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【外国株式】成長株に投資する際のコツ

2017/02/22

今日は成長株に投資する際のコツについて説明します。

成長株とは?

一般に成長株とは一株当たり利益(EPS)が市場平均より高い成長率で成長する見込みのある株を指します。

しかし企業によっては、バイオテクノロジー株やネット株のように、会社自体が出来て間もないので、まだ利益が出ていないというケースもあります。それらも成長株に含まれます。

どのタイミングで成長株を買う?

さて、成長株は、どのタイミングで買えば良いのでしょうか?

これには1)新規株式公開(IPO)の直後に買う、2)一度失敗した会社が出直ったタイミングで買う、などの方法があります。順番に説明します。

新規株式公開で買うというやり方

ある企業の株式が新規公開(IPO)されたとき、その「初物」を直ちに買うという方法があります。

ウイリアム・オニールなどの研究では、「新しく株式公開した企業の株価上昇の大半は、上場して数年以内に発生する」ことが知られています。

ここで注意しなければいけないのは、これらの研究は「だからIPOして間もない株を買った方が儲かる確率が高い」と言っているのではない点です。

実際、IPO後にチョッと人気化したけれど、すぐスランプに陥り、数年したらもう消えてなくなっていた……という例は星の数ほどあります。

それらのダメな企業の場合でも「株価の一生」という捉え方をした場合、上場直後にチヤホヤされ、大部分の株価上昇が早い段階で起こることが多いということを、この研究は指摘しているだけです。

その言外に含まれた意味は、「途中で早々にダメになった企業が復活することは稀だ」ということでしょう。

新規株式公開にあたって、証券会社は、その企業がもっとも若くて魅力に溢れている瞬間を狙いすまして上場に持ち込みます。この関係で、普通、IPOされる企業は、どの案件もすばらしい夢のある話ばかり……ということになるのです。

この段階で、どの企業が大きく伸び、どの企業がダメになるのかを見極めるのは、極めて困難です。

すると投資家が心がけるべき態度としては「この投資ストーリーはエキサイティングだけれど、熱くならず、株価が下がりはじめたら、早く逃げた方が良い」ということになります。

IPOの直後は特に値動きが荒っぽいので、ちょっとした拍子にまずいタイミングで高値を掴んでしまうということも日常茶飯事に起こります。その場合は「運が悪かった」と見切るべきでしょう。

初の決算発表は要注意

IPOして間もない株にとって、とりわけハイリスクな瞬間は、上場後初の決算発表です。

IPOの引受主幹事は、経営陣に対し「足下の決算の見通しに関しては、思いっきりさばを読んだ、保守的な数字を語ってください」と釘を刺します。

その理由は、上場後初の決算でしくじる会社は投資家から見放されるからです。

上場後初の決算を無事通過した企業でも、その次、そのまた次の決算で1回のとりこぼしも無く、パーフェクトに「良い決算」を出し続けることが必要です。

この場合、「良い決算」とは、EPS、売上高、会社側の今後の見通しの3つが市場予想を上回ることを指します。このうちのひとつでも予想に届かなければ、それはもはや「良い決算」とは言えません。

このようにして決算がある度に「良い決算」を出し、しかも株価も堅調なら、その株は持ち続けても良いでしょう。しかし実際には、そのような「無理ゲー」のようなハードルを越えられる企業は極めて少なく、大半の銘柄は失敗をしでかします。そこが一旦、見切るタイミングだと思います。

グリッチ(Glitch=凡ミス)

上で書いた失敗のことをケン・フィッシャーは『SUPER STOCKS』の中で「グリッチ(Glitch)」と呼んでいます。グリッチとは「凡ミス」のことです。

若い企業は、めまぐるしい速度で新製品を開発し、市場を開拓し、営業体制を整えてゆきます。つまり「あれも、これも」いっぺんにやらないといけないので、ハチャメチャになりやすいのです。グリッチは、そういう時に起こります。

経営陣の真価が問われるのは、そのような凡ミスへの対応です。

見込みのある会社は、一回失敗しても、すぐにそれに対応し、体勢を立て直します。

投資家目線で、その企業が体勢の立て直しに成功したかどうか? を知るには、四半期の決算発表をしっかりフォローすることが最善の方法です。

一回決算をとりこぼした後で、その企業が3回連続できちんとした決算発表をすれば、大抵の投資家はその企業を許します。そのようなケースでは、低迷していた株価も再び出直り、新値をうかがう展開になることが多いです。

ケン・フィッシャーは、そのような「カムバック」した銘柄を「SUPER STOCK」と定義しています。「雨降って地固まる」というわけで、そのような企業は本当に良い成長株へと育っていくケースが多いです。

言い直せば、リスク対リワードで最も魅力ある局面とは、若い企業が「凡ミス」を克服し、「これでもか、これでもか!」と良い決算を出し始めた時に投資するというやり方だということです。

これを読むと「なんだ、そんなの簡単だ!」と思うでしょう。

しかし「カムバック」の瞬間を見逃さないためには、そもそも「凡ミス」を犯す前から丹念にその銘柄の四半期決算をフォローし続けることが大事なのです。

いわゆる「テンバガー(10倍株)」と呼ばれるような出世株を発見する方法も、上に書いたのとまったく同じ方法です。どんなに素晴らしい投資テーマ、ないしは投資ストーリーでも四半期決算で毎回「良い決算」を出せない株は上がりません。


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