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2019-10-16 02:07:42

マーケット > レポート > アメリカ NOW!今週の5銘柄 >  ジム・クレイマー注目の「クラウド・キング」7銘柄

アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜ジム・クレイマー注目の「クラウド・キング」7銘柄〜

2018/03/19
投資情報部 榮 聡

先週の米国株式市場は、トランプ政権の国内政治不安、「米国第一主義」の先鋭化と米中貿易摩擦激化が懸念されて反落となりました。今週も堅調な米国経済や好調な企業業績など良好な足もとのファンダメンタルズと、貿易摩擦の広がりなど先行きに対する懸念の綱引きとなりそうです。

今回はCNBCの株式コメンテーター、ジム・クレイマー氏が相場の牽引役として注目する「クラウド・キング」7銘柄から、アドビ システムズ(ADBE)セールスフォース ドットコム(CRM)サービスナウ(NOW)レッドハット(RHT)VMウェア A(VMW)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
公共事業 2.6% 0.8% -6.0%
電気通信サービス -0.7% -2.0% -5.2%
一般消費財・サービス -0.7% 0.5% 6.6%
エネルギー -0.8% -0.5% -3.0%
ヘルスケア -0.9% 0.3% 2.2%
情報技術 -1.0% 4.4% 8.5%
S&P500 -1.2% 0.7% 2.6%
資本財・サービス -2.0% -0.8% 1.6%
生活必需品 -2.1% -4.0% -6.8%
金融 -2.4% -0.1% 3.3%
素材 -3.2% -2.1% -1.3%
騰落率上位(1週) 騰落率
アラガン 7.4%
ネクステラ・エナジー 4.0%
フォード・モーター 3.9%
マクドナルド 3.3%
エクセロン 2.3%
騰落率下位(1週) 騰落率
ボーイング -6.8%
DowDuPont Inc -5.9%
CVSヘルス -5.2%
アッヴィ -4.7%
モンサント -4.6%

※注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、(1)3/13(火)にトランプ大統領がティラーソン国務長官を解任、後任に対中強硬派のポンペオCIA長官を充てること、(2)中国に対して対米貿易黒字を1,000億ドル削減(17年の対米貿易黒字は3,752億ドル)するよう圧力をかけているとの報道、(3)3/14(水)には国家経済会議委員長に保守派の経済評論家クドロー氏を充てるとしたこと、がトランプ政権の「米国第一主義」の先鋭化や米中貿易摩擦への懸念を高め、反落となりました。S&P500指数は週間で1.2%の下落でした。

業種指数騰落率では、米10年国債利回りがピークアウトの形となったことから、投資指標として配当利回りが重視される「公益事業」が買戻しを受けて上昇しています。一方、金利低下を受けて「金融」は比較的大きく下げました。「情報技術」も反落ですが、S&P500指数を上回って相対的な堅調は維持されていると見られます。

先週発表の経済指標では、2月の小売売上高は前月比0.1%減で同0.3%増の市場予想を下回りました。前年比では17年9月から12月まで5%増以上であったものが、18年に入って2ヵ月連続で同4%前後と消費の盛り上がりは一段落となっています(図表3)。一方、2月の米鉱工業生産は前月比0.3%増の市場予想を大きく上回る同1.1%増、ミシガン大学消費者信頼感は99.5の市場予想を上回る102と良好でした。3/16(金)に発表されたこの2つの指標は、下ブレつつあった市場の景気センチメントを押し戻したと見られます。2月の米消費者物価指数のコア指数は前年比1.8%増で市場予想通りでした。

個別企業(今週の5銘柄に取り上げたもの以外)では、ブロードコム(AVGO)によるクアルコム(QCOM)の買収案件は、ブロードコムが中国企業との関係が深く国家安全保障上の問題があるとして大統領令によって阻止されたこと、アリババグループ(BABA)は中国政府の意向を受けて今夏にも中国市場に上場する可能性があるとWSJ紙が報じたこと、ゼネラル エレクトリック(GE)は最新の「LEAP」エンジンについてインドの航空会社から125億ドルのサービス契約を獲得した一方、JPモルガンのアナリストが配当の持続性に疑問を呈して目標株価を11ドルに引き下げたこと、などが注目されました。

今週の米国株式市場

米国株式市場は、堅調な米国経済や好調な企業業績など良好な足もとのファンダメンタルズと、貿易摩擦の広がりやトランプ政権の政策先鋭化による先行きに対する懸念の綱引きとなりそうです。当面の展開がありそうなのは後者であることから、相場の上値は重そうです。

注目材料として、3/21(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表、ファイル共有サービスを運営するドロップボックス(DBX)の新規株式公開(IPO)、3/19(月)のAT&Tによるタイムワーナーの買収を司法省が阻止した件に関する裁判の開始、などがあげられます。

FOMCの結果発表では、政策金利の上限が1.5%から1.75%に0.25%ポイント引き上げられる見通しです。金利先物から計算される利上げ確率は99%に達しており、市場の注目は18年の利上げ回数が昨年12月の3回から引き上げられるかどうかに集まりそうです。ドロップボックスは、届け出書類で目標とする時価総額が63〜71億ドルとなっており、比較的大きいIPOとなる見込みです。

テクニカル的にはS&P500指数は1月末以来のS&P500指数は「三角保ち合い」を形成しつつあり、現値に近い2,750ポイント前後に収斂していきそうです(図表2)。仮に今週も相場の下落が続く場合、2,700ポイント辺りでは下値抵抗が期待できそうです。

今週の経済指標として、3/21(水)に米国の2月中古住宅販売件数(前月比0.7%増の予想)、3/23(金)に米国の2月耐久財受注(前月比1.7%増の予想)、米国の2月新築住宅販売件数(前月比4.1%増の予想)などの発表が予定されています。

主要企業の決算発表では、オラクル、フェデックス、マイクロンテクノロジー、ナイキなどが予定されています。

今週の5銘柄

今回は市場での物色傾向が強まっているテクノロジー企業の中で、今後のリード役になる可能性がある「クラウド」関連の銘柄を取り上げます。全般相場は上記のように上値の重い展開が想定されますが、相場が下落した際の買い候補として準備しておきましょう。

CNBCの株式コメンテーター、ジム・クレイマーが3/12(月)のMad Money「クレイマーがテックの最もホットな新しい銘柄グループを紹介する:“クラウド・キング”(Cramer introduces tech's hottest new stock group: the 'cloud kings')」で紹介していたものです。

氏曰く、「私はここ数年繰り返しクラウド革命についてお話してきました・・・しかし、実のところ、それはまだ初期の段階にあり、これがクラウドの7キングを私がまだ選好する理由です。」「多くのケースでこれら銘柄は、いま実にexpensiveです。キングは安くは手に入りません。」「番組の常連さんなら、私が高値を追うのが嫌いなことはご存知でしょう。しかし、これら銘柄が押し目を入れるめったにない機会は、これまですばらしい買い場となってきました。」としています。

株価はexpensiveではあるが中長期のファンダメンタルズに強気で、下げたところは買おうというメッセージです。クラウドが初期の段階にあるということについては、先日筆者がお話を聞いたAWS(アマゾンウェブサービス)ジャパンの方も、現在の状況を社内では「Day1」と表現することが多いとおしゃっていました。

クラウドキングの7銘柄から、アドビ システムズ(ADBE)セールスフォース ドットコム(CRM)サービスナウ(NOW)レッドハット(RHT)VMウェア A(VMW)を選んで今週の5銘柄といたします。

上記以外の2銘柄は、ITネットワークで大量に発生するマシンデータ(コンピュータのログ)の収集、検索、分析、可視化が行えるプラットフォームを提供するスプランク(SPLK)とサービスナウ同様に人事や財務部門の業務を効率化するソフトウェアを提供するワークデイ A(WDAY)です。いずれも、クラウド関連の“ショッピングリスト”に入れおいて良い銘柄だとしています。

図表3:米小売売上高の盛り上がりは一服

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(3/16)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートアドビ システムズ(ADBE)225.55ドル35.7 ・「Photoshop」「Illustrator」「PDF」などWEBページ作成に関わる様々なソフトウェアやサービスや、「Adobe Analytics」「Adobe Audience Manager」などマーケティング・分析関連のソフトウェアなどを展開している大手企業です。

・ジム・クレイマーは、「同社はデジタルメディアとマーケティングのソフトウェアの分野では抜きんでた会社だ。」「株価が動き始めたのは、事業をパッケージソフトの販売からクラウドベースに移行してからで、現在サブスクリプション収入の増加に拍車がかかっている。」

・3/15(木)に発表された12-2月期決算は、クレイマーは「良すぎないといいが」としていましたが、売上は前年同期比24%増、調整後EPSは1.55ドルで市場予想を0.11ドル上回って好調が持続しました。アナリストの目標株価平均は245.13ドルです。
買付チャートセールスフォース ドットコム(CRM)125.97ドル61.4 ・企業向けソフトウェアをクラウドで提供する企業で、販売、顧客サービス、マーケティング、社内コミュニティなどのプラットフォームを提供しています。顧客関係管理(CRM)ソフトウェアでは世界最大です。

・ジム・クレイマーは、同社を「ザ・キング・オブ・クラウド」だとしています。企業向けソフトウェアの分野で年率売上が120億ドルに最も早く到達した高成長企業で、顧客の行動を予測する人工知能「アインシュタイン」を導入してサービスとして提供していることも評価ポイントとしています。短期的には株価に上昇過熱感があるため、調整を待ちたいところだとしています。

・アナリストの目標株価平均は137.45ドルです。
買付チャートサービスナウ(NOW)169.98ドル84.1・企業向けにITサービスをクラウドで提供する米国のグローバル企業です。インシデント管理、問題・変更管理、リリース管理、システム設定管理、資産管理、ソフトウェア開発ライフサイクル管理、コスト管理、ベンダーのパフォーマンス管理などを実現するITサービス自動化アプリケーションのほか、HR(ヒューマン・リソース)サービス自動化アプリケーションを提供しています。17年12月期の売上は19.3億ドル、時価総額は297億ドルです。

・ジム・クレーマーは、「ITサービス事業で高い社会的信用を得た会社であるが、この会社の将来は、バックオフィス業務の自動化を含む、現在は付属的なビジネス群にあると見ている」とします。バックオフィス業務の自動化は日本でもこれから注目されそうな投資テーマですが、米国の関連企業として注目できるでしょう。

・18年12月は、売上は25.5億ドルで前年比32%増、営業利益は5.1億ドルへ、調整後EPSは2.02ドルへの黒字転換が見込まれています。アナリストの目標株価平均は172.06ドルです。
買付チャートレッドハット(RHT)154.17ドル53.5 ・米国のオープンソースデベロッパーで、OS、仮想化、クラウド関連ソフトを提供します。主力製品はLinuxディストリビューション「Red Hut Enterprise Linux」、仮想化管理「Red Hut Enterprise Virtualization」、ストレージ管理「Red Hut Storage Server」などです。17年12月期の売上は24.1億ドル、時価総額は273億ドルです。

・ジム・クレイマーは、「同社はオープンソースの企業向けソフトウェアで世界トップ企業だ。最近、企業が自社のプライベートクラウドを作るのをサポートする事業を始めたが、同社の売上が離陸したのは、この動きからだ。」「12-2月期決算の発表を2週間後に控えるが、これまでウォール街は同社の業績を誤解して株価が下げることがあった。今回もそうなって買いのチャンスとなることを祈ろう。」としています。

・3/26(月)に12-2月期決算の発表が予定されています。売上は7.6億ドルで前年同期比21%増、EPSは0.81ドルで同2.3倍が見込まれています。アナリストの目標株価平均は137.45ドルで、現値はこれを大きく上回っています。
買付チャートVMウェア A(VMW)124.47ドル20.8・サーバーの仮想化技術とサービスを提供する米国会社です。業界をリードする仮想化ソリューション・プラットフォーム「VMware vSphere」の導入により、顧客は設備投資や運営経費の削減、俊敏性の向上、ビジネス継続性の確保、セキュリティーの強化の実現が可能となります。18年1月期の売上は79.2億ドル、時価総額は129億ドルです。

・ジム・クレイマーは、「同社の親会社である非上場のデルが再上場するために、子会社ながら上場を維持しているVMウェアにデルを逆に買収させて、実質的に上場するとの噂がウォール街にある点については、注意が必要だとしています。」VMウェアは、16年にデルが親会社のEMCを買収したことで、現在はデルの子会社になっています。

・19年1月の業績は、売上が87.2億ドルで前年比10%増、EPSは5.98ドルで同56%増が見込まれています。アナリストの目標株価平均は、138.96ドルです。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。アドビシステムズは18年11月期、セールスフォースドットコムとVMウェアは19年1月期、サービスナウは18年12月期、レッドハットは19年2月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
19(月)・日本貿易統計(2月)
・中国住宅価格(2月)
タイムワーナー買収を巡る米司法省とAT&Tの裁判開始
20(火)・ドイツZEW調査(3月)
・ユーロ圏消費者信頼感(3月)
オラクル、フェデックス
21(水)・米中古住宅販売件数(2月)
・FOMC政策金利
22(木)・ドイツIFO企業景況感(3月)
・ECBの経済見通し
マイクロンテクノロジー、ナイキ
23(金)・米国の鉄鋼・アルミニウム輸入制限発動
・米耐久財受注(2月)
・米新築住宅販売件数(2月)
シンタス
26(月)・シカゴ連銀全米活動指数(2月)レッドハット
27(火)・ユーロ圏景況感(3月)
・S&Pコアロジック住宅価格指数(1月)
・コンファレンスボード消費者信頼感(3月)
28(水)・米実質GDP(10-12月期、確報値)
・中古住宅販売仮契約(2月)
ウォルグリーンブーツアライアンス
29(木)・米個人所得・個人支出(2月)
・米PCEコアデフレータ(2月)
・シカゴ購買部協会景気指数(3月)
・ミシガン大学消費者マインド(3月)
PVH、コンステレーションブランズ
30(金)・日本鉱工業生産(2月)

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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