アマゾン（AMZN）　1Q（1-3月）決算速報　4/30　引け後

世界最大級のEコマース企業。クラウド・ビジネスのAWSも業界をリードする存在です。配送効率の追求を掲げる同社は世界屈指の物流網を有し、傘下のベンチャー企業ZOOXは自動運転でも存在感を発揮、ロボ・タクシーや配送などにも活用すると見られます。また、同社のECプラットフォームを活用した広告事業や、ヘルスケア部門も成長の柱と期待されます。

●決算発表後の時間外取引（日本時間9:00時点）：177.15ドル（+1.23%）

●売上高：1,433.1億ドル（予想1,425.9億ドル）〇市場予想を上回った

●EPS：0.98ドル（予想0.83ドル）〇市場予想を上回った

●営業利益：153.1億ドル（予想109.5億ドル）〇市場予想を大きく上回った

●営業利益率：10.7％（予想7.63％）〇市場予想を大きく上回った

●4-6月期売上高見通し：1,440〜1,490億ドル（予想1,502.1億ドル）×市場予想を下回った

●4-6月期営業利益見通し：100〜140億ドル（予想125.6億ドル）×中間値が市場予想を下回った

【決算のポイント】

事業別売上高等

●オンライン売上：546.7億ドル、前年同期比+7.0％（予想547.7億ドル）×市場予想を下回った

AWS

●AWS売上高 ：250.4億ドル、前年同期比+17％（予想241.1億ドル）〇市場予想を上回った

費用

●フルフィルメント（物流・配送費用）：223.2億ドル、前年同期比+6.8％（予想224.0億ドル）〇市場予想より少なかった

【決算を受けたマーケットの反応】

コスト削減、収益重視のジャシー改革が進んでいる印象。AWSの成長率も17％と10％台後半の伸びに加速しているのも好印象。

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均：214.07ドル

アナリスト・レーティングは5段階評価の4.91

最低投資金額：27,500円（4/30時点、1ドル157円換算）

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アドバンスト・マイクロ・デバイシズ（AMD）　1Q（1-3月）決算速報　4/30　引け後

米ファブレス半導体大手。主にPCやデータセンターのサーバー、ゲーム機などに搭載されるCPU（中央演算処理装置）と GPU（画像処理半導体）、およびAPU（CPUとGPUの複合型チップ）などを開発・販売しています。前四半期の決算発表ではAI向けアクセラレーターでも存在感を発揮。リサ・スーCEOのもとインテル、エヌビディアを追撃します。

●決算発表後の時間外取引（日本時間10：00時点）：147.43ドル（-6.91%）

●売上高：54.7億ドル（予想54.5億ドル）△市場予想とほぼ一致した

●調整後EPS：0.62ドル（予想0.61ドル）〇市場予想を上回った

●調整後粗利益率：52.0％（予想52.0％）△市場予想と一致した

●4-6月期売上高見通し：54〜60億ドル（予想57.2億ドル）△中間値が市場予想とほぼ一致した

●4-6月期調整後粗利益率見通し：53.0％（予想53.0％）△市場予想と一致した

【決算のポイント】

●フリーキャッシュフロー：3.8億ドル、前年同期比+16％（予想22.2億ドル）×市場予想を大きく下回った

●データセンター向け売上高：23.4億ドル、前年同期比+80％（予想23.1億ドル）△市場予想とほぼ一致した

●ゲーミング向け売上高：9.2億ドル、前年同期比-48％（予想9.7億ドル）×市場予想を下回った

【決算を受けたマーケットの反応】

AI向けでエヌビディア追撃の期待が高い同社。しかし今回の決算発表では、ゲーミング向け売上高が前年同期比48％減、フリーキャッシュフローも市場予想を大きく下回るなど冴えない内容だった。

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均：195.30ドル

アナリスト・レーティングは5段階評価の4.51

最低投資金額：24,900円（4/30時点、1ドル157円換算）

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スーパーマイクロ・コンピューター（SMCI）　3Q（1-3月）決算速報　4/30　引け後

企業向けのデータ・センターやクラウド・コンピューティングなどのIT インフラの構築を提供。特にAI向けのストレージやサーバーが大きく成長、注目を集めます。

●決算発表後の時間外取引（日本時間9:00時点）：772.00ドル（-10.11%）

●売上高：38.5億ドル（予想38.6億ドル）×市場予想をわずかに下回った

●調整後EPS：6.65ドル（予想5.58ドル）〇市場予想を大幅に上回った

●調整後粗利益率：15.6％（予想15.3％）〇市場予想を上回った

●4-6月期売上高見通し：51.0~55.0億ドル（予想47.3億ドル）〇下限値も市場予想を大きく上回った

●4-6月期調整後EPS見通し：7.62〜8.42ドル（予想6.97ドル）〇下限値も市場予想を大きく上回った

【決算を受けたマーケットの反応】

4-6月の売上高見通しが市場予想を大幅に上回るなど良好な決算内容だったが市場の反応は「売り」だった。年初からの株価上昇率が202％に達するなどある程度の成長は折込み済みという事か。

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均：1,061.40ドル

アナリスト・レーティングは5段階評価の4.26

最低投資金額：134,900円（4/30時点、1ドル157円換算）