決算速報(現地8/10引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):41.37ドル(-4.24%)
●売上高:1.11億ドル(予想1.06億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.07ドル(予想0.05ドル)〇市場予想を上回った
4-6月期の業績や通期業績見通しは市場予想を上回ったものの、市場の実際の期待値はそれ以上だったようで、株価は売りに押されました。
決算発表直前までの、過去1年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(6/4の上場初日から8/10まで)
決算のポイント
●4-6月期の売上高と調整後EPSは共に市場予想を上回りました。
●2020/12期の通期売上高見通しは4.51億〜4.55億ドルとなり、市場予想の4.40億ドルを上回りました。
●2020/12期の調整後EPS見通しは0.29〜0.30ドルとなり、市場予想の0.28ドルを上回りました。
経営陣の主なコメント
●2020年後半に英国やアイルランドに進出する予定だ。
●採用ツールに参入する可能性がある。
●顧客の4%程度が新型コロナのパンデミックからネガティブな影響を受けた。
決算を受けたマーケットの反応
4-6月期の業績と通期業績見通しは市場予想を上回ったものの、株価は通常取引時間で-6.29%となった上で、時間外取引でさらに4%を超える下落となりました。
IPO価格から2倍以上に上昇していたこともあり、どうやらマーケットの実際の期待値はアナリストの予想を集計した「市場予想」よりも高かったようです。もっとも、経営陣は今後も新規市場を開拓していく予定であるとコメントし、売上高も前年同期比で62%(買収などの影響を除いたベースでは40%)上昇していることから、当面の間株価は調整局面に入るかもしれませんが、それほど悪い決算内容であったというわけではないのかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:55.07ドル(8/10時点)