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決算速報(現地2/3引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):265.82ドル(+5.53%)
●売上高:61.2億ドル(予想60.9億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:1.08ドル(予想1.00ドル)〇市場予想を上回った
●新規アクティブアカウント数:1,600万(予想1,440万)〇市場予想を上回った
●総取扱高:2,770.7億ドル(予想2,668.0億ドル)〇市場予想を上回った
●1-3月期売上高見通し(為替の影響を除いたベース):+26%(予想+22%)〇市場予想を上回った
●2021/12期通期売上高見通し:255億ドル(予想254億ドル)〇市場予想を上回った
ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)の取扱いを今後も進めていくといった経営陣のコメントや、新規アクティブアカウント数が市場予想を上回ったことなどが好感され、株価は時間外取引で大幅高となりました。
決算発表直前までの、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地2/3までの過去半年間、移動平均線は200日)
決算のポイント
●売上高と調整後EPSが共に市場予想を上回りました。
●年末商戦シーズンで利用が広がったほか、暗号資産(仮想通貨)の取扱いを開始したことなどから新規アクティブアカウント数が市場予想を上回りました。
経営陣の主なコメント
●今年は新規アクティブアカウント数が5,000万程度増加するだろう。
●総取扱高の増加トレンドは引き続き堅調。
●2021年、当社の「デジタルウォレット」にはこれまでで最も大きな変化があるだろう。
●個人間送金アプリの「Venmo」でも2021年中に暗号資産(仮想通貨)の取扱いを開始する。
●暗号資産(仮想通貨)の取引量は想定以上だった。
決算を受けたマーケットの反応
新規アクティブアカウント数が市場予想を上回ったことや、同社の暗号資産(仮想通貨)への取り組みが好感され株価は大幅高となりました。
決算発表直後から買いが優勢となっていましたが、カンファレンスコールで暗号資産(仮想通貨)の展開を進めるといったコメントがでると、株価は一段高となりました。経営陣のコメントは概ね前向きなものが多く、同社の業績は当面堅調なものとなるかもしれません。