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2021-01-27 11:58:29

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜主要銘柄の株価騰落を確認して来年の戦略を練る〜

2020/12/21
投資情報部 榮 聡

先週は追加経済対策への期待が持続し、FOMCで金融緩和姿勢の継続が確認されたことから、再び史上最高値を更新しました。今週は追加経済対策の実現、テスラのS&P500指数組み入れとテスラの株価動向、英国の変異ウイルスに関する続報、ワクチン接種の進捗、などが注目材料です。

今回は年初来の株価騰落率上位・下位の銘柄から、エヌビディア(NVDA)ペイパルホールディングス(PYPL)フェデックス(FDX)アップル(AAPL)ボーイング(BA)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
情報技術 3.2% 6.7% 13.8%
一般消費財・サービス 2.3% 3.7% 11.5%
素材 1.9% 3.4% 13.8%
S&P500 1.3% 4.3% 13.1%
ヘルスケア 1.1% 3.7% 9.0%
生活必需品 0.8% 1.9% 7.7%
不動産 0.2% -1.7% 4.9%
金融 0.1% 4.7% 18.6%
公益事業 0.1% -2.3% 7.2%
資本財・サービス 0.1% 2.4% 16.7%
通信サービス -0.5% 4.2% 15.4%
エネルギー -4.3% 9.8% 21.0%
騰落率上位(1週) 騰落率
ペイパル・ホールディングス 10.5%
アクセンチュア 8.3%
デュポン・ド・ヌムール 7.4%
オラクル 7.3%
イーライリリー 7.1%
騰落率下位(1週) 騰落率
オキシデンタル・ペトロリアム -11.3%
ファイザー -8.4%
コノコフィリップス -5.7%
シェブロン -5.7%
AT&T -5.2%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

14日(月)は追加経済対策への期待、ワクチンの接種開始で上昇して始まるも、ニューヨーク市のロックダウンの可能性が懸念され、引けにかけて下落しました。15日(火)は再び追加経済対策への期待が高まったうえ、アップルによるiPhone増産のニュースが相場を押し上げました。

16日(水)はFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を受けてもみ合い、17日(木)は追加経済対策に関する協議が煮詰まっており、合意は近いとの期待から一段高となりました。18日(金)の下落はテスラのS&P500指数組み入れに伴うポジション調整が影響した可能性もありそうです。S&P500指数は週間で1.3%の上昇でした。

業種指数では、COVID-19の感染拡大による行動制限への懸念から成長企業が物色され、「情報技術」、アマゾンドットコムを含む「一般消費財・サービス」が騰落率上位です。原油価格の上昇を受けて大幅な上昇となっていた「エネルギー」は反落しています。

経済指標では、米国の11月小売売上高は前月比1.1%減と、市場予想の同0.3%減を大きく下回りました。雇用の回復が鈍化し、追加経済対策の遅れが影響しているとみられます。ただし、前年比では4.1%増と10月の同5.2%増よりは低いものの十分に高い水準が確保されています。米国の11月住宅着工は前月比1.2%増、建設許可件数は同6.2%増でした。中国の11月鉱工業生産は前年比7.0%増、小売売上高は同5.0%増と堅調です。

今週の米国株式市場

追加経済対策の実現、テスラのS&P500指数組み入れとテスラの株価動向、英国の変異ウイルスに関する続報、ワクチン接種の進捗、などが注目材料です。なお、米国市場は12/24(木)にクリスマス・イブで短縮取引、12/25(金)はクリスマスで休場となります。

追加経済対策は、週末に9,000億ドル規模で共和・民主両党の議会指導部が合意に達し、国民への600ドルの直接給付、失業給付の週300ドル上乗せ、小規模事業への追加支援が盛り込まれる見通しです。議会での採決は12/20(日)との観測もありましたが、週明けにずれ込むようです。

12/21(月)にS&P500指数に新規に組み入れられるテスラの時価総額は12/18(金)終値で6,588億ドル(約68兆円)と巨大です。S&P500指数採用銘柄で6番目に大きい銘柄となり、ウェイトは1.7%となる計算です。組み入れに向けて株式需給がひっ迫していたとみられ、組み入れ後にその反動が出ないか注視する必要がありそうです。

英国のジョンソン首相は、感染力が従来のものより最大で7割高いとみられる変異種のCOVID-19ウイルスが広がっているとして、ロンドンを含むイングランド南東部に事実上のロックダウン(都市封鎖)を再導入するとしました。ワクチンは変異種にも有効で、致死率、重症化率も変異前のウイルスより高くないと説明されていますが、続報に注意が必要でしょう。

COVID-19ワクチンについて、ファイザー社製のワクチンは12/14(月)から接種が始まりましたが、数例のアレルギー反応が出たほかは大きな混乱はないようです。また、モデルナ社製のワクチンも12/18(金)に承認され、12/20(日)から配布が始まりました。ワクチン接種は順調と言えるでしょう。

今週を含む年末年始について、「クリスマス・ラリー」という言葉があるくらい上昇しやすい時期です。「Stock Trader's Almanac」によると新年2営業日までの7営業日の株価騰落率は、1969年からの平均で1.3%の上昇とされます。波乱なく追加経済対策が成立すれば、年明けに向けて上昇が続く可能性が高そうです。

経済指標では、12/22(火)に米国の12月コンファレンスボード消費者信頼感(前月の96.1から97.5に改善の予想)、11月中古住宅販売件数(前月比2.2%減の予想)、12/23(水)に米国の11月耐久財受注(前月比0.6%増の予想)、11月新築住宅販売件数(前月比0.9%減の予想)、などの発表が予定されています。

今週の5銘柄

今回は年初来の株価騰落率上位・下位の銘柄を確認してみました。来年の投資戦略を練るうえでもご参考としていただけるでしょう。

図表3の通り騰落率上位には、COVID-19のパンデミックによる巣ごもり消費を背景とした、ネット通販の拡大、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展から恩恵を受ける銘柄が多くランクインしました。

一方、騰落率下位には、景気後退による原油価格の下落の影響を受けた「エネルギー」、テレワークの拡大によるオフィス需要の減少が懸念された「不動産」、パンデミックによる海外渡航の制限から打撃を受けた銘柄などがランクインしています。

騰落率上位からエヌビディア(NVDA)、ペイパルホールディングス(PYPL)、フェデックス(FDX)、アップル(AAPL)を、騰落率下位からは来年に業績回復が期待されるボーイング(BA)を選んでご紹介いたします。

図表3 主要銘柄の年初来騰落率上位・下位(S&P100指数採用銘柄対象)

コード 銘柄 株価
(12/17)
(ドル)
予想PER
(来期)
(倍)
年初来
騰落率
(%)
(騰落率上位)
NVDA エヌビディア 533.65 45.7 126.8
PYPL ペイパル・ホールディングス 235.51 52.0 117.7
FDX フェデックス 292.26 16.1 93.3
AAPL アップル 128.70 30.0 75.3
AMZN アマゾン・ドット・コム 3236.08 54.8 75.1
QCOM クアルコム 149.53 19.0 69.5
NFLX ネットフリックス 532.90 55.4 64.7
ADBE アドビ 495.36 37.5 50.2
UPS ユナイテッド・パーセル:サービス(UPS) 174.49 20.6 49.1
DHR ダナハー 224.49 31.3 46.3
(騰落率下位)
OXY オキシデンタル・ペトロリアム 19.18 - -53.5
WFC ウェルズ・ファーゴ 29.47 14.5 -45.2
SLB シュルンベルジェ 22.93 27.4 -43.0
SPG サイモン・プロパティー・グループ 89.03 22.3 -40.2
XOM エクソンモービル 43.48 27.2 -37.7
COP コノコフィリップス 41.97 49.2 -35.5
KMI キンダー・モルガン 14.30 15.9 -32.5
BA ボーイング 221.24 148.1 -32.1
WBA ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 40.88 8.0 -30.7
CVX シェブロン 88.41 30.7 -26.6

※Bloombergデータを通じてSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(12/18)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートエヌビディア(NVDA)530.88ドル45.5

【人工知能用途の広がりから恩恵】

・データセンター向けGPUでは、人工知能の利用が従来の画像認識から自然言語にも広がったこと、2020年5月に発表した新アーキテクチャー「A100」の投入が売上をけん引、ゲーム向けGPUでは巣ごもり需要が売上を押し上げました。8-10月期の売上伸長率は前年同期比57%増まで高まり、今年の株価の大幅上昇につながりました。

・今後の注目点は、8-10月期に売上全体の4割まで高まったデータセンター向けがどこまで拡大するか、貢献が遅れている自動運転向けコンピュータの売上がいつ出てくるか、現在当局の審査中となっているARM買収による新たな事業展開などと考えられます。株価は9月頃から530ドル辺りを中心として、大勢横ばい圏の動きとなっています。

買付チャートペイパル ホールディングス(PYPL)236.45ドル52.2

【ビットコイン関連銘柄として注目】

・電子決済関連では、ビザとマスターカードが旅行関連の落ち込みの打撃を受けたのに対して、同社はネットでの決済比率が高いために巣ごもり消費によるネット通販拡大による恩恵を受けたほか、個人間資金決済の「Venmo」も伸びたことから株価の大幅な上昇につながりました。一方、10-12月期の売上成長率は前年同期比20〜25%増へ、巣ごもり消費の恩恵が大きかった7-9月期の同25%から鈍化の見通しです。

・一方、株価は先週200ドル辺りを中心としたもみ合いのレンジを上抜けて、上場来高値を更新中です。同社は決済サービスに利用できる通貨としてビットコインを積極的に受け入れる方針を発表しており、「ビットコイン関連銘柄」と位置づけられているようです。最近ビットコイン価格が23,000ドル台へ大幅に上昇したことを受けて、同社株価への刺激材料となっているようです。

買付チャートフェデックス(FDX)275.57ドル23.2

【ワクチンの配送でも恩恵】

・景況の低迷に加えて同社独自の不振要因も重なって2019年まで業績は低迷していました。しかし、19年11月-20年2月期より業績は市場予想を上回り始め、20年3-5月期と6-8月期には巣ごもり消費の恩恵を受けて米国内の宅配事業が伸び、業績は市場予想を大幅に上回って株価は大幅な上昇となりました。

・12/17(木)に発表された20年9-11月期は、宅配事業の数量増加に加えて値上げ効果により売上は前年同期比19%増、調整後EPSは同92%増と好調です。巣ごもり消費の恩恵は徐々に低下すると見込まれる一方、足もとではCOVID-19ワクチンの配送業務を請け負い、先行きの景気回復局面では企業間物流の回復が見込まれるなど引き続き注目できるでしょう。

買付チャートアップル(AAPL)126.66ドル32.2

【iPhoneの増産がポジティブ】

・COVID-19のパンデミックで店舗が閉鎖した折にはオンライン販売がカバー、iPhoneの売上が低調となった折にはテレワークや遠隔授業でMacやiPadの売上が伸びるなどして、市場予想以上の業績となりました。さらに、「Apple Music」「Apple TV+」「Apple Arcade」、最近では「Apple Fitness+」など多様なサービスを投入していることで、PERが10倍台から30倍前後に上昇したことから株価は大幅な上昇となりました。

・10-12月期は投入が遅れた新型iPhoneの売上が集中することから、売上・EPSとも前年同期比11%増へ業績の伸びが加速する見込みです。また、先週はiPhoneの生産を従来計画から3割引き上げるとのニュースが出て、当面の業績は好調に推移することが想定されます。予想PERは30倍に達していることから、サービス売上の構成比がさらに上昇しないと、これ以上の評価は難しいと考える点には注意が必要でしょう。

買付チャートボーイング(BA)219.75ドル142.7

【COVID-19克服なら上昇余地大きい】

・COVID-19のパンデミックによって世界の旅客機需要は蒸発し、20年12月期は赤字に転落の見込みです。株価は20年3月の安値から倍以上となっていますが、昨年末比では30%以上の下落にとどまっています。一方、2件の墜落事故を起こして運航停止となっていた「737MAX」は11月18日に運航停止措置が解除され、12月に入って運航を再開する航空会社が出て、また、事故後初の受注が入るなど、正常化に向けて動き出しています。

・「737MAX」の墜落事故が起こる前、2019年3月に付けた上場来高値は444ドルです。2〜3年はかかるかもしれませんが、COVID-19を克服して航空機需要が従来の成長軌道に戻ると考えれば、株価の上値余地は大きいと考えられます。

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。エヌビディアは22年1月期、フェデックスは21年5月期、アップルは21年9月期、その他は21年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

  経済指標・イベント 企業決算・イベント
21(月) ・シカゴ連銀全米活動指数(11月) ・テスラのS&P500指数組み入れ
22(火) ・ユーロ圏消費者信頼感(12月)
・米実質GDP(7-9月期、確報値)
・米コンファレンスボード消費者信頼感(12月)
・米中古住宅販売件数(11月)
 
23(水) ・米新規失業保険申請件数(12月19年日に終わる週)
・米耐久財受注(11月)
・米個人所得・個人支出(11月)
・米PCEコアデフレータ(11月)
・米ミシガン大学消費者マインド(12月、確報値)
・米新築住宅販売件数(11月)
 
24(木) ・米国市場短縮取引(クリスマス・イブ)  
25(金) ・米国市場休場(クリスマス)  
27(日) ・中国工業部門利益(11月)  
28(月) ・日本鉱工業生産(11月)  
29(火) ・S&Pコアロジック住宅価格(10月)  
30(水)    
31(木) ・米中古住宅販売成約(11月)
・中国製造業・非製造業PMI(12月)
・新規失業保険申請件数(12月26日に終わる週)
 
1月
1(金)
・米国市場休場(ニューイヤーズデー)  

注:日付は現地時間によります。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

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