決算速報(現地11/4引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):239.96ドル(-3.03%)
●売上高:38.4億ドル(予想45.1億ドル)×市場予想を下回った
●調整後EPS:0.37ドル(予想0.37ドル)△市場予想通り
●決済サービスの取扱高(GPV):454.3億ドル(予想448.8億ドル)〇市場予想を上回った
●ビットコイン売上高:18.2億ドル(予想24.7億ドル)×市場予想を下回った
ビットコイン売上高が市場予想を下回ったことなどを受け、株価は時間外取引で売りに押されました。
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●7-9月期のビットコイン売上高が市場予想を下回り、それに伴い全体の売上高も市場予想を下回りました。
●7-9月期のGPVは市場予想を上回りました。
経営陣の主なコメント
●7-9月期の成長はスケールを伴った堅調なものとなった。
●粗利益は前年比で43%増の11.3億ドルになり、過去2年間の年平均成長率(CAGR)は51%となった。
●「セラー」のエコシステムでは粗利益が前年比で48%、過去2年間のCAGRで29%の成長となった。
●「Cash App」のエコシステムでは粗利益が前年比で33%、過去2年間のCAGRで104%の成長となった。
●後払い決済サービスを手がける豪アフターペイの買収により「セラー」と「Cash App」のエコシステムがより深く結びつき、消費者や事業者に対してより魅力的な商品やサービスを提供できるようになるだろう。
決算を受けたマーケットの反応
7-9月期の売上高が市場予想を下回ったことなどを受け、株価は時間外取引で売りに押されました。
株価は時間外取引で一時5%を超える下落となるなどマーケットは今回の決算内容に失望しているようですが、ビットコイン売上高の減少が主な要因であり、決済サービスの取扱高(GPV)などは市場予想を上回っていることから、それほど悲観する必要はないのかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:299.97ドル(11/4時点)