データドッグ(DDOG) 5/5 寄り前
●決算発表当日の株価(日本時間10:00時点):111.87ドル(-5.99%)
●売上高:3.63億ドル(予想3.37億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.24ドル(予想0.11ドル)〇市場予想を上回った
●4-6月期売上高見通し:3.76〜3.80億ドル(予想3.61億ドル)〇市場予想を上回った
●4-6月期調整後EPS見通し:0.13〜0.15ドル(予想0.12ドル)〇市場予想を上回った
●2022/12期通期売上高見通し:従来予想の15.1〜15.3億ドルから16.0〜16.2億ドルへと引き上げた(予想15.3億ドル)〇市場予想を上回った
●2022/12期通期調整後EPS見通し:従来予想の0.45〜0.51ドルから0.70〜0.77ドルへと引き上げた(予想0.50ドル)〇市場予想を上回った
●ARR(年間経常収益)10万ドル以上の顧客数は前年同期比60%増の2,250社となった(予想2,220社)〇市場予想を上回った
●現金及び現金同等物は17億ドル、営業キャッシュフローは1億4740万ドルだった
●セキュリティ・ソフトを手掛けるHdiv security社を買収した。同社は米・欧の大手銀行や大手クレジットカード会社や米政府組織などを顧客に有する
●ポメルCEOは全ての規模、事業の顧客に先進的なデジタル・トランスフォーメーション、クラウドへの移行をサポートするとした
1-3月期の実績値、4-6月期、22/12月期の売上高、利益の見通し全てで市場予想を上回るいわば満点の決算発表でした。企業のクラウド化を背景に成長が継続しているようです。ただしアナリストの目標株価は引下げが目立ちます。前年同期比での成長は高成長をイメージしますが前四半期比較では成長が鈍化しつつあります。同社のPSR(株価売上高倍率)は29倍と高く金利上昇局面では評価されにくいようです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:176.40ドル(5/5時点)
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ルシード グループ A(LCID) 5/5 引け後
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):18.90ドル(+0.27%)
●売上高:0.577億ドル(予想0.528億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.05ドル(予想-0.31ドル)〇市場予想より良好だった
●営業損失:5.98億ドル(予想4.08億ドル)x市場予想より悪かった
●現金及び現金同等物は54億ドル
●6月1日新価格を発表予定で値上げを実行する
●22年度のEV製造数見通しは12,000台〜14,000台で据え置き、製造は順調に進んでいる
●1-3月期は中国のコロナ拡大による工場閉鎖などのサプライチェーン問題やロジスティクスの課題を抱えるも、サプライヤーと協力し前進した
●1-3月期の営業損失はルシード・エアーの車両配送コストが主な要因
●ローリンソンCEOは1-3月期の納車実績は360台で前の10-12月期の約3倍、4月は300台超と生産は好調とコメントしました
●予約数は現時点で30,000台、この数字にサウジアラビア政府からの10万台は含まれていないと強調しました
●ハウスCFOは向こう2四半期、コストが増加する見通しとコメントしました
5日の通常取引を6.96%安の18.85ドルで終えた後、1-3月期決算を発表。引け後の取引では18.20ドルから19.40ドルと終値を挟んだ取引となりました。経営陣は事業が順調に進んでいる事をアピールしますが、世界景気の先行きに予断を許さない中、同社の高級EVのニーズや生産能力を市場は注視しているようです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:38.00ドル(5/5時点)
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ペトロレオ ブラジレイロ ADR(ペトロブラス:PBR) 5/5 引け後
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):14.00ドル(+2.56%)
●売上高:271.89億ドル
●調整後EBITDA:149.6億ドル
●EBITDA:151.0億ドル、前四半期比+35%
●フリーキャッシュフロー:79億ドル、前四半期比+6%
●純利益:84.0億ドル、前四半期比+96%
●負債:401億ドル、前四半期比-16%
●好調な事業環境により現金創出、流動性が改善し3.715490ブラジルレアルの配当金の支払いを承認した
世界的な原油価格の上昇が追い風となり同社の業績も良好でした。燃料価格が高騰するなかブラジル国内でのガソリン価格やディーゼル価格に上限を設定するよう政治的な圧力が加わるなかの好結果であり、今後の国内販売価格の動向と大統領選挙の行方が同社株価のファクターとなりそうです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:14.99ドル(5/5時点)