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決算速報（現地10/29寄り前発表）
●決算発表当日の株価：977.00ドル（-4.84%）
●売上高：7.67億ドル（予想6.64億ドル）〇市場予想を上回った
●調整後EPS：1.13ドル（予想0.52ドル）〇市場予想を上回った
●取扱高（GMV）：309億ドル（予想264億ドル）〇市場予想を上回った
7-9月期の業績は市場予想を大きく上回りましたが、10-12月期や通期見通しが示されなかったこともあり、株価は売りに押されました。
決算発表当日を含む、過去半年間のチャート
※出所：トムソン・ロイター（現地10/29までの過去半年間、移動平均線は200日）
決算のポイント
●売上高は前年同期比でほぼ倍増しました。
●売上高と調整後EPSの両方が市場予想を上回りました。
●10-12月期や通期業績見通しは新型コロナや追加の経済対策などの不確定要素が多いため示すことができないとしています。
経営陣の主なコメント
●M&Aを行って単純に規模を拡大することについては、統合作業のコストなどを考えると現実的ではない。
●年末商戦シーズンの配送能力に今のところそれほど問題は発生していない。
決算を受けたマーケットの反応
売上高がまたしても前年同期比で倍近くに上昇しましたが、業績見通しが開示されなかったことなどを受け株価は売りに押されました。
決算発表直後は買いが優勢となっていたものの、マーケット全体が上昇するなかで逆行安となり、5%近い下落となりました。一部アナリストからは「業績見通しが示されなかったことで、年末商戦シーズンを前に不透明感がただよった」ことが下落の原因ではないかとの指摘がありましたが、多くのアナリストらは「7-9月期の業績は非常に良好で、中長期的な目線では前向き」といったコメントを出していますので、それほど悲観する必要はないのかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均：1,114.28ドル（10/29時点）
