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2019-06-19 06:09:56

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜米10年国債利回りの動向に注意〜

2018/04/23
投資情報部 榮 聡


先週の米国株式市場は、週央にかけて大きく上昇する場面もありましたが、週後半はテクノロジーセクターの悪材料や長期金利の上昇を受けて反落しました。今週は1-3月期決算のピークを迎えるとともに米10年国債利回りの動向をにらんで神経質な展開となりそうです。

今回は先週に好決算を発表した企業からネットフリックス(NFLX)バンク オブ アメリカ(BAC)ゼネラル エレクトリック(GE)アメリカン エキスプレス(AXP)ユナイテッドヘルス グループ(UNH)を選んで、今週の5銘柄といたします。

主要企業の決算概要:先週に1-3月期決算を発表したネットフリックス(NFLX)、バンク オブ アメリカ(BAC)、IBM(IBM)、ジョンソン & ジョンソン(JNJ)、フィリップ モリス インターナショナル(PM)、プロクター & ギャンブル(PG)、ゼネラル エレクトリック(GE)をご報告しています。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
エネルギー 2.6% 9.8% -5.9%
資本財・サービス 2.1% 3.8% -5.4%
一般消費財・サービス 1.7% 2.7% -4.4%
金融 1.6% 3.9% -6.5%
素材 1.5% 5.2% -6.7%
公益事業 1.0% 2.5% -0.6%
S&P500 0.5% 3.2% -6.0%
ヘルスケア 0.3% 2.9% -7.3%
情報技術 -0.2% 2.9% -3.6%
電気通信サービス -0.3% 2.0% -8.0%
不動産 -1.0% 0.2% -6.5%
生活必需品 -4.4% -1.1% -13.8%
騰落率上位(1週) 騰落率
アメリカン・エキスプレス 8.3%
ゼネラル・エレクトリック(GE) 7.7%
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン 7.5%
キンダー・モルガン/デラウェア 7.4%
アマゾン・ドット・コム 6.8%
騰落率下位(1週) 騰落率
フィリップ・モリス・インターナショナル -17.3%
ブリストル・マイヤーズ スクイブ -12.8%
アルトリア・グループ -10.5%
クアルコム -7.7%
IBM -7.5%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、4/17(火)にネットフリックスやユナイテッドヘルスなどの好決算や原油価格の高騰を受けたエネルギー株の上昇が牽引して前週末比1.9%まで上昇しました。しかし、半導体企業の売上見通しの下方修正、IBM、フィリップモリスインターナショナル、プロクター&ギャンブルの決算への反応、アップルに対する証券会社のウォーニングなどに加え、10年国債利回りが急上昇したことから週末にかけて反落となりました。S&P500指数は週間で0.5%の上昇でした。

業種指数騰落率では、サウジアラビアが国営石油会社のIPOをにらんで原油価格を80〜100ドル(ブレント価格ベース)に引き上げたがっているとの思惑で「エネルギー」が続伸したほか、「資本財・サービス」「一般消費財・サービス」などの景気敏感セクター、長期金利上昇が恩恵となる「金融」が上位となりました。一方、最下位の「生活必需品」はタバコ株の大幅下落が効いています(図表2)。

先週発表の経済指標では、3月の米小売売上高が前月比0.6%増と市場予想の同0.4%増を大きく上回り、3ヵ月連続の低下から回復、前年同月比でも4.5%増へ戻しました。また、3月米鉱工業生産も前月比0.5%増と昨年10月以来の好調を維持しています。一方、中国の1-3月期実質GDPは前年同期比6.8%増で予想並みとなり、3月鉱工業生産、固定資産投資は予想を下回って、中国経済の鈍化を示唆しました。

個別企業(今週の5銘柄に取り上げたもの以外)では、メルク(MRK)のがん免疫治療薬「キイトルーダ」と化学療法の併用が化学療法のみに比べて死亡率を50%引き下げ、ブリストルマイヤーズスクイブの療法を上回る効果を示したこと、ベスト バイ(BBY)がテレビの販売や「Fire TV」の使用でアマゾンとの提携を発表したこと、半導体製造装置のASML ホールディングス NYRS(ASML)ラムリサーチ(LRCX)の弱いガイダンス、台湾セミコンダクター ADR(TSM)がスマホおよび仮想通貨関連需要の弱まりを理由に通年の売上見通しを前年比10〜15%増から同10%増に引き下げたことが半導体セクター全体の株価下落に波及したこと、などが注目されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、ピークを迎える1-3月期決算、4/20(金)に2.96%まで上昇した米10年国債利回りの動向、4/27(金)の南北首脳会談(朝鮮半島)などに注目が集まりそうです。企業決算は好調で相場の下支えになると見込まれますが、10年国債利回りが3%を超えてくると株式には下押し圧力となりそうです。

テクニカルには、S&P500指数の2,700ポイント辺りに一目均衡表の「雲」、50日移動平均線、100日移動平均線などが集中して上値抵抗となっているため、この下の水準でもみ合いやすいと考えられます。

米10年国債利回りは、米中貿易摩擦への懸念で株価が急落した4/2(月)に直近のボトムをつけて以来、4/6(金)の4月非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る前月比32.6万人増、4/11(水)の3月消費者物価指数が前年同月比2.4%増に上昇、FOMC(米公開市場委員会)議事要旨がタカ派と捉えられたこと、4/16(月)の3月小売売上高が前月比0.6%増などを受けて上昇してきました。

先週後半には、米中貿易摩擦への懸念が後退する一方、WTI原油先物価格が14年以来となる68ドル台をつけて物価上昇が意識される中、地区連銀経済報告(ベージュブック)が米国経済の堅調を示したことから、年内の利上げが4回となる可能性が意識されたと見られます。来週5/1(火)〜5/2(水)のFOMCも視野に入ることから、米長期金利の動向には注意が必要でしょう。

企業業績については、S&P500指数採用企業で4/20(金)までに発表した86社の集計で、売上が前年同期比10.3%増、EPSが前年同期比25.2%増、市場予想に対してそれぞれ1.9%、7.1%上回って全体として好調です。ただ、実績は市場予想を上回る企業が多いものの、企業が発表する見通しについては失望されるものも散見されます。今週も波乱となる銘柄もありそうです。

今週の経済指標として、4/23(月)に米国の3月中古住宅販売件数(前月比0.2%増の予想)、4/24(火)に3月新築住宅販売件数(前月比1.1%増の予想)、4/26(木)に米国の3月耐久財受注(前月比1.1%増の予想)、4/27(金)の米1-3月期実質GDP(前期比年率2.1%増の予想)などが予定されています。

企業決算では、4/24(火)にアルファベット、3M、コカ コーラ、ロッキードマーチン、4/25(水)にフェイスブック、ペイパル ホールディングス、ボーイング、AT&T、ツイッター、4/26(木)にアマゾンドットコム、マイクロソフト、ビザ、インテル、スターバックス、アルトリアグループ、4/27(金)に エクソンモービルの発表が予定されています。

主要企業の業績予想については、4/20(金)掲載の「アメリカNOW! フラッシュ」をご参照ください。

今週の5銘柄

今回は先週に好決算を発表した企業からネットフリックス(NFLX)バンク オブ アメリカ(BAC)ゼネラル エレクトリック(GE)アメリカン エキスプレス(AXP)ユナイテッドヘルス グループ(UNH)を選んで、今週の5銘柄といたします。

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(4/20)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートネットフリックス(NFLX)110.30ドル100.5 ・巨額の投資によって魅力的なコンテンツを生み、加入者を引きつけることに成功、インターネットTV市場でリーダーの地位を確保しています。

・1-3月期決算について詳しくは、本レポートの「主要企業の決算概要」をご覧ください。
買付チャートバンク オブ アメリカ(BAC)311.65ドル11.9 ・消費者向け金融サービスや資産運用など利益の経常性が高い部門が牽引して業績好調を維持、JPモルガンチェースとともに米大手銀行の注目銘柄です。

・1-3月期決算について詳しくは、本レポートの「主要企業の決算概要」をご覧ください。
買付チャートゼネラル エレクトリック(GE)130.62ドル15.3 ・電力部門は引き続き厳しいものの、他の部門がカバーして増益を達成、さらなる減配に対する懸念が後退したと見られます。

・1-3月期決算について詳しくは、本レポートの「主要企業の決算概要」をご覧ください。
買付チャートアメリカン エキスプレス(AXP)73.63ドル14.0 ・為替による影響とコストコの契約喪失を調整した基調収益は、17年2Q、3Q、4Qとも前年同期比8%増で高原状態となっていましたが、18年1-3月期は同10%増に加速しました。世界経済の回復に加え、米国の消費者心理が高い水準となっていることと整合的で、その恩恵を順当に捉えていると言えるでしょう。

・クレジットカード関連の会社というと、ビザ、マスターカードと同社になりますが、ビザとマスターカードはカード決済のインフラに特化しているのに対して、同社は消費者に対する与信を主力事業としてビジネスモデルが大きく異っています。このためアメリカンエキスプレスは景気感応度が高く、景気が回復する局面では両社をアウトパフォームする傾向がありますが、現在はそのような局面と考えられます。

・1-3月期決算は収益が97.2億ドルで前年同期比12%増、EPSは1.86ドルで同38%増、市場予想をそれぞれ2%、9%上回って好調でした。通年のガイダンスは、収益が前年比8%増以上、EPSが6.90〜7.30ドルで据え置かれましたが、EPSはレンジ上限になりそうだとしています。
買付チャートユナイテッドヘルス グループ(UNH)342.60ドル18.6 ・同社は米国の医療保険制度の中で事業を営んでおり、日本人の生活に関係がないため、分かりにくい会社です。しかし、NYダウ採用の大企業で、貿易摩擦に関係がなく、かつ、高成長を遂げているため、現在のような相場環境では物色されやすいと考えられ、注目できるでしょう。

・1-3月期決算は、売上が552億ドルで前年同期比13%増、営業利益が41億ドルで同19%増、EPSが3.04ドルで同28%増で、市場予想に対して売上は1%、EPSは5%上回って好調です。米国を中心に医療保険を提供する「ユナイテッドヘルスケア」は、保険加入者の増加により前年同期比17%増収、医療関連ITサービスなどを提供する「オプタム」は、事業展開によって同11%の増収でした。

・業績の好調を受けて通年のEPSガイダンスを12.30〜12.60ドルから12.40〜12.65ドルに引き上げられています。アナリストの目標株価は273.2ドルで、現値から16%の乖離があります。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。いずれも18年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週発表された主要企業の決算概要

銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
ネットフリックス(NFLX) 売上(億ドル) 37.0 40% 0% 33%
4/16、4/17、336.06ドル、+9.2% EPS(ドル) 0.64 60% 1% 173%

【加入者純増はガイダンスを再び大幅に上回った】

  • 1-3月期の加入者純増は、国内1.96百万人(ガイダンスは1.45百万人)、海外は5.46百万人(ガイダンスは4.90百万人)と再びガイダンスを上回りました。売上が前年同期比40%伸びたうち、加入者の増加によって25%増、値上げによる加入者当たり売上増によって14%増となっています。業績好調の背景としてコンテンツの成功があげられ、今年は75〜80億ドルと米メディアでもトップ級の支出が計画されています。
  • 4-6月期のガイダンスは、加入者純増が国内1.20百万人(前年同期は1.07百万人)、海外は5.00百万人(同4.14百万人)、売上高は39.34億ドル(前年同期比41%増)、EPS0.79ドル(同5.3倍)です。18年12月期の営業利益率は、17年12月期実績の7.2%に対して、10%を目標としています。1-3月期はコンテンツへ支出のタイミングにより、計画以上の12%になったとしています。
  • インターネットTV市場には参入が相次いでいますが、同社は先行者メリットに加え、コンテンツの人気によって、引き続きリーダーの地位を確保しています。4/20(金)時点のアナリストの目標株価平均は、324.00ドルまで引き上げられています。
バンク オブ アメリカ(BAC) 売上(億ドル) 232 3% 1% 2%
4/16、4/16、29.93ドル、+0.4% EPS(ドル) 0.62 49% 5% 28%

【経常性の高い部門が牽引して税前利益が前年同期比15%増】

  • 1-3月期決算は、個人向け金融と資産運用が牽引して税前利益が前年同期比15%増、純利益が同30%増と好調を維持しました。純金利収入は利ざや拡大と貸出増を背景に前年同期比5%増、非金利収入は株式と資産運用フィーの増加により3%増でした。預金額は前年同期比3%増、貸出残高は同5%増でした。
  • コンシューマー・バンキング部門は、純金利収入が牽引して収益が前年同期比9%増、税前利益は同19%増、グローバル・ウェルス&インベストメント・マネジメント部門は顧客資産が同5%増えて税前利益は同12%増と好調でした。グローバル・バンキング部門は貸出残高が前年同期比3%増えたものの、投資銀行フィーが減少して、税前利益は同2%減、グローバル・マーケッツ部門の税前利益は横ばいでした。
  • 大手銀行の中では、JPモルガンチェースとともに業績の好調が目立っており、引き続き注目できるでしょう。18年12月期の予想EPSは2.54ドル、予想PERは11.9倍で、概ね同業他社並みです。
IBM(IBM) 売上(億ドル) 191 5% 1% 4%
4/17、4/18、148.79ドル、-7.5% EPS(ドル) 2.45 3% 1% 3%

【人員再配置費用の増加で税前利益が前年同期比14%減】

  • 1-3月期はドル安の効果もあって前年同期比5%増へ10-12月期の同4%増から改善、粗利額も同3%増で10-12月期の同1%増から改善しています。一方、税前利益が人員再配置に係る費用増で、10-12月期の同5%減から同14%減に悪化しました。18年の業績ガイダンスは、調整後EPSの「少なくとも13.80ドル」が維持されました。
  • 主力部門の売上は、コグニティブ・ソリューションが43億ドルで6%増(10-12月期は3%増)、グローバル・ビジネス・サービスが42億ドルで4%増(同1%増)、テクノロジー・サービス&クラウド・プラットフォームが86億ドルで同5%増(同1%減)、システムが15億ドルで同8%増(同32%増)でした。部門を横断する「戦略上不可欠な売上」(クラウド、モバイルコンピューティング、ビジネス・アナリティクス、セキュリティなど)の17年の売上は377億ドルで前年比12%増でした。
  • 法人税減税の恩恵を人員再配置のコスト増で相殺したことが嫌気されたと見られます。米国では法人税減税で企業のIT投資は増加が見込まれ同社にも恩恵が期待されますが、市場の変化に対応するためのコストが隠れており、業績は一気に改善とはいかないようです。アナリストの目標株価平均は171.39ドルです。
ジョンソン エンド ジョンソン(JNJ) 売上(億ドル) 200 13% 3% 12%
4/17、4/17、130.54ドル、-0.9% EPS(ドル) 2.06 13% 3% 10%

【医薬品部門が牽引して基調売上が大幅改善】

  • 1-3月期の基調売上は前年同期比8.4%増と、10-12月期の同4.2%増から大幅に改善しました。ドル安による売上の押し上げとスイスの製薬企業アクテリオンの買収効果で報告ベースの売上は前年同期比13%増でした。18年12月期のガイダンスは、売上が810〜818億ドル(前年比6.0〜7.0%増)へ前年比0.5%ポイント引き上げられ、EPSが8.00〜8.20ドル(同9.6〜12.3%増)で維持されました。
  • 部門別の売上は、医薬品部門が乾癬治療薬「ステラーラ」、多発性骨髄腫治療薬「DARZALEX」の増加などの貢献で前年同期比19.4%増(オーガニックには同15.1%増)、ベビーケア、キズケアの落ち込みをビューティ製品などの伸びでカバーした消費者部門が同5.3%増(同1.3%増)、コンタクトレンズの「ワンデーアキュビューオアシス」などが伸びた医療用機器部門が同7.5%増(同3.2%増)でした。
  • 同社は年間売上10億ドルのポテンシャルがある新薬を19年までに10個申請する計画で、医薬品部門のパイプラインが強く、中期的な成長が期待されます。18年12月期の予想EPSは8.12ドル、アナリストの目標株価平均は145.45ドルです。
フィリップ モリス インターナショナル(PM) 売上(億ドル) 69.0 14% -2% 19%
4/19、4/19、85.64ドル、-15.6% EPS(ドル) 1.00 2% 11% 19%

【日本での加熱式たばこの普及見通しを下方修正】

  • 決算を受けての株価の大幅な下落は、通年の業績ガイダンスに注意を促す中で「1-3月期の日本でのIQOS機器の販売は同社の当初想定を下回ったが、これは普及のポイントが(急速に普及が進んだ若年層から)普及に時間がかかる保守的なアダルト層に達したためと見ている。」として普及見通しを見直したことが要因と見られます。
  • 以前にもお伝えした通り、日本は加熱式たばこの世界的な実験場となっています。このため、日本におけるIQOSの動向は今後の世界市場を占うものとして市場で重視されています。ただ、1-3月期にはブリティッシュアメリカンタバコの「glo」が強力な拡販をして、この影響も大きかったと見られます。競争は始まったばかりで、これで諦めるのは早いと見られます。
  • 1-3月期の売上は値上げとドル安の効果で前年同期比14%増(ドル安の効果を除いて同8%増)ですが、市場予想を2%下回りました。紙巻たばこと加熱式たばこの出荷本数は前年同期比2.3%減(紙巻たばこは同5.3%減、加熱式たばこが同2.2倍)で、10-12月期の同3.8%増(紙巻たばこが同2.1%減、加熱式たばこが同4.3倍)から大きく減速したことが売上予想の未達につながったと見られます。18年12月期のガイダンスは、売上が為替の影響を除いて前年比8%増、調整後EPSが前年比8〜10%増の5.25〜5.40ドルへ前回の5.20〜5.35ドルから引き上げられています。アナリストの目標株価平均は108.19ドルです。
プロクター アンド ギャンブル(PG) 売上(億ドル) 163 4% 0% 3%
4/19、4/19、74.95ドル、-3.3% EPS(ドル) 1.00 4% 2% 10%

【オーガニック成長率の見通しがやや低下】

  • オーガニック売上成長率(為替や事業買収・売却の影響を除いた成長)は10-12月期の前年同期比2%増から同1%増へ低下、一方為替の影響は10-12月期の同1%増から同4%増となって、報告ベースの売上モメンタムが改善しています。オーガニック売上成長は、数量増によるもので(グルーミング、ヘルスケア、ファブリック&ホームケアが牽引)、価格の寄与は全体としてマイナスでした。原材料費、運送費の上昇などを受けて、営業利益は前年同期比2%減にとどまりました。
  • 18年6月期ガイダンスは、オーガニックの売上成長が2〜3%増、為替や事業買収・売却の影響をひっくるめて0〜0.5%ポイントのプラスで、報告ベースの売上成長率は約3%が維持され、コアEPSは前年度の3.92ドルに対して前年比6〜8%増から同5〜8%増へ引き上げられました。しかし、オーガニックの売上成長率はレンジの下限になりそうだとしました。
  • CEOは決算リリースで「我々は、いくつかの難しい市場で大きな事業をもっている。我々が事業を営んでいるエコシステムは崩壊し、変化した。我々はより速く変化する必要がある。」としています。小売業の在庫圧縮などを指していると見られますが、事業環境が苦しいことは窺えます。決算当日、独製薬大手メルクの消費者向けヘルスケア事業を42億ドルで買収すると発表していますが、成長を補うためとすればややネガティブな印象です。
ゼネラル エレクトリック(GE) 売上(億ドル) 287 9% 4% -5%
4/20、4/20、14.54ドル、+3.9% EPS(ドル) 0.16 14% 33% -41%

【株価は底入れした可能性】

  • 1-3月期は電力、オイル・ガスは引き続き厳しいものの、航空、ヘルスエア、再生エネルギー、運輸などは好調で調整後EPSは増益を達成しました。売上はベイカーヒューズの買収効果により報告ベースで前年同期比9%増、オーガニックには同4%減、受注は報告ベースで同10%増、オーガニックには横ばいでした。
  • 部門別の利益は、電力前年同期比38%減(10-12月期は同88%減)、航空同26%増(同2%増)、オイル&ガス同30%減(同25%減)、運輸同37%増(同40%減)、ヘルスケア同11%増(同13%増)、再生エネルギー同10%増(同25%増)です。電力部門の売上は前年同期比9%減、機器の受注が同40%減と厳しい状況が続いています。
  • 18年12月期の調整後EPSガイダンスは、1.00〜1.07ドルが維持されました。電力部門の減益圧力を航空部門、ヘルスケア部門、本社部門などでカバーする見通しです。さらなる減配に対する懸念が後退したと見られ、株価は3/26(月)につけた12.73ドルが安値となる可能性が高まってきたと言えそうです。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
23(月)・シカゴ連銀全米活動指数(3月)
・米中古住宅販売件数(3月)
ハリバートン、ハズブロ
24(火)・ドイツIFO企業景況感指数(4月)
・S&Pコアロジック住宅価格指数(2月)
・米新築住宅販売件数(3月)
・コンファレンスボード消費者信頼感(4月)
アルファベット、3M、コカ・コーラ、ロッキード・マーチン
ベライゾン・コミュニケーションズ、
キャタピラー、コーニング
テキサス・インスツルメンツ、ユナイテッド・テクノロジーズ
バイオジェン、パルトグループ、フリーポート・マクモラン
エドワーズライフサイエンス、ネクステラエナジー
25(水)フェイスブック、ペイパル・ホールディングス、ボーイング
AT&T、グラクソスミスクライン、ツイッター、
ヴァーレ
アラインテクノロジー、フォード、ゼネラル・ダイナミクス
ノースロップ・グラマン、ウィンダム・ワールドワイド
コムキャスト、アムジェン、アンフェノール、イルミナ
26(木)・ECB主要政策金利
・米耐久財受注(3月)
アマゾンドットコム、マイクロソフト、ビザ、インテル
スターバックス、アルトリアグループ
アドバンストマイクロデバイセズ、
ペプシコ、クアルコム
アッヴィ、レイセオン、
UPS、アフラック
ブリストルマイヤーズスクイブ、ニューモントマイニング
コノコフィリップス、ゼネラルモーターズ、
27(金)・韓国と北朝鮮の首脳会談(韓国、板門店)
・中国工業部門利益(3月)
・ユーロ圏業況判断指数(4月)
・米実質GDP(1-3月期、速報値)
・ミシガン大学消費者マインド(4月)
エクソンモービル、シェブロン
コルゲートパルモリーブ、KLAテンコール
30(月)・中国製造業・非製造業PMI(4月)
・米個人所得・個人支出(3月)
・米PCEコアデフレータ(3月)
・シカゴ購買部協会景気指数(4月)
・米中古住宅販売仮契約(3月)
マクドナルド、アラガン、ロウズ
1(火)・米建設支出(3月)
・ISM製造業景況指数(4月)
・米自動車販売台数(4月)
アップル、テスラ、スクエア、ギリアドサイエンス、スプリント
ファイザー、BP、
メルク、タペストリー、アンダーアーマー
シーゲートテクノロジー、モンデリーズ
2(水)・財新中国製造業PMI(4月)
・ユーロ圏実質GDP(1-3月期、速報値)
・ADP雇用統計(4月)
・FOMC(米連邦公開市場委員会)政策金利
クラフトハインツ、スナップ、マスターカード
スリーディシステムズ、
エスティローダー、CVSヘルス
ヤムブランズ、サザン
3(木)・ユーロ圏生産者物価指数(3月)
・ユーロ圏消費者物価指数(4月)
・米貿易統計(3月)
・ISM非製造業景気指数(4月)
フェラーリ、ダウデュポン、FMC、クラフトハインツ
4(金)・ユーロ圏小売売上高(3月)
・米雇用統計(4月)
バークシャーハサウェイ(E)、HSBC
アクティビジョンブリザード、セルジーン、VF

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。日付は現地時間によります。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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