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アメリカNOW!フラッシュ 〜決算速報:アップル、マクドナルド、ファイザー、ギリアドサイエンスほか〜

2018/05/02
投資情報部 榮 聡

米国株の当社顧客保有人数上位50で、4/30(月)、5/1(火)に決算発表した、マクドナルド(MCD)アップル(AAPL)ファイザー(PFE)ギリアド サイエンス(GILD)BP ADR(BP)の決算速報です。

マクドナルドは予想を上回る好調で、アップルは決算前の市場の懸念を払拭する実績およびガイダンスです。

銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
マクドナルド(MCD) 売上(億ドル) 51.4 -9% 3% -11%
4/30、4/30、167.44ドル、+5.8% EPS(ドル) 1.79 22% 7% 19%

【海外市場の加速で既存店売上の好調持続】

  • 世界の既存店売上は前年同期比5.5%増と、10-12月期と同じ高水準が維持されました。来店客数の伸びは前年同期比0.8%増と5四半期連続の増加を記録しています。一方、米国の既存店売上は、10-12月期の前年同期比4.5%増から同2.9%増に鈍化しました。増加はメニュー価格の引き上げと売上ミックスの改善が貢献したとしています。
  • 全体の売上が9%減となっているのは、自社運営店舗のフランチャイズ化による売上減の影響です。国際リード市場の既存店売上は前年同期比7.8%増(10-12月期は同6.0%増)、ファウンデーショナル市場は全地域で増加して同8.7%増(同8.0%増)、ハイ・グロース市場は中国、イタリアが牽引して同4.7%増(同4.0%増)です。既存店売上の増加を受けて営業利益は前年同期比5%増(10-12月期は同9%増)です。
  • 18年12月の予想EPSは7.67ドルで、アナリストの目標株価平均は187.52ドルです。
アップル(AAPL) 売上(億ドル) 611.4 16% 0% 13%
5/1、5/1(時間外)、175.29ドル、+3.7% EPS(ドル) 2.73 30% 3% 16%

【iPhone販売台数は市場予想並を確保、ガイダンスは予想を上回る】

  • 1-3月期決算は堅調でした。iPhone販売は52.2百万台と市場予想並が確保されたほか、サービスと中国圏向け売上の好調がポジティブと見られます。4-6月期の売上ガイダンスも、515〜535億ドル(前年同期比13〜18%増相当)と、中央値は市場予想の516億ドルを上回りました。
  • 品目別売上は、iPhone14%増(10-12月期は13%増)、iPad6%増(同6%増)、Mac0%増(同5%減)、サービス31%増(同18%増)、その他製品(ウォッチを含む)38%増(同36%増)でした。スマホの販売台数減のため心配されていた中華圏の売上は前年同期比21%増で、10-12月期の同11%増から加速しています。
  • iPhoneの販売不振に対する懸念が高まっていましたが、堅調な決算と予想を上回るガイダンスに安心感が広がっているようです。18年9月期の予想EPSは11.24ドル、アナリストの目標株価平均は193.24ドルです。
ファイザー(PFE) 売上(億ドル) 129.1 1% -2% 1%
5/1、5/1、35.40ドル、-3.3% EPS(ドル) 0.77 12% 3% 32%

【売上は市場予想を下回るが、通期ガイダンスは維持された】

  • 1-3月期のオーガニック成長率(事業買収や売却および為替の影響を除いた成長率)は前年同期比2%減と10-12月期の同2%増から低下しています。バイアグラの米国での特許切れ(17年12月)や「エッセンシャル・ヘルス」部門で一時的な製品供給の制約なども影響したようです。ドル安による売上の押し上げが2%ポイントあり報告ベースの売上は前年同期比1%増でした。営業費用は売上の伸び以上に増えたものの営業外損益の改善で、税前利益は同4%増を確保しています。
  • 売上実績は市場予想を下回りましたが、会社側は想定線で推移しているとコメントしています。18年12月期の業績ガイダンスも、売上が535〜555億ドル(前年比2〜6%増)、EPSが2.90〜3.00ドル(前年比9〜13%増)で前回同様に維持されました。尚、このガイダンスには分社化を検討している「コンシューマー・ヘルスケア」事業の通期寄与が含まれます。
  • 18年12月期の予想EPSは2.95ドル、予想配当は1.37ドルです。
ギリアド サイエンス(GILD) 売上(億ドル) 50.9 -22% -6% -19%
5/1、5/1(時間外)、68.50ドル、-5.6% EPS(ドル) 1.48 -34% -11% -34%

【売上・EPSとも市場予想を下回る】

  • 1-3月期は、引き続きC型肝炎治療薬の減少によって減収減益で、市場予想も大幅に下回りました。18年12月期の売上ガイダンスは前年比22%減〜18%減に相当する200〜210億ドルで維持されました。
  • 1-3月期の分野別売上はC型肝炎治療薬売上が10.5億ドルで前年同期比59%減(10-12月期は同54%減)、HIV治療薬などが33.3億ドルで同2%増(10-12月期は同10%増)でした。HIV治療薬は、TAF配合の「Genvoya」「Descovy」「Odefsey」などが売上を牽引しています。
  • 今年の注目は、昨年買収したカイト社のB細胞リンパ腫治療薬「Yescarta」がどの程度の貢献になるかになります。18年12月の予想EPSは6.44ドル、アナリストの目標株価平均は、88.71ドルです。
BP(BP) 売上(億ドル) 681.7 22% 0% 33%
5/1、5/1、44.8ドル、+0.5% EPS(ドル) 0.13 68% 20% 404%

【原油生産量の拡大が順調】

  • 1-3月期は、原油価格の回復を受けた原油生産部門が牽引して大幅な増収増益が続きました。基調純利益(一過性の費用などを除いた利益)は25.9億ドルと、17年1-3月期の15.1億ドルから71%増、17年10-12月期の21.1億ドルからも増加しています。
  • 税前利益に対する主要部門の貢献は、原油生産部門が31.7億ドル(前年同期は12.6億ドル)、石油精製部門が17.1億ドル(同17.1億ドル)、持ち分のあるロスネフチが2.5億ドル(同1.0ドル)です。石油換算生産量(ロスネフチ分を除く)は、メジャープロジェクト(同社の定義で2.5億ドル以上の投資案件)が順調で前年同期比9%伸びています。18年は6つのメジャープロジェクトが生産開始予定です。
  • 18年12月期の予想EPSは0.47ドル、予想配当は0.40ドルです。

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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