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マーケット > レポート > 中国経済レポート > 中国:大気汚染、基準値超え日数が4割‐環境対策強化へ

大気汚染、基準値超え日数が4割‐環境対策強化へ

2014/3/27 SBIサーチナ株式会社

環境保護部が18日発表した2014年2月の74都市における大気汚染の状況によると、大気質の平均値が環境基準値を超えた日数は全体の約4割だった。基準値超えのうち、汚染の程度が「軽度」だった日数は全体の20.3%、「中度」は7.2%、「重度」は3.9%だった。

※経済成長率目標に柔軟性持たせる、雇用確保できる水準が下限に=李克強首相
 (3月19日付サーチナ記事より引用)(写真提供:CNSPHOTO)

統計が示す通り、2月の中国本土は深刻な大気汚染に見舞われた。地域別でみると、基準値超えの日数の割合が最も多かったのは京津冀都市圏(北京市、天津市、河北省)13都市で68.5%。次が、長江デルタ地域25都市の31.4%、珠江デルタ地域9都市の8.4%と続いた。いずれも、沿岸部の経済が発展している地域で、中国の進める工業化が大気汚染の元凶になっていることがわかる。

中国では、大気汚染をはじめ、環境汚染に対する国民の関心が高まっている。一方で、当局は雇用創出や経済構造改革推進のため、今年は7.5%前後のGDP成長率の達成を目標に掲げている。中国は現在、経済成長と環境保護を両立させなければならない、困難な状況に陥っている。そこで、当局は経済成長率を維持しつつ、環境対策として省エネ・排出削減を一括して推進する政策を実施している。具体的な目標として、今年は単位GDP当たりのエネルギー消費量を前年比3.9%削減することを決定した。目標設定に単位GDP当たりのエネルギー消費量を採用することは、中国以外でも見られる。ただ、中国の場合、高い経済成長率を維持しなければならず、仮に目標を達成できたとしても、劇的な改善が見込めるわけではない。したがって、課題は短期的に解消せず、当局は時間をかけて環境問題に取り組むことになるだろう。

目標達成に向けて、当局は具体的にどのような解決策を計画しているのだろうか。李克強首相は21日、省エネ排出削減・気候変動対応工作会議を開催した。会議では、風力・原子力・水力・太陽光発電などクリーンエネルギーと省エネ・環境保護産業の発展、分散型エネルギーの普及などが掲げられた。また、李克強首相は同会議で、石炭ボイラーの改造、排ガス国家基準を満たしていない車両の廃止、発電所の脱硫・脱硝・除塵などの分野で、目標が達成できない場合は地方政府に責任を負わせる考えを示した。近年では地方政府の政策評価に、経済成長率に加え、環境に関連する指標が盛り込まれるようになってきている。具体的な目標を掲げ、責任を追及することで、政策の実現性は高まると予想される。

以上の当局の取り組みを踏まえると、環境関連分野は引き続き中国の主要な投資テーマになりうると考えられる。特に、省エネ排出削減・気候変動対応工作会議で掲げられたクリーンエネルギーの分野については、引き続き政策支援が期待できる。今回はクリーンエネルギーの中で、主に天然ガス事業を展開する銘柄を取り上げた。

銘柄名 昆侖能源(00135/メインボード)

中国石油天然気集団傘下の天然ガス大手 3月25日終値:12.720香港ドル

 ・ 石油、天然ガスの開発、販売を主力とし、天然ガスパイプライン、液化天然ガス(LNG)の受入基地や加工工場の運営も手がける。中国本土のほかに、南米、中央アジア、東南アジアでも油田を開発。売上構成は、天然ガス販売(LNGの貯蔵加工やパイプライン運営を含む)が85%、ガス油田開発が14.9%(13年6月末時点)。中国最大の石油、天然ガスサプライヤーである親会社の川下事業を担い、石油代替エネルギーとしての天然ガスの開発や市場の開拓、総合利用を推進。

 ・ 13年6月中間決算は24.5%増収、5.1%増益。天然ガス販売量が52.9%増加、64%増収となった。今後は新エネルギー自動車、船舶など燃料向けLNGの普及を推進し、収益拡大をねらう。

銘柄名 北京控股(00392/メインボード)

北京市政府系の投資会社 3月25日終値:67.150香港ドル

 ・ ガス事業が主な収益源。北京市を中心にガス管敷設、天然ガス供給などを行う。冷暖房供給向け、発電所向けが中心。13年には筆頭株主の北京控股集団有限公司から、中国燃気(00384)の株式を買収し、筆頭株主となった。ビール製造、水道事業なども手がけ、燕京ビール、汚水処理大手の北控水務(00371)、北京発展(香港)(00154)など複数の上場企業を傘下に置く。

 ・ 13年6月中間決算は13.2%増収、13.6%増益。ガス販売収入が21.6%増加。自動車燃料向けLNG(液化天然ガス)、CNG(圧縮天然ガス)スタンドの建設を加速。今後は国の省エネ・排出削減推進策と都市化政策が追い風になるとし、中国燃気との提携を通じて全国規模で天然ガス事業を拡大する方針。

銘柄名 中国燃気(00384/メインボード)

大手都市ガス会社 3月25日終値:11.840香港ドル

 ・ 中国本土でガス事業を展開する投資会社。13年9月末の売上構成は都市ガス販売が41%、ガス管敷設が19.2%、液化石油ガス(LPG)の販売が39.6%、石炭やガス器具の販売も行う。北京控股(00392)が筆頭株主で、13年はガス事業の投資開発で戦略的提携を結んだ。中国本土でLPGの小売事業を展開する百江気体控股と、天然ガスの供給・販売、炭層ガス(CBM)事業などを手がける富地燃気投資控股のほか、韓国SKグループとの合弁会社を完全子会社化した。

 ・ 13年9月中間決算は46.4%増収、58.7%増益。 当局の天然ガス価格の市場化を推進する方針が追い風になるとし、今後も自動車・船舶用ガス燃料の販売など川下事業に注力、自動車用ガススタンド数の建設も加速する方針。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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