決算速報(現地10/26引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):316.30ドル(+2.00%)
●売上高:453.2億ドル(予想439.4億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:2.71ドル(予想2.07ドル)〇市場予想を上回った
●クラウドサービス「Azure」の売上高成長率:前年同期比+48%(前四半期は同+45%)※為替の影響を除いたベース
「Azure」などのクラウドサービスが好調となったことなどを受け、株価は時間外取引で上昇しました。
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●7-9月期の売上高とEPSが市場予想を上回りました。
●クラウドサービス「Azure」の売上高成長率(為替の影響を除いたベース)が4-6月期の前年同期比+45%から同+48%へと加速しました。
●クラウドサービスの「Azure」とサーバー関連のソフトウェアで構成されるインテリジェント・クラウド部門の7-9月期の売上高は169.6億ドルとなり、市場予想の165.8億ドルを上回りました。
●同部門の10-12月期の売上高見通しは181.0億〜183.5億ドルとしています。
●主に「オフィス」関連のソフトウェアが占めるプロダクティビティ・アンド・ビジネス・プロセス部門の7-9月期の売上高は150.4億ドルとなり、市場予想の147.1億ドルを上回りました。
●同部門の10-12月期の売上高見通しは157.0億〜159.5億ドルとしています。
●「Windows」やノートPCの「Microsoft Surface(サーフェイス)」のほかゲーム関連が含まれるモア・パーソナル・コンピューティング部門の7-9月期の売上高は133.1億ドルとなり、市場予想の126.8億ドルを上回りました。
●同部門の10-12月期の売上高見通しは163.5億〜167.5億ドルとしています。
経営陣の主なコメント
●XboxやSurfaceなどに関係するサプライチェーンの問題は今後も続くだろう。
●クラウド上でオフィス関連のソフトを利用しているユーザーが、セキュリティ機能を追加するなど料金が高めのプランを購入している。
●当社の広範なポートフォリオで成長がみられている。
決算を受けたマーケットの反応
Azureなどのクラウドサービスが好調だったことなどを受け、株価は時間外取引で史上最高値を更新しました。
決算発表直後は一旦上昇した後に終値付近まで値を戻す場面もみられましたが、決算発表後のカンファレンスコールで今後の部門別の業績見通しなどが発表されると再度買いが優勢となりました。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:338.88ドル(10/26時点)