先週はナスダック総合指数が終値ベースで史上最高値を更新。S&P500指数は史上最高値圏でのもみ合い、NYダウは20日に40,077ドルの史上最高値にタッチした後6週ぶりに反落しました。FOMC議事要旨や各地区連銀総裁の発言などから利下げ観測が後退。ゴールドマンのソロモンＣＥＯは「今年の米利下げ「ゼロ」」との見方を示しました。米経済の回復力が強まっていると指摘しております。10年債利回りは小幅上昇し4.465％。強欲指数は53/100まで低下。投資家のセンチメントは冷静さを取り戻しつつあるようです。

今週は月曜日がメモリアル・デーで米国市場は休場。投資家はエヌビディアの決算と株式10分割、関連銘柄への影響などを折込つつ方向感を探る展開か。直近の注目イベントとしては31日に4/26〜5/29の日銀の為替介入実績が公表されます。報道ベースでは2回の介入とされていますが果たして事実は！？ドル円相場の行方に影響を及ぼす可能性もあり、注目されそうです。6/10にはアップルの開発者会議が開催予定です。

エヌビディアの決算解説動画はこちら（グローバルウオッチ：エヌビディア決算のポイント7つ + S&P500指数の上値メド(5/24)）

S&P500指数構成銘柄500社の動向は481社が決算を発表。売上高が市場予想を上回った企業が263社（54.8%）、調整後EPS（1株当たり利益）が市場予想を上回った企業は383社（80.1%）です（5/24時点、Bloombergのデータより、SBI証券調べ）。今週はレポートをお届けするSBI証券の売買上位銘柄の決算発表予定はございません。

ウォール・ストリートの相場格言として「Sell in may, come back in September」というものがあります。5月に株式を売却して9月に戻る。夏場の閑散相場を意識したアノマリーがベースとなっているようです。革命的ともいえる生成AI関連株がリードする現在の相場。今年は格言が当てはまるのか！？意識される最終週となりそうです。

【初心者必見】株の売り時の見極め方〜3つのパターンを解説！〜