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2021-04-15 20:23:38

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜先週株価が上昇したCOVID-19克服で恩恵が期待される銘柄〜

2021/3/1
投資情報部 榮 聡

先週は米10年国債利回りが急上昇となったことを受けて、PERが高い成長株が大きく売り込まれて、相場は大幅な下落となりました。今週は、米10年国債利回りの行方、追加経済対策の成立、米国の経済指標などが注目されます。

今回は先週株価が上昇したCOVID-19克服で恩恵が期待される銘柄から、ビザ A(V)ウォルト ディズニー(DIS)スターバックス(SBUX)エアビー アンド ビー(ABNB)ゼネラル エレクトリック(GE) を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 5日 1ヵ月 3ヵ月
エネルギー 4.3% 20.6% 30.7%
金融 -0.4% 10.1% 14.0%
資本財・サービス -0.5% 5.6% 3.3%
通信サービス -1.4% 4.2% 5.7%
ヘルスケア -1.6% -2.5% 1.9%
不動産 -2.0% -0.8% 1.6%
素材 -2.1% 2.5% 2.5%
S&P500 -2.4% 1.0% 4.1%
生活必需品 -2.7% -1.5% -6.2%
情報技術 -4.0% -1.4% 4.3%
一般消費財・サービス -4.9% -3.7% 0.8%
公益事業 -5.1% -7.0% -7.7%
騰落率上位(5日) 騰落率
コノコフィリップス 7.4%
シュルンベルジェ 6.9%
マスターカード 6.2%
オラクル 5.5%
スターバックス 4.5%
騰落率下位(5日) 騰落率
テスラ -13.5%
セールスフォース・ドットコム -12.2%
ロウズ -10.0%
ペイパル・ホールディングス -9.4%
エヌビディア -8.1%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

米10年国債利回りの急上昇が嫌気されて大幅に下落しました。23日(火)は一時前日比1.8%安までありましたが、議会証言でパウエルFRB議長のハト派姿勢が確認されて前日比プラスで引けました。24日(水)は金利上昇に対する懸念が一旦後退してテクノロジー株への売りが和らぐ中、追加経済対策の成立が意識されて1%を超える上昇となりました。

しかし、25日(木)は米10年国債利回りが1.3%台から一時1.6%台、引けは1.52%まで急上昇して、PERが高い成長株が主導して下げる一方、景気敏感株にも売りが広がりました。26日(金)は、当面の金利上昇が一巡したとの見方から、売り込まれていたテクノロジー株に押し目買いが入る一方、景気敏感株には利食いが続きました。S&P500指数は週間で2.4%、NYダウは1.8%、ナスダック指数は4.9%の下落でした。

業種指数では、原油価格の上昇基調を受けて「エネルギー」がプラスとなったほか、長期金利上昇が恩恵となる「金融」、景気感応度が高い「資本財・サービス」などが相対的に堅調でした。配当利回りが高い「公益事業」がボトムとなり、PERが高い銘柄が含まれる業種の下落が大きくなりました。

個別銘柄では、テスラ(TSLA)が下落率トップでした。環境関連の代表銘柄として買い上げられ、株価のバリュエーションは説明が難しいほど高くなっていたため、長期金利上昇の影響を受けやすかったとみられます。

経済指標では、米国の1月コンファレンスボード消費者信頼感が前月の89.3から91.3に改善、1月新築住宅販売件数が前月比4.3%増、1月耐久財受注が前月比3.4%増、2月20日に終わる週の新規失業保険申請件数が73万人と前週の84.1万人から減少するなど、いずれも堅調でした。

今週の米国株式市場

米10年国債利回りの行方、追加経済対策の成立、米国の経済指標などが注目されます。

米10年国債利回りは株価調整の主因となっているため、引き続き動向が注目されます。先週到達した1.5%〜1.6%というのは、COVID-19のパンデミックが起こる前の20年2月の水準であるため、当面は「かなりいいところまできている」、「1.5%を大きく上回らないのではないか」というのが一般的な見方のようです。

ただし、今回の利回り急上昇はFRBの理事会メンバーによる長期金利上昇を容認する発言が「テーパリング」(量的緩和の縮小)の早期開始を想起させたからとの見方もあるようです。金融市場がFRBのスタンスを試しているという側面もあり、理事会メンバーの発言にも注視が必要でしょう。

追加経済対策の法案は2/27(土)に米下院で民主党単独で可決しました。米上院では民主党と共和党の議席数が50:50で拮抗する中、法案に含まれる連邦最低賃金の引き上げに一部民主党議員が反対していることから、調整が必要とみられています。ただ、3月中旬までには成立すると考えられています。

米10年国債利回りの上昇については、先週は急激な上昇に株価はネガティブに反応しましたが、株価を押し下げ続ける要因とはみていません。一般的に、「他の条件が変わらないときに長期金利のみが上昇すると株価には必ずマイナスに作用」すると言われています。

しかし、現在の長期金利上昇は景気回復への期待が背景となっているため、「他の条件」として企業業績も同時に上方修正されると見込まれ、株価の価値を棄損する効果は限定的と考えられます。景気回復局面で、長期金利上昇と株価の上昇が併存するのは珍しいことではありません。

米国の経済指標では、ADP雇用統計、新規失業保険申請件数、雇用統計の非農業部門雇用者数など雇用関連指標が特に重要でしょう。雇用の改善が予想以上になると長期金利の先高観が台頭する可能性があります。株式市場にとっては、緩やかな改善が続くというのが最も良いでしょう。

経済指標では、3/1(月)に米国の2月ISM製造業景気指数(前月の58.7から58.6に低下の予想)、3/3(水)に米国の2月ADP雇用統計(前月比18万人増の予想)、2月ISM非製造業景気指数(前月の58.7から58.6に低下の予想)、3/4(木)に米国の1月製造業受注(前月比1.8%増の予想)、3/5(金)に米国の2月雇用統計(非農業部門雇用者数は前月比18万人増の予想)、などの発表が予定されています。

企業決算では、ズームビデオコミュニケーションズ、ニオ、シースリーエーアイ、ターゲット、コストコホールセール、ダラーツリーなどの発表が予定されています。

今週の5銘柄

先週は長期金利の急上昇を受けてテクノロジー株が大きく調整しました。先週の「今週の5銘柄」で取り上げた銘柄にはテクノロジー株が多く、いずれも大きく下げています。

しかし、10-12月期決算が市場予想を大きく上回った銘柄を選んでいますので、金利上昇による株価調整が落ち着けば、買い直される銘柄群と思われます。買いのチャンスを迎えている可能性があるでしょう。

一方、今回は先週に株価が相対的に堅調であった銘柄をご紹介いたします。「米国株スクリーナー」を使って、(1)大型株、(2)過去5日の株価騰落率が2%以上、(3)予想EPSの長期成長率が10%以上、の条件を満たす銘柄を図表3に抽出しました。

COVID-19のパンデミックの影響で業績が落ち込んだ企業が多く、COVID-19克服が恩恵になると期待されます。ビザ A(V)、ウォルト ディズニー(DIS)、スターバックス(SBUX)、エアビー アンド ビー(ABNB)、ゼネラル エレクトリック(GE)の5銘柄を選んでご紹介いたします。

図表3 先週の株価上昇銘柄のスクリーニング

コード 銘柄名 現在値
(2/26)
(ドル)
株価騰落率
5営業日
(%)
予想EPS
長期成長率
(%)
ABNB エアビーアンドビー 206.3 2.6 100.3
DIS ウォルト・ディズニー・カンパニー 189.0 2.9 48.5
GE ゼネラル・エレクトリック 12.5 4.3 311.4
MA マスターカード 353.9 6.2 14.9
ORCL オラクル 64.5 5.5 10.6
SBUX スターバックス 108.0 4.5 50.8
UNH ユナイテッドヘルス・グループ 332.2 2.4 12.4
V ビザ 212.4 3.7 13.9
XOM エクソン・モービル 54.4 3.8 14.0

注:銘柄名は「米国株スクリーナー」の表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(2/26)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートビザ A(V)212.39ドル38.6

【海外渡航再開なら恩恵】

・クレジットカードやデビットカードの電子決済でマスターカードとともに世界的な2強を構成する企業で、キャッシュレス化や世界的な中間所得層の増加といった構造要因を追い風に中期的な成長が期待されています。海外でのカード使用が落ち込んで減収が続いていますが、COVID-19を克服できれば、従来の成長軌道に戻ると期待されます。

・10-12月期の売上高は前年同期比6%減と引き続き減収ながら、7-9月期の同17%減から大きく改善、デビットカードの利用やeコマースでのカード利用が増加傾向にあることが貢献しています。海外での利用額の指標となるクロスボーダー決済額(為替の影響を除いたベース)は同21%減と引き続き厳しいものの、COVID-19が克服できれば、回復が期待できるでしょう。

買付チャートウォルト ディズニー(DIS)189.04ドル99.5

【テーマパーク、映画館の再開に期待】

・「ディズニーランド」などのテーマパークを世界各地で運営するほか、「ディズニー」や「ピクサー」、「スター・ウォーズ」ブランドの映画制作、「ABC」やスポーツ専門チャンネル「ESPN」といったテレビ番組の制作などを手がける米国の大手娯楽企業です。COVID-19のパンデミック前、19年10-12月期の売上構成は、メディア&エンターテインメントディストリビューション部門が64%、パークス、エクスペリアンス&プロダクツ部門が36%を占めていました。

・10-12月期の売上高は前年同期比22%減、純利益は同99%減と厳しい状況が続いています。テーマパーク閉園の影響でパークス、エクスペリアンス&プロダクツ部門の売上は前年同期比53%減でした。メディア&エンターテインメントディストリビューション部門は、映画配給の減少を「Disney+」など動画配信の増収でカバーして同5%減にとどめています。「Disney+」の加入者数は95百万人に達して、先行するネットフリックスを急速に追い上げています。

買付チャートスターバックス(SBUX)108.03ドル38.0

【21年9月期の既存店売上は前年比18〜23%増を見込む】

・世界にコーヒーショップを約33,000店展開する企業です。COVID-19のパンデミックを受けて20年1-3月期以来減収が続いていますが、COVID-19が克服できれば成長軌道に戻ると期待されます。21年9月期の既存店売上は、20年4-6月期の落ち込みが大きかったこともあり、前年比18〜23%増を見込んでいます。

・10-12月期は、売上が前年同期比5%減、調整後営業利益率が前年同期の18.2%から15.5%に低下、調整後EPSが同23%減でした。世界の既存店売上は同5%減で、米州6%減、インターナショナルが同3%減でした。インターナショナル部門は、中国の既存店売上が前年同期比5%となったほか、店舗数が8%増えたことで全体の売上は5%の増収を達成、営業利益も前年同期比横ばいを確保しています。

買付チャートエアビー アンド ビー(ABNB)206.35ドル-

【調整後EBITDAの赤字額が縮小】

・2008年にサンフランシスコで創業した会社で、宿泊施設・民宿を貸し出す人と利用者を結びつけるサイトを運営しています。2020年9月末時点で世界220の国・地域における10万の都市で560万件の宿泊物件が登録されています。ホストが得る予約料金から一定の比率で徴収する手数料が同社の収益となっています。12/10(木)に新規上場、公募価格68ドルに対して上場初日の終値が144.71ドル、2/26(金)終値が206.35ドルと株価の上昇が続いています。

・2/25(木)発表の20年12月期決算は、旅行需要の減退で売上が33.8億ドルで前年比30%減、純損失は上場に伴い上場費用や30億ドルの株式報酬を計上したため、前年の6.7億ドルから45.8億ドルに拡大しています。一方、一時要因を除く調整後EBITDAは2.5億ドルの赤字と小幅ながら改善しています。10-12月期の売上は8.6億ドルで同22%減で、1-3月期の減収率は10-12月期よりも縮小する見込みです。

買付チャートゼネラル エレクトリック(GE)12.54ドル48.2

【フリーキャッシュフローが予想以上の改善】

・電力、航空、ヘルスケアなどの資本財コングロマリットです。10-12月決算で産業部門のフリーキャッシュフローが「少なくとも25億ドル」とのガイダンスに対して44億ドルとなり、21年12月期のガイダンスも26億ドルの市場予想に対して25〜45億ドルとしたことがポジティブサプライズとなって、株価の上昇が続いています。

・10-12月期決算は、受注が前年同期比7%減、売上が前年同期比16%減、調整後EPSが同60%減とまだ厳しい状況です。部門受注額は、電力が前年同期比26%増、再生可能エネルギーが同34%増、航空が同41%減、ヘルスケアが同15%減でした。業績悪化に苦しんでいた電力が改善しており、COVID-19が克服されて航空機エンジンの需要が戻れば、業績改善が読める状況になってくると言えそうです。21年12月期の調整後EPSのガイダンスは、0.15〜0.20ドルが維持されています。

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。使用した予想EPSの決算期は、ビザ、ウォルトディズニー、スターバックスが21年9月期、エアビーアンドビー、ゼネラルエレクトリックは21年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

  経済指標・イベント 企業決算・イベント
3月
1(月)
・財新中国製造業PMI(2月)
・米ISM製造業景気指数(2月)
ズームビデオコミュニケーションズニオ
シースリーエーアイヴィアトリス(E)
2(火) ・ユーロ圏消費者物価指数(2月)
・米自動車販売台数(2月)
ターゲット
3(水) ・ユーロ圏生産者物価指数(1月)
・米ADP雇用統計(2月)
・米ISM非製造業景気指数(2月)
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
ダラーツリー
4(木) ・OPECプラス閣僚級会合(オンライン形式)
・ユーロ圏小売売上高(1月)
・米新規失業保険申請件数(2月27日に終わる週)
・米製造業受注(1月)
コストコホールセール
5(金) ・中国全国人民代表大会が開幕
・米雇用統計(2月)
・米消費者信用残高(1月)
 
7(日) ・中国貿易統計(2月)  
8(月)   シャオペン
9(火) ・日本実質GDP(10-12月期、確報値)
・日本工作機械受注(2月)
・ユーロ圏実質GDP(10-12月期、確報値)
・米NFIB中小企業楽観指数(2月)
 
10(水) ・中国生産者・消費者物価指数(2月)
・米消費者物価指数(2月)
・米月次財政収支(2月)
 
11(木) ・ECB主要政策金利
・米新規失業保険申請件数(3月6日に終わる週)
・米求人労働異動調査(1月)
ドキュサインGOODRXホールディングス、アルタビューティ―
12(金) ・ユーロ圏鉱工業生産(2月)
・米生産者物価指数(2月)
・米ミシガン大学消費者マインド(3月)
オラクル(E)

注:日付は現地時間によります。(E)はBloombergによる予想を示します。企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有人数の1〜30位、青字のハイライトは31〜50位を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

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