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2019-10-15 18:31:23

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損切りがうまくなるコツ

損切りがうまくなるコツ

2018/8/27

損切りは新規の買い建てと同じくらい重要です。

今日はそのことについて書きます。

1 ポートフォリオの大掃除

世界の株価は上がっているのに自分のポートフォリオだけは冴えない……もし皆さんがそういう苛立ちを感じているのなら、たぶんポートフォリオの大掃除が必要です。

ポートフォリオの大掃除をする際、かならず励行して欲しいことは、まず買い値からいちばん下落幅が大きい銘柄をバッサリ切るということです。

なぜなら大きく下がった銘柄は、さらにここから下がるリスクがあるからです。

株価は、刻一刻とその企業の業績見通しの変化を織り込んでゆきます。すると株価が下がり続けているということは状況の悪化が未だ収まっていないことを示唆します。

(もうこんなに下がったのだからむしろ割安なのでは?)というのはダメな投資家が真っ先に思いつく「思考停止」にも似た現実を受け容れない態度です。それが傷口を大きくします。

次に金額ベースでいちばん損になっているポジションはどれか? に注意を払ってください。下落幅では最悪ではないけれどヤラレの金額が大きいと言う場合は、往々にしてその銘柄のポジションが大きすぎます。その場合、半分売ること。

つまりポートフォリオの大掃除のポイントは、いちばん癌になっているポジションから整理しろということです。

<埋没費用の誤謬(ごびゅう)>
あるポジションが損になったとき投資家が抱きやすいのは「せっかくこれまでこの株を持ち続けてきたのだから」という考えです。

これまでにムダにされた投資元本と時間経過にたいするこだわりであると言い換えても良いでしょう。難しい用語では、これを埋没費用の誤謬(sunk cost fallacy)と言います。もっと簡単な言葉に直せば、損切りがおっくうになるということです。

しかしそのポジションでヤラレているということは、そもそもその買いが見込み違いだったことに他ならないわけで、自分はその銘柄の持っているリスクを正しく見抜けなかったのです。そういうポジションほど、ここからさらに下がるリスクも大きいです。


<自信過剰>
また(自分の目利きに狂いはない。これからこの株は上る)と信じ続ける投資家も多いです。これは単純に自信過剰(over confidence)です。

運転免許証を取得したばかりの大学生が危険な運転をするのと同じで、自信過剰は経験の浅い投資家に多く見られる現象です。これも早期の損切りが励行できなくなる好まざる態度だと認識すること。

2 バラ色のシナリオを描き過ぎ

よく「リスク対リワード」ということが言われますが、バラ色のシナリオとは、このリワードの部分を大きく見積もりすぎるあまり(この程度のリスクは仕方がない)と判断してしまうことを指します。

典型的なバラ色のシナリオの例として「仮想通貨が法定通貨に全部取って代わる。仮想通貨は政府の在り方すら変えてしまう」というような発想でしょう。

たしかに仮想通貨が法定通貨に取って代わる可能性を全否定することは出来ないし、政府の在り方を変えてしまうのかもしれません。しかしこの1年足らずの間におきた現実に目を向けると、それは下のチャートのような世界が展開しているのです。

(%) 2018年8月24日時点 オンチェーンFXより

これはリワードが大きいと勝手に妄想し、目先のリスクに不感症になった結果起こったことです。

2 ルールが必要

損切りにはルールが必要です。なぜなら人間は平時には合理的な判断をしやすいですけど、損をしているときほど理性を失い、ハチャメチャな理屈をこねまわして損切りという合理的な選択を拒みがちだからです。

これから損切りのルールを見てゆきます。

【ルールその1】最初の損がベストだ (Your first loss is the best loss.)
これはウォール街の格言です。あるポジションを建てた時、早い段階から損切りの必要性も自分に言い聞かせておくことが必要です。なぜなら損切りは後になるほどやりにくいからです。

【ルールその2】トレンドラインを割り込んだ銘柄は売る
ある銘柄のチャートが上昇トレンドラインを割り込んだ瞬間は、多くの投資家がその株を「損切る!」と決心するタイミングでもあります。こういう場合は売りが売りを呼びやすいです。従ってトレンドラインを下に切ったことが確認されたら、逡巡せずに売るべきだと思います。

【ルールその3】決算をしくじった銘柄は売る
ある企業が決算発表し、その結果がEPS、売上高、来期以降の会社側の見通しのどれかひとつでもコンセンサス予想を下回った場合、それは「悪い決算」という判断になります。決算をしくじった銘柄は売ってください。

最後にトレードし過ぎ(Over-trading)を避けるために「買いはゆっくり、売りは素早く」ということを日頃から心がけてください。つまりバタバタしたトレードの元凶は、せっかちな買いによって引き起こされる場合が多く、損切りが早すぎというケースは稀だということです。

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著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

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