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2018-12-10 16:28:55

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アメリカNOW!フラッシュ 〜米国株が急落!!期待リターンの拡大で買い場到来か!?〜

2018/10/11
投資情報部 榮 聡

米国株式市場は10/10(水)、S&P500指数が3.3%、NYダウが3.2%、ナスダック総合が4.1%と、最近にない大幅な下落となりました。S&P500指数ベースでは、ピークの10/3(水)終値2,925.51ポイントから4.7%の下落で、年初来の上昇率は4.2%まで縮小しています。

先週からの株価下落は米10年国債利回りの急上昇がきっかけとなりましたが、基本的には株価が上昇してきて今後の上昇余地が小さくなり、利食いが出やすかったことが主因と考えられます。

18年末から19年前半にかけてのS&P500指数のターゲット(妥当株価)として、19年予想EPS179.74ポイント×予想PER17倍(中庸と考えられるPER水準)によって、3,055ポイントが試算できます。これを基準に期待リターンを計算すると、10/3(水)のピークでは4.4%まで縮小していました。

年末にかけて米中貿易摩擦の行方が不透明なことに加え米中間選挙をまたぐことを考えると、投資妙味が低下していたと言えるでしょう。利益がのっている投資家は利食いを出しやすく、一方、買いを検討している投資家も押し目を待ちやすいタイミングだったと考えられます。

しかし、昨日の株価急落によって上記の3,055ポイントを基準とする期待リターンは、9.7%まで拡大したことになります。3ヵ月〜半年の投資スパンで9.7%なら十分な水準と言えるのではないでしょうか。

また、明日10/12(金)から7-9月期決算の発表が本格化します。S&P500指数採用企業は売上が前年同期比7.3%増、EPSが19.2%増の予想です(FactSet社の10/5(金)時点の集計)。企業業績は引き続き好調と捉えられる見込みで、相場の下支えとして期待できるでしょう。さらに、決算発表が進むと、現在はブラックアウト期間でストップしている自社株買いも復活してきます。

米国経済については、ユーロ圏、日本、新興国のモメンタムが鈍化する中でも、減税効果が表面化して好調が持続しています(図表1)。今後は海外経済鈍化の影響が出てくるでしょうが、GDPの7割を占める個人消費が強いため、大きく崩れる心配は必要ないでしょう。

テクニカルには、2月、4月、5月の下落局面で下値抵抗を示した200日移動平均線に注目できます(図表2)。10/10(水)の水準は2,765.51ポイントで、10/10(水)終値から0.7%にまで接近しています。株価の調整は、既にかなり進んだと言えるのではないでしょうか。

さて、米国市場は水準調整が進み、ほどなく反発に転じるとした場合、どんな銘柄に目を向けたらよいでしょうか。

10/9(火)掲載の「アメリカNOW!今週の5銘柄」で取り上げた、先週に52高値を更新かつ逆行高したファイザー(PFE)イーライ リリィ(LLY)など、また、このところ調整したテクノロジー銘柄では、貿易摩擦から遠い成長分野として、クラウドの拡大で伸びるマイクロソフト(MSFT)アドビ(ADBE)、ネット通販のアマゾン ドットコム(AMZN)ネットフリックス(NFLX)などが注目できるでしょう。

相場全体を買う場合には、S&P500指数に連動するバンガード S&P 500 ETF(VOO)、米国株買いにレバレッジをかけるならDirexion デイリーS&P500ブル3倍 ETF(SPXL)などが考えられます。

図表1:米国のGDP成長率予想は上方修正基調

注:18年実質GDP成長率のコンセンサス予想の推移です。

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表2:下値目処として200日移動平均線が意識される!?

注:S&P500指数の日足、1年のチャートです。

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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