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2018-09-20 19:29:08

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アメリカNOW!今週の5銘柄 〜米中貿易摩擦の激化リスクが残り、トレンドフォローが有効な局面か〜

2018/7/9
投資情報部 榮 聡

先週の米国株式市場は、7/6(金)の米中相互の関税発動にアク抜けの形で反応しました。今週は米中の貿易摩擦がエスカレートしないか否かに注視しつつ、市場の注目は週末から始まる4-6月期の企業決算に移っていく見込みです。

米中の貿易摩擦がエスカレートする可能性はまだ残っていると考えられるためトレンドフォローが有効な局面と判断し、今回は7/6(金)に52週高値を更新した銘柄から、フェイスブック A(FB)ONEOK(OKE)インテューイティブ サージカル(ISRG)センティーン(CNC)マコーミック(MKC)を選んで、今週の5銘柄といたします。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
ヘルスケア 3.3% 1.4% 6.7%
公益事業 2.5% 10.1% 5.3%
情報技術 2.3% -0.7% 10.9%
不動産 1.9% 4.1% 7.7%
S&P500 1.6% -0.7% 5.6%
電気通信サービス 1.5% 0.8% 1.2%
生活必需品 1.3% 3.2% -0.5%
一般消費財・サービス 1.1% 0.5% 9.8%
資本財・サービス 0.9% -5.3% -0.6%
素材 0.9% -3.6% 2.9%
エネルギー 0.3% -0.9% 11.9%
金融 0.2% -4.8% -2.3%
騰落率上位(1週) 騰落率
バイオジェン 23.8%
セルジーン 7.5%
ギリアド・サイエンシズ 6.9%
ナイキ 6.7%
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 6.0%
騰落率下位(1週) 騰落率
ゼネラル・モーターズ(GM) -3.4%
モルガン・スタンレー -2.5%
バンク・オブ・アメリカ -2.2%
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン -2.0%
ブラックロック -2.0%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、7/3(火)にマイクロンテクノロジー(MU)の中国販売が禁止されるとの報道でテクノロジー株が主導して下落となりました。台湾企業との訴訟の判決でしたが、中国政府筋の意志が反映されているのではないかとの疑心が市場心理を悪化させました。しかし、マイクロンテクノロジーは影響を受けるのは小売販売に限られ、売上の1%程度と発表したことから、7/5(木)には反発となりました。7/6(金)に米中が互いに340億ドル相当の製品に対する関税措置を発動しましたが、市場は悪材料の出尽くしと捉え、また、6月の雇用統計が雇用の増加と限定的な労働コスト上昇となったことから、大幅続伸となりました。S&P500指数は週間で1.5%の上昇でした。

業種指数騰落率では、バイオジェンの株価急騰が波及して「ヘルスケア」がトップで、先々週まで売り込まれていた「情報技術」は、ネット株、半導体株ともに反発に転じました。また、米10年国債利回りの低下が続いたことから、配当利回りが高い「公益事業」「不動産」が上位を維持する一方、「金融」は引き続きアンダーパフォームしています。

経済指標では、6月のISM製造業・非製造業景況指数が前月比低下の予想を大きく上回って、いずれも改善となりました。貿易摩擦の実体経済への影響が懸念される中、ポジティブサプライズとなりました。また、6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比21.3万人増で19.5万人増の予想を上回る一方、平均時給は前年比2.7%増と市場予想の同2.8%増を下回って、株式にポジティブとなりました。

個別企業(今週の5銘柄に取り上げたもの以外)では、バイオジェン(BIIB)とエーザイが共同開発するアルツハイマー病の新薬候補「BAN2401」が第2相臨床試験で病状進行を遅らせる効果が確認されたと発表され、7/6(金)にバイオジェンの株価が19%上昇したこと、テスラ(TSLA)が6月末までに目標としていた週5,000台の「モデル3」生産を達成したと発表したものの、かなり無理をして達成したとの内情が漏れ聞こえたことから持続性が懸念されて株価は反落したこと、などが注目されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、米中の貿易摩擦がエスカレートしないか否かに注視するとともに、7/13(金)の大手銀行から本格化する4-6月期決算発表に焦点が移っていくと見られます。

米中貿易摩擦に関しては、トランプ大統領が中国が報復関税を発動した場合にかけるとした2,000億ドル相当の中国製品への追加関税に再び言及するかが、まず注目されます。各種の報道を見ると貿易摩擦がエスカレートするリスクは残っているようです。

決算発表では、S&P500指数採用企業の4-6月期の予想EPSは、前年同期比20%増と引き続き好調の見込みで、貿易摩擦で相場が下落する際の下支えが期待されます。決算リリースでは貿易摩擦の影響へのコメントが増えるでしょうが、足もとの良好な業績に安心感が広がる可能性のほうが高いと見られます。

尚、米中の関税発動となっても悪材料出尽くしの形で反応したのは、筆者にとっては意外でした。振り返ってみると、米国の機関投資家は関税賦課の回避が難しいと判断して、6/21(木)〜6/27(水)にポジションの調整を行っていたからと解釈できそうです。高値更新を続けていたナスダック指数が崩れたのも6/21(木)からで、株式の保有比率を下げたことが貿易摩擦に関連の薄い銘柄にも波及したと考えられます。今から思えば、相場底入れのサインだったということになります。

経済指標として、7/12(木)に米国の6月消費者物価指数(前年比2.9%増に前月の同2.8%増から上昇の予想)、7/13(金)に中国の6月貿易統計(輸出は前年比10.8%増、輸入は同22.0%増といずれも前月の伸びを下回る予想)、7月のミシガン大学消費者マインド(98.2と前月比横ばいの予想)、などの発表が予定されています。

企業イベントでは、7/13(金)のJPモルガンチェース、ウェルズファーゴ、シティグループの決算発表が注目されます。

今週の5銘柄

7/6(金)の米中の関税発動は悪材料出尽くしの形で反応したものの、各種報道を見ると米中貿易摩擦がエスカレートする可能性はまだ残っていると考えられます。

このため物色はトレンドフォローが有効な局面と判断し、今回は7/6(金)に52週高値を更新した銘柄を「米国株スクリーナー」で抽出してご紹介いたします。スクリーニングの条件は、(1)7/6(金)に52週高値を更新、(2)今期の予想売上高増加率が10%以上、(3)S&P500指数採用銘柄の3点です。

抽出された図表3の7銘柄から過去3ヵ月の株価騰落率が高い順に5銘柄、フェイスブック A(FB)ONEOK(OKE)インテューイティブ サージカル(ISRG)センティーン(CNC)マコーミック(MKC)をご紹介いたします。

図表3:7/6(金)の52週高値更新銘柄

コード

銘柄名

株価
(7/6)
(ドル)

予想PER
(倍)

予想売上高
増加率
(%)

株価騰落率
(3ヵ月)
(%)

FB

フェイスブック

203.2

26.6

39.4

29.3

OKE

ワンオーケー

71.2

26.8

17.1

25.6

ISRG

インテュイティブ・サージカル

495.5

55.6

15.7

24.9

CNC

センティーン

129.2

25.9

22.4

20.7

MKC

マコーミック・アンド・カンパニー

119.4

18.5

13.4

14.6

MSI

モトローラ・ソリューションズ

118.4

22.0

14.1

13.9

VRSK

ヴェリスク・アナリティクス

110.6

31.6

11.1

6.2

※当社WEBサイトのデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(7/6)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートフェイスブック A(FB)203.23ドル23.8 ・個人データの流出事件を受けて規制強化の可能性、広告出稿の伸びが鈍化する可能性、データ管理強化によるコスト増などが懸念されて3月に2割近い株価の下落となりましたが、そこから3割近い反発となって52週高値を更新しています。

・グローバルのSNSで2位以下に大差をつけていることから業界トップの地位は揺るがないと考えられること、「インスタグラム」の収益化が進んでいること、広告メディアとしての評価の高まりから広告単価が上昇していることなどから足もとの業績は好調が持続する見込みであることから押し目買いが優勢となっているようです。
買付チャートONEOK(OKE)71.21ドル26.8 ・エネルギーの中流サービスを提供する企業で、天然ガス(NGL)システムを所有・運営し、天然ガスの収集、処理、保管、輸送に従事しています。天然ガス液体部門、天然ガス採取・処理部門、天然ガスパイプライン部門の3つの部門からなり、調整後EBITDA(利払い、税金、償却前利益)の構成比はそれぞれ約60%、約25%、約15%です。

・18年1-3月期の調整後EBITDAは前年同期比24%増加しました。原油価格の回復を受けて北米でのシェールオイル生産増加により、産出される天然ガス液・天然ガスが増加していることが業績好調の要因です。主力の天然ガス液体部門の取り扱い高は、18年12月期に前年比5%〜23%増が見込まれています。
買付チャートインテューイティブ サージカル(ISRG)495.46ドル47.9 ・手術支援ロボット「ダ・ビンチ・サージカル・システム」のメーカーです。同システムは18年3月末時点で4,528台が設置され、手術支援ロボットの世界市場をほぼ独占しています。17年には、システム販売が前年比27%増、システムの累計設置台数が同13%増、同システムを使った手術件数が同16%増と順調に拡大、また、17年のシステム売上を除く経常的な売上(消耗品、アクセサリー、サービスの売上合計)は71%に達し、業績も安定感を増しています。

・17年1-3月期は、売上が前年同期比26%増(うち3%ポイントがドル安の効果)、EPSは同44%増、システム販売台数が185台で同39%増と好調でした。18年4月には日本で同システムを使う12の手術への保険適用が決まり、利用が増えると期待されます。
買付チャートセンティーン(CNC)129.16ドル18.3 ・米国のヘルスケア企業で、メディケイド(米国の公的医療保険制度)とメディケイド関連プラグラムを提供しています。同業地場企業を買収することでサービスの提供地域を拡大して成長しています。売上は15年12月期に37%、16年12月期に78%、17年12月期に19%伸ばし、フォーチュン500企業のうち過去10年の成長率でトップ、過去5年でも4位に位置する成長企業です。

・18年1-3月期は売上が前年同期比13%増、調整後EPSが同94%増と好調でした。18年12月期は売上が前年比22%〜24%増相当の592〜600億ドル、調整後EPSが同34〜42%増相当の6.75〜7.15ドルを見込んでいます(6月開催のインベスターデイでの会社予想)。
買付チャートマコーミック(MKC)119.38ドル24.1 ・スパイス、シーズニング、調味料等のグローバル企業です。消費者向けの「コンシューマー」事業が売上の約6割、産業向けの「フレーバー・ソリューション」事業が約4割を占め、米州での主要ブランドには、「McCormick」、「Lawry's」、「Club House」、「Gourmet Garden」、「OLD BAY」などがあります。

・6/28(木)に発表した3-5月期決算は、買収したソースの「FRANK'S」やフランスのブランドなどが寄与して売上は前年同期比19%増(買収効果は13%ポイント)、調整後EPSは同24%増と好調でした。買収事業の統合が順調であるほか、農産物価格の下落を受けて利益率が向上して利益の増加につながっています。中国でも事業展開しているため、米中貿易摩擦のリスクはゼロではないものの、比較的小さいと考えられます。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。マコーミックは18年11月期、その他は18年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
9(月)中国の「小米(シャオミ)」が香港取引所に上場
10(火)・日本工作機械受注(6月)
・中国生産者・消費者物価指数(6月)
・中国資金調達総額(6月、15日までに発表)
・ドイツZEW調査(6月)
・米消費者信用残高(5月)
・米NFIB中小企業楽観指数(6月)
・米雇用動態調査(5月)
ペプシコ
11(水)・日本機械受注(5月)
・米生産者物価指数(6月)
12(木)・ユーロ圏鉱工業生産(5月)
・米消費者物価指数(6月)
・米月次財政収支(6月)
デルタ航空
13(金)・日本鉱工業生産(5月)
・中国貿易統計(6月)
・米輸入物価指数(6月)
・ミシガン大学消費者マインド(7月)
JPモルガンチェース、ウェルズファーゴ、シティグループ
16(月)・日本祝日(海の日)
・中国実質GDP(4-6月期)
・中国鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資(6月)
・中国失業率(6月)
・ユーロ圏貿易統計(5月)
・米小売売上高(6月)
・ニューヨーク連銀製造業景気指数(7月)
バンクオブアメリカ、ブラックロック
17(火)・中国住宅価格(6月)
・EU27ヵ国新車登録台数(6月)
・NAHB住宅市場指数(7月)
ネットフリックス、ジョンソン&ジョンソン
ゴールドマンサックス、ユナイテッドヘルスグループ
18(水)・ユーロ圏消費者物価指数(6月)
・住宅着工・許可件数(6月)
モルガンスタンレー
19(木)・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・日本貿易統計(6月)
・フィラデルフィア連銀景況指数(7月)
IBM、フィリップモリス、アメリカンエキスプレス
ユニオンパシフィック、ペイパル(E)
20(金)マイクロソフト、ゼネラルエレクトリック、シュルンベルジェ
ハネウェルインターナショナル、・インチュイティブサージカル

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。日付は日本時間によります。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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