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アメリカNOW!フラッシュ 〜米国株の期待リターンは「悲観シナリオ」でも8%超えに拡大!?〜

2018/12/20
投資情報部 榮 聡

米国株式市場はS&P500指数ベースで12/14(金)に1.9%、12/17(月)に2.1%、12/19(水)に1.5%の下落となり、12/14(金)からの下落率は5.4%に達し、年初来安値を更新して17年10月初めの水準まで下落、株式市場には弱気が横溢しています。

昨日の下げについては、相場の支えになる可能性もあると期待されていたFOMC(米連邦公開市場委員会)に対するネガティブな反応が主因と見られます。

FOMCの結果発表では、FF(フェデラルファンド)金利の誘導目標は予想通り2.25〜2.50%へ引き上げられた一方、来年の利上げ回数の見通し(FOMCメンバーの政策金利見通しの中央値)は3回から2回へ引き下げられました。しかし、12/18(火)時点の市場予想では、0回が47.4%、1回が26.6%となっていましたので、市場はもっとハト派的な内容を期待していたと見られます。

一方、ファンダメンタルズから見た株価の割安度は強まっていると見られます。

最近の株価下落によって米国株(S&P500指数ベース)の期待リターンは、筆者が提示した「悲観シナリオ」(11/26(月)掲載の「アメリカNOW!今週の5銘柄」)による目標株価2,720ポイントに対して8%超に拡大しています。

同「悲観シナリオ」による目標株価は、米中貿易摩擦が継続して企業利益の下方修正が続き、来年の予想EPSが12/19(水)時点予想の177.16から170ポイント(前年比4%増に相当)まで下方修正され、妥当PERが16倍としたものです。

19年の予想EPSは10/9(火)の179.87ポイントをピークに下方修正傾向となっていますが、12/19(水)時点での下方修正はピーク比1.5%にとどまっています。これを5%程度まで下方修正が続くとの前提ですから、かなりバッファーをもった「悲観的な」シナリオと言えるでしょう。

現時点での来期予想EPS117.16ポイントを基準にした予想PERは14.2倍まで縮小しています。かなり割安感が強まっていると言えるのではないでしょうか。

図表1:S&P500指数のローソク足(週足、2年)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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