決算速報(現地11/5引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):181.70ドル(+3.69%)
●調整後売上高:30.3億ドル(予想20.5億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.34ドル(予想0.16ドル)〇市場予想を上回った
●決済サービスの取扱高(GPV):317.3億ドル(予想300.3億ドル)〇市場予想を上回った
個人間の送金などを行えるアプリ「Cash App」やGPVが好調となったことを受け、株価は時間外で上昇しました。
決算発表直前までの、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地11/5までの過去半年間、移動平均線は200日)
決算のポイント
●4-6月期に前年同期比-15%となっていたGPVが7-9月期は同+12%へと回復しました。
●ビットコイン売上高の上振れが大きかった可能性があり市場予想との正確な対比ができない可能性がありますが、売上高は市場予想の約1.5倍となりました。
●個人間の送金や株式取引、ビットコインの売買ができる「Cash App」アプリについては、1日当たりのアクティブユーザー数(DAU)が前年同期比で約2倍になったとしています。
経営陣の主なコメント
●新型コロナを巡る状況には引き続き不透明感があるものの、当社は良い立ち位置にある。
●米国で引き続き市場を開拓するほか、海外での存在感も増していく。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表後の時間外取引で株価は一時190ドルを超えるなど強い動きをみせ、マーケットは素直に決算を好感しているようです。
「Cash App」やGPVの動向などの注目ポイントが軒並み市場予想を上回ったことから、通常の取引時間で+2.30%となった上で、時間外取引でもさらに上昇しました。経営陣が新型コロナの感染が再拡大するなかでも強気な見方を示したことや、ビットコインが直近上昇するなか、スクエアのビットコイン売上高が大きく増加していたことなども投資家センチメントの支えとなった可能性があります。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:169.34ドル(11/5時点)