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2024-04-20 10:42:37

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜ASML、インチュイティブサージカル、コカ・コーラ、ダウなど好決算銘柄〜

2021/4/26
投資情報部 榮 聡

先週は企業決算が好調で、米10年国債利回りが低下しましたが、株価は上昇しきれませんでした。今週はピークを迎える企業の1-3月期決算発表、バイデン大統領の施政方針演説、FOMC(米連邦公開市場委員会)、米10年国債利回りの動向、などが注目されます。

今回は先週に1-3月期決算を発表したS&P500指数採用銘柄から、好決算と考えられるASML ホールディングス NYRS(ASML)インテューイティブ サージカル(ISRG)TE コネクティビティ(TEL)コカ-コーラ(KO)ダウ(DOW)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 5日 1ヵ月 3ヵ月
不動産 2.0% 5.7% 12.9%
ヘルスケア 1.8% 5.5% 4.8%
資本財・サービス 0.4% 3.3% 16.6%
素材 0.4% 4.1% 13.4%
金融 0.0% 2.8% 18.5%
S&P500 -0.1% 5.2% 8.6%
生活必需品 -0.5% 1.5% 4.7%
情報技術 -0.5% 7.5% 6.2%
コミュニケーションサービス -0.6% 6.0% 9.4%
公益事業 -0.9% 4.8% 4.8%
一般消費財・サービス -1.2% 7.3% 3.6%
エネルギー -1.8% -5.9% 16.7%
騰落率上位(5日) 騰落率
ダナハー 6.9%
IBM 6.6%
AT&T 4.8%
メドトロニック 4.2%
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン 3.3%
騰落率下位(5日) 騰落率
アルトリア・グループ -9.4%
インテル -8.5%
ネットフリックス -7.5%
オラクル -5.0%
エヌビディア -4.1%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

週の前半は銀行以外の一般産業の決算発表を控えて高値警戒感があったことに加え、世界的には増加が続く新型コロナの感染拡大が嫌気された可能性があり、4/19(月)、4/20(火)とも下落となりました。一方、4/21(水)はネットフリックスの新規加入者数の鈍化が嫌気されたものの、他の主力銘柄の決算は良好で株価の反応も良く全面高となりました。

4/22(木)はバイデン政権による富裕層に対するキャピタルゲイン税引き上げの意向が伝わって全面安となりました。現行の20%から39.6%へとする税率の高さがサプライズとなった模様です。しかし、4/23(金)には、キャピタルゲイン税の税率は報道されたほど上がらないのではないかとの見方が台頭したほか、米欧のマークイットPMIなど良好な経済指標を受けて反発となりました。S&P500指数は週間で0.1%の下落でした。

業種指数では、10年国債利回りの低下を受けて「不動産」がトップ、ジョンソン&ジョンソン(JNJの好決算を受けて「ヘルスケア」が2位でした。ネットフリックス(NFLXの影響もあり、インターネット関連などテクノロジー系は弱めでした。個別銘柄では、医療機器や検査装置のダナハー(DHR)がトップで、新型コロナへの対応による製品の需要増を受けて通年の売上成長率見通しを10%台前半から10%台後半に引き上げたことが好感されました。

経済指標では、米国およびユーロ圏の3月マークイットPMIが製造業・非製造業とも前月から改善となって市場に好感されました。米国の3月中古住宅販売件数が在庫不足の影響もあり前月比3.7%減と同0.8%増の市場予想を下回って低調でした。一方、3月新築住宅販売件数は同20.7%増と前月の16.2%減から回復となりました。

今週の米国株式市場

ピークを迎える1-3月期決算発表、バイデン大統領の施政方針演説、FOMC(米連邦公開市場委員会)、米10年国債利回りの動向、などが注目されます。

今週は、NYダウ、S&P500指数採用銘柄の約3分の1が決算を発表するピークを迎えます。「GAFAM」(アルファベット、アップル、フェイスブック、アマゾンドットコム、マイクロソフト)のほか、テスラ、ビザ、3M、AMD、ボーイング、エクソンモービルなど主力銘柄を多数含みます。

先週に発表された決算ではネットフリックス、インテル、アメリカンエキスプレスなどの例外を除いて、市場予想を上回って株価の反応もポジティブなものが多かった印象です。S&P500指数採用企業の1-3月期EPSは、発表済み企業と未発表企業の予想の混合で、前年同期比33.8%増と、前週の同30.2%増から上方修正となっています。2021年通年の予想EPSも3月末時点の176ポイントから180ポイントまで上方修正されています。

バイデン大統領は新型コロナへの対応で先送りされていた施政方針演説を4/28(水)に実施します。既に発表されている2兆ドルのインフラ投資計画と、これを賄うための法人税率の引き上げ、富裕層に対する増税が柱になると考えられます。これらの政策を実現するためには議会での共和党議員の協力が欠かせません。この演説によって共和党議員を動かすことができるか注目されます。

FOMCの結果発表では、「量的緩和の縮小」に関して何らかのコメントがあるか注目されます。市場では経済指標が改善軌道に乗ったことを確認した上で今夏にも量的緩和の縮小を決めるとの見方が有力で、今回のFOMCでこれに向けて市場に準備を促す可能性があります。

米10年国債利回りの一目均衡表が「雲」の上限に達しており、動向が注目されます(図表3)。3/30(火)に1.77%の高値を付けてから約3週にわたって低下基調をたどりましたが、テクニカル面で重要なポイントに到達していると考えられます。米長期金利が重要な変動要因と考えられるドル円レートでも同様に一目均衡表の「雲」の上限に接しています。

経済指標では、4/26(月)に米国の3月耐久財受注(前月比2.5%増の予想)、4/27(火)に米国の4月コンファレンスボード消費者信頼感(前月の109.7から112に改善の予想)、4/29(木)に米国の1-3月期実質GDP(前期比年率6.9%増の予想)、4/30(金)に中国の4月製造業・非製造業PMI(製造業は前月の51.9から51.7へ、非製造業は前月の56.3から55.9へ低下の予想)、ユーロ圏の1-3月期実質GDP(前年比2.0%減の予想)、などの発表が予定されています。

今週の5銘柄

今回は先週に1-3月期決算を発表したS&P500指数採用銘柄から、好決算と考えられるASML ホールディングス NYRS(ASML)、インテューイティブ サージカル(ISRG)、TE コネクティビティ(TEL)、コカ-コーラ(KO)、ダウ(DOW)の5銘柄を選んでご紹介いたします。

図表3 米10年国債利回りの一目均衡表

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(4/23)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートASML ホールディングス NYRS(ASML)670.91ドル54.9

【通期売上見通しを前年比30%増に引き上げ】

・半導体の回路焼付けに使われる露光装置に特化する、オランダの半導体製造装置メーカーです。半導体の露光装置では世界シェアが9割を超えると言われ、最先端のEUV(Extreme Ultra-Violet:極端紫外線)露光技術に対応できる唯一のメーカーです。インテルやTSMCによる設備投資拡大で最も恩恵が大きい企業の一つと考えられます。

・1-3月期の決算発表に際して通年の売上伸び率を前年比10%半ばから同30%増に引き上げました。「全ての市場と製品群で需要が3ヵ月前に比べて大幅に拡大した。」「パンデミックからのキャッチアップに加え、DX(デジタルトランスフォーメーション)進展による構造的な成長、さらに国家間のデカップリングを背景とした追加需要の発生により、今後数年間成長が高まる。」とコメントしています。1-3月期の売上は43.6億ユーロで前年同期比79%増、前四半期比3%増、受注は前年同期比54%増、前四半期比12%増でした。

買付チャートインテューイティブ サージカル(ISRG)875.53ドル66.7

【システム売上が前年同期比30%増と好調】

・手術支援ロボット「ダビンチサージカルシステム」などを販売し、手術支援ロボット市場で約8割の世界シェアを持つと推定される企業です(出所:Informa UK、2018年)。同社の保有する特許が相次いで期限を迎えていることから、競争環境は今後激化していく?通しですが、当面は強い需要が続くと見込まれます。

・1-3月期は、売上が前年同期比18%増、EPSが同33%増で、市場予想をそれぞれ16%、33%上回りました。新型コロナの影響で手術件数の停滞が懸念されていましたが、需要は予想以上に好調です。同社の売上は「器具・付属品」や「サービス」が全体の約7割を占めるため、システム売上が前年同期比30%増と伸びていることは先行きの売上好調を示唆するものと言えます。

買付チャートTE コネクティビティ(TEL)134.72ドル21.9

【自動車の電動化から恩恵を受ける】

・スイスに本社を置くコネクターとセンサーを主力とする電子部品メーカーで、コネクターでは世界最大手です。2007年にコングロマリットのタイコから独立した企業が前身です。売上の約6割を運輸関連(乗用車と商用車)が占め、21年に世界の自動車生産は前年比10%以上の回復が見込まれていることから、同社はこの恩恵を受けると期待されます。自動車の電動化から恩恵を受ける企業としても注目されます。

・1-3月期は、売上が前年同期比17%増、EPSが同22%増で、それぞれ市場予想を13%、21%上回りました。売上のオーガニック成長率は同11%増です。受注は同36%増とさらに強く、主力の運輸関連が同50%増とけん引しています。4-6月期の売上ガイダンスは37億ドルで、市場予想の34億ドルを大きく上回りました。

買付チャートコカ-コーラ(KO)54.47ドル25.1

【レストランの営業再開で業況改善】

・ノンアルコール飲料の世界最大?。500以上のブランド、4,700種類以上の製品を展開し、炭酸飲料やジュース、コーヒー、ミネラルウォーター、スポーツドリンクなどを?がけています。同社はレストランでの販売構成比が高く、昨年は新型コロナのパンデミックによる打撃が大きくなりましたが、レストランの営業が徐々に再開に向かっていることから業況が改善しつつあります。

・1-3月期はオーガニック売上成長が前年比6.0%増となり、同0%増の市場予想を大きく上回りました。地域別には、アジア太平洋の同18%増、北米の同4%増がけん引しました。売上は前年同期比5%増で4四半期ぶりにプラスに転換、調整後EPSは同8%増と堅調です。アフリカ地域のボトラー子会社の新規上場を計画していることも発表されました。

買付チャートダウ(DOW)62.11ドル10.8

【景気敏感の代表的企業】

・19年4月にダウ・デュポンからスピンオフした化学素材メーカーです。スピンオフ以来、事業の透明性が増し、コスト削減への踏み込みが強まって、株式市場からの信頼性が増しているとみられます。また、天然ガスを主な原料としていることで原油を原料とする同業他社に対してコスト競争力が高く、景気回復時には業績の伸びが相対的に高くなると期待されます。

・1-3月期決算は、平均販売価格の上昇により売上が前年同期比22%増、EPSが同2.3倍となり、市場予想も上回りました。平均販売価格は前年同期比19%増、前四半期比でも11%増でした。一方、平均販売数量は前年同期比横ばいにとどまりましたが、建設、通信機器、民生電子機器、消費者向け耐久財などは増加したものの、寒波による供給制約の影響が相殺しています。決算発表を受けて4/22(木)の株価は6%値下がりしました。しかし、景気回復によって今後は数量の回復が見込めることから引き続き注目できるでしょう。

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。使用した予想EPSの決算期は、TEコネクティビティティが21年9月期、その他は21年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成。

主要イベントの予定

  経済指標・イベント 企業決算・イベント
26(月) ・ドイツIFO企業景況感指数(4月)
・米耐久財受注(3月)
テスラ
27(火) ・日銀金融政策
・中国工業部門利益(3月)
・S&Pコアロジック住宅価格指数(2月)
・米コンファレンスボード消費者信頼感(4月)
マイクロソフトビザアルファベット3M
AMDゼネラルエレクトリックピンタレスト
スターバックス、テキサスインスツルメンツ
UPS、アーチャーダニエルズミッドランド、イルミナ
28(水) ・バイデン大統領の施政方針演説(上下院合同会議)
・FOMC政策金利
アップルフェイスブックボーイングショッピファイ
クアルコム、フォードモーター、ユナイテッドレンタルズ
アラインテクノロジー
29(木) ・ユーロ圏景況感(4月)
・米新規失業保険申請件数(4月24日に終わる週)
・米実質GDP(1-3月期、速報値)
・米中古住宅販売成約(3月)
アマゾンドットコムアルトリアグループニオ
マクドナルドギリアドサイエンシズ、ツイッター
キャタピラー、マスターカード、メルク、ニューモント
30(金) ・日本鉱工業生産(3月)
・中国製造業・非製造業PMI(4月)
・ユーロ圏実質GDP(1-3月期、速報値)
・米個人所得・個人支出(3月)
・米PCEコアデフレータ(3月)
・米ミシガン大学消費者マインド(4月、確報値)
アッヴィロイヤルティファーマエクソンモービル
シェブロン、クロロックス
5月
3(月)
・米ISM製造業景気指数(4月)
・米自動車販売台数(4月、4日までに発表)
バークシャーハサウェイ、モザイク
4(火) ・財新中国製造業PMI(4月)
・米貿易統計(3月)
・米製造業受注(3月)
ファイザー、マーチンマリエッタマテリアルズ
5(水) ・ユーロ圏生産者物価指数(3月)
・米ADP雇用統計(4月)
・米ISM非製造業景気指数(4月)
ビヨンドミートペイパルホールディングス
アルベマール、CFインダストリーズ
ゼネラルモーターズ
6(木) ・ユーロ圏小売売上高(3月)
・米新規失業保険申請件数(5月1日に終わる週)
スクエア、モデルナ
7(金) ・中国貿易統計(4月)
・米雇用統計(4月)

・米消費者信用残高(3月)
プラグパワー、ブッキングホールディングス

注:日付は現地時間によります。(E)はBloombergによる予想を示します。企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有人数の1〜30位、青字のハイライトは31〜50位を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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