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2021-04-15 19:04:31

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜アナリストが現在値から上値を想定している銘柄をご紹介〜

2021/3/15
投資情報部 榮 聡

先週は長期金利の上昇に対する株式相場の「耐性」が増す中、追加経済対策の成立、ワクチン接種の加速などが相場を最高値更新に押し上げました。今週は、米10年国債利回りの行方、1,400ドルの現金支給による株式市場へのインパクト、ナスダック指数の動き、などが注目されます。

今回は現在値(3/11(木)終値)がアナリストの目標株価を大きく下回っている銘柄から、クアルコム(QCOM)エンフェーズ エナジー(ENPH)アマゾン ドットコム(AMZN)アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)マイクロン テクノロジー(MU)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 5日 1ヵ月 3ヵ月
一般消費財・サービス 5.7% -2.8% 4.0%
不動産 5.7% 1.4% 7.1%
公益事業 4.4% -0.8% -1.2%
素材 4.4% 5.4% 10.3%
資本財・サービス 3.6% 7.0% 9.0%
金融 3.2% 10.2% 21.7%
S&P500 2.6% 0.2% 6.7%
生活必需品 2.1% 0.1% -2.0%
情報技術 1.9% -5.3% 3.5%
ヘルスケア 1.3% -2.5% 2.3%
エネルギー 1.1% 19.7% 33.1%
通信サービス 0.7% 0.8% 8.1%
騰落率上位(5日) 騰落率
ボーイング 20.6%
テスラ 16.0%
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 12.7%
ゼネラル・モーターズ(GM) 10.3%
フォード・モーター 9.0%
騰落率下位(5日) 騰落率
ゼネラル・エレクトリック(GE) -7.5%
ギリアド・サイエンシズ -4.7%
オラクル -4.0%
アルファベット -2.2%
バイオジェン -1.7%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

米10年国債利回りが3/11(木)にかけて反落となったことから相場の調整をリードしていたナスダック指数が反発して、S&P500指数、NYダウは最高値を更新しました。一方、3/12(金)には米10年国債利回りが再び1.6%台に乗せて株式は下げて始まりましたが、押し目には買いが入ってS&P500指数はプラスに戻して引けています。

米10年国債利回りは、(1)3年債、10年債、30年債など米国債の入札で堅調な需要が確認された、(2)2月の消費者物価指数上昇率が2ヵ月連続で低下したことを受けて3/11(木)にかけて1.5%台前半に反落しました。しかし、3/12(金)の2月生産者物価指数が前年比2.8%増と前月の同1.7%増から大きく上昇したことを受けて再び1.6%台に上昇しています。

追加経済対策が予想以上のスピードで成立し、また、バイデン大統領が「5月1日までにすべての成人をワクチンの接種対象にする」としたことも相場の強い基調をもたらしたとみられます。S&P500指数は週間で2.6%、NYダウは4.1%、ナスダック指数は3.1%のそれぞれ上昇でした。

業種指数では、急落していたテスラが反発する一方、GM、フォードに対する物色意欲の高まりから、これを含む「一般消費財・サービス」がトップでした。「不動産」「公益事業」は配当利回りが高い業種で、長期金利が3/11(木)まで反落したことから、見直し買いが入ったとみられます。

個別銘柄では、ボーイング(BA)が上昇率トップでした。2月の新規受注機数が14ヵ月ぶりにキャンセル数を上回って純受注機数がプラスに転じたこと、サウスウエスト航空が「737 MAX」の大型発注を行う見通しと伝えられたこと、ワクチン接種の加速で経済活動の正常化が早まりそうなことが株価上昇の要因とみられます。

経済指標では、米国の2月消費者物価指数(コア指数)が前年比1.3%増と2ヵ月連続で伸びが低下する一方、生産者物価指数は前年比2.8%増と2ヵ月連続で伸びが高まり、市場のインフレ懸念を裏付ける結果となっています。3月のミシガン大学消費者マインドが前月の76.8から83.0に改善、COVID-19のパンデミック前20年3月以来の水準となりました。

今週の米国株式市場

米10年国債利回りの行方、1,400ドルの現金支給による株式市場へのインパクト、ナスダック指数の動き、などが注目されます。

3/12(金)には米10年国債利回りが再び1.6%を超えましたが、株価への影響は限定的で、金利上昇に対する株式市場の「耐性」は高まっているようです。ただ、急激な動きに対しては引き続き警戒が必要でしょう。

3/17(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表が予定されており、長期金利に対するインパクトが注目されます。パウエルFRB議長が最近の長期金利上昇に対してどのような発言を行うか、また、長期金利を抑制するための何らかの施策を用意するかに注目が集まっています。

3/4(木)のウォールストリートジャーナル主催のオンラインセミナーでは、長期金利の上昇に対するけん制がなかったことから、米10年国債は1.5%台後半に急上昇した経緯があります。

追加経済対策の「米国救済計画」に含まれる一人当たり1,400ドルの現金支給などの国民に対する直接支援は総額で4,500億ドル(約49兆円)に達する見込みです。先週末に銀行口座への入金が始まっており、受け取る世帯数は85%に達するとの報道もあります。

使い道に関するアンケートでは約4割の人が「貯蓄」を考えているとされ、米国の個人金融資産は約5割が「株式等」からなるため(20年3月末時点)、かなりの資金が株式市場に流入する見込みです。信用取引や個別株オプションの利用によるレバレッジの効果も考慮すると市場インパクトは無視できないでしょう。

ナスダック指数は先週に100日移動平均線、一目均衡表では「雲」の下限から反発となりました。ただ、ハイテク株の一角には割高感が残る銘柄もあり、近々再び高値をとるような本格的な反騰となるか、市場には懐疑もあるようです。予想以上の金利上昇に対する最初の反応として、成長株と言われる銘柄、PERが高い銘柄は総じて売られたわけですが、今後は割高・割安によって選別が進むのではないでしょうか。

経済指標では、3/15(月)に中国の1-2月鉱工業生産(前年比32.2%増の予想)・小売売上高(前年比32.0%増の予想)・固定資産投資(前年比40.9%増の予想)、3/16(火)に米国の2月小売売上高(前月比0.5%減の予想)、3/17(水)に米国の2月住宅着工・建設許可件数(着工件数は前月比1.6%減、建設許可件数は同7.2%減の予想)、などの発表が予定されています。

企業決算では、クラウドストライクホールディングス、ナイキ、フェデックス、アクセンチュア、ダラーゼネラルなどの発表が予定されています。

今週の5銘柄

今回は株価の調整を経たこともあり、株価の時価(3/11(木)終値)がアナリストの目標株価を大きく下回っている銘柄をご紹介いたします。

S&P500指数の採用銘柄を対象に、(1)現在値(3月11日終値)に対する目標株価平均値のプラス乖離が20%以上、(2)時価総額200億ドル以上、(3)過去3ヵ月のEPS修正率が1%以上、の銘柄を図表3にリストアップしました。

ここから、クアルコム(QCOM)、エンフェーズ エナジー(ENPH)、アマゾン ドットコム(AMZN)、アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)、マイクロン テクノロジー(MU)の5銘柄を選んでご紹介いたします。

図表3 現在値とアナリスト目標株価との乖離が大きい銘柄

銘柄名 コード 株価
(3/11)
(ドル)
目標株価
(ドル)
目標株価
乖離率
(%)
EPS
修正率
(3ヵ月)
(%)
時価総額
(億ドル)
年初来
騰落率
(%)
リジェネロン・ファーマシューティカルズ REGN 469.96 635.23 35.2 21.6 503 -2.7
エンフェーズ・エナジー ENPH 165.34 222.88 34.8 10.3 213 -5.8
クアルコム QCOM 131.74 172.52 31.0 2.7 1,497 -13.5
アマゾン・ドット・コム AMZN 3113.59 4042.28 29.8 1.8 15,679 -4.4
メルク MRK 74.63 96.10 28.8 3.9 1,888 -8.8
アリスタネットワークス ANET 275.58 352.65 28.0 2.4 210 -5.2
アドバンスド・マイクロ・デバイセズ AMD 81.23 101.03 24.4 6.2 984 -11.4
イーベイ EBAY 56.24 69.89 24.3 10.1 383 11.9
マイクロン・テクノロジー MU 89.31 110.78 24.0 27.0 999 18.8
アップル AAPL 121.96 151.12 23.9 12.8 20,475 -8.1
ブリストル マイヤーズ スクイブ BMY 60.35 74.63 23.7 1.0 1,352 -2.7
フェイスブック FB 273.88 335.11 22.4 6.3 7,799 0.3
アクティビジョン・ブリザード ATVI 92.94 113.33 21.9 4.2 720 0.1
エヌビディア NVDA 519.74 631.59 21.5 11.9 3,222 -0.5
ソゾエティス ZTS 152.36 184.83 21.3 3.9 724 -7.9
サーモフィッシャーサイエンティフィック TMO 460.52 558.33 21.2 8.2 1,813 -1.1
ボール BLL 83.53 100.87 20.8 2.9 274 -10.4

注:銘柄名は「米国株スクリーナー」の表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(3/12)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートクアルコム(QCOM)129.98ドル17.9

【5G関連のトップピック】

・スマホ向けに通信モデムとCPUを組み込んだチップセットの製造を主力とする企業です。株価は年初来14%下落して、アナリスト目標株価平均との乖離は31%に拡大しました。1-3月期の売上ガイダンス中央値は前年同期比45%増と20年10-12月期の同62%増から減速の形となることや半導体製造を委託しているTSMCの生産能力ひっ迫から影響を受ける可能性が懸念されているとみられます。

・しかし、半導体不足の影響は4-6月期以降は改善する見通しで、中期的な業績拡大への影響は限定的とみられます。5Gの普及が進むにつれ、(1)スマホ向けチップセット売価の上昇、(2)スマホ卸値に連動する特許料の増加、(3)高周波品の拡充、(4)自動車の通信機能強化、などが増収要因となって業績拡大が続く見通しです。

買付チャートエンフェーズ エナジー(ENPH)164.71ドル81.9

 【太陽光パネルの価格下落、設置拡大から恩恵】

・2006年にカリフォルニアで創業した家庭用の太陽光発電向けに直流を交流に変換する「マイクロ・インバータ」を主力製品とする企業です。株価は年初来6%下落して、アナリスト目標株価平均との乖離は35%に拡大しました。環境関連銘柄として買い上げられた後に反落した形ですが、業績の裏付けのある銘柄として見直しが入る可能性が高いとみられます。

・マイクロ・インバータは、小型化することで個々の太陽光パネルの裏に取り付けることができるインバータで、従来の複数の太陽光パネルを束ねて一つのインバータで変換する方式に比べて発電パフォーマンスを効率化できるものです。太陽光パネルの設置面積の伸び以上に需要が拡大すると期待されます。1-3月期の売上ガイダンス中央値は前年同期比41%増と、20年10-12月期の同26%増から加速が見込まれています。

買付チャートアマゾン ドットコム(AMZN)3089.49ドル50.6

【目標株価乖離が30%に拡大】

・先進国中心に展開するネット通販と世界シェアトップのクラウドサービスが2本柱です。株価は年初来4%下落して、アナリスト目標株価平均との乖離は30%に拡大しました。ウィズコロナで恩恵が大きかった企業であるため、当面はアフターコロナを物色する相場が続くとすると目先は買われにくそうです。ただ、中長期の買い場が提供される可能性に注目できるでしょう。

・10-12月期の売上高は前年同期比46%増となり、売上高は四半期ベースで1,000億ドルを超えました。また、決算発表で業績以上に注目されたのは、創業者のジェフ・ベゾスCEOが7-9月期に退任し、取締役会長に就任するということが発表されたことです。後任はクラウド部門のトップであるアンディ・ジャシー氏となりますが、今後どのような経営がされるか注目されます。

買付チャートアドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)81.05ドル42.0

【インテルからの市場シェア奪取が続く】

・個人向けPCやデータセンターなどで使われるCPU(中央演算処理装置)や、3DCGを表示することなどに使われるGPU(画像処理半導体)を手がけています。株価は年初来11%下落して、アナリスト目標株価平均との乖離は24%に拡大しました。

・10-12月期は売上高が前年同期比53%増となり、引き続き高い成長が続いています。一方、経営陣は2021年について、年前半は供給能力が不足し、ローエンドPC向けや、ゲーム関連製品の販売が痛手を受けるとの見通しを示しました。株価が調整した要因でもあるでしょう。もっとも、年後半には供給能力が追加され、需要に応えることができる見通しであるともコメントしています。

買付チャートマイクロン テクノロジー(MU)87.77ドル18.6

【DRAMの市場拡大に注目】

・半導体メモリに特化した世界有数の半導体メーカーで、2020年8月期の売上高は製品別でDRAMが68%、NANDが29%を占めます。株価は年初来19%上昇していますが、アナリスト目標株価平均との乖離は依然として24%あります。

・主力のDRAMはCPUが計算するための「作業スペース」を提供します。スマホでは同時に開ける画面やアプリの数に関係し、搭載されるDRAMの記憶容量は拡大の一途です。データセンターでは、「ビッグデータ」が増えて1度に処理するデータが大きくなっており、センターの設置数以上に需要が増加しています。20年12月-21年2月期の売上は前年同期比17〜25%増と前四半期の同12%増から加速するガイダンスとなっています。

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。使用した予想EPSの決算期は、クアルコムが21年9月期、マイクロンテクノロジーが21年8月期、その他は21年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

  経済指標・イベント 企業決算・イベント
15(月) ・日本機械受注(1月)
・中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資(1-2月)
・中国調査失業率(2月)
・中国新築住宅価格(2月)
・ニューヨーク連銀製造業景気指数(3月)
 
16(火) ・ドイツZEW景気指数(3月)
・米20年国債入札
・米小売売上高(2月)
・米鉱工業生産(2月)
・米NAHB住宅市場指数(3月)
クラウドストライクホールディングス
17(水) ・EU27ヵ国新車登録台数(2月)
・米住宅着工・建設許可件数(2月)
・FOMC政策金利
 
18(木) ・米新規失業保険申請件数(3月17日に終わる週)
・フィラデルフィア連銀製造業景気指数(3月)
ナイキ、フェデックス、アクセンチュア、ダラーゼネラル
19(金) ・トリプル・ウィッチング(株価指数先物・オプションなどの清算日)
・日銀政策金利
 
22(月) ・シカゴ連銀全米活動指数(2月)
・米中古住宅販売件数(2月)
 
23(火) ・米2年国債入札
・米新築住宅販売件数(2月)
アドビ
24(水) ・じぶん銀行日本製造業PMI(3月)
・マークイットユーロ圏製造業PMI(3月)
・米5年国債入札
・米耐久財受注(2月)
・マークイット米国製造業PMI(3月)
 
25(木) ・ユーロ圏消費者信頼感(3月)
・米7年国債入札
・米新規失業保険申請件数(3月20日に終わる週)
・米実質GDP(10-12月期、確報値)
 
26(金) ・ドイツIFO企業景況感(3月)
・米個人所得・個人支出(2月)
・米PCEコアデフレータ(2月)

・ミシガン大学消費者マインド(3月、確報値)
 

注:日付は現地時間によります。(E)はBloombergによる予想を示します。企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有人数の1〜30位、青字のハイライトは31〜50位を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

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