決算速報(現地2/16寄り前発表)
●決算発表当日の株価:27.84ドル(-12.75%)
●売上高:3.22億ドル(予想3.01億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:-0.08ドル(予想0.02ドル)×市場予想よりも悪い結果
●1-3月期売上高見通し:前年同期比+45%
●2021/12期通期売上高見通し:従来予想据え置きで、前年同期比+30%以上 ×減速を示唆
プラスになるという市場予想に反してEPSがマイナスとなったことや、さえない通期業績見通しを受け株価は急落しました。
決算発表当日を含む、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地2/16までの過去半年間)
決算のポイント
●EPSが市場予想に反してマイナスとなりました。
●2021/12期の売上高見通しは「30%以上の成長率」とされ、これは2020/12期の47%を下回る成長率となり、成長の減速が示唆されました。
●政府向けの売上高が前年同期比+85%となる一方、企業向けの売上高は同+4%となりました。
経営陣の主なコメント
●2020年は「セミナー」のような1年だった。
●2021年にセールス人員は3倍になる見込み。
●米軍は当社ソフトウェアを利用し、33億ドルの費用を削減できた。
●政府向けは今後数年間成長するだろう。
●2025年の売上高は40億ドル以上になるだろう。
●防衛費の削減は逆に、政府からの需要を増やすだろう。
決算を受けたマーケットの反応
決算が発表される前の、寄り前の時間外取引では5%以上上昇する場面もあったものの、決算が発表されると株価は急落しました。
黒字予想に反して赤字となったことも大きいですが、2021年の成長ペースが2020年から減速する見通しであるということが嫌気されたようです。もっとも、経営陣は2025年には売上高が40億ドル以上になるとの見通しも示しており、一定の成長ペースは維持される見込みであるとも言えそうです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:23ドル(2/16時点)