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2019-10-14 12:13:23

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アメリカNOW!今週の5銘柄 〜米国株の注目は相場水準よりも業種・個別の物色に移る!?〜

2018/10/1
投資情報部 榮 聡

先週の米国株式市場は、米中通商協議が再開に至らなかったことから利食いが優勢となりました。今週は米中貿易摩擦の進展を睨みつつ、来週末に7-9月期決算発表の開始を控えていることもあり、保ち合いとなる可能性が高そうです。

今回は過去1ヵ月、3ヵ月とも市場平均を上回るパフォーマンスをあげるサブセクターに注目し、これを牽引している代表銘柄として、ファイザー(PFE)メドトロニック(MDT)アマゾン ドットコム(AMZN)アップル(AAPL)ユニオン パシフィック(UNP)を選んで、今週の5銘柄といたします。

主要企業の決算概要:先週発表のナイキ(NKE)をご報告しています。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
通信サービス 1.1% 4.3% 8.4%
ヘルスケア 0.9% 2.8% 14.0%
情報技術 0.8% -0.4% 8.5%
エネルギー 0.8% 2.4% -0.1%
一般消費財・サービス 0.6% 1.0% 7.8%
S&P500 -0.5% 0.4% 7.2%
公益事業 -0.7% -0.9% 1.5%
資本財・サービス -1.7% 2.1% 9.5%
不動産 -1.7% -3.2% 0.0%
生活必需品 -2.1% 0.6% 4.9%
金融 -4.1% -2.4% 3.9%
素材 -4.5% -2.3% -0.1%
騰落率上位(1週) 騰落率
エヌビディア 6.7%
アボットラボラトリーズ 6.2%
ウォルト・ディズニー 5.9%
アマゾン・ドット・コム 4.6%
21世紀フォックス 4.5%
騰落率下位(1週) 騰落率
ダウ・デュポン -7.7%
ゼネラル・エレクトリック(GE) -7.2%
コムキャスト -6.6%
フォード・モーター -6.1%
モルガン・スタンレー -5.7%

※注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、米中が互いに関税第3弾を発動して貿易摩擦が激化、通商協議も再開とならなかったことから、軟調となりました。一方、中国が関税の引き下げと減税による景気対策を発表したことから、世界景気に関する懸念はさほど高まらず、ここ3ヵ月の上昇に対する「利食い」の範囲の下げに止まったと言えそうです。S&P500指数は週間で0.5%の下落、貿易摩擦の影響を受けやすいNYダウは1.1%の下落、アップル、アマゾンなどの上昇が牽引したナスダック指数は0.7%の上昇でした。

業種指数騰落率では、業種分類の変更でアルファベット、フェイスブック、ネットフリックス、ウォルトディズニーなどが加わって注目を集めた「通信サービス」がトップとなりました。2位の「ヘルスケア」はアウトパフォームの傾向が定着、3ヵ月ではトップパフォーマーです。一方、「金融」は7-9月期決算に対する警戒が強いと見られ、弱い状態が続いています。

経済指標では、8月の耐久財受注が前月比4.5%増(市場予想は同2%増)、新築住宅販売件数が同3.5%増(市場予想は同0.5%増)と良好となったのが目立ちました。ただ、以前7月の産業系の指標が一様に悪く季節調整がうまくいっていない可能性があることを指摘しましたが、8月の数字にはその反動が出ている可能性がありそうです。7月、8月の数字は基調を判断する上での指標性が低下している可能性に注意が必要でしょう。

個別企業(今週の5銘柄に取り上げたもの以外)では、テスラ(TSLA)のマスクCEOがSEC(米証券取引委員会)から非公開化の意向があるとする8/7(火)のツイートに関して告訴されたものの、9/29(土)にはマスク氏の会長退任(CEOには留任見込み)を条件に和解したこと、コムキャスト A(CMCSA)が英国の衛星TVスカイの株式39%を21世紀フォックスから譲り受け完全子会社化したこと、などが注目されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、米中貿易摩擦の進展を睨みつつ、来週末に7-9月期決算発表の開始を控えていることもあり、保ち合いとなる可能性が高そうです。経済指標では、9月の米企業景況感、雇用統計など重要な経済指標が発表されますが、現在予想されている程度の数字では相場を動かす要因にはなりにくいと見られます。

S&P500指数は19年12月予想EPSの178ポイントに対して16.4倍の水準まで上昇しています。18年末のターゲットを17倍の3,026ポイントとすると上昇余地は3.8%に限られています。年末までに米中間選挙という不透明材料があることを勘案すると、相場水準としては良いところまで来ていると考えられます。

このため、市場の関心は相場全体の水準よりも業種や個別企業に集まりやすいでしょう。実際、ここ1ヵ月、3ヵ月の業種別指数騰落率を見ると、業種による格差が拡大していることが図表2で確認できます。例えば、3ヵ月でS&P500指数の騰落率は+7.2%ですが、トップの「ヘルスケア」は+14.0%、ボトムの「素材」は-0.1%と差が開いています。

経済指標では、10/1(月)に9月の米ISM製造業景況指数(60.0と8月の61.3から低下の予想)、10/3(水)に9月の米ISM非製造業景況指数(58.0へ8月の58.5から低下の予想)、10/5(金)に米国の9月雇用統計(非農業部門の雇用者数は前月比18.5万人増、失業率は3.8%、平均時給は前年比2.8%増の予想)、などの発表が予定されています。

企業イベントでは、ペプシコ、レナー、コストコホールセールの決算発表が予定され、来週末から7-9月期決算の発表が始まります。また、10/1(月)よりベライゾンコミュニケーションズが5G(第5世代移動通信システム)のサービスを一部地域で開始することも注目を集めそうです。

今週の5銘柄

米国株式市場は上述のように、相場全体の水準よりも業種、個別企業の物色に主な関心が移っていると見られます。過去1ヵ月、3ヵ月の業種パフォーマンスで好調なのは、「一般消費財・サービス」「ヘルスケア」「資本財・サービス」「情報技術」「通信サービス」の5セクターです。

さらにこれをサブセクターで見ると、貿易摩擦との関連性が薄く、成長している「バイオ・医薬品」「ヘルスケア機器・サービス」、米国の個人消費の盛り上がりを背景とする「小売」、アップルが牽引する「テクノロジー・ハードウェア」、貿易摩擦のリスクはあるものの底堅く推移する産業景気を背景とした「運輸」が牽引していることがわかります。貿易摩擦への懸念が継続すると想定する場合には、この物色動向が継続すると考えられるでしょう。

そこで、これらサブセクターの中心的な銘柄として、「バイオ・医薬品」からファイザー(PFE)、「ヘルスケア機器・サービス」からメドトロニック(MDT)、「小売」からアマゾン ドットコム(AMZN)、「テクノロジー・ハードウェア」からアップル(AAPL)、「運輸」からユニオン パシフィック(UNP)を選んで、今週の5銘柄といたします。

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(9/28)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートファイザー(PFE)44.07ドル14.7 ・「バイオ・医薬品」セクターは、世界的な医療費抑制による薬価の引き下げ懸念から過去2年に渡ってパフォーマンスは低迷しましたが、その間も業績は好調を維持したことから全般的にPERが低下して下値不安が解消されていました。そこに貿易摩擦の問題が発生して、その影響が小さく、かつ、成長している業種として物色意欲が高まっていると見られ、ここ3ヵ月はアウトパフォーム傾向に転じています。

・同社はセクターを代表する米国の医薬品大手で、直近決算のリリースでCEOが、「新薬パイプラインは過去数十年で最大のポテンシャルがある」としていることから注目できるでしょう。ここ数年は特許切れによる売上減少を企業買収で補うということを繰り返してしましたが、オーガニックに成長できる可能性が見えてきたと言えるでしょう。

・4-6月期決算は乳がん治療薬の「イブランス」、血栓塞栓症治療薬「エリキュース」、関節リウマチ治療薬の「ゼルヤンツ」などが牽引して市場予想を上回って好調でした。貿易摩擦の影響が比較的少ないと考えられ、バリュエーションにも割高感はないことから、物色が継続する可能性が高いと見られます。
買付チャートメドトロニック(MDT)38.50ドル19.2 ・「ヘルスケア機器・サービス」セクターは、「バイオ・医薬品」セクターの薬価引き下げのような懸念がないことから、昨年来パフォーマンスは好調に推移しています。貿易摩擦の問題が発生して、さらに物色意欲が高まっていると見られます。

・同社は同セクターの時価総額が最大級で、事業別の売上構成比(18年4月期)は、心臓および血管グループ35%、低侵襲医療グループ33%、修復医療グループ22%、糖尿病グループ6%となっています。

・5-7月期の売却事業と為替変動による影響を除いたオーガニック成長率は、売上が前年同期比7%増、EPSが9%増と堅調です。19年4月期のガイダンスは、売上が前年比4.0〜4.5%増から同4.5〜5.0%増へ引き上げられ、調整後EPSの成長率は前年比9〜10%増で据え置かれました。オーガニックの売上成長は、心臓および血管グループが前年同期比5%増、低侵襲医療グループが同5%増、修復医療グループが同7%増、糖尿病グループが同26%増と、いずれも好調です。
買付チャートアマゾン ドットコム(AMZN)2003.00ドル74.9 ・「小売」セクターは米国の個人消費が盛り上がっていることから恩恵を受けてパフォーマンスが改善しています。8月の小売売上高は市場予想を下回ったものの、9月の消費者信頼感は一段と改善したことから、年末商戦に向けて市場の注目が高まりやすいと考えられます。

・同社は「小売」セクター時価総額の半分近くを占める代表銘柄です。クラウドサービスを提供するAWS(アマゾンウェブサービス)の高成長が利益を押し上げるほか、4-6月期は昨年行った投資の効果で北米ネット通販の利益も伸びて、EPSは市場予想の2倍となりました。FANG銘柄の中ではフェイスブックやアルファベットのような規制リスクが小さい点、米中貿易摩擦の影響を受けにくい点も注目されるでしょう。

・時価総額はアップルに続いて1兆ドルが定着するか注目されています。アナリスト目標株価平均は2143.25ドルで、上値が想定されています。
買付チャートアップル(AAPL)225.74ドル16.5 ・アップルは「テクノロジー・ハード・機器」セクターの時価総額の6割超を占める代表銘柄です。同セクターの値動きはアップルの動向に大きく左右されます。

・主力事業のiPhoneについては、販売台数が伸びない中、単価の上昇で売上を伸ばしていることが注目されています。9/12(水)発表した3種の新型iPhoneは、6.5インチ(16.5センチ)画面を採用した「XSマックス」が1,099ドルから、5.8インチ(14.7センチ)の「XS」が999ドルから、6.1インチ(15.5センチ)の「XR」が749ドルからとなっています。4-6月期のiPhoneの販売単価は724ドルで、前年同期比19%増でした。価格を引き上げた新型iPhoneによってさらに売上を伸ばせるか注目されます。

・発動が発表された2,000億ドルの対中追加関税では、一部の製品が影響を受けますが、主力のスマホは対象から外されています。
買付チャートユニオン パシフィック(UNP)162.83ドル20.9 ・「運輸」セクターは、農産物の輸送などで貿易摩擦の影響が出る懸念はあるものの、関税引き上げで米国での工業品生産が増加する場合には恩恵を受けるという両面があります。足元の米国の産業景気が好調に推移していることに加え、米国でトラックドライバーが不足する事態が継続していることも追い風となっているようです。

・同社はセクターを代表する米国最大の鉄道輸送会社です。米国の西部から中部、南部にかけて23州をカバーする鉄道網を運営、約1万の顧客を持ち、石炭や工業・化学製品、農作物、自動車部品などの輸送を手がけます。同社の売上増加率は、米国の産業景気の動向に沿って動いており、15年10-12月期に底入れして17年1-3月期には9四半期ぶりにプラスに転じ、4-6月期も改善の動きが継続しました。4-6月期の分野別の荷動きは、農産物とエネルギーが前年同期比1%減、産業とプレミアムが同6%増、全体は同4%増でした。

・鉄道の輸送効率はトラックに比べて高いことから、輸送量は中期的にも伸びることが期待されます。

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。メドトロニックは19年4月期、アップルは19年9月期、その他は18年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週発表された主要企業の決算概要

銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
ナイキ(NKE) 売上(億ドル) 99.5 10% 0% 13%
9/25、9/26、83.70ドル、-1.3% EPS(ドル) 0.67 18% 7% 15%

【順調な業績拡大】

  • 6-8月期決算は、海外部門およびナイキ・ダイレクト(eコマース)が牽引して売上が前年同期比10%増、粗利率が前年同期の43.7%から44.2%に改善したことを主因に純利益も同15%増と好調です。主力の北米売上は、前年同期比6%増と堅調でした。
  • 決算リリースでCEOは好調の背景として、17年6月に着手した世界主要都市を対象とする新成長戦略の「コンシューマー・ダイレクト・オフェンス」の効果をあげています。同戦略は、スピード感とパーソナライズが求められる事業環境に対して、各都市の消費者の分析結果に基づき、市場動向や消費者の関心の変化により敏感に対応し、ローカライズした商品をいち早く店頭に並べることを目指すものです。
  • 株価は北米の売上回復をきっかけに17年末から上昇基調に転じ、年初来では9/27(木)までに33.2%上昇しています。19年5月期の予想EPSは2.66ドル、アナリストの目標株価平均は87.66ドルです。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
1(月)・日銀短観(9月)
・ユーロ圏失業率(8月)
・米ISM製造業景況指数(9月)
・米自動車販売台数(9月、2日までに発表)
・ベライゾンが5G(第5世代移動通信システム)のサービスを一部地域で開始
2(火)・ユーロ圏生産者物価指数(8月)ペプシコ
3(水)・ユーロ圏小売売上高(8月)
・ADP雇用統計(9月)
・ISM非製造業景況指数(9月)
レナー
4(木)・米製造業受注(8月)
5(金)・米雇用統計(9月)
・米貿易統計(8月)
コストコホールセール
8(月)・中国海外直接投資(9月)
9(火)
10(水)・日本機械受注(8月)
・米生産者物価指数(9月)
・中国資金調達総額(9月)
11(木)・米消費者物価指数(9月)ウォルグリーンブーツアライアンス、デルタ航空
12(金)・米月次財政収支(9月)
・ユーロ圏鉱工業生産(8月)
・ミシガン大学消費者マインド(10月)
・中国貿易統計(9月)
JPモルガンチェースシティグループウェルズファーゴ

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。日付は日本時間によります。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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