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決算速報(現地3/5引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):136.80ドル(+6.01%)
●売上高:1.67億ドル(予想1.56億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.01ドル(予想-0.05ドル)〇市場予想よりも良好
11-1月期の業績や、今後の売上高見通しが市場予想を上回ったことで、株価は時間外取引で上昇しています。
決算発表直前までの、過去1年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地3月5日までの過去1年間、移動平均線は52週)
決算のポイント
●11-1月期は売上高・調整後EPSともに市場予想よりも良好な結果となりました。
●2-4月期の売上高見通しは1.71億〜1.73億ドルとなり、市場予想の1.66億ドルを上回りました。
●2-4月期の調整後EPS見通しは-0.23〜-0.24ドルとなり、市場予想の-0.14ドルよりも悪い数字となりました。
●2021/1期の通期売上高見通しは7.70億〜7.80億ドルとなり、市場予想の7.55億ドルを上回りました。
●2021/1期の調整後EPS見通しは-0.37〜-0.42ドルとなり、市場予想の-0.27ドルよりも悪い数字となりました。
経営陣の主なコメント
●この四半期は素晴らしい成長の1年となった2020/1期の締めくくりにふさわしいものとなった。
●ID認証の市場規模は非常に大きく、その「現代化」の流れはまだ初期段階にある。
●当社はID認証の先駆者として業界をリードし、長期にわたり収益を上げ、成長を続けられるだろう。
決算を受けたマーケットの反応
11-1月期の業績と今後の売上高見通しが市場予想を上回ったことをマーケットは素直に好感しているようです。
経営陣はID認証の市場規模は非常に大きく、その「現代化」では先駆者的な立場で業界をリードしているとコメントしていますが、実際11-1月期売上高は市場予想を上回ったということのみならず、前年同期比でみても+44.9%と非常に高い成長率を示しています。企業がクラウド化を進める流れは確かに追い風になっているようであり、当面赤字が続く見通しであることはやや懸念材料ではありますが、素直に強い決算であると言えそうです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:141.65ドル(3/5時点)