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2019-06-16 09:32:30

マーケット > レポート > 中国経済レポート > 中国:春節の小売売上高は13%増、大衆消費がけん引

春節の小売売上高は13%増、大衆消費がけん引

2014/2/13 SBIサーチナ株式会社

中国政府・商務部は6日、春節(旧正月)期間(1月31日から2月6日)の、全国の小売業・飲食業の売上総額を発表した。前年同期比13.3%増の6,107億元(約10兆3,300億円)だったという。

飲食業では、高級店の売り上げは伸びなかった。一方で、大衆的な飲食店は売り上げが伸びた。安徽省、遼寧省、広西チワン族自治区、湖北省、湖南省では大衆型の飲食店の売り上げが、前年同期比で20%前後、上昇した。

※旧正月期の小売総額、前年比13%増の10兆3,300億円=中国(2月7日付サーチナ記事より一部引用)(写真提供:CNSPHOTO)

2014年の春節は、1月31日から2月6日までだった。中国では、春節が日本の「正月」に相当し、日本同様に、帰省し、家族や親せきと過ごすのが一般的だ。贈り物をしたり、「ごちそう」を食べたり、近年では国内外に旅行をすることも珍しくない。人の往来や消費が活発になる時期だ。春節中の中国の消費は13.3%増と、まずまずの伸びだったようだ。

商務部の発表によると、◇安徽省・広西省・湖北省の大型小売店舗では、伝統的正月用品の売上が前年同期比20%以上増加、◇湖北省・遼寧省・黒竜江省では金銀製品・宝飾品の売上がそれぞれ35%、31.6%、30.2%増加するなど、2014年の干支「馬」をモチーフにした金銀製品・宝飾品の販売がピークを迎えた、◇福建省福州市の複数の小売店では、贈答用の高級酒の販売量が70%前後減少、◇河南省洛陽市では一部小売企業の高級たばこ・酒の販売量が40%近く減少したという。

高級品の伸びの落ち込みは、習近平政権が役人に贅沢を自粛させるためにとった政策の影響が出ているものと考えられる。2013年のはじめごろから政策による顕著な影響が出ており、いまは深く浸透していることがわかる。もちろん、このところの景気も影響していると考えられる。一方で、高級品以外の消費財は、所得向上政策の効果もあり、比較的高い伸びとなった。高級品を扱う企業でも、一般消費者が求めやすい商品をそろえることで、高級品の販売減の部分をカバーする動きもみられた。

春節期間中の香港市場は、2月1日の製造業PMIの結果を受け、本土の景気減速懸念により、調整していた。2月6日のリポートでは、直近の経済指標が悪かったものの、現在の景気状況はそれほど深刻ではないと書いた。春節の小売統計を見ても、2013年通年の消費の伸びとほぼ同水準で、上記見方を補強する材料になったと考えている。春節の消費状況が厳しい内容でなかったこともあり、春節明けの本土市場、香港市場の相場はともに反発している。

現在の中国経済は、当局が構造改革を優先しているため、先行きが非常に不透明であることは変わらない。今年の経済成長率目標が明らかになるまでは、どの程度当局が構造改革に力を入れるかがはっきりしないため、上値が重い状況が続くかもしれない。上値を追わず、下値を丁寧に狙っていくほうが良いだろう。

今回の春節の小売統計では、一般消費者が求めやすい商品は比較的堅調な伸びを維持していることがわかった。特に、日用品や食品などは、ディフェンシブな性質を持っており、景気動向に相対的に左右されにくい性質を持っている。日用品や食品を扱う銘柄は、現在のような景気や政策の先行きがはっきりしないなかでは、よい投資対象になるのではないか。今回は、香港に上場する食品銘柄のうち、時価総額上位の銘柄を取り上げた。

銘柄名 中国旺旺(ワンワンチャイナ)(00151/メインボード)

製菓、飲料の大手メーカー 2月11日終値:10.500香港ドル

 ・ 日本の岩塚製菓と提携し、83年に台湾で「旺旺」ブランドの米菓製造事業を開始。89年に中国本土へ進出し、製品ラインアップを拡大。中国、台湾、香港、シンガポール、日本を主な市場とするほか、米国、カナダ、東南アジアなどにも製品を輸出。13年6月末の売上構成は、せんべいなどの米菓が18.2%、乳製品・飲料が53.7%、スナック菓子が27.8%。11年に森永乳業と業務提携し、乳製品の一部で技術供与を受ける。

 ・ 13年6月中間決算は14.9%増収、33.2%増益。旧正月の米菓ギフトの販売が好調だったほか、「旺仔牛乳」をはじめとする飲料が2ケタ増収となった。原材料価格の下落や製品構成の見直しも寄与し、粗利率が前年同期比で4.1ポイント改善。製品の品質管理、安全確保を重視し、今後もシェア拡大を図る。

銘柄名 康師傅(カンシーフ)(00322/メインボード)

即席麺、飲料の大手メーカー 2月11日終値:20.000香港ドル

 ・ 即席麺、清涼飲料、焼菓子の生産販売が主力。即席麺の有名ブランド「康師傅」は中国トップシェア。台湾系食品大手の頂新、日本のサンヨー食品が主要株主。13年6月末の売上構成は即席麺が36.7%、飲料が59.9%、焼菓子が1.8%。12年に米ペプシコの保有する中国本土での清涼飲料事業を傘下に納め、飲料事業を強化。13年はベビーフードの和光堂と合弁会社設立で合意し、中国で粉ミルクを販売する計画。

 ・ 13年6月中間決算は19.6%増収、31.4%減益。焼菓子が不振だったが、主力の飲料事業は好調。ペプシ社との提携効果も現れ、業界全体が低迷するなか2ケタ増収を達成した。7月には上海に飲料管理センターを設立し、一段の競争力強化を図る。

銘柄名 蒙牛乳業(モウギュウニュウギョウ)(02319/メインボード)

大手乳製品メーカー 2月11日終値:36.850香港ドル

 ・ UHT(超高温殺菌)牛乳、乳飲料、ヨーグルト、アイスクリームなどの製造販売を主力とし、粉ミルクも手がける。筆頭株主は中糧集団。13年は原乳の仕入先である中国現代牧業(01117)とも資本関係を深めたほか、仏ダノンとチルド製品事業の合弁で契約、TOB(公開買付)を通じて育児用粉ミルクの生産・販売事業を展開する雅士利国際(01230)を傘下に収めた。ニュージーランドの認証機関アシュアクォリティとも提携し、牧場を含め国際基準に適合した品質管理体制を整備。牧場管理、製品開発などではアーラ・フーズとも提携を深める。

 ・ 13年6月中間決算は13.3%増収、16.3%増益。品質管理体制の整備などが消費者の信頼回復につながった。今後も品質向上を図るとともに、政府の乳幼児用粉ミルク業界を集約化する方針が追い風になるとし、業績拡大を狙う。

銘柄名 合生元国際(バイオスタイムインター)(01112/メインボード)

乳幼児向け高級粉ミルクの大手メーカー 2月11日終値:66.300香港ドル

 ・ 主力事業は中国本土における粉ミルクの生産販売。13年6月末の売上構成は、粉ミルクが81.6%、プロバイオティクス製品が11%、ベビーフードが2.9%、ベビーケア用品が3%、サプリメントが1.2%。粉ミルク原材料の安定供給確保に向け、13年は仏レトリ・ドゥ・モンテギュとの契約を延長したほか、仏イズニーと資本・業務提携で合意。年末には中国の粉ミルク企業を買収し、生産能力を増強。

 ・ 13年6月中間決算は51.3%増収、8.6%増益。主力の粉ミルクの販売増が主因。粉ミルク販売をめぐる独占禁止法違反で国家発展改革委員会から罰金を課されたが、粗利益への影響は小さいと説明。14年1月には中国企業と合弁会社設立で合意し、乳児用紙おむつ事業も拡大を図る。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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