SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2018-10-21 04:22:46

マーケット > レポート > アメリカ NOW!今週の5銘柄 >  今週の5銘柄 〜米国を代表する中小型の成長企業をご紹介〜

アメリカNOW!今週の5銘柄 〜米国を代表する中小型の成長企業をご紹介〜

2018/5/14
投資情報部 榮 聡

先週の米国株式市場は、企業業績の好調を評価する動きが表面化して上値抵抗帯を一気に突破しました。今週は長期金利の上昇や米中貿易摩擦などマクロ面の不安定要因をにらみながら、先週の上昇に対する値固めとなる可能性が高そうです。

今回は直近の四半期決算が好調であった中小型銘柄から中長期の成長性を考慮して、エヌビディア(NVDA)アラインテクノロジー(ALGN)インチュイティブサージカル(ISRG)イルミナ(ILMN)FMC(FMC)を選んで、今週の5銘柄といたします。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
エネルギー 3.8% 7.1% 12.2%
金融 3.6% 2.8% -2.1%
情報技術 3.4% 5.9% 6.8%
資本財・サービス 3.4% 0.9% -1.9%
ヘルスケア 2.5% 1.4% -0.9%
S&P500 2.4% 2.7% 1.1%
素材 1.9% 1.4% -2.4%
電気通信サービス 0.9% -2.6% -6.1%
一般消費財・サービス 0.8% 3.6% 0.6%
不動産 0.6% 3.1% 4.2%
生活必需品 -0.5% -6.3% -9.5%
公益事業 -2.3% 1.1% 3.7%
騰落率上位(1週) 騰落率
オキシデンタル・ペトロリアム 9.3%
モルガン・スタンレー 7.4%
シティグループ 7.2%
ペイパル・ホールディングス 7.0%
ユニオン・パシフィック 6.1%
騰落率下位(1週) 騰落率
ブッキング・ホールディングス -4.8%
ウォルマート -4.7%
セルジーン -2.7%
デューク・エナジー -2.5%
サザン -2.4%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、5/9(水)には10年国債利回りが一時3%台に乗せたものの、業績好調の「情報技術」や原油価格の上昇を好感した「エネルギー」が牽引して大幅に上昇、5/10(木)には米国の消費者物価コア指数が市場予想を下回ったことで利上げペースの加速に対する懸念が後退して続伸となり、チャート上の上値抵抗帯を一気に上抜けました。S&P500指数は週間で2.4%の上昇でした。

業種指数騰落率では、米国のイラン核合意離脱および経済制裁再開で原油価格の高水準維持が好感された「エネルギー」、原油価格の上昇によるインフレ期待の高まりが刺激材料になったと見られる「金融」、好調な業績に対する見直し買いが進んだ「情報技術」の上昇が目立っています(図表2)。

先週発表の経済指標では、米国の4月消費者物価のコア指数が同2.1%増と市場予想の同2.2%増を下回って、物価上昇の加速に対する懸念が後退しました。5月ミシガン大学消費者マインドは、市場予想を上回る98.8となり前月と同水準が維持されました。中国の4月貿易統計では輸出が前年比12.9%増、輸入が同21.5%増といずれも予想を上回る増加となり、貿易摩擦の影響が懸念されている中国経済の堅調が確認されました。

個別企業(今週の5銘柄に取り上げたもの以外)では、ウォルマート インク(WMT)がインドのeコマース企業フリップカート株式の77%を160億ドル(約1.7兆円)で取得すること、スターバックス(SBUX)が同社ブランドコーヒー製品の小売店での販売権をネスレに71.5億ドル(約7,800億円)で売却したこと、トリップアドバイザー A(TRIP)が発表した1-3月期決算は?市場予想を大幅に上回り、通期の利益見通しも引き上げて株価が反発に転じたこと、などが注目されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、S&P500指数で5/4(金)以来3.7%に及ぶ大幅な反発に対する値固めの動きが想定されます。

先々週までは1-3月期の好調な決算発表に対して、長期金利の上昇、米中貿易摩擦などのマクロ面の不安定要因が重石になっていたと見られます。しかし、これらの懸念は先週については悪化しなかったため、良好な企業業績を評価する動きが表面化したと解釈できるでしょう。ただ、マクロ面の警戒は底流には残っているため、好調な業績との綱引きが続くと考えられます。

今週の注目材料としては、5/14(月)に在イスラエル米大使館のエルサレム移転、5/15(火)に中国の4月鉱工業生産(前年比6.4%増へ前月から伸びが高まる予想)、ユーロ圏の1-3月期実質GDP(前年比2.5%増の予想)、米国の4月小売売上高(前月比0.3%増の予想)、5/17(木)に半導体相場の先行きを占う上で重要なアプライドマテリアルズの決算発表などがあります。

その他経済指標として、5/16(水)に日本の1-3月期実質GDP(前期比年率0.1%減の予想)、米国の4月住宅着工・許可件数(着工件数は前月比0.4%減、許可件数は同2.1%減の予想)などの発表が予定されています。

企業決算では、5/15(火)にホームデポ、5/16(水)にシスコシステムズ、メーシーズ、5/17(木)にアプライドマテリアルズ、ウォルマートが予定されています。

今週の5銘柄

米国株式市場は上述したように、マクロ面の不安定要因を抱えながらも、好調な企業業績を評価する動きが出ています。1-3月期決算で注目できる大型株については、5/2(水)掲載の外国株式特集レポート「上値の重い米国株の狙い目は?」で、インテル、アマゾン、マイクロソフト、ボーイング、ビザをご紹介しています。

そこで今回は、S&P500指数構成銘柄のうちS&P100指数構成銘柄を除く、中小型株の注目銘柄をご紹介いたします。

【スクリーニング条件】
・直近四半期の売上が前年同期比8%以上、EPSが同20%以上増加した。
・直近四半期の売上が市場予想を3%以上、EPSが10%以上上回った。
・過去3ヵ月間にアナリストの目標株価平均が下方修正されていない。
・S&P500指数構成銘柄からS&P100指数構成銘柄を除く400銘柄を対象。
・5/10(木)までに1-3月期または2-4月期決算を発表。

以上の条件を満たすのが、図表3に抽出した11銘柄です。尚、原油価格の上昇によって業績が伸びているエネルギー企業については、業績成長の持続性が欠けると判断して除いています。

これらの銘柄から中長期の成長性を考慮して、エヌビディア(NVDA)、アラインテクノロジー(ALGN)、インチュイティブサージカル(ISRG)、イルミナ(ILMN)、FMC(FMC)を選んで、今週の5銘柄といたします。

足もとの株価はアナリストの目標株価平均を超過しているものも散見されますが、相場の調整局面で押し目買いできる銘柄群と見られます。

図表3: 直近四半期決算が好調な中小型株

コード

銘柄

事業内容

株価
(5/10)
(ドル)

予想
PER
(倍)

今期
売上
増加率
(%)

今期
EPS
増加率
(%)

目標
株価
修正率
(%)

目標
株価
乖離率
(%)

EXPD

エクスペディターズインターナショナル

物流サービス

71.68

23.2

11.9

24.7

8.8

-3.8

MSI

モトローラ・ソリューションズ

通信機器製造

108.75

16.2

13.8

22.9

8.3

11.1

FLIR

フリアーシステムズ

画像監視システム

55.30

25.6

-0.6

14.8

6.9

3.3

VAR

バリアンメディカルシステムズ

放射線治療装置

118.18

26.4

7.3

24.2

5.0

1.8

ISRG

インテュイティブサージカル

手術支援ロボット

468.40

45.4

15.3

14.7

4.1

-1.3

FMC

FMC

化学製品メーカー

87.43

14.6

59.9

120.9

3.3

17.1

IT

ガートナー

ITサービス

134.37

35.5

20.8

14.4

2.7

1.6

NVDA

エヌビディア

半導体製造

260.13

37.4

27.4

41.4

2.2

-1.7

ALGN

アライン・テクノロジー

歯列矯正システム

277.73

58.7

32.0

21.7

1.9

7.2

JEC

ジェイコブズ・エンジニアリング・グループ

建設エンジニアリング

63.76

14.9

46.4

31.7

1.8

15.7

ILMN

イルミナ

遺伝子解析装置

264.98

54.9

15.9

20.7

1.4

-1.0

※注:大型株からなるS&P100指数構成銘柄を除くS&P500指数構成銘柄が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(5/11)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートエヌビディア(NVDA)254.53ドル36.6 ・画像・映像表示の高速化に使われる半導体のGPU(グラフィックプロセッシングユニット)大手です。GPUを画像・映像表示ではなく数値計算に使う利用方法を推進していたところ、人工知能の学習や自動運転システムに有用なことがわかり、両市場で独占的地位を確立して中長期の成長が期待されています。GPUを数値計算に使うためにはソフトウェアが必要ですが、同社はこれを「CUDA」として2006年から展開、世界数百の大学で教えられるまでに普及しています。このため、この分野で非常に高い参入障壁を築いたと考えられます。

・2-4月期の決算説明会では、人工知能に絡むデータセンター向けの対象市場規模(total addressable market)は2023年に500億ドル、自動運転システムの対象市場規模は2035年に600億ドルを想定しているとしました。過去4四半期のそれぞれの分野の売上は22億ドルと6億ドルに過ぎず、非常に大きな可能性が想定されています。

・5/10(木)の決算発表後に株価が下落したのは、仮想通貨のマイニング向け売上が2-4月期には2.9億ドルで全体の9%を占めたことが開示され、5-7月期にはこれが3分の1に減少する見通しとしたことが要因と言われています。しかし、同社の価値の多くはデータセンター向けと自動運転システムの成長期待にあるため、この要因で下落するようなら買いのチャンスと考えられます。2-4月期決算について詳しくは、5/11(金)掲載の「アメリカNOW! フラッシュ」をご覧ください。
買付チャートアラインテクノロジー(ALGN)286.49ドル60.6 ・透明で目立ちにくく、取り外し可能なマウスピース型の歯列矯正システムを提供している米国企業です。同社の「インビザライン・システム」は従来の歯列矯正(ブラケットとワイヤーによる治療)に比べて目立ちにくく、飲食や歯磨きのときに取り外しができることがメリットで、世界80ヵ国で約6万4,000名の歯科医によって提供されています。

・歯列矯正は先進国を中心に年間約1,000万人が治療を行っており、このうち比較的マイルドな不正咬合である500万人が同社システムの対象市場です。17年12月期の矯正装置出荷個数は93万個ですが、患者一人に対して治療ステージに応じて複数個が提供されるため、売上拡大の余地は大きいと見られます。

・1-3月期決算は、同社システムの普及による世界的な数量増により売上が前年同期比41%増、EPSが同38%増、市場予想に対してそれぞれ7%、20%上回る好調でした。
買付チャートインチュイティブサージカル(ISRG)468.35ドル45.4 ・手術支援ロボット「ダ・ビンチ・サージカル・システム」のメーカーです。同システムは18年3月末時点で4,528台が設置され、手術支援ロボットの世界市場をほぼ独占していると言えます。

・17年には、システム販売が前年比27%増、システムの累計設置台数が同13%増、同システムを使った手術件数が同16%増と順調に拡大しています。また、17年のシステム売上を除く経常的な売上(消耗品、アクセサリー、サービスの売上合計)は71%に達し、業績も安定感を増しています。

・17年1-3月期は、売上が前年同期比26%増(うち3%ポイントがドル安の効果)、EPSは同44%増、システム販売台数が185台で同39%増と好調でした。18年4月には日本で同システムを使う12の手術への保険適用が決まり、利用が増えると期待されます。
買付チャートイルミナ(ILMN)266.99ドル55.3 ・1998年創業の遺伝子解析装置(シーケンサ)を主力事業とする米国企業です。世界中のさまざまな学術機関、政府機関、製薬企業、バイオテクノロジー企業などを顧客とし、シーケンサの世界シェアは7割に達すると言われます。売上構成比は、消耗品が64%、サービスその他が17%を占め、変動が大きい機器は19%まで低下しています(17年12月期)。

・1-3月期決算は、新製品の好調と病気治療への遺伝情報利用の広がりを受けて売上は前年同期比31%増、EPSは同2.3倍、市場予想に対してそれぞれ5%、43%上回りました。利益の急増は、粗利率の向上に加え、売上に対する研究開発費、販売管理費比率が低下していることによります。

・業績の好調を受けて18年12月期の売上は前年比13〜14%増から同15〜16%増へ、EPSは4.50〜4.60ドルから4.75〜4.85ドルに引き上げられています。
買付チャートFMC(FMC)88.90ドル14.8 ・米国の総合化学メーカーの一角です。農薬などの農業ソリューション部門とリチウム部門からなり、18年1-3月期の売上構成比は、それぞれ91%と9%、部門利益の構成比はEBITDA(利払い、償却、税金前利益)ベースで88%と12%です。

・18年1-3月期の農業ソリューション部門は、デュポンから事業を買収した効果で売上は前年同期比2倍となっていますが、既存事業も同13%増と好調でした。EBITDA(利払い、償却、税金前利益)も同3.5倍に増加しています。今後もブラジルでのクロスセルなどのシナジーが期待できるとしています。リチウム部門の売上は同56%増、EBITDAが同92%増と好調です。同部門の通期売上を中央値で前年比30%増に相当する4.3〜4.6億ドルに引き上げています。

・電気自動車の増加で注目を集めるリチウムについてCEOは、「18年、19年ともリチウム価格が上昇するのは確実(pretty sure)で、2020年の水酸化リチウムの生産キャパシティの80%は、18年末までに長期契約によって確保できるだろう。」として同部門の成長に自信を示しています。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。エヌビディアは19年1月期、その他は18年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
14(月)・日本工作機械受注(4月)
・在イスラエル米大使館のエルサレムへの移転
15(火)・中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資(4月)
・ユーロ圏実質GDP(1-3月期、速報値)
・ユーロ圏鉱工業生産(3月)
・ドイツZEW調査(5月)
・米小売売上高(4月)
・ニューヨーク連銀製造業景気指数(5月)
・NAHB住宅市場指数(5月)
ホームデポ
16(水)・日本実質GDP(1-3月期、速報値)
・日本鉱工業生産(3月)
・中国新築住宅価格(4月)
・米住宅着工・許可件数(4月)
・米鉱工業生産(4月)
シスコシステムズ、メーシーズ
17(木)・日本機械受注(3月)
・EU27ヵ国新車登録台数(4月)
・ユーロ圏貿易統計(3月)
・フィラデルフィア連銀景況指数(5月)
アプライドマテリアルズ、ナショナルグリッド
ウォルマート
18(金)ディア、ノードストローム
21(月)・日本貿易統計(4月)
・シカゴ連銀全米活動指数(4月)
22(火)TJX、オートゾーン
23(水)・日本工作機械受注(4月)
・ユーロ圏消費者信頼感(5月)
・米新築住宅販売件数(4月)
・FOMC議事要旨(5月1日、2日開催分)
ロウズ、ターゲット、ティファニー
24(木)・米中古住宅販売件数(4月)ダラーツリー(E)、ベストバイ、ロスストアーズ
25(金)・ドイツIFO企業景況感指数(5月)
・米耐久財受注(4月)
・ミシガン大学消費者マインド(5月)
・OECD経済見通し

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。日付は現地時間によります。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

今すぐ外国株式口座開設

今すぐお取引

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

お客様サイトへログイン

SBIアナリストレポート

アナリストによる投資情報を配信

商品・サービスのご案内

  • SBBO-X
  • FIGS

PR


ページトップへ

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.