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2021-09-22 13:33:45

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜アップルがiPhone販売に強気!?関連銘柄をご紹介〜

2021/9/6
投資情報部 榮 聡

先週は先々週末のパウエルFRB議長の講演がハト派と捉えられたことが相場の基調を決めたとみられ、景気指標の悪化に対する市場の反応も限定的で高値圏の株価が維持されました。今週はGAFAの規制リスク、米学校の対面授業再開、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、などが注目されます。

アップルが今月中にも新型iPhoneを含む新製品の発表を行うと見込まれますので、今回はアップル(AAPL)およびアップル関連銘柄の、スカイワークス ソリューションズ(SWKS)クアルコム(QCOM)クォルボ(QRVO)ジェイビル(JBL)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 5日 1ヵ月 3ヵ月
不動産 4.0% 4.2% 9.4%
ヘルスケア 1.7% 2.8% 12.1%
生活必需品 1.5% 2.7% 2.9%
公益事業 1.4% 2.5% 6.4%
一般消費財・サービス 1.2% 1.6% 7.3%
コミュニケーションサービス 1.0% 4.2% 10.8%
情報技術 0.9% 2.8% 13.9%
S&P500 0.6% 2.2% 7.2%
資本財・サービス -0.4% 0.8% -0.7%
素材 -0.9% 1.2% -2.9%
エネルギー -1.4% -2.8% -12.5%
金融 -2.5% 0.5% -1.0%
騰落率上位(5日) 騰落率
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 5.8%
アメリカン・タワー 5.8%
ネットフリックス 5.7%
CVSヘルス 4.5%
ダナハー 4.2%
騰落率下位(5日) 騰落率
ウェルズ・ファーゴ -11.3%
キャピタル・ワン・ファイナンシャル -10.5%
アッウ゛ィ -6.7%
アメリカン・エキスプレス -5.5%
ダウ -5.0%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

8/30(月)は先々週末にパウエルFRB議長の講演がハト派的と捉えられて上昇した流れが継続して続伸する一方、8/31(火)、9/1(水)は高値圏でのもみ合いに転じました。個別銘柄ではズームビデオコミュニケーションズが慎重な売上見通しを発表して大幅安となり、経済指標では8月のADP雇用統計が前月比37.4万人増にとどまり、週末の雇用統計への警戒を高めました。

9/2(木)は新規失業保険申請件数が低下して翌日の雇用統計に対する警戒がやや後退して上昇しました。しかし、9/3(金)に発表された8月雇用統計の非農業部門雇用者数が前月比90万人を超えた6月、7月から「急減速」となりました。ただ、9月のFOMCで「テーパリング(FRBによる資産購入の段階的縮小)」が決まる可能性は遠のいたと考えられ、株式市場へのマイナスのインパクトは限定的となったようです。

S&P500指数は週間で0.6%、ナスダック指数は1.5%の上昇、NYダウは0.2%の下落でした。

業種指数では、経済指標の悪化トレンドが継続していることから、配当利回りが高い「不動産」「公益事業」やディフェンシブな「ヘルスケア」や「生活必需品」が物色され、景気敏感な業種は売られました。

個別銘柄では、ディフェンシブ銘柄に混じってネットフリックス(NFLX)が上位に入っているのが目立ちます。「プライシングパワー」の強さが評価されてアナリストが目標株価を引き上げたことがきっかけのようですが、GAFAの規制リスクが意識される中、「規制リスクのないグローバルネット企業」として資金をシフトする動きがあるのかもしれません。

経済指標では、8月雇用統計の非農業部門雇用者数が前月比23.5万人増と市場予想の75.0万人増を大幅に下回りました。今回の雇用統計では公立学校の再開を受けて、ADP雇用統計が冴えなくても堅調な数字になると予想されていましたが、新型コロナの感染再拡大で求職意欲をそがれた人が予想以上に多い可能性がありそうです。

また、8月コンファレンスボード消費者信頼感は7月の125.1から113.8に低下、8月ミシガン大学消費者マインドの低下を追認しました。ただし、シカゴ連銀が発表している週次の小売指標によると8月の小売売上高は前月比2.4%増になることが示唆されており、消費が急減速する懸念は少なくとも8月についてはないようです。

8月ISM製造業景気指数は予想以上に堅調(7月の59.5から8月は59.9)だったものの、非製造業景気指数は市場予想に沿う低下(7月の64.1から8月は61.7)となっています。

今週の米国株式市場

GAFAの規制リスク、米学校の対面授業再開、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、などが注目されます。

先週米司法省がグーグルへの独禁法訴訟を準備中と伝わり、2日(木)に株価は1.3%下落、フェイスブックも1.8%の下落となりました。GAFAに対する規制リスクへの警戒は続いていたとみられますが、株価に明確な影響が出るのはここしばらくなかったことです。米民主党政権による大手IT企業への規制強化が本格化するのではとの懸念が台頭する可能性があり、注視する必要がありそうです。

米国の公立学校は州により8月半ばから9月半ばにかけて対面授業を再開しつつあります。ただ、早く再開したところでは新型コロナ感染のクラスターが発生したところもあり、再開が順調に進むか注視する必要がありそうです。これは保護者の職場復帰にも影響します。

米地区連銀経済報告はFOMC(米連邦公開市場委員会)の2週間前に公表され、金融政策判断の基礎材料となります。今回の報告では新型コロナの感染拡大が地域経済にどのような影響を及ぼしているか注目されるでしょう。9/21(火)〜9/22(水)開かれるFOMCでは、8月雇用統計が失望的な内容となったことで「テーパリング」が決定される可能性は極めて小さくなったと考えられます。

経済指標では、9/7(火)に中国の8月貿易統計(輸出は前年比17.1%増、輸入は同26.1%増の予想)、9/10(金)に米国の生産者物価指数(前月比0.6%増、前年比8.2%増の予想)、の発表が予定されています。

企業イベントでは、Zスケーラー、クローガーなどの決算発表が予定されています。

今週の5銘柄

アップルが今月中にも新型iPhoneを含む新製品の発表を行うと見込まれていますので、今回はアップルおよびアップル関連銘柄をとりあげます。

アップルは例年9月〜10月に新製品の発表を行うことが多く(昨年は例外です)、今年も新型iPhoneに加え、アップルウォッチ、エアポッド、iPadなどの新製品投入が予想されています。業界メディアや一部アナリストは、今週、来週にも新製品の発表、発売開始があるのではと予想しているようです。

売上の約5割を占めるiPhoneについては、名称が「iPhone13」になるのではと言われ、重要な機能の追加が行われると観測されています。7月にはアップルが新型iPhoneの年内の生産台数を通例の7,500万台ではなく9,000万台を計画、サプライヤーに要請したとの報道が出て、アップルが強気の需要見通しを持っていることがうかがわれます。

図表3に対アップルの売上比率が20%以上の銘柄をリストアップしています。ここから、スカイワークス ソリューションズ(SWKS)、クアルコム(QCOM)、クォルボ(QRVO)、ジェイビル(JBL)を選んでご紹介いたします。

図表3 アップル関連銘柄

銘柄(コード) 対アップル
売上比率
(%)
時価総額
(億ドル)
事業内容
シーラス ロジック(CRUS) 72.0 49 アナログ半導体
スカイワークス ソリューションズ(SWKS) 50.0 307 ワイヤレス半導体
クアルコム(QCOM) 34.1 1,646 ワイヤレス半導体
インターデジタル(IDCC) 32.0 22 通信機器
ルメンタム ホールディングス(LITE) 30.2 64 光通信製品
クォルボ(QRVO) 30.0 212 ワイヤレス半導体
ブロードコム(AVGO) 24.4 2,047 ワイヤレス半導体
ノールズ(KN) 23.0 19 マイクロフォン 
ジェイビル(JBL) 20.0 91 製造サービス

注:直近通期または四半期の対アップル売上比率が20%以上の米国上場銘柄(一部推定を含む)です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(9/3)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートアップル(AAPL)5.65ドル154.3

【新型iPhoneの発表が近い見込み】

・新型iPhoneの新作発表イベントおよび発売は9月の半ばから後半にかけてと、業界メディアやアナリストが観測しています。新型iPhoneについて、アップルはサプライヤーに例年の生産量の2割増に当たる9,000万台を計画していると7月に報じられており、会社は強気の需要見通しをもっていると考えられています。

・4-6月期の決算発表時には、7-9月期の売上ガイダンスを発表せず、「前年同期比2桁の増加率ながら、4-6月期の伸び率(36%増)は下回る見込み」とコメントしました。市場コンセンサスでは前年同期比30%増の844億ドルが予想されています。また、10-12月期は同8%増の1,199億ドルの予想です。

買付チャートスカイワークス ソリューションズ(SWKS)11.52ドル183.0

【5Gスマホの普及から恩恵】

・アナログ半導体で世界5位の半導体メーカーです。アップル向けの売上が5割を占めるなど、スマホなど通信機器向けを主力とするほか、車載、IoTにも展開しています。スマホが4Gから5Gに移行するにともなってスマホ1台に使用される同社の高周波部品の売上は拡大すると見込まれ、スマホ向け高周波チップのリーダー企業である同社には恩恵が期待されます。

・2021年9月期はパンデミックからの反動に買収効果も加わり売上は前年比52%増で、2022年9月期も同12%増と伸びる見通しです。4-6月期決算は売上が前年同期比52%増、EPSは同2.6倍と、パンデミックによる落ち込みからの回復が続いています。7-9月期のガイダンス中央値では、売上が前年同期比36%増、EPSは同37%増を見込んでいます。

買付チャートクアルコム(QCOM)9.21ドル144.6

【5Gスマホの普及から恩恵】

・スマホ向けに通信モデムとCPUを組み込んだチップセットの製造を主力とする企業です。スマホの通信世代が4Gから5Gに移行するにつれ、チップセットの価格上昇、端末価格上昇によるロイヤルティの増加、高周波部品への展開の効果により、売上成長が高まる見通しです。対アップルの売上構成比は30%を超えています。

・4-6月期の売上が前年同期比70%増となった半導体部門の内訳は、ハンドセット同57%増、高周波部品同114%増、自動車同83%増、IoT同83%増など多角化が順調に進んでいます。7-9月期の売上ガイダンスは84〜92億ドルで、市場予想の85.4億ドルを大きく上回りました。

買付チャートクォルボ(QRVO)12.08ドル185.4

【高周波用ICが主力の半導体メーカー】

・高周波用IC(RFIC)が主力の半導体メーカーで、スマホや通信ネットワーク、航空・防衛分野で幅広い製品を提供しています。2021年3月期の売上構成比は、モバイル製品が71%、インフラ・防衛製品が29%を占めます。アップル向けの売上が30%を占め、iPhoneの部品を供給するメーカーとして注目されることも多い企業です。

・同社はスマホやその他無線通信機器向け高周波用ICのリーダー企業であり、5G端末で必要とされる無線技術の複雑化や搭載コンテンツの増加から恩恵を受けると期待されます。2022年4月期は前年比一桁台後半から20%程度の増収が期待されます。7-9月期のガイダンスは売上が前年同期比17〜19%増、調整後EPSが同2.6倍と伸びる見込みです。

買付チャートジェイビル(JBL)5.99ドル62.0

【米国の受託製造大手】

・電子機器やその他幅広い製品の受託製造大手。電機、自動車などの電子機器・部品、民生・軍事・航空用の各種機器が主軸。米国売上は17%に過ぎず、シンガポール、メキシコ、中国などグローバルに製造拠点を展開します。売上高の2割を占めるアップルが最大顧客です。

・2021年8月期は、売上が前年比8%増、営業利益率が前期の2.8%から4.2%に改善、調整後EPSが同2.4倍となる見込みです。ジョンソン&ジョンソンの医療用機器の製造受託契約の獲得に加え、自動車の電化の流れが追い風となり、業績拡大が続く見通しです。3-5月期の売上は前年同期比14%増でした。6-8月期決算は9/24(金)に発表予定です。

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。使用した予想EPSの決算期は、アップル、スカイワークスソリューションズ、クアルコムが2022年9月期、クォルボが2022年3月期、ジェイビル2022年8月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成。

主要イベントの予定

  経済指標・イベント 企業決算・イベント
6(月) ・米国市場休場(レイバーデー)  
7(火) ・中国貿易統計(8月)
・ドイツZEW景気期待指数(9月)
・ユーロ圏実質GDP(4-6月期、確報値)
 
8(水) ・日本実質GDP(4-6月期、確報値)
・米求人労働異動調査(7月)
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
 
9(木) ・日本工作機械受注(8月)
・中国生産者・消費者物価指数(8月)
・中国資金調達総額(15日までに発表)
・ECB主要政策金利
・米新規失業保険申請件数(9月4日に終わる週)
Zスケーラー
10(金) ・米生産者物価指数(8月) クローガー
13(月)   オラクル
14(火) ・米NFIB中小企業楽観指数(8月)
・米消費者物価指数(8月)
 
15(水) ・日本機械受注(7月)
・中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資(8月)
・中国調査失業率(8月)
・ユーロ圏鉱工業生産(7月)
・米ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月)
・米鉱工業生産(8月)
 
16(木) ・日本貿易統計(8月)
・EU27ヵ国新車登録台数(8月)
・米小売売上高(8月)
・米新規失業保険申請件数(9月11日に終わる週)
・フィラデルフィア連銀製造業景気指数(9月)
 
17(金) ・ミシガン大学消費者マインド(9月、速報値)  

注:日付は現地時間によります。(E)はBloombergによる予想を示します。企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有人数の1〜30位、青字のハイライトは31〜50位を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

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