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2018-10-23 07:29:41

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アメリカNOW!今週の5銘柄 〜52週高値更新かつ逆行高の銘柄はコレだ!?〜

2018/10/9
投資情報部 榮 聡

先週の米国株式市場は、強い景気指標を背景とした長期金利の上昇を契機に株価は調整色を強めました。今週も軟調となりやすい地合いと見られますが、今週末から本格化する7-9月期の決算発表では企業業績の好調が確認される見込みで、相場の下支えとして期待できるでしょう。

今回は先週に52週高値を更新、かつ、週間で上昇となった主要銘柄から、ファイザー(PFE)イーライ リリィ(LLY)ユナイテッドヘルス グループ(UNH)コノコフィリップス(COP)ボーイング(BA)を選んで、今週の5銘柄といたします。


主要企業の決算概要:先週発表のペプシコ(PEP)をご報告しています。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
公益事業 3.0% 0.7% 5.0%
金融 1.7% -0.2% 3.3%
生活必需品 0.5% 0.1% 4.3%
エネルギー 0.3% 6.8% 0.6%
資本財・サービス 0.0% 2.4% 7.8%
不動産 -0.6% -3.4% -2.3%
S&P500 -1.4% 0.4% 3.6%
ヘルスケア -1.5% 2.1% 8.8%
素材 -1.5% -2.2% -2.2%
通信サービス -2.3% 1.7% 5.1%
情報技術 -3.9% -0.9% 1.6%
一般消費財・サービス -4.1% -2.2% 1.0%
騰落率上位(1週) 騰落率
ゼネラル・エレクトリック(GE) 12.6%
イーライリリー 7.3%
アルトリア・グループ 4.7%
ネクステラ・エナジー 3.8%
フィリップ・モリス・インターナショナル 3.8%
騰落率下位(1週) 騰落率
ネットフリックス -8.5%
エヌビディア -8.2%
ペイパル・ホールディングス -8.0%
アマゾン・ドット・コム -7.0%
マスターカード -6.9%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。騰落率は10/8(月)時点のデータによります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、ISM非製造業景況指数やADP雇用統計が市場予想以上に強かったことに加え、利上げに積極的と捉えることもできるパウエルFRB議長の発言を受けて10年国債利回りが5月高値を超えて急伸したために大幅反落となりました。S&P500指数は週間で1.0%の下落、新NAFTA(北米貿易協定)合意がボーイングやキャタピラーの上昇に繋がったNYダウは0.4%の下落にとどまる一方、これまでの相場上昇を牽引してきたテクノロジー株が利食いに押されてナスダック指数は3.2%の大幅下落でした。

業種指数騰落率では、長期金利が一段と上昇したことを受けて「金融」が反発となりました。「公益事業」「生活必需品」など配当利回りが注目されるセクターが金利上昇下で上昇しているのは意外な動きですが、相場の調整色が強まったためにディフェンシブを物色する動きでしょうか。一方、年初来の株価上昇が大きくなっていたネット株を中心とするテクノロジー株が利食いに押されて大幅な下落となっています。

経済指標では、9月の米ISM製造業景況指数が61.6と8月の58.5、市場予想の58.0を大幅に超過、ADP雇用統計(民間部門の雇用者動向)は前月比23万人増と予想の同18.4万人増を上回り、米国経済の強さが窺われる内容となって長期金利の上昇に繋がりました。9月の雇用統計では、非農業部門は前月比13.4万人増(予想は同18.5万人増)にとどまったものの、失業率は3.7%に低下(予想は3.8%)しました。平均時給は前年比2.8%増と市場予想に一致したものの、前年同期がハリケーンの影響で高かったことを考慮すると高い伸びとの評価となり、長期金利は10/5(金)にも続伸となっています。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、米10年国債利回りの動向を睨んで軟調となりやすいでしょう。米中貿易摩擦がエスカレートしたまま通商協議に前進が見えず、トランプ大統領を取り巻く醜聞が増える中で米中間選挙は1ヵ月を切り、リスク要因に対する警戒が高まりやすいと考えられます。一方、今週末から始まる7-9月期決算では、引き続き企業業績の好調が確認される見込みで、相場の下支えとなることが期待できるでしょう。

米10年国債利回りは、18年2月から9月までのレンジを上抜けてきました。8ヵ月にわたるもみ合いで債券需給の整理は十分と考えられるため、上値を試しに行きやすいと言えるでしょう。10年の長期チャートを見ると、2011年はじめの高値である3.5%が年末にかけての中期的目標として意識されやすいと見られます。

企業業績については、S&P500指数採用企業の7-9月期決算は、売上が前年同期比7.3%増、EPSが同19.2%増と予想されています(FacrSet社集計、10/5(金)時点)。実際の決算発表を経るとEPSは3%程度上方修正される傾向があるため、20%を超える増益での着地が見込まれます。4-6月期の売上が同10.1%増、EPSの同25.0%増となったのに比べると鈍化の形ですが、企業業績は好調持続との評価になると見込まれます。

株価調整の目処については、S&P500指数の年末ターゲットを3,026ポイント(19年12月期予想EPS178ポイント×中庸な水準と考えられる予想PER17倍)として、考えてみましょう。先々週末の9/28(金)時点で期待リターンは3.8%まで縮小していたため、筆者は「相場水準としては良いところまで来ている」と指摘していまいた。期待リターンが5%となる水準の2,882ポイント(現値に近い水準です)、8%となる水準は2,802ポイント(一目均衡表の「雲の下限」近辺)などが下値の目処として考えられるでしょう。年末に向けて米中貿易摩擦の行方、米中間選挙がリスク要因として意識されやすく、市場が8%の期待リターンを要求する可能性もあるでしょう。

経済指標では、10/10(水)に9月の米生産者物価指数(前年比2.7%増と8月の同2.8%増から低下の予想)、10/11(木)に9月の米消費者物価指数(前年比2.4%増と8月の同2.7%増から低下の予想)、10/12(金)にミシガン大学消費者マインド(100.5へ8月の100.1から上昇の予想)、中国の9月貿易統計(輸出は前年比8.0%増、輸入は同15.0%増と、いずれも8月の伸びを下回る予想)、などの発表が予定されています。米長期金利の動向に注目が集まっているため、物価指標は要注目です。

企業イベントでは、10/12(金)に大手銀行のシティグループ、ウェルズファーゴ、JPモルガンチェースから7-9月期決算の発表が本格化します。

今週の5銘柄

今回は先週に全般相場が調整色を強める中、株価が逆行高となった銘柄をご紹介いたします。

米国株スクリーナーで、(1)先週に52週高値を更新した、(2)先週の株価騰落率がプラス、(3)S&P500指数の大型株の条件を満たす銘柄を抽出したところ、図表3の6銘柄となりました。

このうち、米国のヘルスケアセクターを代表する企業で新薬のパイプラインに自信を示しているファイザー(PFE)、4-6月期の業績が市場予想を上回り、臨床試験の好結果を受けて目標株価が上方修正されたイーライ リリィ(LLY)、貿易摩擦に関連性がない成長企業として注目を集めるユナイテッドヘルス グループ(UNH)、原油価格の上昇によるシェールオイルの増産余地が広がるコノコフィリップス(COP)、 新NAFTA合意を受けて上昇したボーイング(BA)を選んで、今週の5銘柄といたします。

図表3:先週に52週高値を更新、かつ、逆行高となった銘柄

コード 銘柄名 株価
(10/5)
(ドル)
株価上昇率
(過去5日)
(%)
LLY イーライ・リリー 115 7.18
BA ボーイング 386.5 3.92
PFE ファイザー 44.9 1.91
COP コノコフィリップス 78.4 1.28
UNH ユナイテッドヘルス・グループ 269.2 1.19
MRK メルク 71 0.13

注:S&P500指数採用の大型株をスクリーニング対象としています。
※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(10/8)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートファイザー(PFE)45.28ドル14.7 ・「バイオ・医薬品」セクターは、世界的な医療費抑制による薬価の引き下げの懸念から過去2年に渡ってパフォーマンスは低迷しましたが、その間も業績は好調を維持したことから全般的にPERが低下して下値不安が解消されていました。そこに貿易摩擦の問題が発生して、貿易摩擦の影響が小さく、かつ、成長している業種として物色意欲が高まっていると見られ、ここ3ヵ月はアウトパフォーム傾向に転じています。

・同社はセクターを代表する米国の医薬品大手で、直近決算のリリースでCEOが、「新薬パイプラインは過去数十年で最大のポテンシャルがある」としていることから注目できるでしょう。ここ数年は特許切れによる売上減少を企業買収で補うということを繰り返してしましたが、オーガニックに成長できる可能性が見えてきたと言えるでしょう。

・4-6月期決算は乳がん治療薬の「イブランス」、血栓塞栓症治療薬「エリキュース」、関節リウマチ治療薬の「ゼルヤンツ」などが牽引して市場予想を上回って好調でした。貿易摩擦の影響が比較的少ないと考えられ、バリュエーションにも割高感はないことから、物色が継続する可能性が高いと見られます。
買付チャートイーライ リリィ(LLY)115.46ドル20.2 ・世界10位級の米製薬大手で、主力薬には、糖尿病治療薬「ヒューマログ」、抗悪性腫瘍剤「アムリタ」、ED治療薬「シアリス」などがあります。動物用医薬品事業は「Elanco Animal Health」として、IPOの予定です。ファイザー同様に「ヘルスケア」セクターへの物色の強まりを背景に市場の注目が高まっています。

・同社の株価は18年6月までの3年間横ばい圏でしたが、18年4-6月期決算が市場予想を上回ったことで上場来高値を更新、さらに10/4(木)に糖尿病治療薬「Empagliflozin」の臨床試験結果が良好となり、BMOキャピタルマーケッツのアナリストが目標株価を130ドルに引き上げたことを受けて一段高となっています。

・4-6月期決算は売上が前年同期比9%増、調整後EPSが同35%増となり、市場予想をそれぞれ5%、15%と大幅に上回りました。最近導入した糖尿病治療薬、乾癬治療薬、インシュリンなど新薬の販売数量増が売上の牽引役となっています。
買付チャートユナイテッドヘルス グループ(UNH)269.01ドル18.7 ・米国の医療保険の会社です。日本人の生活に関わりがないため分かりにくい会社ですが、NYダウ採用の大企業で、貿易摩擦に関係がなく、かつ、高成長を遂げているため、現在のような相場環境では物色されやすいと考えられます。

・4-6月期決算は、売上が561億ドルで前年同期比12%増、営業利益が42億ドルで同13%増、EPSが2.98ドルで同28%増と好調です。市場予想に対して売上は予想並み、EPSは3%上回りました。米国を中心に医療保険を提供する「ユナイテッドヘルスケア」は、保険加入者の増加により前年同期比12%増収、医療関連ITサービスなどを提供する「オプタム」は、事業展開によって同9%の増収を遂げています。

・アナリストの目標株価平均は287.57ドルです。
買付チャートコノコフィリップス(COP)78.28ドル14.7 ・原油・天然ガスの生産を主力事業とするエネルギー企業としては最大手です。エクソンモービル、シェブロンなど総合大手は株価が配当利回りで支えられて、原油価格の下落局面で下値抵抗があった分上昇局面では反応が鈍い傾向があります。一方、同社のように生産事業の比率が高い企業は原油価格上昇により敏感に反応する傾向があります。

・4-6月期の原油生産量は、資産売却分を除いて前年同期比5%増と堅調で、通期の生産量ガイダンスは2%引き上げられました。パーミアン盆地、イーグルフォード、バッケンの3地域でのシェールオイル生産が同37%増となったことが牽引、同3地域の生産量は25%を占めるまでに増加しています。18年12月期の売上は前年比17%増、EPSは4.48ドルとなる予想です。

・米国によるイランの制裁再開を控え、原油価格が上昇しやすい環境で、物色が継続する可能性がありそうです。
買付チャートボーイング(BA)385.77ドル21.9 ・キャタピラーとともに米中貿易摩擦の象徴的な銘柄と捉えられており、先週は新NAFTAに合意したことから米中関係でも進展があるのではとの思惑で株価が刺激されたと見られます。足もとの受注動向は好調に推移していると見られ、ファンダメンタルズは良好です。

・世界的な中間層の増加と格安航空会社の増加によって大型旅客機の需要は安定的な高成長が見込まれています。その魅力的な市場を欧州のエアバスとグローバル2分していることから、中長期に成長すると期待されています。

・4-6月期決算は売上が前年同期比7%増、営業利益が同10%増で、通期業績見通しが上方修正され、堅調でした。7-9月期決算は10/24(水)の予定です。

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。いずれも19年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週発表された主要企業の決算概要

銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
ペプシコ(PEP) 売上(億ドル) 165 2% 1% 2%
10/2、10/2、44.27ドル、-0.1% EPS(ドル) 1.59 7% 1% 7%

【堅調な決算】

  • 同社の第3四半期(9/8(土)までの12週間)決算は、上表のように市場予想を上回り堅調でした。為替換算による売上の減少が2%ポイントあり、これを除くオーガニックの売上成長率は4.9%でした。粗利率は前年同期から0.3%ポイント低下したものの、実効税率の低下によりEPSは売上増を上回る伸びとなっています。
  • 部門別売上は、北米のフリトレーが前年同期比3%増、北米のクエーカーが同2%減、南米が同0%、北米の飲料が同2%増、欧州およびサハラ以南アフリカが同2%増、 アジア・中東・北アフリカが同2%減でした。
  • 参入の可能性が注目されている大麻関連の事業については、連邦政府による規制のスタンスがはっきりするまで動かないとしました。18年12月期の予想EPSは5.66ドル、アナリストの目標株価は118.17ドルです。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
8(月)・中国海外直接投資(9月) 
9(火)・NFIB中小企業楽観度指数(9月)
10(水)・日本機械受注(8月)
・米生産者物価指数(9月)
・中国資金調達総額(9月、15日までに発表)
11(木)・20ヵ国・地域財務相・中央銀行総裁会議(インドネシア・バリ)
・米消費者物価指数(9月)
ウォルグリーンブーツアライアンス、デルタ航空
12(金)・国際通貨基金・世界銀行年次総会(バリ、14日まで)
・中国貿易統計(9月)
・ユーロ圏鉱工業生産(8月)
ミシガン大学消費者マインド(10月)
シティグループ、ウェルズファーゴ、JPモルガンチェース
15(月)・米小売売上高(9月)
・ニューヨーク連銀製造業景気指数(10月)
バンクオブアメリカ、ブラックロック
16(火)・中国生産者・消費者物価指数(9月)
・ユーロ圏貿易統計(8月)
・ドイツZEW調査(10月)
・米鉱工業生産(9月)
・NAHB住宅市場指数(10月)
・米JOLT求人(8月)
ジョンソンアンドジョンソン、ゴールドマンサックス
モルガンスタンレー、ユナイテッドヘルス
17(水)・EU27ヵ国新車登録台数(9月)
・ユーロ圏消費者物価指数(9月)
・米住宅着工・建設許可件数(9月)
ネットフリックス、IBM、アボットラボラトリーズ
18(木)・FOMC議事要旨(9月26日分)
・日本貿易統計(9月)
フィリップモリスインターナショナル、インテューイティブサージカル
19(金)・中国実質GDP(7-9月期)
・中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資(9月)
・米中古住宅販売件数(9月)
ペイパルホールディングス、プロクターアンドギャンブル
アメリカンエキスプレス、シュルンベルジェ

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。日付は日本時間によります。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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