決算速報(現地6/2引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):98.05ドル(+6.29%)
●売上高:1.78億ドル(予想1.65億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.02ドル(予想-0.06ドル)〇市場予想よりも良好
前回の決算発表に引き続き今回の決算発表も非常に良好な結果となり、株価は時間外取引で大幅高となっています。
決算発表直前までの、過去1年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地6月2日までの過去1年間)
決算のポイント
●2-4月期は売上高と調整後EPSが共に市場予想よりも良好な結果となりました。
●5-7月期の売上高見通しは1.858億〜1.903億ドルとなり、市場予想の1.732億ドルを上回りました。
●5-7月期の調整後EPS見通しは-0.02〜0.00ドルとなり、市場予想の-0.06ドルよりも良好な結果となりました。
●2021/1期の通期売上高見通しは従来予想の7.233億〜7.335億ドルから7.612億〜7.726億ドルへと引き上げられ、市場予想の7.275億ドルを上回りました。
●2021/1期の調整後EPS見通しは従来予想の-0.14〜-0.10ドルから-0.08〜-0.05ドルへと変更され、市場予想の-0.12ドルよりも良好な数字となりました。
経営陣の主なコメント
●新型コロナの感染拡大はサイバー攻撃を行う側にとってその機会を提供してしまっている。
●在宅勤務が広がるなか、顧客はリモート環境の保護を心底必要としている。
●競合他社が一部マーケットから撤退しているなか、競争環境は良好となっている。
●研究開発の分野などで採用計画を強化している。
決算を受けたマーケットの反応
前回の決算発表も非常に良好な結果となり時間外取引で大幅高となりましたが、今回もまた良好な決算発表を受けて大幅高となっています。
決算発表直前の段階でも年初来で80%以上株価は上昇しており、市場の期待値は既に高かったものと考えられますが、そうした期待を大きく上回る良好な決算が発表された形となりました。クラウド ストライクが提供するサイバーセキュリティサービスへの需要は非常に高く、こうした需要は今後も続く様子ですので、株価の上昇トレンドは今後も続く可能性がありそうです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:80.85ドル(6/2時点)