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米国株式市場の見通し

米国株式市場の見通し

2018/04/17

去年の年末に2018年の投資戦略について書いて以来、米国株式市場の投資戦略について書く機会がありませんでした。ちょうど第1四半期が終わったので、今回は全体的な投資戦略を見直してみたいと思います。

1 金利と企業業績

米国の長期金利は2018年に入ってから上昇傾向にありましたが、このところは安定的に推移しています。10年債利回りは2.80%前後で推移しています。これは株式にとって支援的です。

米国を代表する株価指数であるS&P500指数の2018年の一株当たり利益(EPS)予想は現在157.77です。

去年の末に「2018年の投資戦略」を述べた際、この数字は146.17でした。つまり大幅な上方修正が入ったのです。実際、第1四半期中のS&P500のEPSの上方修正は+7.1%でした。
言い換えれば米国企業の業績は、すこぶる好調なのです。その原因は少なからず去年のクリスマス直前に成立した税制改革法案にあります。

2 バリュエーション、利上げとボラティリティ

これを書いている4月12日現在のS&P500指数は2663.99なので、2018年のコンセンサスEPSである157.77で割算すると株価収益率は16.9倍ということになります。過去5年の平均が16倍であることを考えると米国株式市場のバリュエーション(株価評価)は、決して割高すぎないと思います。

米国経済が好調なため、今年、連邦準備制度理事会は3回の利上げを行うと見られています。米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レートは今年末の時点で2.25%前後まで上昇するわけです。株式は、このような金利上昇を克服しなければいけません。今後発表される決算がコンセンサス予想に沿うものであれば、株式市場が金利上昇の逆風を克服し上昇することは可能だと思います。ただ、2月以降すでに見られている現象ですが、市場のボラティリティ(=マーケットのブレのこと)は、2017年に比べればやや高く推移することが予想されます。

2 決算発表シーズンへの期待

これから2018年第1四半期の決算発表シーズンに突入します。下のチャートの2018年1Qのところを見て頂きたいのですが、今回は前年比+17.5%の成長が見込まれています。

もしこの高い期待に沿うカタチで良好な決算が発表されれば、市場参加者は安堵し、米国市場を買い進むと考えられます。つまり夏にむけて相場は高いと予想します。

セクター的には、このところやや調子を崩した観のあるネット株やハイテク株にバーゲン・ハンターが参戦すると考えています。

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著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

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