたにアドバイスしてくれない。そういう時こそ、昔ノートに書き留めておいた反対意見を読み直し、そろそろその反対意見に従うべきか? を検討して欲しいのです。

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著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

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