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2019-06-18 22:08:18

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アメリカNOW!フラッシュ 〜決算速報:アップル、P&G、ファイザー、BP〜

2018/8/1
投資情報部 榮 聡


米国株の当社顧客保有人数上位50で、7/31(火)に決算を発表したアップル(AAPL)プロクター&ギャンブル(PG)ファイザー(PFE)BP ADR(BP)の決算速報です。

アップルとファイザーが好調です。ファイザーは年初の高値を更新しており、99年4月の上場来高値50ドルの更新に向けて進むか注目されます。

銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
アップル(AAPL) 売上(億ドル) 533 17% 2% 16%
7/31、7/31(時間外)、197.02ドル、+3.5% EPS(ドル) 2.34 40% 9% 30%

【4-6月期決算、7-9月期売上ガイダンスとも市場予想を上回る】

  • 4-6月期決算は売上・利益とも市場予想を上回って好調でした。iPhoneの販売台数は前年同期比1%増の41.3百万台で市場予想の42百万をやや下回ったものの、平均単価が724ドル(前年同期比20%増)と市場予想の694ドルを上回りました。平均単価の上昇はiPhoneX(テン)の販売が伸びていることを示唆します。また、「サービス」と「その他製品」の高成長が維持されたのもポジティブです。7-9月期の売上ガイダンスは、600〜620億ドル(前年同期比16〜19%増相当)と、市場予想の516億ドルを上回りました。
  • 品目別売上は、iPhoneが前年同期比20%増(1-3月期は同14%増)、iPadが同5%減(同6%増)、Macが同5%減(同0%増)、サービスが同31%増(同31%増)、その他製品(「Apple Watch」「AirPods」「Beats」「HomePod」など)が同37%増(同38%増)でした。中華圏の売上は前年同期比19%増で、1-3月期の同21%増と好調が維持されています。
  • 関税についてクックCEOは、「これまでに実施された措置で影響を受けたアップル製品はないが、米国が中国からの輸入品2,000億ドルに関税をかけるとしている件については影響を評価中で、これに関してトランプ政権とも意見交換を行っている。」としています。影響が出る可能性があることには留意しておく必要があるでしょう。19年9月期の予想EPSは13.18ドル、アナリストの目標株価平均は200.76ドルです。
プロクター アンド ギャンブル(PG) 売上(億ドル) 165 3% 0% 4%
7/31、7/31、80.88ドル、+0.9% EPS(ドル) 0.94 11% 4% 4%

【営業減益ながら、事業環境が厳しいことは織り込まれている模様】

  • オーガニック売上成長率(為替や事業買収・売却の影響を除いた成長)は前年同期比1%増で1-3月期と同じでした。為替の影響が1-3月期の同4%増から同2%増に低下する一方、数量効果が同2%増から同3%増に改善しています。原材料費、運送費の上昇などを受けて営業利益は前年同期比9%減と1-3月期の同2%減から悪化していますが、このような事業環境は前回決算で説明されていたため、特にネガティブな反応とはなっていません。
  • 19年6月期ガイダンスは、オーガニックの売上成長が前年比2〜3%増、為替や事業買収・売却の影響が2%ポイントのマイナスとなり、報告ベースの売上は前年比0〜1%増、コアEPSは18年6月期実績の4.22ドルに対して3〜8%増を見込んでいます。原材料費と為替の影響を考慮すると、上半期よりも下半期の業績が強いとしています。また、同社はパンパースなど主要ブランドのいくつかで値上げを打ち出していることも報告しています。
  • CEOは決算リリースで前回に続いて、「事業運営の費用、消費者の需要、競合他社の状況が流動的で、難しい事業環境にある」「これらのチャレンジに対応するため、組織と企業文化の変化を加速する意向だ」としています。19年6月期の予想EPSは4.40ドル、アナリストの目標株価平均は82.05ドルです。
ファイザー(PFE) 売上(億ドル) 135 4% 1% 1%
7/31、7/31、39.83ドル、+3.5% EPS(ドル) 0.81 21% 9% 12%

【4-6月期は市場予想を上回る好決算、新薬のパイプラインは過去数十年で最大】

  • 4-6月期のオーガニック成長率(事業買収や売却および為替の影響を除いた成長率)は前年同期比2%増と1-3月期の同2%減から改善しています。乳がん治療薬の「イブランス」、血栓塞栓症治療薬「エリキュース」、関節リウマチ治療薬の「ゼルヤンツ」などが売上を牽引しています。営業費用が前年同期比2%減となって営業費用は前年同期比19%増えています。
  • 18年12月期の業績ガイダンスは、売上が最近のドル高を考慮して530〜555億ドル(前年比1〜6%増)へ下限が5億ドル引き下げられましたが、EPSは2.90〜3.00ドルから2.95〜3.05ドルへ約2%引き上げられています。EPSには18年中に実施した61億ドルの自社株買いが反映されています。
  • 同社CEOはパイプラインについて、「開発後期にある新薬候補のポートフォリオは過去数十年で(last decades)最大であり、2022年までに概ね25〜30個の新薬が承認され、うち最大15個については、ブロックバスター(年間売上が10億ドルを超える薬)の可能性がある。」として、非常に強い自信を表明しています。18年12月期の予想EPSは2.95ドル、予想配当は1.36ドル、アナリストの目標株価平均は40.19ドルです。
BP ADR(BP) 売上(億ドル) 754 34% -7% 22%
7/31、7/31、45.00ドル、+1.5% EPS(ドル) 0.14 4.1倍 5% 68%

【原油生産量の拡大が順調】

  • 4-6月期は、原油価格の回復を受けた原油生産部門が牽引して大幅な増収増益が続きました。基調純利益(一過性の費用などを除いた利益)は28.2億ドルと、17年4-6月期の6.8億ドルから4.1倍、18年1-3月期の25.9億ドルからも増加しています。
  • 税前利益に対する主要部門の貢献は、原油生産部門が35.1億ドル(前年同期は7.1億ドル)、石油精製部門が14.6億ドル(同14.1億ドル)、持ち分のあるロスネフチが7.7億ドル(同2.8億ドル)です。石油換算生産量(ロスネフチ分を除く)は、報告ベースで前年同期比1%増ですが、ポートフォリオの変動を調整したベースでは、メジャープロジェクト(同社の定義で2.5億ドル以上の投資案件)が順調で前年同期比10%伸びています。18年は6つのメジャープロジェクトが生産開始予定です。
  • 業績回復を受けて四半期配当を10.25セントへ2.5%引き上げていますが、配当の引き上げは14年10-12月期以来です。18年12月期の予想EPSは0.55ドル、予想配当は0.40ドルです(1ADRは普通株6株相当です)。

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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